今回は以下のような方に向けておおくりします。
- 顔で自分の恋人を好きになったことに罪悪感を持っている人
- 「顔が好き」と言われて、なんかモヤモヤする男女
- 面食いであることに罪悪感を持っている人
- 話しのネタが欲しい人等
今回の話題は「「顔が好き」で付き合うか決めるのは本能で、男女ともに普通の事である」という話です。
恋愛で一番大事なものって何でしょうか?世間一般向けの正解は「性格」ですよね。でも、進化心理学や生物学における正解は、「顔を始めとした容姿等」。
なのでね、別に「顔が好き」と言われたみなさんは、何も気にすることはないんですよ、それは普通のこと。
それに「顔が好き=顔以外はどうでもいい」という意味ではないので、そこは勘違いしないでほしいですね。もっと、自信もっていきましょ。あなたはおそらくイケメン、美人なんだわ。ま、知らんけど。
なお、「顔が好きで別れられない」という悩みに対する対策についてはリンク先の記事からどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
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目次
本能的には顔で好きになって当然である
人間も生物の一種であるので本能によって、自分の伴侶を選ぼうとします。
そこで重要になるのは、例えば「声、容姿」といったものです。特に容姿に関しては、恋愛において絶大な影響力を持っています。
というのも、顔がよい、つまり「顔が平均的である」等いった特徴は、免疫力の高さの指標となるからです。
ちなみに現代の日本で言うと、高身長とか高学歴、高収入なんて要素も「基本的に『顔がいい』」という要素一つに全てねじ伏せられる印象がありますね。
顔がよい事は「免疫力の高さの指標」でもあり、高身長や高収入、高学歴といった各種用をと比べても圧倒的なモテ要素。
もう、その威力は圧倒的。特に若年層ほどこの傾向が顕著と感じます。事実、容姿がどれくらい恋愛に影響力を及ぼすかは、これまで数々の心理学の研究でも実証されてきたことです。
例えば、そういった研究には1966年ミネソタ大学のウォルスターさんによる「コンピュータ―デート実験」と言われるものがあります。
この実験では「コンピュータにより性格の合う人が選ばれ、その人とパーティを共に過ごしてもらいます」と伝えられたうえで、被験者達の間でペアがつくられました。
しかし、実際にはコンピュータ等使っておらず、完全にランダムにペアが組まれていたんですね。
で、その後、パーティが終わった後で、被験者たちに「もう一度同じ相手とデートしたいか」と聞いたんです。その結果、もう一度デートをしたいかの判断は外見的魅力にまあまあ左右されていたのです。
ちなみに、相関係数でいうと、男性0.36、女性0.44。相関係数が0.3~0.5未満という事なので、「非常に弱い相関が見られる」という事になりますね。
で、問題はこの後でして、この後にほぼ同様のコンピューターを用いた実験を1990年にマイケル=ルイスさんという方が行っています。
すると、結果は「もう一度デートしたい理由」の一位に「外見」が来てしまったのです。おまけに相関係数は0.89。相関係数が0.7~0.9未満ということですから、強い相関が見られるという事になります。
ちなみに、こういった恋愛に関する研究は日本でも行われており、そういった実験には1985年に松井豊さんと山本真理子さんらによって行われたものがあります。
この実験では、男子大学生10名に女性の写真を見せ「デートに誘いたい」と思うかどうかを調べました。その結果、デートに誘うか否かは相手の容姿の美しさだけが重要な要因となっていたそうな。
もっともこの実験の前提に「お互いに出会ったばかりである」という事があるのには注意が必要ですけどね。
なので、ここまでの話をまとめると、「恋愛初期(であったばかり等)では外見が非常に重要である」ということになります。
外見がタイプではなくとも、学校や職場で知り合ってそこでお互いのことを理解していって恋愛関係に至るという事は十分あり得ます。
恋愛初期では、容姿が付き合うか等の決め手になる
顔が好きで結婚したほうが離婚はしにくい
さて、そろそろ「顔が好きで何が悪い」といった心境になってきましたかね?
まあ、もう一つくらい何か「顔が好き」であることが恋愛や結婚に重要だっていう証拠だしてみましょうか。
例えば、アメリカの調査によると、一目ぼれをしたカップルは結婚に至りやすいし、結婚しても離婚率が低いんだそうです。その具体的なパーセンテージは以下の通り。
- 男性:20%
- 女性:10%
この調査当時のアメリカの一般的な離婚率についてはわからないので、それについては何とも言えないところですが、2019年の日本の離婚率はおよそ30%位なのでかなり低いといえますね。
この調査の結果だけ見ると、女性はなおの事一目ぼれで結婚したほうがいいのかもしれませんなあ。
なお、一目ぼれとはもっぱら「異性の容姿や体の魅力」によっておこるものですので、ざっくりというと「顔が好きな人と結婚したほうが関係が長続きする」という話になりそうですね。
んー、やっぱり、「顔が好きだから付き合った」って理にかなってんじゃん。全然、気に病む必要ないっすね!!
