時代によってどんな顔がイケメンとされてきたのか気になりますよね?
結論から言うと、古から現代までの全時代を通じイケメンとされてきた人の顔の傾向を踏まえると今後のイケメン顔は以下のような傾向にのっとったものとなることが予想されます。
- 一層の中顔面の短縮化
- より一層の中性化
- より一層のコーカソイド骨格化
- 中顔面の短縮化と連動する要素としての人中の短縮化
- 一層の小顔化
令和のガチイケメンの特徴については以前の記事で触れましたが、今回は古から現代まで時代毎にイケメンの特徴をざっと見たうえで今後のイケメン像についてもみていきたいと思う次第。
本記事を読めば、時代ごとにどうイケメンの条件が変遷していったかや今後のイケメン像の予測等についてわかるので、どんな方向で雰囲気イケメン化していけばいいかの指針がわかるでしょう。
目次
イケメンの時代ごとの基準を一気に確認!
時代によってどんな顔がイケメンとされてきたのか気になりますよね?
では、以下、平安時代から順次時代毎のイケメンの定義についてみていきたいと思います。
イケメンの基準(平安時代編)
平安時代に一世を風靡したイケメンには以下のような人たちがいたといいます。
・在原業平(ありわらのなりひら)
・僧正遍照(そうじょうへんしょう)
・源融(みなもとのとおる)
・平貞文(たいらのさだふみ)
・藤原実方(ふじわらのさねかた)
・平維盛(たいらのこれもり)
上記の人物が平安初期から後期にかけてのイケメンと目される人たちの実例であり、この実例から当時のイケメンの基準を割り出すとおよそ以下のようなものであると考えられます。
- 中性的
- 色白
- 和歌が上手い
さすがに現代の様に顔面の構造分析までは出来ないので、どのような構造の顔面がイケメンとされていたかについてはわかりかねますが、平安当時において和歌が上手い事が非常に重視されていたのは間違いありません。
また、貴族が政治の実権を握っていたこともあるのか、現代と同様に色白で中性的な見た目が好まれていた可能性が高いです。平安の世において、和歌とは対女性へ向けてのコミュ力の最たるもの。
そして、平安当時、現在の学問や勉強に相当するのは漢学でしたが、こちらの出来不出来は恋愛にあまり関係がなかったようです。
ちなみに源氏物語を読み解くと、どうも当時の美人像はおかめ顔などではなく二重で立体感のあるかなりはっきりした顔である可能性があるという説があるので、当時から人々は無意識に立体感を重視していた可能性があります。
イケメンの基準(鎌倉~戦国時代編)
では、次に室町~戦国時代のイケメンについてみていくとしましょう。
鎌倉時代~戦国時代にかけてイケメンとされた人物には以下のような人達がいます。
・源頼朝
・源義経
・足利義尚
・木村重成
・蒲生氏郷
・織田信長
・森蘭丸
・井伊直正
・名古屋山三郎(なごやさんざぶろう)
上記の人物たちから推測すると、室町~戦国時代におけるイケメンの特徴としては以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 色白
- 小顔
- 鼻筋が通っている
- 中性的(ひげが少ない等)
- 文学的素養がある(和歌等)
- 気配り上手
戦国時代ともなると、筋骨隆々のマッチョ男性がイケメンとされる!、、、かと思いきや実際にはそうではない様です。
もっとも戦国時代は武将が少年を愛でたなんて話もあるのでそこらへんも関係あるのかもしれませんが(笑)。
ただ、個人的にこれは結構戦国時代当時としてはある程度筋の通った話だったのかもと思ったりもします。
正直こういうと女性から怒られそうですが、女性より筋力や忠誠心といった点では男性の方がはるかに信用できるので美少年をそばに置きたい武将の気持ちも少し分かるかも、、、というね(笑)。
そして、この当時から現代の小顔選好の流れはすでにあったような気がします。やはり、顔が大きいのはイケメンとは相反する要素のようです。
イケメンの基準(江戸時代編)
次は、江戸時代のイケメンの基準についてみていくとしましょう。
江戸時代にイケメンとされた人物には以下のような人達がいます。
・徳川慶喜
・奥平昌遭
・沖田総司
・土方歳三
そして、江戸時代も相変わらず中性的名男性がモテていたそうで、杉浦日向子さん著『一日江戸人』によると以下のようなものが美男子の要件だったそうです。
