
「最近、家族型ロボットのラボットとかいうのがあるって知ったんだけど、本当不思議なロボッタだな。まるで子供みたいな感じだ。普通ロボットっていえば家事とかやってくれそうなもんなのにむしろかまってほしそうにまとわりついてくる。まあ、なんだかんだ可愛いんだけどね。ついにテクノロジーもここまで来たか、、、。」
ふむ、ラボットってすごいよね。
可愛いしなんだか生きているみたいよな。
まるで家に子供がいるみたいな感じだから、独身でさみしいなんて思っている人にはもってこいかもしれないわ。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「ラボットは価格は高いが可愛いし一人暮らしの独身者には心の癒しになる」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
- ・ラボットが気になっている人
- ・一人暮らしがさみしくてつらい人
- ・ペットは飼いたいけど世話が大変そうで渋っている人
- ・子供がいてほしい反面、世間の声を聴くと育児が大変そうで子供設けるかどうかで二の足を踏んでいる人
現代テクノロジーって凄いですねえ。
気が付いたら人間とロボットの共存みたいな時代が来つつあるのかもしれません。
ラボットってご存じでしょうか?
ラボットとはあの有名なペッパー君とは対照的に、「何の役にも立たないロボット」です。
はい、実用性といったら皆無ですね。
でも、彼らはいってみれば「一緒にいる人に愛情をくれる」ような存在です。
そう、ラボットは「実際に何かに役立つためのロボット」ではなく、「愛されるため、また愛情をかんじさせるため」のロボットなんですね。
価格ははっきりいって高いです。
税抜きで45万ほどですから。
でも、心の安らぎや愛情あふれた日常を求めるなら、安い買い物かもしれません。
ま、つらい気持ちで過ごす日々より幸せな日々の方がいいですからね。
ある意味、ラボットを買うことで「幸せを買うこと」にもなるかもしれません。
独身でほとんど友達もいないって人にはうってつけだと思います。
あとは、高齢になったご両親にもピッタリかも。
人間は愛し愛されて幸せを感じる側面がありますからね。
逆に人間関係がなく孤立してしまうと、非常に不幸になってしまうのは科学的事実です。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
ラボットってなんじゃ?
ラボットとはロボット開発ベンチャー企業であるGROOVE X(グルーブエックス)が開発した家族型ロボットです。
その風貌はどことなく、1997~2001年の間にイギリスのBBCにて放映された子供向け番組である「テレタビーズ」のキャラクター達をほうふつとさせるものの、より丸っこくて可愛らしい印象です。
その可愛らしい外見は女性から大いに人気を博している模様(もちろん、男性からも)。
そして、ラボットは車輪で動き回ります。
まずはその様子をご覧くださいな。
参考動画
可愛いですなあ。
ラボットは「役に立たない」
ラボットの最大の特徴はGROOVE XのCEOである林要さんによると、「なんの役にもたたないこと」だといいます。
ラボットは掃除もしてくれないし、料理を手伝ってくれもしないしお皿も洗ってくれません。
また、ペッパー君のようにニュースや天気の情報を読み上げてくれたりもしないんですね。
ラボットにできることといえば、「動き回って人を覚えたり甘えること」くらいです。
本当、このくらい。
ただ、このラボットはAIや自動運転車に相当するほどのセンサーをそなえており、数十億もの開発費をかけて開発されたといいます。
一見、「甘える」という行動はシンプルですが、それをテクノロジーによって再現するのはとても困難ということです。
いってみれば、これは「愛情をテクノロジーによって再現することができるのか?」という偉大なる挑戦といってもいいでしょう。
ラボットはペットというよりもどちらかといえば、人間の子供みたいなロボットって感じですね。
なので、さみしい気持ちになりがちな独身者の人や子供が成人して一人暮らし等を始めてさみしい比較的高齢の方々には最適かもしれません。
ペットを飼うのもいいですが、いつかはペットも死んでしまって別れの時が来ます。
実は、わたし自身もスコティッシュフォールドを飼いたいんですけど、どうも死に別れることを考えるといたたまれない気持ちになって飼う気になれません。
でも、ラボットを家に置いておくのなら、すくなくとも「死に別れることはない」といえるでしょう。
