カウンセラーという職業について個人的に思う事。向いている人とは?
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「ああ、なんかもうメンタルがもたない、、、きつい、、、体調もすぐれない、、、そういえば、友達がいいカウンセラーがいるから紹介しくれるとかいってたっけな、、、でもさ、、カウンセラーてよくわからないんだよね、、、、うさんくさいとまではいわないけどさ、、、なんか、、、怖い、、、一体どうやって私達のメンタルを改善してくれるの??」

んー、わかるわかる!

私もかなり長年謎でした。

「カウンセラーなにするものぞ!!?」てね。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回はカウンセラーという職業について、個人的に思うところを述べてみたいと思います。

実は、私、今年上級心理カウンセラーという資格を受験して無事受かりました。

受験の理由は、「カウンセラーになりたかったから」、、、、

ではありません!

実は私、周りの人達(ツイッタ―を含む)にかなり「カウンセラーの適性がありそうだから受けてみたら?」とおススメされたので、受けてみたってだけです。

まあ、実際にわたしに心理カウンセラーとしての適性があるかなんてまるでわっかんないんですけどね。

とじはいえ、自分のことなんて分かっているつもりで全くわかってなかったりするものです。

他人の評価を冷静に受け止める姿勢も大事と言えば大事です。

特に決定打となったのは、専業で心理カウンセラーをしているフォロワ-の方の一言

「あなたにはお世辞抜きでプロレベルの傾聴スキルがある」。

これです。

しかもこの方、ココナラとかで部門一位を取ってしまうほどの人なんですね。

少なくみつもっても、ただもんじゃないです。

だから、私、「え?よくわからんけど、こんなすごい人がいうなら向いてるかも知んない。ならやってみようか」て思ったんですね。

我ながら単純ですなあ(笑)。

はい、正直私の受験動機なんてそんなもんです。

さながら、おだてられて木に上るおサルさんですよ(笑)。

ただ、そのおかげもあってかカウンセラーという職業が、どんなことをするものなのか少しづつわかってきました。

今回は私なりのカウンセラーという職業に対する印象や、資格試験勉強を通してカウンセラーという職業について理解できたことについて述べたみたいと思います。

改めて強調しておきますと、この記事は以下の人に特に「読んでほしい!」と思っています。

  • これからカウンセラーという職業を目指している人
  • カウンセラーが何をする人か分かっていない人
  • カウンセラーがうさんくさいと思っている人

はい、上述の一番上以外は専業カウンセラーさんに会う前の自分です(笑)。

では、ゆるりとおおくりします。

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1、カウンセラーという職業の成立

さて、はじめにカウンセラーという職業が歴史的にみて、どんな経緯で成立してきた職業なのか概観してみましょう。

・心理学の成立

そもそも、心理学が「学問として」成立したのは19世紀後半だと言われています。

それ以前の心理学は、哲学に属する一領域のような存在でした。

19世紀には著名な研究者たちが登場します。

具体的には以下の人達です。

  • 実験知り学の祖と言われるヴント
  • 精神分析学の祖と言われるフロイト
  • 個人心理学者の創始者アドラー
  • 分析心理学の創始者ユング

そうそうたる顔ぶれです。

あの「嫌われる勇気」で一気に有名になったアドラーさんはこの時期に活躍したんですねー。

・カウンセリングの始まりと心理療法の発達の歴史

カウンセリングが始まったのは20世紀初頭のアメリカ。

高校生を対象とした職業指導がその起源と言われています。

その背景には、アメリカの急速な工業化により経済が発展したことに伴うへい害がありました。

それが本人の適性を考慮しない雇用の促進による、早期退職者の増加です。

これ今の日本にも同じことがいえそうですねー。

んで、結果として転職者は増えるは、生活苦から犯罪に手を染める人が後を絶たないはで社会問題化しました。

そこで、フランク=パーソンズさんという人(医師ではない)が1908年、ボストン職業相談所を開設します。

相談所では職業カウンセリングが行われ、相談所の相談員は「カウンセラー」と呼ばれました。

この段階では、現代の「カウンセラー」とは役割がかなり違いますね。

ハローワークの職員の人みたいな感じですね-。

必要は発明の母とはよく言ったもの。

実はカウンセリングは純学問的なものではなく、社会問題を実際に解決するための手段として誕生したんですね。

・カウンセラーの誕生

1930年代頃は心理療法を行う事ができるのは、精神科医だけに許された行為でした。

当時の主流であった心理療法は、指示的カウンセリングだったといいます。

指示的カウンセリングとは、カウンセラー(当時は医師)が直接的な指導や指示をクライエント(要は相談しに来た人)に与えるものです。

この指示的カウンセリングはカウンセラーからの一方的なアドバイスになるので、クライエントの状態をしっかりと理解するのが難しかったりします。

ですから、当然、クライエントは指示の内容を実践できる人と実践できない人にわかれてしまいます。

それに対して、1940年代になると、カール=ロジャーズさんが来談者中心療法を確立します。

この来談者中心療法とは、さきほどの指示的カウンセリングに対して「非指示的カウンセリング」と呼ばれます。

非指示的カウンセリングとは、クライエントが自発的に判断、行動ができるようにうながすものです。

ですから当然、できるだけクライエントには指示や指導を与えません。

その代わり、共感や受容を繰り返します。

そう、ここであの「傾聴」、つまり「相手の話を深く聞く」スキルが必要になるんですね。

で、実はこの非指示的カウンセリングにいたって、初めて相談者とカウンセラーの立場が対等であるとされました。

そう、ここにいたって、相談者がこれまで「患者」と呼ばれていた状態から一転して、「クライエント」と言われるようになったのです。

第二次世界大戦後、カウンセラーは以下の活動により、その存在と必要性が社会に広く認知されます。

  • 軍人の戦争による神経症の緩和
  • 軍人の社会復帰の支援

以後心理療法に研究が盛んにおこなわれるようになって現在に至ります。

ちなみに、日本で初めてカウンセリングがおこなわれたのは1951年だと言います。

アメリカの教育制度を取りいれたカリキュラムの見直しに伴って、カウンセラーが数校の中~高校に配置されたといます。

ただ、結果はあまり芳しくなかったようです。

ええ、早い話が定着しなかったということです。

原因としては以下があったそうです。

  • カウンセラーの教育機関がない
  • カウンセリング自体が浸透していない

ただ、現在の日本ではウツ病やら依存症やら心の病が表面化してきています。

しかも、これからAIが人の仕事を奪うなんて言われていますが、、、人対人の仕事は無くならないですね。

AIにカウンセリングされたい人はいないでしょうからね。

まあ、やりよう次第ではあるとはおもいますが、カウンセラーは人類が人類である限り需要が無くならない職業と言えそうです。

2、カウンセラーになるには資格が必要なのか?

日本でカウンセラーをするのであれば、

資格はいりません!!

はい、最悪「無資格」でできます。

はい、コンサルタントと同じです。

「私はカウンセラーです」

はい、おめでとうございます!!

これであなたも晴れてカウンセラーです!!

うんうん、ここまでの道のり、、ながかったね、

大変だったねー、

、、、

時間にして数秒!

はい、時間にして5秒に満たないだけの宣言であなたはカウンセラーです、、、。

正直、拍子抜けした人はいるんじゃないでしょうか?

