「はじめまして松尾です」はなぜ面白いのか?なぜつまらないといわれるのか?

「最近、家にいる時間長くなって退屈してきたから、何かユーチューブに面白い動画ないかって探していたんだわ。そしたら、「はじめまして松尾です」ってチャンネル見つけたんだが、これがクッソ面白くて笑い死にしそうwwww」

あー、同感同感。

松尾面白いよなあ。

一話当たりの時間が短いのもええな。

さくっとみてスグ笑える、松尾優勝!

オニギリス!

脱マンネリストのおにぎりです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「「はじめまして松尾です」はなぜ面白いのか?なぜつまらないといわれるのか?」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

  • 何か面白いユーチューブチャンネルを探している人

「はじめまして松尾です」の動画がなぜ面白いのか、またなぜ面白くないのかについて考察してみたい人等

最近、コロナのせいで長いこと家でいることを強いられてうんざり気味でしてん。

そこで、ユーチューブに何か面白い動画はないかなって探していました。

そんな中で偶然見つけたのが「はじめまして松尾です」というチャンネル。

このチャンネルにはかなりシュールな世界観のアニメが投稿されているんですけど、個人的にツボにはまってしまいました。

わたしとしては「こんなに面白いならもっといろんな知り合いに広めよう」て思いまして、リアルでちょっとした布教活動をしていたんです。

すると、面白いといって賛同してくれる人と「なんともいえねえ」て感じの人に見事に二極化してしまった模様。

まあ、人によって笑いのツボはそれぞれでしょうけども、面白いと思う方からしたら「何でなのかしらん?」と脳内を疑問の暴風雨が吹きあれてしまいます。

ということで、今回はなぜ松尾のアニメが面白いのか?、そして面白くないという人がいるのかについて少しばかり考察してまいりたいと思います。

なお、本記事を読んでいる人は

ユーモアを鍛える方法を年中人を笑わせることばかり考えてるやつが教える
">ユーモアの鍛え方について気になる人もいるんじゃないかと思いますので、気になる人はリンクからどうぞ。

では、ゆるりとおおくりしマウス。

ワイ、ネズミじゃないけどね。

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「はじめまして松尾です」とは何者なのか?

まずは、「はじめまして松尾です」というチャンネルについてその概要を見てみたいと思います。

チャンネル名:はじめまして松尾です
登録者数:79万人(2021年2月現在)
中の人:現役芸大生の松尾さん(鉄パイプを蝶々むすびしたいらしい、、、)
作風:シュール、カオス
主な支持層:10~20代

もう、鉄パイプを蝶々むすびにしたいとか言っている当たりタダものじゃないっすね。

まあ、作風はシュールとかカオスといった分類になるのかと思いますが、正直いって言葉で説明するのが非常に困難です。

無理やり説明しようとすると、頭の中のシナプスがこんがらがったあげく、あちこちで蝶々むすびができてどこかへ羽ばたいていってしまうので、実際の動画を見てみてくださいな。

参考

ね?

「何だこの作風は??」て感じですよね。

ちなみに、松尾のアニメのキャラで一番好きなのは断トツでニワトリです。

この妙なテンションがすごいツボですね(笑)。

他にもネズミやイカ、タコ、ビルバンドというなその生物、ネズミの彼女のクレオパトラ等々の奇抜キャラが沢山います。

※これらのキャラの構想は適当らしい。

ちなみに、松尾さんによるとアニメのネタ作りに際しては、思いついたネタをメモアプリに書いて保存したり、受けるかどうか判断に迷ったら友人に試して受けるかどうかによりその採否を決めているそう。

そして、彼はカートゥーンネットワーク製作の「アドベンチャータイム」というアニメに多大な影響を受けたとのこと(彼いわく初期の動画は凄く似ていたらしい)。

参考

もしかしたらアドベンチャータイムをみることで。松尾さんのギャグセンスの一端でも取り込めるかもしれない、、、、。

なお、ウーム公式サイトによると、どうも松尾さんは「カステラを最初に日本で広めた男」らしいです。

参考
https://uuum.jp/creator/hajimemashite

松尾のアニメはなぜ面白いのか?

唐突ですが、何で人は「面白くて笑うのでしょう?」

よく昔から「人はギャップで笑う」みたいにいわれていました。

しかし、現在では「自分の間違いを笑う」という説が有力なようです。

例えば、ある人(A)が公園にて犬の散歩をさせていた道すがら、同じように犬を散歩させていた人(B)に会ったとします。

この時に、お互いに軽いあいさつを交わしつつ、Aが「可愛いワンさんですね。お名前は?」と聞いたところ、犬がスックと立ち上がり流ちょうな日本語で「拙者、宮本ノ小次郎と申す。以後お見知りおきを!」と名乗りました。

そして、Aが呆気に取られてBに目をやると、Bはさっき自分の飼い犬がとっていたような4つんばいの姿勢をとり行動は犬そのものだった、、、。

こんな状況をはたから、誰か第三者が見ていたとします。

まあ、この状況が面白いかどうかはともかく、AがBに対して「お名前は?」と聞いたら、普通はBが「うちの子の名前は、、、」と話し出すはずです。

しかし、その予想は「Bの飼い犬が立ち上がって自ら名乗り始める」という事実によって、否定されてしまいます。

常識的に考えたら、第三者はこの状況において「予想を間違え」ますよね。

まさか、犬が立ち上がって名乗るだなんて思ってみませんでしょうから。

こんな時に、笑いが起こるというのが現在の笑いに対する有力説ってことですね。

この説に基づいた場合、松尾のアニメは視聴者の予想や思い込みといったモノをかなり裏切ってくるので、面白いのだと思います。

事実、わたしも松尾のアニメを見ていて「え!?注目するのはそこかよ!」とか「いやいや、そのいい回しそういう意味じゃないだろww」、「!?え、そこでそんなことするん?」みたいな反応をとってしまうようなかなり常識とはかけ離れたようなネタを矢継ぎ早にぶっこんで来るので笑ってしまうのです。

ネタの中には普通にアニメを見ているだけでは中々気付きにくいものもありますが、そこはしっかり登場キャラの誰かが突っ込むので視聴者側は自分の思い込みが裏切られていることに気付けます。

個人的には凄く面白いですなあ。

秀逸。

松尾を面白くないと思う人はなぜ面白くないと思うのか?

