オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!今回もよろしゅう!!
はい、全国の繊細なみなさんオハコンニチバンハ!
毎日、憂鬱な朝の繰り返し。
ニュースの惨事に心ざわめき、人ゴミから悪意を感じ取り動揺。
満員電車は悪意の渦、息が詰まる思いを誤魔化し誤魔化し会社へ向かう…。
お疲れ様です。
いつの間にか、「私は人が嫌いなんだ」と思っていませんか?
その気持ち、わかる気はします。
絶え間なく他人から悪意を感じ取っていたなら、人とは「悪意によりできた存在」だと認識してしまいますよね。
ただ、まだ判断は待ってください。
あなたが本当に人嫌いなのかについて考えてみませんか?
はい、今回はそんな内容でお送りしたいと思います。
なお、HPSの恋人がいる方はこちらの記事も参考になるかと。
では、ゆるりとお送りします。
目次
1、HSPの敏感さが疲れを倍増させる
HSPの人は自分と他人の心の距離が近すぎます。
互いの心を隔てている壁も薄いので、相手の感情の波紋はダイレクトにHSPの人の心へ流れ込んできます。
さながら、洪水のように激しく大量に感情が流れ込んできます。
ですから、脳もパニックです。
普通の人より大量の情報を短時間で処理しなくてはいけないのです。
当然、その疲れは普通の人の比ではありません。
また、非常に高い共感性があるため、誰かがそばで怒られていたら、自分が怒られている気分になって落ち込んでしまいます。
他の人達の感情に敏感でありすぎるために、気を遣いすぎて疲労してしまいます。
当然、自分の気持ちより他人の気持ちを優先してしまいがちで気が付いたら我慢ばかりしています。
「なんで、みんなそんなに鈍感なのさ!もっと、気を使ってよ!てかさ、そんなことして誰かが迷惑しているとか思わないわけ?」
と自分と比べて鈍感過ぎる他人に対して激しい憤りを感じてもやはりこらえていいません。
自分の気持ちを発言することで相手を傷つけたり、また、自分で自分がわがままに思えたりするためです。
自分を優先できず、いつも人の事を優先しがちですね。
HSPの人は日頃から他人との感性の違いにより生じる気持のすれ違いに歯がゆい思いをしていきているのです。
2、HSPの人が人嫌いになる理由
HSPの人は強い倫理観の持ち主が多いのです。
倫理観が強すぎるためにある種の期待を他人にしています。
「人は基本的にわかりあえるもの。みな思いやりがあるはずだ。」などと。
しかし、現実は全く理想とは違うのです。
人の事を考えるどころか強盗、殺人そして戦争。
この世の中にはHSPの人にとっては信じられないほど人の痛みに無頓着な蛮行であふれています。
人や社会に期待する思いが強ければ強いほどにその期待とは逆行する社会や世界に対してのあいいれなさに絶望します。
そんな状況が長く続いていると、「どうせ人なんて、世界なんて」と心に分厚い殻を作ってしまいます。
そう、外の世界と自身の期待との矛盾による苦しみから身を守るための殻なんです。
でも、すぐに気が付くんです。
その殻の内側には鋭利なとげが付いている事に。
HSPの人は他人の悪意に沢山触れて、人間に愛想を尽かしたはずです。
でも、それでも心の底では「人は基本的に善い存在のはずだ」という性善説の心があるんですね。
だから、「社会や人を拒否する自分」を「人に希望をもつ自分」が「なんて、悪意に満ちた考えなんだ!」とばかりに責め立てるのです。
自分を守るためにまとったはずの殻。
しかし、その内側にある「善くありたい自分」というトゲが心を痛めつけます。
そんな状態になってしまっては身動きが取れないのです。
HSPの人は「人嫌い」になりきれない「人嫌い」なんです。
心のどこかではまだ人を信じているし、信じたいんです。
その信じたい想いが非HSPの人に比べて非常に強い。
だからこそ、単なる人嫌いよりよほど苦しいのです。
ですから、HSPの人は厳密にいえば「人嫌い」と言うよりも「自分の存在を保つために人と距離を取らざるをえない」と解釈していいと思います。
普通のいわゆる「人嫌い」と決定的に違うのは「自己批判の強さ」です。
他人の悪意から身を守るために殻が必要なのに、殻をまとえば鋭利なトゲに刺される…。
苦しいジレンマなのです。
もう、人とのかかわりを断つ以外に自分の心を、自身の存在を保つ方法があるでしょうか?