でも、カウンセラーになるだけならこんなもの。

宣言した日からカウンセラーです。

法律にはカウンセラーとして業を行うのに資格が必要であるとは書かれていませんからね。

これがもし、不動産系の資格である宅地建物取引士とかであれあれば、法律で有資格者しかできない業務(独占業務と言います)があります。

まあ、なるだけなら誰でもなれるって話ですね。

3、資格をもつことの意味

はい、では資格はとらなくてもいいのか? ということですが、取れるんだったら取った方が断然いいです。

まあ、あれですよ、例えばあなたがすでにインフルエンサーとしての地位を確立していて見込み客が沢山いるとかなら別かもしれません。

しかし、普通の人にはそんな影響力はないし、経験もない、、、(当然わたしも)。

そうなると、「資格」という肩書で権威性をしめすことで信頼を得るというのが手っ取り早いんです。

人は権威に弱いですからね(言い方悪すぎる、、、)。

実際のスキルはともかく、資格をもっていれば、とりあえずそこそこの信用は得られます。

なので、資格は取れるなら取ってしまった方がいいですね-。

資格の知名度や難易度は気になるところですが、資格は持っている事自体に意義があります。

なので、簡単でも何でもいいので、民間資格でいいのでもってた方がいいのです。

普通の人には資格の価値なんてよくわからんもんです(不正は奨励してないからね)。

民間資格でもとりあえず持っていたらイメージの上では有利です。

しかし、民間系の資格は、それ単独で仕事につけるものはまずないです(可能性があるとしたら産業カウンセラーくらいかな?)。

試しに「上級心理カウンセラー 就職」と検索窓にうちこんでグーグル先生に聞いてみるとわかります。

多分返ってくる答えに愕然とすると思います。

「んえ!?就職できないんじゃね?」

てね(笑)。

そうです、わたしも実は気になって気になって仕方がなかったんで、検索エンジン経由でインディードやらなにやら色々検索してみましたが、、、、結果はむなしいっすね。

上級心理カウンセラー単独での求人はなし!

これは何も上級心理カウンセラーに限ったことではないです。

ほぼ全ての心理系民間資格に言える事ですね。

ええ、まずこういった「心理系の民間資格」それ自体で就職できることはないっす!

大体の民間資格はオプションです。

なので、個人的には

「カウンセラーとして独立予定の人が取得する」

のが一番使い勝手がいいかなと思っています。

普通に就職を考えるのなら、心理系の資格でいえば断然「公認心理師」がおすすめであります。

なぜなら、公認心理師は泣く子も黙る「国家資格」だからです。

あとは民間資格ではありますが、臨床心理士もいいです。

この二つの資格なら病院や学校に勤めることも可能なので取れると結構有利です。

ただ、最大の問題は、この2資格は「受験要件のハードルが高すぎる」ということです!

どっちも、心理系の大学院までいってないと原則受験資格がありません

実は、私、趣味で心理学を勉強している時(いまもですが)、公認心理師の過去問や臨床心理士の過去問を多少解いたりして知識を仕入れていたりしました。

そう、体系的に学習するのに便利だから、過去問を使っていたんです。

結構問題をとけるようになってくると、「もしかしたら受験したらうかるんじゃね?」と思ってきます。

そこで改めて「自分には受験資格がないっ!」て事に気付いて受験を断念した過去があります(本当バカW)。

なにをかくそう、私法学部なんでね、、、、心理系いっときゃよかったと後悔しましたねえ、、、。

いまさら、大学から入り直すのもめんどくさいし、、、かといって専門学校いっても4年はかかる、、、。

だから、とりあえず公認心理師はやめました。

私の場合コスパ悪過ぎなので。

もし、受験可能になったらその時受けますかね。

そこで、代わりに受けたのがキャリカレの上級心理カウンセラーだったんですね。

まあ、カウンセラーになりたくてとったわけではないですが、一つの到達点として自分の頑張りを認めるのには役立つんじゃないかと思います。

結構、達成感はありましたしね。

さらにいっとくと、これから心理系の知識を得るきっかけにもなると思うので、資格勉強も悪くないと思います。

心理学の知識が増えると人間関係の面でかなり有利になりますよ。

相手の意図の予測が付いたり、自分のメンタルコントロールもうまくなったりします。

果ては悟りの境地に、、、はいかなくていいですね(笑)。

変に悟ってしまうとある意味何もしない人、する必要を感じない人になってしまうかもしれませんからね、、、まあ、場合によりますけど。

いまさらながらいっておくと、私は心理学的知識が人間関係で役に立つことを実感しているから、このブログで発信活動しているんです。

ええ、心理学を勉強するのはいいっすよ。

そしてもし、あなたが高校生で将来心理職に就きたいと思っているのなら、、、

悪いことはいわない。

「心理系の学部を受験しよう!」

はい、失敗者からのお節介でした。

※やっぱり最近は時期がいつになるかはわからないけど、いずれは受験資格を得る得ないにかかわらず院に言って研究的な事をしたいと思うねえ。

4、カウンセリング、コーチング、セラピーは目的が違う

早速ですが、あなたは疑問に思いませんか?

