今回は以下のような方に向けておおくりします。
- 女子同士の争いの傾向を知りたい人
- 関係性攻撃について知りたい人
何が怖いって陰湿でいつの間にか始まって気が付いたらもうそのさなかにいるっていう恐怖だよね。
知らない間に標的にされてしまっているっていうのが怖すぎる、、、。
うむ、そうなんよ。
女子同士の戦いは知らないうちに始まって気が付いたら巻き込まれている、、、、なんてこともあるわな。
おそろしや、、、。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「『関係性攻撃』性悪女はあなたの人間関係を操作する?『孤立化やいじめ』」という話です。
男性同士は直接的にケンカする傾向が高いですが、女性同士のケンカって実に回りくどい傾向があります。
仲間外れにして孤立させたりするなんて言うのが代表的でしょう。
こういった攻撃の仕方を関係性攻撃といったりします。
今回は女性同士の争いに多い傾向があるであろう関係性攻撃について、つっこんでまいりましょう。
どうでもいいですが、確か誰かが「女は元々的同士だ」みたいな心のこる名言、いや迷言?をのこしていたような気もするので割と女性同士って争いが起きやすいんですかね?
知らんけど。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
関係性攻撃とはなんぞ?
関係性攻撃とは
『仲間関係を操作することによって相手に危害を加えることを意図した攻撃行動(Crick & Grotpeter, 1995)』
のことです。
関係性攻撃の例としては以下のようなものが該当します。
- 敵対している相手の悪評を流す
- わざと仲間外れにする
まあ、早い話が「集団いじめ」みたいな事態にも発展しかねない攻撃行動が関係性攻撃だってことですかね。
なお、この関係性攻撃の生起を説明する理論として有力視されているのが、Crick & Dodge(1994)によるの社会的情報処理(SIP)モデルです。
この理論によると社会的行動は各自のデータベースとなる潜在的知識構造(latent mental structures)を利用しつつ、以下の6つのオンライン(データベースに接続しているという意味)の情報処理を通して表れると想定されているとのこと。
- 手がかりの符号化
- 手がかりの解釈
- 目標の明確化
- 反応の検索
- 反応決定
- 実行
※符号化とは記憶の基本的過程のひとつ。情報を取り込み記憶情報として保持されるまでの「憶える」過程のことを指している。記銘とも。
そして、各情報処理において歪みやエラーがあると有能な社会的行動の表出に失敗するとされています。
なお、(Crick, 1995)によると、関係性攻撃を多く行ってくる児童は架空の関係性挑発の社会的文脈で,符号化と解釈にて相手の行動に敵意を感じるちょうはtことが示されているそうです。
※社会的文脈とは社会全体や複数の人が関わる場において、ある事象の意味付けを決定付ける一連の背景を意味する語。(例:過去の文学上の名作はその時代の文化的背景やそれを話題にするコミュニティーによって、解釈のされ方が違ってくる等)
引用
https://www.weblio.jp/content/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E6%96%87%E8%84%88
女子同士の戦いは対人操作が基本?
女子と男子でその攻撃の表れ方には違いがあるといいます。
男子は殴る蹴る等の身体的攻撃を多く示すのに対して、女子は仲間はずれにする、無視する等の関係性攻撃を多く示すそうです。
例えばCairns et al.(1989) の小学4年生から中学3年生までの6年間にわたる縦断的な研究 によって、以下のような結果がしめされているとのこと。
- 男子は同性との葛藤場面で、 一貫して身体的攻撃を多く示した
- 女子は学年が上がるにつれ,敵対している子どもをグル ー プから締め出す、 悪い噂を流すといった攻撃行動を相対的に多く示すようになった
どうやら、攻撃の表出に関しては明確な性差があるとみて間違いないようです。
ちなみに、以下の研究では幼児の集団において関係性攻撃を行う子供について以下のようなことも示唆されています。
- 規律性スキルが低い
- 友情形成スキルと主張性スキルが同程度に高い
この結果については、そもそも関係性攻撃を行おうとしたら他者と友情関係を構築するための社会的スキルが必要になるので妥当といえるでしょう。
また、Grotpeter & Crick (1996)によると,関係性攻撃を示す児童の仲間関係は親密 であると同時に排他的なものでもあるといいます。
へたをすると集団いじめになりかねない性質を持っていることが見て取れるかと思いますね。
リーダー格の陽キャ女子が気に入らない一人の子を仲間外れにして孤立化させて、皆でなじるなんて陰湿な場面が脳裏をよぎりますな、、、、。
愛想がよすぎる人は気を付けた方がいいかもしれない
上述のように女子は関係攻撃を行いやすい傾向にありました。
そこで改めて、今一度思い起こしたいのが以前に当ブログで触れたいい人のふりをして支配しようとするという「カバートアグレッション」の存在です。
彼彼女らは非常に愛想よくみんなの人気者をよそおっているものの、その実は他者を支配しようとする気満々なんですな。
一概には言えないものの、女性で「やたらと愛想がいい」とか「不思議なくらいに親切」な人には少しうがった見方かもしれないですが、やや注意したほうがいいかもしれません。
特に、すぐに「わたしはあなたの見方だよ」と言ってくる人は、、、疑ってかかったほうがいいかもしれませんよ。
まあ、経験上の話ですけども、、、。
中にはただの善意で周囲に人に親切な人もいるでしょうが、あまりにも明るすぎるのが常態化しているとか、全くといっていいほど好感度を下げる発言や行動もしないとなると結構怪しい感じがします。
カバートアグレッションは一見すごく仲良くしてくるように見せかけて、裏で悪評を流したり周囲をたきつけたりして特定の誰かを集団で攻撃するなんて言うのは得意中の得意です。
やみくもに人を疑うのはいいことではないですがいざ気付いた時には孤立していた」なんてことにならないようにある程度は注意したほうがいいでしょう。
カバートアグレッション対策について詳しくは以下からどうぞ。
おわりに
この記事は「『関係性攻撃』性悪女はあなたの人間関係を操作する?『孤立化やいじめ』」と題しておおくりしました。
関係性攻撃とは『仲間関係を操作することによって相手に危害を加えることを意図した攻撃行動』のことでしたね。
これは女性に多い傾向がある攻撃の仕方でもあります。
やたらと愛想がよすぎる人には少し注意しましょう。
もしかしたら、支配欲の強いカバートアグレッションかもしれませんぞ、、、、。
ま、知らんけど。
では!
参考
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/51/1/51_13/_pdf/-char/ja
参考記事等