「コンプレックスの本当の意味」コンプレックスは劣等感だけじゃない

「長い事、コンプレックスは劣等感なんだとおもっていたけど、どうやら劣等感っていう意味だけじゃないみたいだね。ちょっと、信じられないけど。」

ふむ、そうなんだよねえ。

コンプレックスは「劣等感」という意味だけじゃないんだよね。

オニギリス

脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです

今回の話題は「「コンプレックスの本当の意味」コンプレックスは劣等感だけじゃない」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • コンプレックスは劣等感という意味しかないと思っている人
  • コンプレックスの意味について調べたい人等

「コンプレックス」というと、多くの人は「あ、それって劣等感でしょ?」と思うでしょう。

でも、コンプレックスは「劣等感だけではない」のです。

厳密にいうなら、「劣等感はコンプレックスの一種」なんですよね。

今回は少しコンプレックスという概念について詳しく見たみたいと思う次第。

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1、コンプレックスの本当の意味

コンプレックスの本当の意味は、「心的複合体」です。

コンプレックスは、ユングさんによって定義された精神力動論における概念であり、「複合体」というだけあって実に様々な種類があります。

※精神力動論とは、精神分析に用いられる理論であり、
リビドー(性的欲動)やアグレッション(攻撃欲動)を含め人の心を解釈する手法および学術体系の事。

コンプレックスは、例えば、衝動や欲求、観念、記憶といったさまざまな心理的構成要素などが、何らかの感情によって複雑に絡み合ったものです。

そうですねえ、、、複雑に絡み合った糸くずでできた糸の玉みたいなものを想像していただけるといいかと。

よく一般にいわれる「劣等感」とは、「劣等コンプレックス」の事なので、「コンプレックスの一種」という事ができます。

コンプレックスは、無意識に抑圧されているので、うまく言葉で説明できないものです。

ですが、コンプレックスは自分自身が気づかないうちに自我を脅かすような強い情緒的反応を引き起こすとされています。

そのような情緒反応とは、例えば、ある特定の事柄についてだけ極端に感情的になってしまう、妙に執着してしまうといったものです。

具体的に言うなら、自分の学歴が低いと思って気にしている人が、学歴の話題になると「人生学歴じゃない!」みたいに強く主張しだすとか、容姿が悪いことを気にしている人が「人生顔じゃない!」と声高に主張しだすなんて感じでしょうか。

2、いろいろあるぜ、コンプレックスの仲間たち

コンプレックスには実にさまざまな種類があります。

有名なコンプレックスとしては、劣等コンプレックスやエディプスコンプレックスといったものがありますが、他にもまだまだありますね。

ということで、少々コンプレックスの「不愉快な?仲間たち」を紹介してみたいと思います。

ファザーコンプレックス(ファザコン)

子供が父親に抱く愛着のことを表現した和製英語。マザーコンプレックスに対する対義語として成立したといわれる。

マザーコンプレックス(マザコン)

子供が母親に抱く愛着のことを表現した和製英語。

エレクトラコンプレックス

娘の母親に対する対抗心のこと。

女児のエディプスコンプレックスを指しており、ユングによって提唱された名称である。

エディプスコンプレックス

男子が母親に性愛感情をいだいて、父親に嫉妬する無意識の葛藤感情のこと。

イオカステーコンプレックス

母親の息子に対する近親相姦的、性的欲求のこと。

カインコンプレックス

兄弟姉妹間の親の愛をめぐる葛藤のこと。

聖書が語源。

ロリータコンプレックス(ロリコン)

幼女や少女特に(12~15歳を指す場合も)への恋愛感情。

幼女や少女に対して、恋愛感情を持つ者を指すこともある。

「Lolita」は、ウラジーミル=ナボコフの小説『ロリータ (Lolita)』、または同小説の登場人物である少女の愛称「ロリータ」に由来している。

シンデレラコンプレックス

アメリカの女性作家コレット=ダウリングが1981年に提唱した概念。

自立できない女性が、シンデレラのように理想の男性が現れて幸福にしてくれるのを待つ心理のこと。

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白雪姫コンプレックス

子どもの時に虐待された被虐待者である母親が、今度は自分の娘に対し虐待を行ってしまうという被虐待児症候群、またそれに連なる一連の症候のこと。

ユディットコンプレックス

自ら進んで強い男に身を任せたい強い願望と、にもかかわらず支配はされたくないという女性の二重心理のこと。

ダイアナ(ディアナ)コンプレックス

男性でありたいという女性の抑圧された男根羨望を指す心理のこと。

神話が語源。

カメリアコンプレックス

不幸な女性を見て、つい救ってしまいたくなる男性の心理のこと。

ダフネコンプレックス

処女の男性嫌悪のこと。

ギリシャ神話の逸話が語源となっている。

容姿コンプレックス

自身の顔や身体への嫌悪のこと

3、コンプレックスは個性と密接にかかわっている

コンプレックスには先ほど詳記したように実に多くのものが存在しています。

そして、そのどれもが「精神衛生上好ましくないもの」って感じですよねえ。

ただ、少し見方を変えてみましょう。

例えば、劣等コンプレックスについてです。

劣等コンプレックスの根源の最大と言っていいほどの元凶は、「他者のとの比較」でしょう。

自分と他者を比べて「あの人は自分に比べて家柄がいい」とか「仕事ができる」、「容姿がいい」等と思うことでどんどんと自分に自信がなくなっていきます。

ただ、両者の間にある違いをポジティブにとらえるならば、「それは個性でもある」といえましょう。

例えば、背が低いのも顔が少し人より大きいのも、声が他の男性よりやや甲高い、人よりも不安になりやすい、なんていうのも個性と言えば個性です。

確かに、こういった特徴は一般にいいものとされていないかもしれませんが、ポジティブに見れば決して欠点ではなく「個性」といえます。

劣等コンプレックスを感じる要素に対しても、それを個性ととらえなおし、「「どうやったら、この個性を強みとして活用できるだろうか?」と考えることが大事なのです。

声が高いならその声の高さを生かして歌を練習するもよし、不安になりやすいならその性格を利用してしっかりと危機に備えるために努力すればいいでしょう。

劣等感に押しつぶされて「もう、自分はおしまい」なんて思ったら、それこそ「おしまい」です。

劣等コンプレックスをうまい事活かす方法を考えた方が人生生産的というものでしょう。

おわりに


この記事は「「コンプレックスの本当の意味」コンプレックスは劣等感だけじゃない」と題しておおくりしました。

一般に、「コンプレックス=劣等感」のようにとらえられることが多いですが、厳密にいえば「劣等感はコンプレックスの一種である」といえますね。

コンプレックスの本当の意味は「心的複合体」、つまり

「衝動や欲求、観念、記憶といったさまざまな心理的構成要素などが、何らかの感情によって複雑に絡み合ったもの」

だからです。

コンプレックスは決して「いい」と言えるようなものではありませんが、見方を変えて活用することで自分の人生を前進させるための起爆剤になったり新たな自分の可能性の発見になるかもしれません。

という事で、見方を変えるための技術であるリフレーミングやメンタルの強化についての記事を最後においておくんで気になる人は参考にしてみてくださいまし。

では!

参考
コトバンク

参考記事等

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