最近、よく聞くようになった、カウンセリング、コーチング、セラピー、、、、。

さて、カウンセリングとコーチングとセラピー、、、何が違うんでしょう?

私もとんとわかりませんでした。

「どれもおなじやろ!」ておもってました。

ですが、結構明確な違いがありました。

その違いとは「目的が違う」という事です。

はい、具体的には以下のようになっています。

  • カウンセリングは「現在抱える悩みの解決」
  • コーチングは「未来へ向けて行動を変える」
  • セラピーは「現在抱える悩みの解決と癒し」

はい、列挙して見ると結構違いますね。

ま、わたしは実際問題どの職業の人にもお世話になったことが残念ながらないので、それぞれの職業ごとの明確な違いを体感をした経験をお話しすることはでいません。

ただですね、冒頭でお話しした心理カウンセラーさんとは、ツイッタ―上で色々お話し?させていただいている限り非常に柔軟な印象です。

例えば、彼女のかたくなな態度で自己主張してくる厄介な人を相手にしても、一切動ゼずしっかりと相手の言い分を聞ける傾聴力は早々マネできるものではないですね。

そして、言語能力にもたけているので相手への指摘が的確でありながらも、受け入れやすかったりします。

はたから見ていて、思わず「なるほど」と嘆息していましたね。

なので、恐らくですがコーチやセラピスト、カウンセラーで一流の人というのはかなりの対人スキルを備えた存在であろうと推測できます。

そもそもこころの知能指数と言われるEQも相当に高いんでしょうね。

EQについて詳しくは以下からどうぞ。

5、カウンセラーは何をしてくれるのか?

上述したように、カウンセラーは心理学等のスキルや知識を駆使しながら、クライエントの「現在の心の悩みを解決」するのが仕事です。

この際に、上述した「傾聴」が大事になります

カウンセラーはまずクライエントと初対面の時には、積極的かつ能動的に働き掛けることを目的とした

面接をするんですね。

なんでこんなことをするかというと、クライエントがどのような相談内容を抱えているのか、その背景には何があるのかを知るためです。

これをインテーク面接なんて言います。

この面接で分かった事実とクライエントの状態を基に、カウンセラーはどの心理療法がそのクライエントに適切かを決定します。

そうして、適用する療法を決定した後に、具体的なカウンセリングへと移っていくんですね。

6、カウンセラーの適性は共感性の嘘

これはまあ、私が感じただけのことなので、大して問題じゃないと思うんですが、一応いっておきます。

傾聴スキルが現代のカウンセリングだと重要なのは歴史を振り返ってみれば分かりますね。

ここで問題になるのが「共感」です。

実は上述したカール=ロジャーズさんが傾聴の3原則を示しているんです。

それが以下です。

(図表1)ロジャーズの3原則

1.共感的理解 (empathy, empathic understanding)
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。


2.無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard)
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。其のことによって、話し手は安心して話ができる。

3.自己一致 (congruence)
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。

引用

https://kokoro.mhlw.go.jp/listen_001/

1に「共感的理解」てありますよね?

これがすごい曲者なんです。

あなたが考える共感てどんな感じですか?

相手の痛みを自分の痛みとして、、「感じる」共感ではないでしょうか?

すこし、ここで考えてほしいんです。

たまに「私は相手の気持ちが痛いほど分かってつらい」て人がいません?

普通の感覚だとこんな人こそ「カウンセラーに向いている」と思うはずです。

ところがですね、この感受性の豊かさ故に傾聴がへたくそという事があり得るんですね。

はい、さきほどのロジャーズさんの3原則の1をもう一回見てください。

「相手の立場にたって」てありませんか?

感受性が強い人が感じている「痛みや悲しみ」て誰のものでしょうか?