- 頭頂部は青味がかかっている
- 眉は眉墨でクッキリ描かれている
- 髭は薄いのがいい(青髭は最悪)
- 口臭はしない
- 髷はいつでも「二日前に床屋へ行ったような」状態
- 頬がスベスベ
- 耳が磨きこまれている
- 衣類の襟に汚れがない
どれもこれも、身だしなみ程度の話で現代の様にパーツ配置についての話は出てきませんね。ただ、色白の優男が好まれていたのは間違いないようです。
ちなみに、モテる職業ベスト3は「火消しの頭、力士、与力」だったそうな。
こちらはどれもパワー系?の印象です。となると江戸時代は、顔は中性的だが内面や体格は男性的でアグレッシブな男性が一番モテていた、、、と言う事になるのかもしれません。
イケメンの基準(明治~昭和(戦前)時代編)
では、次に明治~昭和(戦前)時代のイケメンの基準について見ていきましょう。
明治~昭和(戦前)時代にイケメンとされた人物には以下のような人達がいる次第。
萩原朔太郎
東郷平八郎
中原中也
石川啄木
宗武志
夏目漱石
上記の人物たちから推測すると、明治~昭和(戦前)時代におけるイケメンの特徴としては以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 色白
- 鼻筋が通って鼻が高め
- 中性的(ひげが少ない等)
- 小顔
- 顔に立体感がある
- 目が大きめ(二重含む)
おそらく、もうこの時代から女性受けのよい容姿は現代とそう変わりがなかったような気がします。
ただ、現代において重視される中顔面の長さといった要素はまだ意識されていなかったように思われる模様。
イケメンの基準(昭和(戦後)編)
では、次に昭和(戦後)時代のイケメンの基準について見ていきましょう。
昭和(戦後)時代にイケメンとされた人物には以下のような人達がいる模様。
・高倉健
・石原裕次郎
・松田優作
・田村正和
・美輪明宏
・北大路欣也
・加山雄三
現代芸能界のそうそうたる大御所の方々の名前が並んでいますね。
戦後のイケメンの基準としては、ざっと以下のようなものがあったように思われます。
- 面長(目と上唇までの距離が長め)
- 髭のあるなしはあまり問われない
- 二重
- 鼻筋がしっかりしており鼻が高い
- 顔の立体感がしっかりある(特に中顔面)
- 中性よりどちらかというと男らしさ重視
- 目と眉が近い
戦後はアメリカの影響を受けていた事や戦後の復興期であった時代背景等の影響があってか、全体的に男性らしい容姿がイケメンとされていた気がします。
とはいえ、やはり美輪明宏さんや田村正和さんといった中性的な男性の需要もそれなりに根強かったようです。
イケメンの基準(平成前~中期編)
では、次に平成前期~中期時代のイケメンの基準について見ていきます。
平成時代を代表するイケメンには以下のような人達がいる模様。
・山下智久
・福山雅治
・木村拓哉
・赤西仁
・及川光博
・沢田研二
・近藤真彦
・西城秀樹
・反町隆史
・本木雅弘
・東山紀之
・竹野内豊
・オダギリジョー
・坂口憲二
・ガクト
・ハイド
・亀梨和也
正直、ここから先の時代はイケメンが多すぎて整理が大変です(笑)。
で、平成前~中期にかけてのイケメンの特徴としては以下のようなものがあると考えられます。
- 面長か童顔か特に関係ない
- 小顔(少なくとも、顔幅狭めが必須要件)
- 鼻が高く鼻筋がある
- 鼻に関してACRがある
- イーラインがある程度以上ある
- 二重
- ここまでの時代よりも中性的傾向強め
- 顔に立体感がある(特に中顔面)
- 髭は薄いのが基本
平成となると、中性化の傾向が相当に強まってきますね。ただ、坂口憲二さんや竹野内豊さんのような男らしい人にもこの時代は需要があったと思います。
ただ、この時代もまだ中顔面の短さはさほど重視されていなかったように思いますね。
イケメンの基準(平成後期~令和編)
では、最後に平成後期~令和時代のイケメンの基準について見ていくとしましょう。
・吉沢亮
・真剣佑
・佐藤勝利
・高杉真宙
・平野紫曜
・赤楚衛二
・長瀬蓮
・高橋海人
・高橋文哉
・杉野遥亮
・神尾楓珠
・山崎賢人
・目黒蓮
・大西流星
・道枝駿佑
・高橋恭平
・織山尚大
・山中柔太朗
・板垣李光人
・松村北斗
・宮世琉弥
・杢代和人