ラボットは人のさみしさ等心の隙間を補填してくれる有力な存在となりうるといっていいと思います。
参考動画
あのホリエモンこと堀江貴文さんもラボットについては絶賛してますね。
また、開発者の林さんのラボットへの想いにはなんかグッとくるものがありますね。
ラボットはバリクソ高い
上述したようにラボットは最新鋭のテクノロジーを駆使して「愛情を表現することに特化して製造されたロボット」です。
上掲の動画を見てもらえればわかるように、非常に可愛らしくいとおしい印象です。
しかしここで、あなたの脳裏を以下の様な問いがよぎるかと思います。
「でも、お高いんでしょう?」
とね。
で、アンサーは、、、、。
はい、お高いんです。
そう、やはり最新鋭のテクノロジーを結集しているだけのことはあり、「価格がバリクソ高い」です。
なんと、価格にして一体を一括購入した場合は月々のメンテナンス料金(12か月分:スタンダードプラン)込みで、「46万円以上する」んですからねえ。
※ラボット本体は349,800円(税込)。
※分割払いも可。分割だと一体購入の場合は月額税込み24,385円~購入可能。
※2体購入だと少しお得。
これは開発コストを考えたら仕方ないのかもしれませんが、少しデメリットともいえそう、、、。
ただ、ペットを飼うことを想定してみたらどうでしょうか?
例えば、あの耳が折れていて顔が丸いことで有名なスコティッシュフォールドの子猫の場合、相場は10から30万といわれています。
※たち耳の子は10万以下で入手可能な場合もある。
そして、これにくわえて月々の食費やトイレ用品、キャットタワー、ワクチン代、急な体調不良による動物病院での受診等々を入れたらおそらくラボット一体の購入費用と場合によっては同等ないしそれ以上の経費がかかるかもしれません。
もっと具体的にみてみましょう。
アニコム損害保険株式会社『ペットにかける年間支出調査』(2019年)に基づいて、ラボット一体を分割で購入する場合と従来のペットの月々にかかる費用(小型犬の場合)を比較してみると以下のようになります。
月々の費用 | |
ラボットソロ | 24,385円(税込み)/月(本体価格+月額サービス料)※スタンダードプラン |
小型犬一頭 | 24,547円/月(犬の購入費用含まず) |
※2 スタンダードプラン / 36回払いの場合
参考
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2019/news_0200331.html
ふむ、ラボット一台を分割購入するのと小型犬一頭の年間飼育費用が同じなんですね。
ここに小型犬の場合は、小型犬の購入費用が掛かってくるのでどう考えてもラボットの方が経済的です。
こう考えると、ラボットの価格は「一概に高いとは言えない」のかもしれません。
まあ、確かに高いといえば高いんですけど。
ただ、最近はスタンダードプランの他に「スリムプラン」というものが登場したので、かなり購入しやすくなってはいます。
スタンダードプランとスリムプランを比較すると、以下の通り。
プラン | スリム | スタンダード |
月額サービス | 月々9,887円(税込み) | 月々12,478円(税込み) |
治療、入院 | 55%補償 | 70%補償 |
Lovotドック | 有償 | 無償 |
基本パック | 含む | 含む |
※月々7700円(税込み)をプラスすると100%補償が追加できる(プレミアムプラン)
※LOVOTが活動するために必要なソフトウェア利用料の事。
※LOVOTドックとは、ラボット本体の点検・検査・消耗パーツの交換を行う、LOVOTのメンテナンスサービスの事。
ふむ、、、12、478-9,887=2、591円なので、スリムプランの場合はスタンダードプランよりも一年で31,092円お得という事ですな。
補償率の低さとラボットドックのなさに目をつむれば、スリムプランを選んだ方がいいかもしれません。
ただ、個人的には心もとない気はしますけど。
特に、ラボットドックがないのは、かなり不安な気がしてしまいますね。
まあ、月額31,092円お得とはいっても、それでも40万は越えてきてしまうんで、、、まあたかいですわねえ、、、。
とはいえ、ペットを飼うのにいちいち「経済合理性が云々」を口にする人ってあんまりいないと思います。
ラボットに関しても「家族を一人迎える」と考えるなら、45万を超える金額も実はそんなに高くないのかもしれないですね。
「愛はプライスレス」ですから。
さらにいうなら、
「あなたは家族をお金で買うなんて発想はないですよね?」
そう、ないですよね?