この悲しみや痛みは厳密に言うなら、「感受性が強い人のもの」であって、クライエントのものではありません。

もしかりに、感受性が強い人がクライエントの辛い話をきいて「そうだすね、辛いですよね、、、」といってクライエントと一緒になって「泣いていた」としたら、、、。

もうね、この状態で「相手の立場に立てていません」。

「相手の立場に立つ」というのは、「相手の立場の冷静な分析」なんです。

まして、これからカウンセリングをしようって時に「自分の感情に振り回されている」んですよ。

「クライエントの問題を解決するのために何が必要か?」

その目的のもと、カウンセラーは「相手の立場に立つ」、つまり「相手の立場や心理状態を冷静に分析する」のです。

一緒になって泣いてるのは「相手の立場になっている」のではなく、「自他の感情の区別がつかなくなっているだけ」です

人間が悲しみや痛みを感じるのはストレスです。

人はストレスを受けると衝動的になるし、認知機能が低下します。

なので、いわゆる「人の痛みが分かる人」は、他人の感情を上手くブロックする術を知らないと仕事にならないんじゃないかと思うんです。

たしかに、他人の痛みに涙する感性の人を悪く言いたくないし、言う必要もないと思います。

むしろ、非常に人間的で素晴らしいとすら思います。

でも、プロとしてお金をもらうということは、毎回最低限の水準以上でサービスを提供できなくてはいけません。

それなのに、感情が不安定では、正直仕事にならないだろうな、て話です。

カウンセラーという仕事について、講座受講を契機に多少くわしくなりました(本当に多少ネw)。

これは、それ故に何となく感じてきたことです。

カウンセラーは自分のメンタルが不安定であって務まる仕事じゃないなという感じを受けました。

傾聴における「共感的理解」の「共感」は、「相手の痛みを自分の痛みとして感じる、みにつまされる」ではありえず、「冷静な心理分析である」と考えられると思います。

もし、感情が不安定である自覚があるのなら、うまくストレスを発散する術を覚えるか、なにがあっても動じないメンタルを構築しないと厳しいと思いましたね。

まあ、私見ですがね。

より詳しくはこちらで述べてます。

もし、気になったらどぅーぞ。

あとなんなのでメンタルの鍛え方ストレス解消法についての記事おいときます。


7、カウンセラーが使う心理療法

では、ここからは実際にカウンセラーが使う心理療法

をごく簡単に紹介してみます。

ここで述べるのは、私がキャリカレで勉強した心理療法です。

これからカウンセラーからカウンセリングを受けたい人や、カウンセラーを目指したい人はひとまずざっと目を通して概観すると色々な気付きがあるかもしれません。

では、どぅ―ぞ!

