メンタルが強いのも鈍感力があるのも、もとから鈍感なのとは違う。

「最近は、めっちゃ鈍感力が大事とかっていわれるよね。たしかに、感受性が豊かすぎると人の痛みが自分の痛みになってしまうんで、やってらんないよねえ。まあ、わかるさ、、、鈍感力って大事だよね。あーあ、わたし色々気にしちゃうからなあ、、、、いっそサイコパスだったら楽だったのかなあ。サイコパスはメンタルめっちゃ強いもんなあ。」

、、、何か勘違いしてないかい?

サイコパスはメンタルが強いのとはちゃうよ?

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回の話題は「もとから鈍感なのと鈍感力がある、メンタルが強いのは別物」という話です。

今回は以下のような人に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • 本当に強い人ってどんな人か知りたい人
  • 鈍感力のメリットデメリットについて知りたい人

はい、これ一緒にしている人多い気がします。

個人的な意見になりますが、、、本当に強い人とは「メンタルが弱いところから強くした人」であると思っています。

今回は鈍感ではない人が心理学的にどうしたら鈍感力を身につけられるかという視点から、鈍感力について述べてみたいと思います。

なお、メンタルを強化することの最終的な目的は「自尊心を高める事」だといえるでしょう。

「自尊心が高くなると、「幸せを感じる機会がおおくなる」のです。

自尊心を高める方法について知りたい人はリンク先へどうぞ。

「不屈の精神をもつ人の特徴」絶望にも逆境にも決して負けない!
">不屈の精神を身に着けたい人に関してはこちら。

では、ゆるりとおおくりします。

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1、鈍感力が必要な理由

さて、鈍感力という言葉がことさら世の中で取りざたされるようになったのはなぜでしょう。

その背景にはきっと渡辺淳一さん著の「鈍感力」が出版されたことがあるでしょう。

この本のヒットを皮切りに「鈍感力」という言葉が世の中でしきりに取り上げられるようになったと思われます。

そして、日本人が諸外国に比べると敏感な人が多いというのもあるでしょうね。

空気を読むとか迷惑かけちゃいけないだの、恥だの、、、、まあ、人の目を気にしすぎなんです。

そりゃあ、ストレスたまるわな、、、て感じです。

なので、敏感でストレス過多になりやすい日本人は「もっと鈍感になれたらいいのに」て潜在的に思っているんでしょうね。

具体的に鈍感力が必要な理由を列挙して見ると以下みたいになりますね。

  • 立ち直りが早くなる
  • 物事に前向きになりやすい

メンタルが傷つきやすい人からしたら羨ましい性格なのかもしれません。

日本人の大部分は不安を感じやすい遺伝子を持っているといいます。

積極的に鈍感力を身につける必要があると言えるでしょう。

2、鈍感力が必要なのは気にしすぎる人

鈍感力が必要なのは「HSP等の繊細な人や細かいことを気にしやすい人」です。

初めから鈍感だったりする人は逆に「繊細力」みたいなものが必要でしょうね。

そう、当り前ですが鈍感であることにはデメリットもあります。

例えば以下です。

  • 人の話を聞かない
  • 空気が読めない
  • 同じ失敗を繰り返してしまう

はい、わたしは逆にもともと鈍感だったので結構気をつけて直してきましたよ。

鈍感も繊細も度を過ぎたら害になってしまうって話です。

特にわたしは元ソシオパスであったという自覚があるので、鈍感というより心が無いといったほうがただしかったかもしれません。

いまでこそ、感謝もできるようになり人との和を大事にしたいと思うようになりましたが、以前は実際に行動には移さないものの手段を選ぶという概念はなく、人の迷惑がどうとかを気にしたことすらありませんでした。

行動に起こさない理由は一つだけ。

「この法治国家では不正を行うと不利であるから不正はしない」というだけ。

もし、不正をするメリットがデメリットをはるかに凌駕するならどんな事であれちゅうちょせずやっていたでしょうね、当時ならね。

当然のことながら、当時は「罪悪感てなんなの?申し訳ないってなんだよ、その気持ち?そんなの感じる必要あるか?」て感じでした。

なので逆にいえば、昔の方がストレスはなかったかも知れません。

今は人の気持ちを気にするようにも大事にもするようにもなったので、以前よりはある意味メンタルはよわくなったのかもしれません。

でも、個人的にはそれでいいと思っています。

なので、気にしすぎる人は「鈍感力が必要」ですが、もともと鈍感な人は逆に気にするようにしないとバランスが取れないって話です。

よくいいますよね、「大胆にして細心であれ」と。

まさにあれです。

大胆だけでは「無謀」、細心だけでは「臆病」です。

バランスを取っていきたいものです。

3、人の痛みなんて分からなくていい?

