「ハローキティってかわいいよね。大好きだわ。、、、でも、最近初めて聞いて驚いたけどキティちゃんって猫じゃないんだってね。どうやら、猫の擬人化だから「人」って扱いみたいだね。びっくりしたわ。」
んー?
生粋のキティラーなら常識だよぅ(自分は最近知った)?
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「ハローキティは猫でなくその正体は「人」。だから猫を飼っている。」という話です。
はい、実は最近わたしは「ハローキティが猫ではない」ということを初めて聞いて驚きました。
でもですね、猫の擬人化っていうのは今に始まったことではないんですね。
実は、もっと昔から猫の擬人化は日本の文化の中で行われていたのです。
今回はハローキティが猫ではないがそれは理にかなっているということ、また擬人化にまつわる心理効果なんかについて述べたいと思います。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
ハローキティは猫ではない
ハローキティは猫ではありません。
これはサンリオが公式にアナウンスしている事実であります。
- サンリオの広報担当者によるとハローキティのプロフィールは以下のようだといいます。
- 本名がキティホワイト
- 生まれが1974年11月1日でさそり座
- 血液型A
- 家族構成はパパのジョージ、ママのメアリー、双子の妹ミミィ、ペットのチャーミー
実際、サンリオの公式HPにも「明るくて、優しい女の子」との記載があります。
参考
https://www.sanrio.co.jp/character/hellokitty/
ハローキティは猫ではなく「ネコを擬人化したキャラクター」なんですね。
だから、どんなに「ネコに見えても人」だってことですな。
まあ、どう見ても猫なんですけどねえ、、、、。
結構衝撃的ですわ。
猫の擬人化は今に始まったことではない
実は、猫の擬人化は今に始まったことではなく、江戸時代から日本文化の中では普通に行われていることだったのです。
だから、文化的な観点から見れば「動物の擬人化は別におかしなことではない」といえます。
例えば、以下の浮世絵を見てくださいな。
引用元
日本人は昔から擬人化好き♡猫を擬人化させたキュートな浮世絵「おもちゃ絵」を一挙紹介!Japaaan
これは江戸時代の浮世絵師である歌川芳藤さん作の「流好 温泉の景」と題する作品です。
この浮世絵では猫が服を着て二足歩行していますね。
このような擬人化のされ方はハローキティの擬人化と似ていますねえ。
擬人化というと、まんま人が猫耳付けているとかそういうのを想像する人が多いと思いますが、みためが猫のまま二足歩行しているのも擬人化の一種なんですねえ。
なお、他にも沢山の浮世絵が当時にはあったようです。
日本にはハローキティ等の擬人化キャラクターが生まれる豊かな土壌があったんですねえ。
ペットや物の擬人化はさみしいと起こる?
ここからは少し擬人化にまつわる心理学側面を少し紹介してみたいと思います。
放送大学で社会心理学を研究する森津太子教授によると、人は心のつながりをもちたいものに対して擬人化をする側面があるといいます。
その具体的な行動面での表れが「ペットの犬や猫に話しかけたりする」というもの。
そして、これは人間が高い知性を持っていることの証拠でもあるといいます。
同氏によると飼い主はペットの擬人化によって孤独感の解消を行っている側面があるそうです。
また、この擬人化行動には個人差があり、あまり孤独感を感じていない人はそれほど擬人化をしないという研究もあるといいます。
んー、擬人化も奥が深いですねえ。
猫や犬は古来から人間とのかかわりが深い動物です。
ハローキティのような猫のキャラクターは誕生しやすいに決まってますわね。
参考
https://times.abema.tv/posts/2281707
擬人化は悲しみそのものにも有効
そして、擬人化にまつわる知識をもう一つ。
実は、悲しみという感情を擬人化することで「悲しみが和らげられる」ということが研究で示唆されています。
その研究は香港理工大学の Fangyuan Chen 助教らによるもの。
同氏は悲しみを擬人化して考える擬人化思考により、ネガティブ感情が抑制され自己コントロールが高まることを示唆しました。
この研究は複数の実験からなります。
ある実験には被験者たちに親しい人がなくなった後等の悲しかった時期について書くよう依頼したものがあります。
その実験では被験者たちを以下2つのグループにわけました。
- もしも、悲しみが人であったらどのようになるかを書いてもらったグループ
- 感情や感情への影響といいう点で悲しみがどのようなものであったかを書いてもらったグループ
この結果、悲しみを擬人化したグループの方が悲しみのレベルが低かったといいます。
また、同様に幸福感情を擬人化してもらった場合の実験も行っており、その結果も擬人化したグループの方が悲しみのレベルが低かったそうですね。
どうやら、感情の擬人化思考には自己コントロールを高める働きがあるとみていいようです。
参考
A new strategy to alleviate sadness: Bring the emotion to life
この結果を踏まえると、悲しいことがあったり腹が立つことがあったりしたら、その感情がどんな感じの奴なのか擬人化したら冷静になれるってことになりそうです。
映画「インサイドヘッド」のような感じを思い浮かべてしまいますね。
ちょっとだけ、なんだか楽しそうです(笑)。
参考記事等
それでも混乱する猫が猫をかうという現実
あなたは知っているだろうか?
『ハローキティには飼い猫がいるということを、、、、』
てか、冒頭で書いちゃったね(笑)。
はい、結構びっくりしませんかね?
ハローキティが「猫ではなく人だ」という事実を知らずに見ると
「猫が猫を隷属させている、、、、」
そんな風にしか見えないんですから。
ちなみに飼い猫の名前は「チャーミーキティ」で品種はペルシャ猫とのこと。
また、「チャーミー」はキティさんの父ジョージホワイト氏からキティさんへのプレゼントだそうです(なんかカオス)。
わたしが最初にこの事実を知った時、
「??猫人類が猫を支配する世界観なのか??」
なんて思ってしまいましたね(どんなダークファンタジーだよ、、、)。
ま、「ハローキティって闇が深いなあ」なんてわたしは思ってしまいました。
でもさ、こんな設定にいちいち突っ込むのも野暮だよねえ、、、わかっているのよ、、、わかっているけど、突っ込みたくなっちゃうんですよねえ。
まあ、キティ氏が可愛いのでこれ以上突っ込むことはやめておきます。
おわりに
この記事では「ハローキティは猫でなくその正体は「人」。だから猫を飼っている。」と述べました。
はい、ハローキティが猫ではなく人であるというのはサンリオが公式に発表していることなんですね。
そして、江戸時代から動物の擬人化という文化は日本に存在しました。
でも、おそらく擬人化文化って日本には江戸時代以前からあったようなきがしますね、なんとなくね。
ハローキティが猫ではないというのは、生粋のキティら―にとっては当たり前の事実かもしれませんが、わたしにとってはかなりの衝撃でした。
だってさ、どう見たってハローキティって猫ですやん?
でも、公式設定では「人」扱い、、、こりゃ戸惑いますって!
しかも、「飼い猫がいます!」なんて言われようものなら、
「ん??より知性の発達した猫が猫人類となり、それ以前の猫を奴隷やペットとしているのか、、、、?」
なんていうダークファンタジー的な世界観を想起してしまいますね(笑)。
ま、こんなとこに突っ込むのも野暮ってものよね、、、。
はい、気にしないようにします!!
では!
参考記事等