・交流分析

精神科医のエリック=バーンさんにより提唱された心理療法です。

この心理療法のベースにあるのは

「人々の持つ悩みのほとんどは人間関係に起因する。よって、人との関わり方が上手くいけば悩みの大変は解決する」

という考え方です。

「今ここ」、「あなたも私もOK」という考えを基礎におき、他者と関わる際のクライエントの自我状態、つまり自分の中の傾向を分析していきます。

自我状態は誰の中にも大別して以下3つがあるとされています。

・P=親:批判的だった養護的だったりする自我状態

・A=成人:客観的、冷静な自我状態

・C=子供:自由奔放で順応的な自我状態

このように自我状態を3つに大別してクライエントの人間関係構築を分析していくこととなります。

実際の交流分析カウンセリングは、まずカウンセラーが、クライエントに交流分析について教えるところから始まります。

その後、カウンセラーはクライエントと一緒になって、クライエントの自己理解を深めながら問題を解決していくこととなります。

・論理療法

論理療法は1950年代にアルバート=エリスさんにより提唱された心理療法です。

論理理療法は哲学的な思考傾向が強いのが特徴と言えます。

人間の考え方そのものに対して教育的指導を加えて、自己実現達成の支援をする療法です。

論理療法の根底には、

「人がこれまで無意識的に学習してきた考え方や思考が否定的な感情(悲しみや苦しみなど)を生じさせることで、否定的な行動を引き起こす」

という論理があります。

エリスはこの理論を基にして、思考や考え方が変わるなら感情や行動も変化すると考えました。

ただ、指示的カウンセリングとしての側面が結構強いので、人によっては責められているように感じ、不快になる人もいます。

・認知療法

認知療法とは1960年代初頭、ア―ロン=T=べックさんにより開発された心理療法です。

認知療法の根底にある考え方は、

「苦痛を感じている人の思考は、硬直化しやすくゆがんだものになりやすい」

というものです。

硬直化した思考とは「絶対~だ!」みたいなものです。

硬直化した思考は人を落ち込ませてしまいます。

認知療法の目的は、硬直化した思考を緩和していくことにあります。

・認知行動療法

認知行動療法とは、人間の認知と行動に働きかけ感情や生理反応に効果を与える療法です。

認知行動療法は1980年代から世界的に普及した行動療法を軸に据えた心理療法です。

なお行動療法とは簡単に言うと、行動を変化させることにより思考パターンを変容させ、ネガティブ感情を変化させることを目的とした心理療法です。

例えば、具体的な手法としては以下のようなものがあります。

・不安階層表

・リラクゼーション法

認知行動療法は、今現在医療現場でよく用いられ、多くのカウンセラーも採用している方法です。

かなりメジャーな心理療法ですね。

・フォーカシング

フォーカシングとはシカゴ大学の教授であったユージン=ジェンドリンさんにより開発された心理療法です。

ジェンドリンさんは研究を続ける中である発見をします。

それが

「クライエントがいいよどむような独特な話し方をしているか否かがカウンセリングを上手く進めるためには重要である」

という事です。

ここでいう「いいよどむ」とは具体的にどのような状態でしょうか?