人の痛みを感じる事はストレスです。

詳しくはこちら。

そして、人の痛みなんて感じなかったら何でも思った通りにできますよね。

だれにも気兼ねなく好きな事ができます。

後ろ指さされるとか誰が犠牲になるとか何も関係ないですしね、楽と言えば楽です。

社内で大規模なリストラを担当させられても、何の迷いもなく涼しい顔して誰かの犠牲なんて考えず改革を断行できます。

誰にも申し訳ないなんて思いません、、、、。

確かに、人の痛みなんて感じない方が精神的には楽かもしれません。

でもですね、あなたは幸か不幸かサイコパスではないので、人の痛みを感じなくなるのは無理です。

たまに感受性が高すぎる人の中には

「わたしはサイコパスだった方が良かった」

とか言う人がいます。

はい、彼ら彼女らによるとサイコパスはメンタルが強いから羨ましいとのこと。

、、、、さて、本当にサイコパスはメンタルが強いんでしょうか?

これは個人的な解釈になってしまいますが、「サイコパスはメンタルが強い訳ではない」です。

確かに、「鈍感である」という効果の面に注目すれば、「強い」のかもしれませんが、個人的には強いとは思っていません。

メンタルが弱い人のことを「ガラスのハートの持ち主」なんていったりしますが、サイコパスの場合は「ハートが無い」ので傷つきようがないのです。

もうね、「ハートの強さ」の話をしようとしているのに「ハートがない」場合の方が強いって言ってるんですよ。

理屈で考えてへんでしょ?

なので、「ハートがあることを悔やむ」くらいなら、「どうしたらもっと気にしないで済むか」を考えましょう。

それに「ハートがあるからこそ幸せを感じれる」とも言えます。

ハートがあるから感謝をし、人とのつながりで幸福感が増えるんです。

サイコパスやらソシオパスの様な連中には一向に幸せは訪れません。

いつもそこにあるのは、刹那的な満足でしかなく常に刺激に飢えています。

人を「もの」と同列にしか見れない彼ら彼女らが、本当の意味で幸せを感じる事は到底無理なんですよ。

なので、ハートがあるなら鈍感力を得て強くしていきましょう。

ハートがあるからこそ幸せになれます。

サイコパスなんて羨ましがらなくてよろしい!!

連中は勝負に勝っても人生では負けていますからね!

4、必要なのは感情の分離と生きる意味

鈍感力がある状態とはどんな状態でしょうか?

具体的に言うなら以下のような状態ではないかと思います。

  • 周囲の目をきにしない
  • 相手から否定されるのがこわくない
  • 小さなストレスを受け流せるのでイライラしない

そして、鈍感力を高めるためのアプローチとして以下の要素が必要であると考えられます。

  • メンタルの強化
  • コアパーソナルプロジェクトの発見
  • デタッチトマインドフルネス
  • 自尊心を高める
  • 自己効力感を高める
  • アンガ―マネジメントを使う
  • セルフコンパッションを使って完璧主義をやめる
  • 瞑想する