平成後期~令和時代を代表するイケメンには以下のような人達がいます。
、、、正直、多すぎて困るレベルですねwただ、今の時流を一番色濃く反映していそうなのは宮世琉弥さんかもしれません。
で、平成後期~令和期にかけてのイケメンの特徴としてはざっと以下のようなものがあると考えられます。
- 小顔
- 過去最高に中性選好傾向強し
- 中顔面が短い(目から上唇までが6㎝未満、目から口角まで6.5未満)
- 二重(幅せま平行、末広ミックス等)
- 人中平均~短め(平均は1.5㎝)
- 蒙古ひだほぼなし
- 鼻筋があり鼻が高い
- イーラインがある
- 目とまゆが近い
- 涙袋がある程度はっきりある(メイクでどうとでもなる)
より詳細に令和現在のイケメンの定義を知りたい人は以前の『ガチのイケメンの容姿(特に顔)の特徴って何?「2023年版」』と題した記事を参照くださいませ。
今後のイケメン顔の傾向予測
さて、ここまで平安の昔から令和(2023年)までざっとイケメン顔の傾向について確認してきましたが、せっかくなので今後のイケメン顔の傾向について予測してみたいと思います。
あくまでも、わたしが観測する限りでは今後のイケメン顔は現在の傾向の延長線上で以下の要素を強化した顔になって行くと予想している次第。
- 一層の中顔面の短縮化
- より一層の中性化
- より一層のコーカソイド骨格化
- 中顔面の短縮化と連動する要素としての人中の短縮化
- 一層の小顔化
ただし、上記の予測はあくまでも「この先の日本の治安・衛生環境」や「ジャニーズの凋落・ホストによる中性顔へのイメージ悪化」といった要素の影響によって大きく左右されると思います。
もし日本の治安が悪化したりすれば、現在よりも男性的な容姿が好まれるようになるでしょうし、おそらく恋愛において容姿の重視される比重は減ると予想できますね。
ただ、これまでの時代の変遷の中で、日本では中性的男性への需要が常に高かったので、おそらくこれからも中性的な男性が好まれる流れは継続するでしょう。
そのため、イスラムやその他欧米などの外国のように髭が好まれるような風潮は日本には、根付かないはずです。そのため、イケメンを目指す人は髭脱毛をするのが正解です。
髭脱毛は医療脱毛一択ですが、家庭用脱毛器唯一のレーザー式であるトリアであれば手軽に脱毛を始められるので髭脱毛に興味がある人はまずはトリアで脱毛を始めてみるといいでしょう。
イケメンの基準の変遷に負けない7つの姿勢
先ほど見たように、今後イケメン顔についてはよりコーカソイド骨格や中顔面の短さ、小顔といった中性的要素が重視されるようになることが予想されます。
しかし、このような骨格的要素は整形ですら解決できないものがほとんどなので現時点では根本的な対応策はありません。
よって、現実的には、主に内面を調整することにより、女性に「イケている」と思わせるようにするのが、世の多くの男性にとっての最善策となります。主に内面的な部分から女性にイケていると思わせるための姿勢については以下の通り。
- イケメン基準の変遷に負けない姿勢①:美意識のアップデート
- イケメン基準の変遷に負けない姿勢②:メンタル強化
- イケメン基準の変遷に負けない姿勢③:外向性向上
- イケメン基準の変遷に負けない姿勢④:好奇心の向上
- イケメン基準の変遷に負けない姿勢⑥:経済力の確保
- イケメン基準の変遷に負けない姿勢⑥:ユーモアの向上
- イケメン基準の変遷に負けない姿勢⑦:権威性の獲得
- イケメン基準の変遷に負けない姿勢⑧:徹底した中性化
以下、順次詳しく見ていきましょう。
イケメン基準の変遷に負けない姿勢①:美意識のアップデート
イケメンでありつづけるためには、時代に応じて美意識をアップデートしていく必要があります。
事実、いくら容姿が整っていても女性は流行にあっていないとイケメン認定してくれなかったりするものです。
つまり、時代が中性的な傾向に流れているのであれば、自分も服装や美容でそちらの流れを取り入れた方が吉ということ。もちろん、逆もしかりですね。
ただ整形も視野に入れるとした場合は、むしろ「流行りを追わないある程度普遍な美を追求する」という姿勢が欠かせません。
というのも、同じ個所を整形するのは限界があるので、整形するならどの個所もほぼ一発勝負が理想だからです。
例えば、流行に合わせて鼻をアップノーズにしたりダウンノーズにしたりなんて言うのはもってのほかという事ですね。
