「ボッチは嫌だ!」
「さみしいと死んじゃうよ!」
「ああ…このまま孤独死するんだろうなあ…」
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!今回もよろしゅう!!
ちょ、ちょい待てよ!
みんなネガティブすぎんぞ!
…なんて、言いましたがすんません。
事実、孤独になると人は正常な精神状態ではなくなってしまいます。
心理学でも孤独は非常に有害なものだと結論されています。
そう、一部の例外を除いては、ね。
実際には、孤独も使いようによっては役に立ついいやつなんです。
もし、この記事に取り入れることであなたの人生に役立ちそうな知識や考えがあるならどうかお持ち帰りくださいませませ。
では、ゆるりとお送りします。
目次
1、孤独ってなんだ?
「孤独…」
それは、「毒」、ですかね?
いやはや、失敬!
定義を主観で語るなんて語るに落ちるカタルシス!…本当にごめんなさい、まじめにやります。
はい、例のごとくwikipediaさんのお力をお借りします。
wikipediaさんによると「孤独とは、他の人々との接触・関係・連絡が無い状態を一般に指す」そうです。
まあ、そうよね、て感じですね。
想像通りで特段の驚きもありませんね、隠しようが無いほどに。
さてさて、ここで終わってしまっては「なんだよ、あたりまえじゃないか」と大いなるののしりの憂き目にあうので語源を少々述べましょうか。
「孤独」の語源は「鰥寡孤独(かんかこどく)」と言う言葉です。
weblio辞書さんによると鰥寡孤独とは
「妻のない夫と、夫のない妻と、みなし子と、老いて子のない者。身寄りのない人。よるべのない人。」
引用元
https://www.weblio.jp/content/%E9%B0%A5%E5%AF%A1%E5%AD%A4%E7%8B%AC
という意味です。
これは律令制という社会制度の下で国家による救済対象とされた家族構成を表しています。
どうやら、孤独は救済されないとまずいという意識は古代からあったようですね。
2、孤独感の本質
孤独感とは文字通り「孤独を感じる感覚」。
さて、孤独を感じる時とはどんなときでしょう?
周りに誰もいない状態でしょうか?
誰とも交流が無い状態でしょうか?
…
それは正解でもあり、正解ではない気がします。
それは孤独感の本質は「心のつながりが無いことを自覚する」ことにあるためです。
ある人が言いました。
「街の雑踏の中でこそ孤独を感じる」と。
その人の表情には世界に対するあきらめに似た感情が浮かんでいたのを覚えています。
人は比較により世界を認識しています。
誰かの背が高いと思うのは、その人より背の低い人の存在を認識しているからです。
街の雑踏。
物理的には人であふれた状態です。
それこそ、物理的には人と人との距離は非常に近いです。
孤独を強く感じるのはそれゆえです。
これは私の経験談。
数年前、紅葉の最盛期もいよいよ終わろうとする秋終盤、眼前の田んぼに密に茂った金いろの稲穂が涼やかな秋風に身をゆだねたおやかに波打つ。
寄せては返す金色の波、軽やかな波音。
それはさながら金色の大海。
そして、満月は薄い雲のオブラートで覆われその月明りは柔らかく心地よい、そんな夜でした。
すずむしたちの声の残響が無音の世界と脳内に響きます。
私は眠りに就くとき、心のそこから「静寂」を感じたのを覚えています。
一方、通常の生活では就寝時には耳栓をして寝ていますが、そこにあるのは「静寂」ではなく「無音」なのです。
すずむしの残響が無音の世界を泳いでるからこそ、その残響と比較することを通して「音が無い世界」をより鮮明に認識できるのです。
静寂は心に安らぎを与えてくれます。
しかし、無音の与えてくれるものは「無」、人によっては「不安」でしょう。
このように対比により、私たちの印象は強化される側面があります。
雑踏の中で感じる孤独にもそれがいえます。
「こんなにも多くの人が所狭しと群がり、足早に目的地へと急ぐ。そして、お互いがお互いに無関心。目の前の視界に人の姿は映っているはずなのに、目には感情の影もない。その光景にはある種の不気味さを感じる。」
そんな感じでしょうか。
物理的な体同士の距離感と相反する心の距離感。
白と黒くらいに明確な対比。
その対比が私達の心に赤と黒の対比のごとく鮮烈な違和感と気味の悪さを残します。
実に毒々しい。
それこそが「圧倒されるような違和感」であり強烈な孤独感です。
3、有害な孤独
有害な孤独とは『不安や恐怖心から選択する孤独』です。
本当は人と繋がりたいけど、不安や恐怖が先立ってしまって繋がれないということですね。
この孤独が一般的な孤独のイメージでしょう。
研究に基づいた孤独がもたらす害について列挙すると…
- 人とふれあうことの少ない人ほど死亡率が上昇
- 会話力が低下する
- 将来への希望を失う
んー、明らかに体に悪いですね
実は、結婚するメリットも「人間関係の保持」であるとされています。
しかし、現代ではSNS等の普及により昔より簡単に人間関係を構築できるようになったため、結婚は必ずしも必要ではないなんて話もあるようですね。
詳しくは以下の記事からどうぞ。
参考記事等
4、孤独にもいい孤独がある
さて、孤独が体に悪いなんてのは結構誰しも予想できていたことではないでしょうか?