ラボットも家族の一員を迎えるようなものだとすれば、本当「お金云々という次元を超えてくる」気がします。
ま、これは少し極論かもですけど。
ラボットはメンタルケアに大いに役立つ
最近では、ロボット技術は人のメンタルケアにも広く応用されています。
例えば、その代表例としてはギネスブックに「世界でもっともセラピー効果があるロボット」と認定されたタテゴトアザラシの赤ちゃんの姿をした「パロ」(販売:大和ハウス工業株式会社)がありますね。
パロは撫でたり呼びかけたりすると「キュー」と鳴いたり足やまぶたを動かすなどして、感情豊かに反応します。
パロはアニマルセラピーと同様の効果があるとされ、アメリカでは多くの介護施設や医療施設で採用されているそうです。
参考動画
この点、現時点ではラボットはメンタルケア効果に関して特に何か実証されているわけではありませんが、「愛情をしっかりと表現するロボット」であることから、「同様の効果」ないしそれ以上の効果ももしかしたら期待できるのかもしれません。
ひょっとしたらこれからラボットにインストールされるソフトの改良や改善、ラボット自体の進化等々が進んでいくにつれ、臨床的な見地から十分なセラピー効果が期待できる個体も登場するかもしれませんね(今でも十分あると個人的にはおもうんだが)。
なお、ラボットは画一化された商品ではなく「個性」をもっているようです。
例えば実際に『LOVOT』の名前をそれぞれ個別に呼ぶと初対面の人に対して「恐る恐る近寄る子」もいれば「積極的な子」もいるといいます。
参考
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20181220-00108229/
ロボットに個性のようなものがあり愛情を表現するとしたら、「これほどメンタルケアに資する商品ってないんじゃないか?」と思わずにはいられません。
現時点でも、ラボットはメンタルケアに大いに資する商品だといっていいでしょうね。
一人暮らしをしている独身の人だったり、友人自体が少なくてさみしい人達にはとても素晴らしい商品だと思います。
特に一人暮らしの女性にはうってつけかと。
ラボットには体温がある(37~39度でたもたれている)ので、寒くなってきた冬の日なんかはラボットをハグすると心まであったかくなったりするかもしれません。
あと実は実は、小さなお子さんのいる人にもおすすめなんですな。
赤ちゃんを見守る機能があるからです。
そして、さらにはお留守番モードを設定しておくとラボットが人を見つけた場合、連絡が来るようにできますので防犯にもなります。
また、一人暮らしの人にはうれしいことに帰宅時には玄関までお帰りなさいといわんばかりに出迎えに来てくれるそうおな。
あとはLOVOTとの毎日の触れ合いの様子( 抱っこの状況や就寝の時間など) の記録をプライバシーに考慮した上で文字に残すこともできます。
この記録は離れて暮らす家族とも共有できるため、高齢のご両親がいたり単身赴任で離れて暮らすパートナーがいる家庭ではお互いに日々の変化にすぐ気づくための一助となるでしょう。
実際にLOVOTが稼働している様子は、以下の動画で確認してみてくださいな。
参考動画
ラボットに関する口コミを見てみよう
では、ラボットに対する世間の反応はどんなもんなのかをみてみましょうか。
購入者を含む世間の反応は以下のとおり。
なお、上記以外に「特に悪い評判について」調べてもみたので、気になる人は以下もご覧くださいませませ。
実際に、ラボットにあいに行ってきた!