イケメン基準の変遷に負けない姿勢②:メンタル強化
いつの世も容姿が整ったものがイケメンとされるのは常ですが、内面がかっこ悪ければ容姿に見合った恩恵が受けれないこともしばしば。
特に、イケメンと目され続けるためには「何があっても動じない鉄壁のメンタル」を身に着ける事が重要です。
やはり、メンタルが弱くてすぐに動じてしまう人は、腰砕けでカッコ悪く見えてしまいますからね。メンタルの強化については以下の記事を参考にしてみてください。
イケメン基準の変遷に負けない姿勢③:外向性向上
イケメンと目される続けるためには、外向性の高さも重要です。実際、モテる性格要素として外向性の高さは心理学的に妥当とされています。
内向的な人がいきなり外向性を高めることは出来ませんが、後天的に外向性を高める事は可能なので高めるように努力する意味はありますね。
外向性の獲得に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
・イケメン基準の変遷に負けない姿勢④:好奇心の向上
イケメンと目されるためには、好奇心を絶えず向上させることが重要です。好奇心が向上すれば、コミュニケーション能力も対人関係も改善するといいます。
モテたい人にとって好奇心の高さは非常に重要な要素と言えるのです。
好奇心を向上させたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
イケメン基準の変遷に負けない姿勢⑤:経済力の確保
直接的なイケメン要素ではないですが、男性はやはりある程度経済力はあるべきです。
「経済力があるからイケメンに見える」ということは全くありませんが、やはり異性と長期的な関係を築いていくためには経済力は欠かせない要素になりますから。
それゆえ、仕事を頑張って出世するなり副業をする、起業するなどといった事はすべきでしょう。
イケメン基準の変遷に負けない姿勢⑥:ユーモアの向上
モテる男性は、ユーモアがあって話していて非常に面白いもの。芸人の人がモテるのもこのユーモアが非常に関係しています。
一番わかりやすい例は、俳優の高田純次さんでしょう。高田純次さんは、非常にユーモラスなジョークを飛ばすことで知られていますが、彼は高齢にもかかわらず若い女性を含む幅広い女性達から支持されています。
彼のようないい意味で適当でユーモアのある語り口はモテるために必須と言えるでしょう。
イケメン基準の変遷に負けない姿勢⑦:権威性の獲得
モテるためには、権威性を獲得することも重要です。
権威性というと、一般に「社長」や「有名大卒」等といった肩書を思い浮かべる人がいるかもしれませんが、そんなものよりもはるかに「人気者である」といった事の方が対女性に対しては重要と言えます。
これは現代的な言い方をするなら、「インフルエンサーになればいい」という事を意味しているといえましょう。
広く知名度を得て人気者となれば、本人がさほどイケメンでなくてもモテてしまいます。そのため、例えばインスタグラムのアカウントを育てておくのもモテるためには有効と言えるでしょう。
イケメン基準の変遷に負けない姿勢⑧:徹底した中性化
これまでの日本の歴史を振り返ってみると、いつの世も常にイケメンの条件には色白や優男といった「中性的な要素」がありました。
そのため、イケメンと目されたいのであれば、ここ日本においてはいつの世であっても「中性的な容姿でいる事」を徹底すべきです。
つまり、髭をはじめとした全身の脱毛や保湿や日焼け対策といったスキンケアの徹底はマストになります。
そして、今後は中顔面の短い童顔が好まれるようにもなるでしょうから、面長の人は中顔面対策メイクも必須になってくるでしょう。
中性的な容姿を目指せばいつの世もイケメン認定される!
イケメン顔の定義は、時代とともに変遷していますが、ここ日本では中性的な外見が古来から強く支持されてきたのは事実です。
そして、おそらくこの先はより一層この傾向が推し進められるので、男性も女性同様に小顔と中顔面の短さがより一層重視される時代が来るでしょう。
とはいえ、時代に合わせて顔を整形で変えるなんてことは出来ないので、その時代時代の流行を取り入れつつ内面的な要素を鍛える事でイケメンと目されるように努めていくのがベストかもしれません。