ここからは「有益な孤独」についてみていきたいと思います。
有害な孤独が有害であるゆえんは「自分では望んでいないのに孤独になっている点」にあります。
自ら進んで孤独を選択するとき、孤独は「毒」ではなく「得」となります。
有益な孤独の効果には以下のようなものがあります。
- 社会的なプレッシャーからの解放
- 自らの価値観や興味の再認識
- 自主性や選択力の向上
- 心理的に健康となる
最近の研究では、積極的に孤独な時間をもうけることで、自尊心が高まったり、他者との親近感を増す事により孤独感が減少することが分かっています。
なんか、いいやつじゃん!孤独!
5、孤独であることが苦にならないのが天才
いわゆる天才は孤独を愛します。
彼彼女らは「進んで孤独を選んでいる」のです。
名を成した天才と言われる数学者等にはそれが顕著ですね。
人との関係以上に自分のやるべきことが重要で仕方がないのです。
「自分の取り組む研究以外のものに人生の限られた時間を浪費したくはない!」
きっと、彼彼女らはこう思っていたのでしょう。
そのように思っている人達にとっては孤独は非常に愛おしいものであるのはうなずけますね。
孤独こそ価値ある人生をあゆむのに不可欠な要素だったはずです。
このように自発的に選んだ孤独についてはそのプラスの効果がいかんなく発揮されるわけです。
天才は孤独使いの天才でもあったわけですね。
6、歴史の中にあって人は繋がりを見出す
冒頭でいったように、孤独の本質は「心のつながりが無いことを自覚する」ことでした。
この前提をふまえると、歴史の存在は人間が孤独に耐える上での強力な支柱になるのではないか? という仮説が成り立ちます。
歴史は多くの人々の命のリレーです。
そして、さまざまな感情等と時間が複雑かつ緻密により合わせられた一本の時の糸です。
人が心の繋がりを感じるのは何も現実に生きている人に対してだけではありません。
歴史の流れに消えて行った無名の人々、自分の先祖達…。
事実、世界各国に死者を悼む文化が存在しているのも、世界の人々が「死者との心のつながり」を意識し、心の支えとしているからかもしれません。
孤独は大昔から人類にとっての脅威でした。
人類はその孤独の猛烈な脅威から身を守るすべとして「死者を墓に葬る」と言う習慣を作ったのかもしれません。
そして、それは人類の歴史そのものに対して繋がりを感じることに通じます。
幾世代を経ても人は本質的には不変、孤独から身を守る必要性があります。
もし、あなたが独りであっても「いままでの歴史の流れに消えて行った人々」へ想いを馳せることで心の繋がりを取り戻す事ができるのかもしれません。
歴史にロマンを感じたりするのにはこの心理が働いているのかも知れませんね。
参考記事等
7、死ぬ時は独り
人は独りで生まれ独りで死す、これが心理ではないかと思います。
ちなみに、私は無神論者ですが、仏教の経典「大無量寿経」に以下のような言葉があるのをしりました。
「独生独死、独去独来」
これは「生まれた時は独り、死んでいくときも独り、来た時も独りであれば去る時も独りだ」というもの。
思わず納得したのを覚えています。
人は誰かと一緒に死ぬことはできないのです。
人間は究極的には「孤独な存在」だということを表しているように思えます。
私も同感です。
だからこそ、生きている間に人との心の繋がりを沢山感じ、その記憶を充実させて死んでいくのが幸せとも言えそうです。
ですから、孤独なのは人間であれば当り前なのです。
事さらに騒ぐことではない単なる事実なんです。
「いや!人間は孤独なんかじゃない!」
なんてあらがったところで余計に孤独に対しての意識が高まってより孤独感がますだけでしょう。
そのように拒絶すればするほど鮮やかに脳裏に浮かび上がるのです。
そうではなく「人は孤独な存在。ならば、どうすればより良く生きれるか」、このように考えるのが賢明です。
事実、心理学でも「恐怖や不安から目をそむけるとますます不安や恐怖が増大する」などと言われています。
受け入れて進んだ方が人生充実すると感じています。
人は孤独です。
それでいいじゃないですか(笑)。
参考記事等
おわりに
この記事では心理学をまじえて個人的な孤独に対する考えを述べてみました。
孤独は悪とも限りません。
もっと、孤独を前向きに考えてみましょう。
人は生まれた時から孤独です。
いうなればみんなボッチです(笑)。
「ボッチ」は単なる当り前のことなのです。
ボッチをけなす人は孤独の恐怖を強く意識するからこそ、人をボッチ認定するんです。
「人類みなボッチ」
ボッチ同士生きている間に楽しい思い出つくりまししょう。
ビバ!ボッチ!!
いわゆるコミュ症で友達をつくりにくいという方はこちらを参考にして見てもいいかもです。
会話力向上についてはこちら。
参考記事等
コミュ症改善するならこちら。
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ほめ上手になりたいならこちら。
参考記事等
ではでは、ボッチ諸君!
同じボッチとして健闘を祈る!!
では!