顔が好きな人と付き合ったり結婚した方が関係が長続きする
似たもの夫婦はそもそもつり合いが取れているもの同士が結婚したから似ている
よく「似たもの夫婦」という言葉がありますね。確かに、こういった「おや?なんか顔が似てないか?」といった夫婦というのは実際にいるものです。当然、カップルもしかり。
こういった現象を目の当たりにして、「んー、夫婦って結婚して同じような生活をしていると似てくるんだねえ」となんとなくほほえましく思っている人は多分間違っています。
そもそもこういった似たもの夫婦は、「自分の外見的魅力と釣り合う相手と結婚していた」可能性が高いです。
似たもの夫婦の顔がお互いに似ているのは、一緒に生活していたからではなく、「もともと似ている者同士が一緒になった結果」である。
この推測を補強する実験としては、1971年にバーシャイドさんによって行われた実験があります。
この実験では、上述の様なコンピューター実験において「相手がデートをするかを決める」という条件を付して、被験者たちにデート相手を選択させました
この結果、「魅力度の高い人はより魅力度の高い人を選んだ」といいます。
参考:Physical attractiveness and dating choice: A test of the matching hypothesis.
なお、この実験では「相手が拒否できる」という条件と「相手に拒否されない」という2つの条件で行われましたが、差はなかったそうです。
結局、人は「自分と同じくらいの外見的魅力の相手との釣り合いを無意識に考えて相手選びを行っている」という事なのでしょう。
人は自分の外見的魅力と同じくらいの相手と付き合いやすい。
恋人に「どうして付き合おうと思ったの?」と聞かれたら
はい、もうさすがに「顔が好きだ。それで付き合ったけど何が悪い」と開き直れた頃かと思います。
とはいえ、さすがにある程度の期間付き合っていれば、「最初は顔」だったかもしれませんが、相手の内面だって評価して好きになってきているはずです。だから、なおさら何も気に病む必要はないと思います。
ただね、これを「どうして付き合おうと思ったの?」と聞かれた際に恋人に言ったら、「じゃあ、顔が悪かったら付き合ってなかったのね?わたしの内面なんてどうでもいいのね?」と言われかねないので、単刀直入に思っていることを言うわけにはいきません。
「こういった実験があってさ、、、」等と理論立てて説得するのも一つの選択肢かもしれませんが、女性相手だったら絶対に理屈は通じないので愚策ですわな。対男性には、有効かもしれません。
女性相手に、理屈で付き合った理由を説明するのは最悪。
まあ、いずれにせよ、単刀直入に本音を言うのはロマンスのかけらもないので得策じゃないっすね。じゃあ、どうしたらいいかと言うと、わたしならばこう答えるかもしれません。
「え?理由、、、?好きになるのに理由なんていらないよ。てか、そもそも本当に人を好きになるのに理由なんてないんじゃない。しいて言うなら、、、運命だったんじゃない?」
って感じ?うーん、ちょっと説明長でくどいか、、、?まあ、理由なんて言わないで、雰囲気でごり押しすればいいんですわ。
あとは「理由はわからない。君の全てが好き、それだけは確かだね」とかね。自分で言っといてなんですが、くさすぎて鼻が曲がりそうです、、、マジでくさすぎて死にそう。
もうね、理由なんてよくわからんけどなんか好きと雰囲気でごまかしてしまえばいいのです。小泉進次郎さんじゃないけど、「いいこと言ってそうで何も言ってない」んだよね、正直。
付き合った理由なんて、ノリと雰囲気で全然OK。特にそれっぽい雰囲気が重要。
でも、お互い好き同士だったら、雰囲気があればなんとでもなるからへーきへーき。ただし、恥ずかしそうに言っていいのは女性だけね。男性は顔色変えてはだめだと思います。
「え?何当たり前の事言ってんの?」て感じがいいでしょう。
あと、自分が「顔が好きだから付き合った」と言われた場合は、「まあ、出だしはそうだったのね」位にとらえておいて大丈夫だと思います。最初は、そうだったというだけです。
出だしは顔でも性格が悪いと、恋愛って続かないですかんね。
もし、クサいセリフを言うのなら「絶対に照れたり、気まずそうにしてはいけない」。どんなにくさいセリフも、さも当たり前のように言うことが重要。
おわりに
この記事は「「顔が好き」で付き合うか決めるのは本能で、男女ともに普通の事である」と題しておおくりしました。
正直、「顔がすきだから付き合った」なんて普通の事なので、何も後ろめたいことなどありません。だって、人間としては至極当然の事なんですもん。誰にも本来責めようがないです。
とはいえ、恋人に「どうして付き合おうと思ったの?」等と聞かれたときは、単刀直入に本音を言うのはあまり得策ではないでしょう。
そんな時は、「好きになった理由はごまかしてひたすら雰囲気でごり押しする」で十分かと。お互い好き同士なら、雰囲気でどうにかなりますからねー。ま、今回はそんな感じ。
では!