では、次にどうして松尾のアニメを面白くないと思う人がいるのかについて少しばかり考察してみたいと思います。

松尾のアニメが面白くない理由には以下のようなものがあると個人的には思っていますね。

  • 作風全体から醸し出されるノリが苦手
  • メタ認知能力の差とそれを補助するシステム等の問題

以下順次簡単に解説していきましょう。

作風全体から醸し出されるノリが苦手

松尾のアニメは次から次へと早口でまくし立てつつどとうの勢いで、ネタをぶち込んできます。

それこそ機関銃のように。

しかも、登場キャラどいつもこいつも異様なテンションですね。

※特にニワトリ。

この全体の作風から醸し出されるノリにたえられないって人は、一定数いそうな気がします。

なお、理屈っぽくてユーモアのセンスがない堅物はこの手の作品は、アナフィラキシーショックを起こすレベルで生理的に無理な気がしますねえ、、、気だけどね。

いやあ、そういう知り合い数人知っているんで(笑)。

メタ認知能力の差とそれを補助するシステム等の問題

これは松尾のアニメに限ったことではありませんが、メタ認知能力が高くないと笑いのツボを理解できないために笑えないなんてことが起こるかもしれません。

もし、上述のように「自分の間違いを笑う」という仮説が正しいのであれば、人は「自分の思い込みが間違っていた」という事実に気付く必要があります

ということは、笑いにはメタ認知能力、つまり「自分を客観的に見る力」が不可欠だってことになりましょう

もしネタの視聴者側のメタ認知能力が低い、もしくはネタの構造のなんらかの問題によって視聴者がメタ認知を発揮しにくいなら、「自分の思い込みの間違いに気付くことができない」ので笑うことができません。

ちなみに、漫才等におけるいわゆるツッコミの役割とはこの文脈で言うなら、「観客たちのメタ認知を助ける」というものだといえます。

漫才等ではツッコミがボケの常識からずれている点を指摘したりして、観客に「自分たちの思い込みが間違っていること」を気づかせるなんてシステムをとっているわけです。

しかし、ここでツッコミのスキルがないと観客の方は場合によっては、「ん?何が問題だったの?」みたいになりますね。

松尾のアニメはネタを高速でマシンガンのように連射してきますから、場合によっては「ん?何が起こった?」みたいに理解が追い付かないとか、ところどころ特殊な用語が盛り込まれることもあったりしてよく分からんなんて話になったりしそうです。

※特殊な用語とは何も専門用語に限らない。いわゆる「若者言葉」のような世代間ギャップのある言葉等も含まれる。支持層に10~20代が多いのはそのせいもありうる。

個人的にクッソはまった松尾の動画

では、この記事の最後の章は「松尾のアニメ」で個人的にはまった一押しの作品を紹介してみようかと思います。

まあ、どれも非常に面白くて甲乙つけがたいんですが、無理やり選んでみましたよ。

まずは、「ニワトリと喧嘩したようです」。

実はこの作品には「ネズミ視点とニワトリ視点、松尾視点」の3バージョンがあります。

それが以下。

ネズミ視点


ニワトリ視点

松尾視点


それぞれを見比べてみると、結構いろいろと発見があるかも。

これは3つで一つの作品って感じですな。

かなりツボにはいりました。

次は「ツッコミをすると服が破けるお食事会バトル」。

個人的に松尾がサラダを食べずにフォークを食べだしたところと、ニワトリのキレた顔がツボでしたわ。

で、最後は「天使と悪魔が財布盗ませようとしてくる」。

ありがちなシチュエーションではありますが、かなりカオスです。

これはかなり癖になります。

おわりに


この記事は「「はじめまして松尾です」はなぜ面白いのか?なぜつまらないといわれるのか?」と題しておおくりしました。

「はじめまして松尾です」は実に面白いので、家にいる時間が増えてうんざりしている人にはお勧めです。

本当面白いんで!
あと、家にいる時間がソコソコ増えたのなら、その時間を使って自分もクリエイターになるってのもいいかもねえ。

なんか、松尾さんみたいに人を笑わせられるコンテンツを作って発信するって素敵よね?

そんな気がする。

なんか、動画編集が学べる講座がヒューマンアカデミーにあるみたいだし、そこで少し動画編集の基礎を学んでから何か面白い動画投稿するのもありかもねえ。

まあ、笑いたい気分になったら松尾のアニメをみにいきましょうかね。

では!
https://www.youtube.com/watch?v=q2ZHNqHNTqM

参考
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2010/05/news055.html

https://uuum.jp/creator/hajimemashite

https://www.gqjapan.jp/life/business/20120514/i-laugh-therefore-i-am

参考記事等

初対面でかなり重い話をしてくる人の心理について

https://datsumanneri.com/providence-island/
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