具体的に例をあげるなら、「頭の中がモヤモヤする」とか「何だかそわそわしてじっとしていれらない」などのような状態のことです。

フォーカシングでは、このようないいよどみに着目して、カウンセリングを進行させていきます。

・内観療法

内観療法とは吉本伊信さんが開発した自己探求法です。

内観療法では自分の内面と静かに向き合う事が求められます。

過去から現在で特に深くかかわった人間関係の中で「自分がどのようなあり方をしてきたか」について年齢順に調べていきます。

その際に調べることは以下の3点です。

・してもらったこと

・して返したこと

・迷惑をかけたこと

自己探求を深めることで、これまで自分がそれだけ愛されてきたかに気付けます。

そして、迷惑をかけてきたことを心から反省し、将来における人間関係やものごとに対する見方が自然と変わっていきます。

内観療法は刑務所や少年院における矯正教育にとりいれられたりしています。

ただ、結構しんどいです(笑)。

そのせいか、そんなにメジャーな方法ではないですね。

・ソリューションフォーカストアプローチ

ソリューションフォーカストアプローチとは、クライエントの長所や既に持っている力に着目して、クライエントを勇気づけつつ問題の解決をはかる心理療法です。

ソリューションフォーカストアプローチの根底には「クライエントは自分自身で問題を解決できる力をもっている」という考えがあります。

ソリューションフォーカストアプローチは適用範囲が大人~子供までと幅広く、かなり汎用性の高い心理療法です。

ソリューションフォーカストアプローチでは、クライエントのもとから持つ力、長所を活用し、クライエントの望んでいる将来像を実現させることが目的となります。

はい、人のよい点に着目して「その人のもとから持つ力を信じる」、、、この考えは実は私のコミュニケーションの根本だったりします。

詳しくはこちらをご覧くださいな。

・芸術療法

芸術療法とは、表現する事や造形するといった人間の欲求を基軸とした心理療法です。

表現、造形活動を心理療法に取り入れようと試みたのはユングさんです。

近年、芸術療法の効果は注目を浴びています。

事実、幅広いフィールドで用いられています。

具体的には精神科病院にとどまらず学校や終末期医療の現場などなど、、、本当に多岐に渡ります。

なお特徴的な点として、芸術療法はそれ単独で使われることはなく、他の療法の合間に実施されるという事が挙げられます。

8、カウンセラーによって得意な手法は違う

はい、実は実はです。

カウンセラーにも得意不得意というものがあります。

まあ、当然ですよね。

心理療法ってたっくさん!ありますからね。

だから、自分の得意な心理療法というのが、それぞれのカウンセラーさんにあるんです。

そしてもし、私がカウンセラーをするなら、間違いなくソリューションフォーカストアプローチが得意であると言えます。

理由は簡単です。

私の人とのコミュニケーションの基本スタイルそれ自体が、このソリューションフォーカストアプローチとほとんど同じだったからです。

そうです、知らない間に心理療法とほぼ同じコミュニケーションスタイルで人と接していたんですね。

ですから、はじめてテキスト見た時に感じた事は、

「なんや、心理療法とか仰々しいこといって当たり前のことしか書いてないやん」でした。

いまおもうと、知らない間に心理療法を私は使っていたという事ですな。

だから、いろんな人に向いていると言われたのかもしれません。

心理療法には実際のところかなり向き不向きというか、「これはすぐに伸びるがこれは中々のびない」というのがあるはずです。

やはり、自分が得意なものから伸ばした方が絶対自信もつきます。

なので、もしあなたがカウンセラーになることを念頭に置いているのなら、「私の得意になりやすい心理療法はこれではないか?」なんて勉強をすすめる中で気付いて行くことが大事かと思います。

あなたも自分にあった心理療法を理解しておくといいですよー。

9、今回講座を受講しておもったこと

