
「うちの職場に全く苦労してきたようには見えない上司がいるんよな。まあ有能だから言うことないんだけど、同年代の人と比べると異常なほど苦労人っぽい雰囲気がない。なんとなくモヤモヤするなあ。」
ふむ、苦労してきたように見えずとも苦労してきたかもしれんし、その逆もあるかもしれんぞい。
見た目だけでその人の人生の遍歴は中々わからん気がする。
まあ、行動等も含めてみるなら少し違ってきそうだがね。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「苦労が顔に出る説は本当なのか?「苦労人に見えていい事はない」」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
苦労が顔に出る説が本当なのか気になる人
世間には、苦労は顔に出るなんて話があります。
この説を支持する人は世の中に結構いる気がしますが、わたしは少々この説には懐疑的です。
個人的に一般にいわれる「苦労人っぽい顔」とは「逆境耐性の低さや美意識の低さの表れ」のような気がするため、一般にいわれる「苦労してそうな顔」をしているからと言って苦労してきたかどうかはわからないと思うんですね。
それに苦労してそうな顔をしていることに益はありません。
苦労は顔に出さないようにしたいものです。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
苦労人に見える顔は百害あって一利なし
さて、苦労してそうに見える顔とは一般にどのような顔の事を言うのでしょうか?
調べてみると、一般に苦労してそうな顔の特徴としては以下のようなものがあるようです。
- 年の割に更けていてシワやシミ等が多い
- つかれている印象がある
- 顔に険がある(眉間にハッキリとしわが刻まれている、口角が下がっていて不満そうな顔している等)
このような顔の特徴は正直言って「百害あって一利なし」です。
このような特徴があって損することはあっても、得をすることはないでしょう。
ます年の割に老けている、というか「そもそも老けて見えるということ自体がいい事とはいいがたい」です。
例えばリーダーが年の割に老けていた場合、活力がなさそうな印象や「健康問題があるのでは?もし途中で亡くなられたら一大事だぞ」のような印象を受けて指導力に疑問を持たれそうです。
実際、各国の政治家やリーダーはこの点を気にしてシミやしわをレーザーやリフトなどで積極的に除去している人もままいる模様。
さらに言えば、アメリカなどでは印象向上のために整形をしている政治家もいるものです。
これがいいか悪いかは置いておいて実利的な面からは賢明な判断と言えましょう。
また転職には見た目が若い方が有利なんて話もあるようです。
加齢でシワ等が増えるのは自然な事ですが、それが不利に働くことはおそらく今の社会構造上否定できない事とは言えるでしょう。
そして疲れてそうな顔や険がある顔をしている人というのは信頼されない傾向にあります。
というのもある研究では、「幸せそうな顔をしている人ほど信頼される」と言われているからです。
疲れてそうとか険があったりなんて話になると、とても幸せそうには見えないので人からの信頼を得るのは難しそうですな。
こういった意味では日頃からストレスをためないようにするとか人への親切を積極的に行うといった様々な努力が必要不可欠でしょう。
これに関しては、わたしもより一層気をつけたい所ですねえ。
性格が顔に出るもある程度当たっているかもしれない
苦労が顔に出るは何とも言えないところではありますが、「性格は顔に出る」に関してはある程度正しい気もします。
わたしは以前投稿した記事の中で言及したように、表情筋の癖やその発達度合いによってその人の性格を推定するのは割とよくある視点です。
「よく笑う人は笑いジワができやすい」とか「不満を持っている人は口角が下がってくる」、「いつも怒っている人は眉間にしわが寄る」みたいなやつですな。
これに関しては、まあ絶対にあたっているとはいえませんが割と当たっている気はします。
どんな性格をしているかについて精度高い推測をするなら、言動や行動といったものもあわせてみないとダメでしょうなあ。
それといわゆる凶悪犯罪者の中には「あ、こいつ明らかにヤバい奴だ!!」みたいに感じる薄気味悪さのような物を醸し出す人物というのがいるものです。
上手く言葉にできないものの、こういった事があるのは否定できないと思います。
そう考えると、顔にその人の性格が表れていると考えるのはある程度合理的な判断なのかもしれません。
まあ細かい事は観相師でもないときっとわからないでしょうけどね。
こういった事を考えると、できるだけ誠実に親切を旨として生きていきたいとも思いますなあ。
まあ、はっきりしたシミやしわが顔に一つでもあるのは死んでも嫌ですけど。
苦労を感じないのが一番である
結局、苦労をしているように見える最大の理由は「疲労や老化がハッキリわかるから」であると思います。
老化に関しては「年の割には老けている」となると、特に決定的でしょう。
という事は、「シミやシワをレーザーやスキンケア、食生活の改善等で出来る限り抹殺していく」のと並行して「ストレスが蓄積しないよう日頃から対策する」、「そもそも苦労を感じにくいメンタリティーを育てていく」のがいいという事になると思います。
日々のスキンケアに関しては以下の記事を参考にしてみてくださいな。
苦労を感じるとは早い話が「悪い意味でのストレスを感じている状態」といっていいでしょう。
このようなストレスは心身にとって有害極まりないもので、肌の不調はともちろん様々な病気をひき起こす可能性があるといえます。
なので、こういったストレスは「そもそもなくしてしまう」とか「日ごろから解消していく」、「逆境への耐性を高めて感じにくくする」と言った対処が必要になるといえるでしょう。
いいストレスと悪いストレス、逆境耐性、ストレス管理等については以下。
ただ苦労とは実に主観的なものですから、「何を苦労と感じるか」は必ずしも一様ではありません。
例えば「人とかかわるのが苦痛である人」もいれば、「人とかかわると元気になる人」もいるわけです。
とはいえ「お金がない事への不安」に関しては、例外なくすべての人にとって非常に有害であるため何とか避けたいところではあります。
ただ幸いここ日本には生活保護という制度があるため、プライドなんてかなぐり捨ててしまうとか開き直ってしまうとかすれば、割とこの点は心配ないのかもしれないと思ったりしてしまう感はありますな。
まあ、とりあえず苦労してそうに見えていいことは何もないってことです。
苦労等しないならしないに越したことはないでしょう。
おわりに
この記事は「苦労が顔に出る説は本当なのか?「苦労人に見えていい事はない」」と題しておおくりしました。
「苦労は顔に出る」という説はより正確に言うなら、「悪い意味でのストレスを受け続けていると見た目にその害が表れてくる」という事だと思われます。
苦労してそうな顔とは結局「疲労や老化が年の割にハッキリわかる顔」だといっていいでしょう。
なるべく苦労を感じない努力をして気楽に生きていきたいものですなあ。
苦労はどんなに避けても必ず付いて回るため、自分からいらぬ苦労は排除していかないとただの苦労性になってしまいますね。
まあ一般にいわれる苦労ですら「何?これ苦労じゃ無くね?必要なんだからやるの当然では?」と本心から思って行ける精神性を持つのが最強ではあるでしょうけど。
ま、苦労なんてないならない方がいいですな。
いい意味での「苦労知らず」でいたいものです。
では!
参考