だから、はたから見ると「人嫌い」にみえるのです。
HSPの人がいわゆる「人嫌い」になるのには凄絶な自己批判との葛藤から身をまもり、自分と言う存在を保つためと言えます。
だから、本当は人を拒絶していないのです。
3、人嫌いになるときはしかたない
前述したようにいわゆる「人嫌い」になるのは仕方ないです。
自分を守るためにとらざるをえませんからね。
ただ、だからといって完全に人間関係を断つのは心のためにも良くありません。
休む時は休んでまた外へ向かっていく強さも現状を良くしていくためには必要です。
「だけど、そんな自信はないよ…」
ですよね。
散々自己批判を応酬を繰り返してきたんです。
自身なんて無くて当然ですよね。
ですから、自尊心や「自分はやれる!」という自信をつけるために自己効力感を高めていく必要があるといえます。
人との付き合いに疲れた時はゆっくり休んでから再出発しましょう。
また、HSPの人は自分自身を日ごろからいじめすぎです。
他人に対して思いやりを持つのは大変すばらしいことですが、「自分自身も十分に思いやろうとしましょう」。
他人に優しいだけでは疲弊してしまいますよ。
自分も他人同様に思いやろう!
参考記事等
4、人間関係は厳選した方がいい
HSPの人は他人の感情に敏感で外的な刺激にも敏感です。
当然関わる人がどんな人かでうける影響にも大きな差が出ます。
特に要注意なのがいわゆる搾取をする人です。
俗に「サイコパス」と呼ばれる人達です。
このような人とは決して関わらないことです。
もし、今関わっているならこちらの記事を参考にしてみてください。
サイコパスほどではなくとも、一緒にいてあまりに息苦しいとか気分がそわそわして落ち着かない人とはあまり関わらないのがよいです。
そこで、人間関係を整理していくことがHSPの人にとっては非常に大事になってきます。
そして、HSPの人にとっては他の人以上に「親友」の存在が欠かせないと思います。
特に職場には仲のいい友達を最低でも一人は作った方がいいです。
職場に友達がいるだけでメンタルが安定し、かつ生産性が劇的に高まります。
どうか、世界の理不尽さなんかにまけないで!
おわりに
この記事ではHSPの人は人嫌いなのかについて述べました。
答えとしては、きっと「人にたいして希望を捨てきれない」から厳密にはいわゆる「人嫌い」ではないのかなあとおもいます。
HSPの人の強い倫理観が正しく活用されることで世界はもっと美しく輝きます。
例えば、宮沢賢治はHSPだったと私は確信しています。
彼の「雨ニモ負ケズ」は彼のHSPとしての特徴をよく表わしていると思います。
特に「ミンナニデクノボートヨバレ」、「ジブンヲカンジョウニ入レズ二」や「ホメラレモセズクニモサレズ」と言った箇所には彼の人間性が現れています。
デクノボーとは木偶の棒、つまり役立たずです。
普通なら「ふざけんな!このくそが!!○ね!」などと暴言を吐くところでしょう。
詩の中の彼はそういわれても人のために積極的に尽くします。
この感性はまさしくHSPの特徴と思えます。
しかし、彼はなぜここまで悪意に耐性があるのか?
これはきっと彼にとってのなんらかの使命にも似た人生をかけた仕事に従事していたからなのではないかとおもいます。
HSPの人は人生をかけた仕事、心理学でいうところの「コアパーソナルプロジェクト」をもつことによってストレス耐性が付き、生き生きと生きていけるのだと思います。
コアパーソナルプロジェクトについて知りたい方は
HSPの繊細さは強力な強みです。
決して自分を卑下しないで下さい。
あなた達は社会の良心、尊い存在なのです。
HSPの人々に栄光あれ!
参考記事等
メンタル弱い人がうざい、ずるい、嫌いと感じるのは仕方ない?そうはいっても、限度がある