テキストが分かりやすいのもあるのかもですが、まあサラッとおわれるだろうという事です。

テキストはカラフルでズが多いので、文字を読むのが苦手でも多分大丈夫そうな感じがしました。

ただ、私の場合は心理学についてちょっとは詳しい状態で受講したので参考にはならないかもですねえ。

キャリカレではどうやら上級心理カウンセラーの一段下に「メンタル心理カウンセラー」という資格があるようです(こっちの方が個人的に名前がカッコイイきがするw)。

心理学自体を全くやったことがないって人は、メンタル心理カウンセラーに限らず、なるべく基本的な資格から無理なくとるのがいいと思います。

まあ、受験自体に強いならなんにもいうことないんで、好きに選択しちゃっていい気がしますね(笑)。

ただ、少しキャリカレの講座を受講して気になったことが一つあります。

それは付属dvdに収録されているカウンセラーが覚えておくべき、クライエントへの語りかけを総まとめした章を作ってほしいという事ですね。

それぞれの療法には「覚えるべきクライエントへの語りかけ」というのが用意されています。

dvd一枚につき2療法分の説明があるので、dvdは全部で4枚あります。

語りかけを一気に復習しようとすると手間がかかって仕方ないんですねー。

ま、そもそも自分で紙にでもまとめて読んでろって話ですがね(笑)。

せっかく動画形式になっているなら、それで復習したかったというだけです。

まあ、それくらいですね、気になったのは。

10、結局、資格を取るならどこがいいのか?

はい、結論から言ってですね、、、どこでもいいと思います!

正直民間資格はどこでとっても、あんまり変わらないと思います。

しいていうなら、なるべく価格の安いところでって話ですね。

もちろん、公認心理師とか臨床心理士なら話はちがうんですが、、、まあねえ、臨床心理士意外の民間資格は大差ないと思います。

なので、やすいかどうかが一番の問題でしょう。

上手く値下げの時期やクーポンを利用できるといいですね-。

とはいえ、やはりキャリカレを利用して資格を取得した身としてはキャリ彼の事しかわからないので何とも言えないところはありますねえ、、、。

キャリカレの教材はとても見やすかったし、疑問点にもすぐ回答してくれたりしてフォローも手厚かった感じがあします。

やはり、キャリカレがいいのかも、、、。

まあ、気になる人はまずは資料請求してみるといいと思います。

まずは、そこからよな。

11、心理カウンセラーという仕事について思った事

はい、くりかえしになるかもですが、心理カウンセラーは「普通のメンタルだと務まらないな」て思いました。

あと心理療法は解説を読んでいる限りはよくわかりますが、現実に使う事を考えたら相当しんどいと思います。

そして、どの療法(内観療法以外)も最低限のコミュニケーション能力がないと、スタート時点にすら立てないんじゃないかと思いました。

やはり実際に実務で鍛えないと厳しいですねえ、、、まあ、適性があるならすぐできるかも知れません。

後はあたり前ですけども、「一生勉強し続ける姿勢をもつ」、これがないと話しにならない気がします。

自分で本を読んで日々心理学についての知見を深めつつ、論文を調べたりする必要がありますね。

その知識を実践の場に上手に活かしていくのが必要な気がしましたねえ。

そして繰り返しになりますが、カウンセラーの資格があるだけではカウンセラーとしての職にはまずつけないです。

もし、すぐにでもカウンセラーとしての実務をしたいのなら、カウンセラーとして独立するか、そうでなければココナラなどで副業として始めるのが現実的です。

私は断然ココナラ推奨です。

起業なんてリスクが大きすぎますからね。

徐々にスモールビジネスから育てていくのが安全だし確実だと思います。

きっと、私がカウンセラーはじめるならココナラから始めますね。

そして、最近はカウンセラーになりたい人がふえているらしい? ですが、カウンセラーってそもそも私の感覚からすると「向き不向きがはっきりする」仕事じゃないかって気がします。