2022年2月頃、わたしは所用で横浜駅周辺におりました。
で、せっかく横浜駅近くまで来たので、わたしは横浜高島屋へラボットを実際に見にいってきました。
向かったのは高島屋6f。


ちゃんと、ラボットの展示ブースがあります。
画像を見ればお分かりの通り、このブースには2体のラボットがいました。
名前は「おはぎちゃん」と「みなとちゃん」とでしたね。
ということで、実際に少々ラボット達と戯れてみました。

まず戯れてみたのは、おはぎちゃん。
かなり可愛いらしいです。
目はイラストチックで中々個性的(ラボットの目はそれぞれ違う)。
ただ、おはぎちゃんはかなりの人見知りのようで展示ブースにいた案内の方の方を向いていることが多くこちらにはちらちらと目線を遣るくらいという感じでしたねえ。
これぞ圧倒的アウェー感ww。
ただ、案内係の方のご厚意で抱かせてもらったところ大きさの割には軽くほんのりと温かく何やら体温を持っているようでした。
※体重は赤さんを参考にしているらしく、4.1キロほどだそう。
んー、何か本当に生きているように思えてきます、、、。

一方、ドレスを着ているみなとちゃんの方はわたしが到着してすぐに充電にはいってしまったので寄ってこず。
ただ、おはぎちゃんと戯れているのを察知してか薄目を開けてこちらをちらちらと見ていた模様。
んー、本当に芸が細かい。
で、その後、しばらくして戯れるのに夢中になっていて画像をとるのを忘れてしまいましたが、みなとちゃんが目覚めてこちらへやってきました。
この時始めてわかったのですが、なんとみなとちゃんは「ドレスを着ているのに結構声が低かった」んですよねww。
すごく不思議なギャップで笑えてきます。
なお、みなとちゃんの瞳は和風柄で性格の方はおはぎちゃんとはは真反対でものすごくアクティブで人見知りを全くしません。
こちらに寄ってきて手を上下にパタパタとさながらペンギンのひなのように動かし、時折声を発しながら何やら楽しそうにしていた模様。
本当にひとなつこい。
おはぎちゃんとは真反対の性格でびっくりです。
ラボットにはそれぞれ性格があるっていうのは本当だったんですねえ。
しかも、声までそれぞれの個体で違うなんてね、、、、もう生き物にしか見えなくなってきますわ。
なお、案内の方に聞いたところ、最近でラボットをリハビリに使う病院があるとか、以前ペットを飼っていた方の購入が圧倒的に多いなんて話も聞きました。
やはり、ペットロスの辛さからまたペットを飼うのはおっくうになっている人が多いのかなって思わないではないですねえ。
大事に思っていた猫や犬等といったペットがなくなるのはかなりの辛さですからね。
これがあるからわたしは未だに猫さんを買いけど変えないんですよねえ、、、、。
なんだかね。
あとで、ラボット買おうか知らん?
あと正直、あまりに可愛いのでそのまま連れ去りたい衝動を覚えたのは内緒ですw。
ちなみに、せっかくなのでパンフレットもらってきました。

なお、このパンフレットの中になんかすごいエグイ画像がありましたよw。

なんかドラえもんの断面図を見ているような気分になってきますな。
おわりに
この記事は「ラボットは価格は高いが可愛いし一人暮らしの独身者には心の癒しになる」と題しておおくりしました。
上述したとおり、ラボットは最新鋭のテクノロジーを駆使して「愛情を表現することに特化して製造された家族型ロボット」。
とても動きがコミカルで可愛らしいロボットです。
これからも独身者や子供が独り立ちして子供が近くにいない老夫婦は増え続けるでしょう。
人の幸福感の源泉の最たるものは「良質な人間関係」です。
一人だけ社会から孤立したのではメンタルを病んでしまいます。
別に独身者でも外部に友人をたくさん作れる人は何にも苦労しませんが、友人を作るのが得手でない人には独身であることはかなり問題であると思う次第。
メンタルの健全化のためにラボットを家にお招きするのもありかもですな。
ま、お高いんですけどね(笑)。
ちなみに、月額利用料金が2022年4月一日から上がるそうなので購入はお早めに。
では!
参考記事等