オニギリス!!
脱マンネリストのおにぎりです!今回もよろしゅう!!
「そういえば、よく熱心に祈っている人達っているけど祈った所で何にもならないよね…」。
「家族が病気で苦しんでいてつらい。わたしの祈りが通じてくれたらいいのに…」。
なーんて、お考えのあなたに意外な事実と元気をお届けするのが今回の話題。
ひとの幸せを祈ると自分も相手も幸せになれるから、もっとひとの幸せを祈ろう!いう話題です。
Let’s go!!
目次
1、祈りとは生命の宣言である
みなさんは「祈り」と聞くと多分宗教を連想するとおもいます。
事実、wikipediaさんによると
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%88%E3%82%8A
とあります。
どうやらわたしたちの直観は正しかったようですね。
そして、この「祈り」という言葉の語源については分子生物学者である村上和雄さんが以下のように言っています。
“日本語の「いのり」という言葉の語源は「生宣り(いのり)」だと解釈されている。「い」は生命力(霊威ある力)、「のり」は祝詞(のりと)や詔(みことのり)の「のり」と同じで、宣言を表している。だから、「いのり」は生命の宣言なのである。”
https://www.sankei.com/life/news/130725/lif1307250025-n3.html
すこし、難しい言葉がならんでいますね。読むのがつらい(笑)。
語彙について簡単に補足しておきます。
- 霊威=神秘的な尊さをそなえ、人をおそれさせ従わせるような勢い
- 祝詞=神様に向かって唱える正式な言葉
- 詔=日本だと、天皇の意思を伝えるために発せられる公文書
こんなところです。さらに詳しく知りたい方は検索してくださいな。
「へー、そうだったのか。知らなかった。」、「祈りという言葉の語源はこんなだったんだ!」と驚くところですね。
参考記事等
2、祈りに関する諸実験等
ここで終っては完全にオカルトやスピリチュアルといわれてしまいます。
これではどういう効果があって実際にどのように役立つのか全くわかりませんね。みなさんの生活を快適にする有用性という観点からすると著しく無益でしょう。
ですから、次はこの祈りの効果を科学的見地からみてみることにしましょう。
・1、ランドルフビルド博士による実験
元カリフォルニア大学の心臓学教授であるランドルフビルド博士は、心臓病の入院患者393名にたいして厳密な実験を行いました。
その厳密さというのは
- 実験はサンフランシスコ総合病院の心臓病集中治療室(CCU)入院中の患者393名に対して10カ月もの期間にわたり行われた。
- 393名の患者は祈られるグループ192名と祈られないグループ201名にコンピューターによって無作為に分けられ、臨床実験で行われる厳密な基準を適用して実験が行われた。
- 患者、看護師、医師ですらどのグループにどの患者が入るかを知らなかった。
以上のようなものでした。
確かに納得の厳密性です。
さて、では実験方法はというと
- 患者のために祈る人たちを全国のカトリックやプロテスタント教会、その他さまざまな宗教グループに呼び掛けてつのった
- 祈る人には祈り方について何も指示をせず、患者のファーストネームや現在の状況を簡単に知らせた。その上で、毎日その患者のために祈ることを依頼。
- 患者一人につき祈る人5人から7人の割合。
このような方法でした。
そして、気になる結果の方はというと…
祈られた患者グループは祈られないグループより驚くほどよい治療効果を示しました!!
具体的には
- 祈られたグループの抗生物質を必要とした患者の数は祈られないグループの6分の1だった
- 祈られたグループでは人工気道を確保する気管内挿管を必要とする人はいなかった。その一方で、祈られなかったグループでは12人が人工気道を必要とした。
- 祈られたグループでは心臓疾患の結果、肺気腫になった人が祈られないグループの3分の1であった。
専門的な内容で少しわかりにくいものの数字に着目するとかなりの効果があったことがうかがい知れますね。
さらに、この実験から病院から遠い東海岸側からの祈りも、西海岸側からの祈りも同様の効果があったことが分かっています。
つまり、祈りの効果に距離は関係ないことも分かりました。
・2、デューク大学医学部の調査報告
次に紹介するのはノースカロライナのデューク大学医学部の調査報告です。
その調査報告は1986年から1992年にかけて65歳以上の男女4000人を対象にして祈りが健康に及ぼす効果を調べたものです。
そして、対象のほとんどがクリスチャンでした。
その結果は
「祈ったり、聖書を読んでいる高齢者は、健康で長生きしている」
という結論でした。
この報告は老人学の専門誌である「老人学誌」にも掲載されました。
その報告によると、6年の調査期間中に亡くなった人の数は祈らない高齢者の方が50%も高かった。ただし、祈りの頻度による違いはなかったそうです。
また、同調査にたずさわった研究者の一人であるハロルドコーニングさんは
「 祈ることでストレスが解消されている」
と説明しています。
同氏によると祈りと瞑想のメカニズムは同じであるとのこと。
ストレスが高まるとアドレナリンなどが分泌されて高血圧や免疫力低下が引き起こされます。
祈りや瞑想はこのようなストレスホルモンを抑える脳の神経伝達物質の分泌を促進します。
その結果として、ストレスが解消されるというわけです。
「マジ?祈りってこんなに凄いの?」って感じですよね?