上述したように、自分のメンタルを保てない人がなると自分は不幸になるし、周りもそれに影響されて、ストレスを受けるだろうしって感じで、、、多分メンタル管理できない人には向いていない仕事の様な気がします。

自分を含めたみんなが不幸になりそうです。

とはいえ、心理学で「適職なんてやってみないとわからない」と判明しているので、やってみるのがいいかもしれません。

とにかく、やってみればいいんじゃないかとも思います。

その場合は、自分の手に負える人だけ相手にするとかの工夫が必要だとは思います。

まあ、やりたい気持ちに蓋をして生きていくなんて嫌ですもんね、普通。

でも、失敗を万が一しても大して損害が出ないように事前に知恵を絞って対策しておくのが上策。

だから、なおの事小さく始める事が大事です。

いざ向いてないとなったら、すぐ引き返せますから。

とらなくて済むなら、リスクなんてとらなくていいです。

ま、私が勝手に感じた事をつぶやいてみました。

実は、わたしもこうやってブログを書くこと自体がたのしくなっています。

疲れても疲れても、頭から何もアイデアが出てこなくとも、、、なんかしら書きたい、、、そんな気分でやっています。

もはや、わたしにも何が原動力なのか分からないほどです(笑)。

そう、本当に好きなものって止められないんですよ、きっと。

どんなにもっともな理由をくっつけてもね。

だからこそ、やりたいことを我慢して人生を終わるのがどれけ苦しいかってことですよ。

ま、やりたい気待ちに正直に生きるのが一番だってことですね。

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おわりに

この記事では私がカウンセラーという職業について思う事をつらつらと書いてみました。

我ながらいやーなヤツって感じの記事に仕上がった印象です(笑)。

でもですね、どの資格サイトいっても大概

「カウンセラーの資格を取ったらカウンセラーとして仕事ができますよ!」

て感じのふれこみしかない、、、、。

もうね、「んな訳あるかい」て話ですよ。

もうね、求人見てみなさい! て話です。

実は、冒頭でお話しした腕利きの専業カウンセラーさんも私の「向き不向きがある気がする」と似たようなこといってました。

「心理カウンセラーは素質が大事だ」というニュアンスの事を言っていましたね。

それ以外にもそもそも心理カウンセラーを専業でできている人がほとんど存在しないとか、カウンセラーとなのっていてもほとんどの人が傾聴すらできていないとか、、、。

もう、かなり業界の闇?みたいなことをお聞きしましたね。

もっとも、沢山のカウンセラーさんにインタビューしたわけではないので、もっと状況は複雑なんでしょうけどね、、、。

まあ、そんなこんなで「いいことばっかではないゾ」て事をあえて言ってみたくなったわけです。

事前にリスクも知った上で選択したいじゃないですか?

大体、いいことしかないように見えるものってすごい落とし穴があったりします。

リスクは事前に知ってかなあきまへんで-。

とはいえ、心理学の勉強自体はとっても人生を豊かにしてくれるので、私自身は資格自体が就職に即効性がなくとも意味はそれなりにあると思っています。

勉強はして損はないです。

カウンセラーになるかならないかは別として。

すくなくとも、人との向き合い方をかえる心を育てるきっかけになることは多分にあると思います。

そして、心理カウンセラーとして独立したい人にとっては、実績があれば別ですが「なにかしらの肩書」はもっていた方がいいです

繰り返しになりますが、普通の人にとって「資格の価値」を判断するのは中々難しいのです。

そりゃ、弁護士や公認会計士のように認知度が高い資格ならその価値は一目瞭然でしょうけどね。

まあ、独立したいのなら「権威があるよう見せかける」のも必要です。

資格も使いよう。

では!



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