今回は以下のような方に向けておおくりします。
・結婚相談所をこれから利用しようと思っている男女
・結婚相談所の成婚率を左右する要素について気になる人
今回の話題は「結婚相談所を利用するなら知っておきたい成婚率を左右する要素等」という話です。
はい、またもや婚活関連の記事になります。
最近、この手の内容を投下することが増えてきましたねえ。
、、、とまあ、それはいいとして、結婚相談所における成婚率を左右する要素としていったら何を想像するでしょうか?
おそらく成婚率を左右する要素として多くの人は容姿や学歴、身長、年収、年齢なんてものを想像すると思います。
実は男性の場合、年収以外は大して成婚に寄与しない可能性があるのです。
なんともはや、、、「結局金か!」って感じですねえ。
まあ、それだけの情報をお伝えしただけで終わっては詰まらんので、他にも男女それぞれで選好を高めるにはどういった要素の組み合わせが必要なのかなどについても見ていきたいと思う次第。
今回の記事はおもに以下の研究を参考にしております。
参考
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjams/33/2/33_167/_pdf
ちなみに、世の中には「見合いで結婚すると愛がないので不幸になる」という俗説がありますが、実はこれは間違っている可能性があるとか。詳しくはリンクからどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
「真面目に結婚を目的として活動する」という事であれば、「結婚を真面目に考える人が集まる結婚相談所に入会して婚活する」のが最適解。
結婚相談所であれば、経歴や年収を意図的に盛ることはできませんし、写真詐欺、既婚者が紛れ込むリスクもあり得ません。
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目次
そもそも成婚率って何じゃいな?
冒頭で何も詳しいことを言わずに「成婚率」という言葉を使ってしまいましたが、実はこの言葉は結構厄介な言葉です。
というのも、結婚相談所によって成婚率の定義やその算出方法が違っているからなんですね。
成婚率の定義の結婚相談所による違いは以下の通り。
結婚相談所名 | 成婚の定義 |
---|---|
ペアーズエンゲージ | 結婚を前提とした付き合いをすること(宿泊や宿泊を伴う旅行、同棲、婚前交渉等) |
ツヴァイ | 結婚ないし結婚の意思を固め婚活を終了すること |
パートナーエージェント | 交際中のカップルが結婚の意思を固め婚活を終了すること |
ゼクシィ縁結びエージェント | 結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
IBJメンバーズ | プロポーズをして結婚を互いに約束すること。 |
ふむ、IBJ系列はおよそ統一されているもののやっぱり全体でみるとばらつきはありますねえ。
ちなみに、一般に成婚とは「交際相手が見つかり、結婚の意思がみえた段階で活動を終了すること」を意味するそうです。
参考
ちなみにこの一般的な意味合いを踏まえてか多くの結婚相談所では、「結婚の意思を固めて婚活を終了すること」を成婚と定義しているようです。ですから、婚約や(法律上の)結婚をしていなくても成婚とみなされる事が多いという事ですな。また「成婚率」の計算方法も結婚相談所によって実に様々です。
例えば、成婚率の算出方法には以下のようなものがある模様。
- すべての退会者数を成婚して退会した会員数で割って算出する
- 成婚で退会した会員数を在籍会員数で割って成婚率を産出する
ちなみにですが、「結婚情報サービス業調査に関する報告書」の調査によると、以下のような事が分かっている模様。
- 結婚相談所などの婚活サービスを利用し最も結婚・婚約に繋がった年代は、男性の場合は30代であり女性の場合は40代であった
- 男女ともに20代が最も交際に繋がりやすい
参考
https://www.ier.hit-u.ac.jp/Common/publication/DP/DPS-A687.pdf
そして、経済産業省が結婚関連産業の事業者に対し成婚率に関して調査を行ったところ、男性の場合は8.4%で女性の場合は10.1%であったといいます。
※ここでの成婚率は一般的な意味合いでの成婚率である
参考
なお、今回参考にしている研究では成婚を
「X社の提供する結婚相談サービスにおいて、交際成立後にプロポーズを受けた相手方がそれを承諾した状態」
のように定義されている模様。
ということは「婚約成立をもって成婚とみなす」、つまりIBJ系列の定義する成婚と同様の意味合いであるといえましょう。
なので、この研究内で言われる成婚とは決して「実際に結婚届を提出しそれが受理された法的な意味合いでの婚姻状態の成立」を意味していません。
この点は重要ですね。
男女別での成婚率を左右する要素
今回参考としている研究では、成婚に影響を及ぼすであろう要素として「学歴、容姿(BMI、身長)、年収」の3つを想定しています。
そして、以下3つの仮説を設定しその仮説をそれぞれ統計デート等を元に検証している模様。
- 仮説 1.結婚相談サービスを利用した婚活においては,高学歴,高収入,高身長・低肥満
- は成婚の確率を高めるとは言えない.
- 仮説 2.結婚相談サービスを利用した婚活においても,高学歴,高収入,高身長・低肥満の人ほど,異性から選好されやすい.