以下順次簡単に解説していきます。

・メンタルの強化

メンタルが弱い自覚のある人は、まずメンタルの強化をするといいでしょう。

簡単な方法としては人に感謝の気持ちを素直に伝えるなんてのがあります。

より詳しくはこちら。

・コアパーソナルプロジェクトの発見

コアパーソナルプロジェクトとは、簡単に言うと自分のとって重要なことがらを表しています。

コアパーソナルプロジェクトがあると内向的な人は外向的にふるまうことも可能になります。

とはいえ、外向的にふるまうのには負荷がかかるので休息が必要です。

HSPの人であれば日頃の優柔不断さが軽減すると思われます。

見つけ方については、子供の時に何に興味を持っていたかを思い出すのが有効です。

より詳しくはこちら。

・デタッチトマインドフルネス

デタッチトマインドフルネスとは端的に言うと「感情と行動を切り離すこと」、つまり、自分の行動や感情を客観的にみるように努めるという事です。

具体的な方法としては、「フライオンザウォール」なんてのがあります。

部屋の壁にとまっているハエになったつもりで自分を外から観察してみます。

その他の方法については以下からどうぞ。

・自尊心を高める

自尊心とは「あるがままの自分を受け入れる感覚」です。

自尊心が高いなら他者と自分を比較することが無くなるので、ストレスは格段に減ります。

自尊心が高いといい意味での「あなたはあなた自分は自分」という状態になれますね。

自尊心の高め方については以下からどうぞ。

・自己効力感を高める

自己効力感とは「自分はやればできるのだという感覚」です。

自己効力感が高まるとある程度失敗を恐れずに挑戦することができるようになります。

自己効力感を高める一番効果的な方法は「小さな成功体験をつむこと」です。

詳しい高め方についてはいかからどうぞ。

・アンガ―マネジメントを使う

アンガ―マネジメントとはイライラに対処する方法です。

日頃のささいなことにいらいらしたり、怒り過ぎて相手を殴りたくなったりした事って誰でも一度や二度はあるでしょう。

でも、怒りにまかせて暴力振るっていいことなんて何にもないですね。 

我々が生きている時代が世紀末なら北斗の拳みたいな感じでいいんでしょうけど、現代は法治国家ですからかえって不利になるというものです。

なので、怒りをどうコントロールするかが大事になります。

怒りのピークは6秒です。

最初の6秒を乗り切れば大丈夫です。

ですので、自分にムスカ大佐よろしく「6秒間まってやる!」て言うのもありかなぁ(笑)。

詳しくは以下からどうぞ。

・セルフコンパッションを使って完璧主義をやめる

セルフコンパッションとは自分に優しくすることです。

セルフコンパッションを活用することで、自己否定を減らす事ができるので自分の自尊心を向上させるの意とても有効です。

人が完璧主義に陥るのも強い自己否定のせいです。

完璧主義をやめるには「人間はどこまでいっても俯瞰完全な存在である」という人間の不完全性を受け入れて容認することが肝要です。

その他にも自己否定をしそうになったら、あらかじめ自分への励ましの言葉等を書いておいたカードを見るのもいいですね。

より詳しくはいかからどうぞ。

・瞑想する

瞑想するとセルフコントロール能力が向上するので感情が安定して、冷静でいられるようになります。

また、共感力も高まるので人の気持ちを察しやすくなるというおまけ付き。」

瞑想は本当に効果がた気にわたり非常に有用です!

詳しくはいかからどうぞ。

5、鈍感を目指すより逆境に強くなろう

はい、最後にもう一つ、ダメ押しの一つ!!

それは「逆境に強くなる」という事です。

いかに鈍感であってもサイコパスでもないストレスの多い状況で平然としていらないものです。

そこで、提案したいのが「科学的に明らかになっている逆境に強い人の性格的特徴」というものを参考にして逆境に強くなることですよ。

このように逆境に負けない力をレジリエンスと言います。

レジリエンスを高める方法として、すぐにでも始められるものとしては以下のようなものがあります。

  • 人とのつながりを大事にする
  • 運動する
  • 自分の強みを活用する

それ以外については以下からどうぞ。

おわりに

この記事では「鈍感ではない人が心理学的にどうしたら鈍感力を身につけられるか」という視点から、鈍感力について述べました。

上述した通り、鈍感力が必要なのは「気にしすぎてしまう人やHSP等の繊細な人」でした。

もとから鈍感な人はむしろもっと繊細になる努力が必要です。

最後にもういちどいいますが、サイコパスはメンタルが強いのではなく、「ハートが無い」だけです。

別に、強いわけでも何でもないので誤解無きよう。

そして、メンタルが強い人は頼りになりますね、色んな意味で。

サイコパスは両親が無く簡単に裏切るので、一見頼もしい人に見えますが地雷です。

近づいちゃだめです。

一応、ここに職場にサイコパスがいた場合の対処をおいときますね。

ハートがあるから幸せになれってことを忘れず、ほどほどに鈍感力を高めてくださいな。

では!

参考記事等

「自分に優しくする方法」セルフコンパッション活用で脱完璧主義!

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