正直なところ、この事実を知るまでわたしは
「祈りなんてただの気休めだよね(笑)」。
くらいにしか思っていませんでした。
まさか、こんなことが起こるなんて驚きでした。
・3、患者が祈られていることを知らない場合
前述の2例の実験で、祈りの効果には驚くべきものがあったことが判明しました。
しかし、これで祈りに関する驚きの事実は終わりではありませんでした。
それは、ミズーリ州の病院で心臓発作を起こし入院中の男女約1000人を対象とした実験による衝撃的な結果です。
この実験の方法は
・まず、患者の半数を人に祈ってもらうグループ、残りの半数をそうでないグループに分ける。
・祈る人には患者のファーストネームだけをわたして、毎日4週間にわたりその患者の回復を願って祈るように依頼した。なお、祈る人は全員クリスチャンだった。
・患者には誰かが祈っている事は知らせなかった。
そして、その結果は…
祈ってもらっている患者グループの方が、そうではない患者グループより回復率が10%ほど高かったのです。
つまり、祈られている人が祈られている事実を知らなくても効果があるということです!!
これは科学的にはなかなか説明がつかない結果です。
「いや、さすがにこれは…」
確かに、「実験が間違っていたのかな?」と思うほどに驚きです。
3、人の不幸を祈ると不幸になる
さて、ここまで読んできた人のなかには
「もし、祈りで願いがかなうのなら他人の不幸も実現するんじゃないか?」
はい、こう考える人がいても不思議はありませんね。ですが、わたしの調べた範囲ではこれを研究している人は分かりませんでした。
しかし、脳科学者である中野信子さんは著書『脳科学からみた「祈り」』の中で、
「誰かに対して怒りや妬み、恐れ、不安といったネガティブな感情をもつと、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌され、記憶の重要回路である「海馬」が委縮する」と言及されています。
まさしく「人を呪わば穴二つ」の通り。ネガティブな祈りは自分自身に悪影響を及ぼすわけです。やや飛躍した言い方ではありますが、人の不幸を願うと不幸になることはたしかなようです。
参考記事等
4、世界の人がお互いの幸せを祈ればお互い幸せになれる
ここまでの流れで多分気がついたひとはいるんじゃないでしょうか?そう、ある可能性に…
それは
世界中の人がお互いの幸せをお互いに祈ったら、お互いが幸せになれる。結果として、世界が幸せであふれるのではないか?という可能性です。
完全に宗教的な感じではありますが、科学によって証明されていることがベースです。信じて損はないと思います。
まあ、世界のことよりまずは自分の身近ですよね。自分が満たされないのにひとのことを考えるのは難しいです。まずは家族、親族のためにいのってみませんか?
参考記事等
おわりに
この記事では主に祈りの科学的な見地から見た効果と人の不幸を祈った場合の影響についてのべました。それをまとめると以下のとおりです。
- 祈りには治療効果がある。
- 祈りの効果に距離は無関係。
- 祈ると祈る本人が健康になる。
- 祈りの効果は祈られている人の自覚によらない。
- 人の不幸を祈ると自分に悪影響がある。
これらの事実から前述したように
「世界の人がお互いの幸せを祈ればお互い幸せになれるのではないか」という可能性が浮上します。
ぜひ、みなさんも家族や友人のために祈ってみてください。
身近な人から大切にするのがやはり基本。その祈りの輪が世界に広がって幸せが世界にあふれるんじゃないかなと思ったりします。
多分わたしがきれいごとばかりいっていてイライラしたひともいるでしょう。でも、平和であってわたし達全員に損はないです。
ぜひぜひ、祈ってみてください。
「わたしはみなさんの今日が、明日が、そして未来が幸せであらんことを心からここに祈ります。」
参考記事等