- 仮説 3.結婚相談サービスを利用した婚活においては,高学歴,高収入,高身長・低肥満の人ほど,結婚相手をより好みする.
その結果判明したことが以下。
- 『男性の高収入』以外は成婚の確率を高めると言えない
- 男性は高学歴,高収入,高身長・低肥満であるほど女性から選ばれやすい
- 女性は非大学院卒,高収入,低肥満であるほど男性からえらばれやすい
- 男性は高学歴,高収入,高身長・低肥満であるほどより好みする
- 女性は高収入,低肥満であるほどより好みする
※より詳細なデータや結果については論文参照。
参考
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjams/33/2/33_167/_pdf
ふむ、結局男は「結婚したけりゃ金稼げ!」って事みたいですねえ。
メッチャ分かりやすい(笑)。
そして、いわゆる三高のハイスペック男性はえり好みしやすいっていうのは納得ですわな。
まあ立場が強いもんねー。
あと、女性が高収入で低肥満だとより好みするっていうのも納得できる気がしますね。
経済的に自立している女性は、男性の経済力を当てにしなくていいので、男性に当然経済力がある程度あることを前提にそれ以外の要素を求めるでしょう。
例えば、女医の方とかそんな傾向が強いと思うんですよねえ。
そしてBMIが低ければ容姿がいいって言っていいのかはわかりませんが、少なくとも自己管理のできる人であるとは言えそうです。
自己管理ができる人はそれなりに自立しており、他人にもそういった要素を求めそうですわな。
そう考えると、より好みも当然かなあ、、、?
知らんけど。
ちなみにあるアメリカの研究で助成が最もモテるBMIは19だと言われているようですね。
なぜ、非高学歴で太り気味の女性が成婚しやすいのか?
上述の様に「ハイスペック男性や高年収で低BMIの女性はえり好みしやすい」というのは、直感的に納得しやすいものです。
しかし、同時にこの研究では「BMIの高い高肥満の女性が成婚しやすい」というデータも得られています。
これはかなり違和感がありますね。
「え?なんで??」て思いますよなあ。
こう言ってはあれですけど、「太っている女性が好きな人なんてそんな多いのか?」て思いますわな。
まあ、、、正直これが「太ってはいるけど顔自体は童顔寄りで小顔の超美形」とかならまだ納得は行きますが、、、。
今回参考にしている研究の分析よると、これは別に内面を重視した結果などではなく「高肥満の女性がより好みしないせいである」とされているようです。
同様のことは高学歴(特に大学院卒)の女性にも言えます。
なので、いわゆるハイスペックの男女は結婚相談所においてモテはするが成婚はしにくいなんて事がおこるってことですな。
んー、何たる皮肉よ、、、。
スペックで勝てないなら内面で戦うしかない
結局、婚活を上手く終わらせるためには「男性は金がないとダメ」ってことになるわけですな。
んー、非常にシンプルだけど結構しんどい結果ですわね。
正直、結婚した後の幸福度に関しては人間性も重要なんですけども、今回の研究ではそこら辺については超際しておりません。
正直、恋愛はともかくも結婚の様な長期的関係においては人間性が何より大事であるなんてことは多くの人が知っているはずです。
とはいえ、こんな風により好みしあってフィルターにかけて、、、みたいなことをみんながやっていたらスペックは足らないが結婚に向いた人間性の人たちが一向にその内面を見てもらえる日はこないってことになりそうですね。
ちと、これはどうしたもんかって思いますわな。
まずスペックでの選考があってそこを通過した場合にだけ内面を見てもらえるってシステムは少々問題だと思うのですよなあ。
ただ実はこういった中々内面を見てもらえないという問題を解消する手もあります。
それは以前の記事にて取り上げた「ブライダルネットの日記機能を使う事」です。
ブライダルネットの日記機能を上手に使うことで、自信の価値観に共鳴する相手を探すことができるので選好にもれたから内面を見てもらえないなんてことはありません。
スペックで多少不利だとの自覚がある人は、ブライダルネットで内面重視の婚活を始めてみると状況が好転したりするかもしれません。
内面重視婚活のためのブライダルネットの日記機能の使い方や戦略についてはリンクからどうぞ。
おわりに
この記事は「結婚相談所を利用するなら知っておきたい成婚率を左右する要素等」と題しておおくりしました。
今回参考にした研究にて判明した事としては以下のようなものがありましたね。
- 『男性の高収入』以外は成婚の確率を高めると言えない
- 男性は高学歴,高収入,高身長・低肥満であるほど女性から選ばれやすい
- 女性は非大学院卒,高収入,低肥満であるほど男性からえらばれやすい
- 男性は高学歴,高収入,高身長・低肥満であるほどより好みする
- 女性は高収入,低肥満であるほどより好みする
中々、男性にとってはシビアな結果ですね。
男性は仕事を頑張ったり副業で収入の少なさを補う必要が出てきそうですなあ。
とはいえ、すぐに収入を増やす事はできないためスペックに自信がない人は、ブライダルネットの日記機能を駆使して内面をアピールする婚活をしてみると状況が良くなるのではないかと思いますね。
では!
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参考