今回もよろしゅう!!
今回の話題は「幸せな恋愛をしたいなら理性の声をよく聞いた方がいいという話」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします
幸せな恋愛って何かって思っている人
刺激的な恋愛を求める自分に嫌気がさしている人
以前、「苦しい恋愛」や「恋愛の本質」に関する記事を投下してそこでも言及しましたが、恋愛というのは非常に中毒性が高くギャンブルなどに近い性質を持つものです。
そもそも恋愛は本能に基づく生殖行動に過ぎません。
最近の心理学の知見によると、人間は本能の導かれるままに生きると不幸になるのではないかと言われております。
なので、「本能のままに恋愛に没頭すると不幸になる」と言っても言い過ぎではありません。
「好きになってもいいけどなりすぎるな」て感じなんです。
で、そういった本能の暴走を抑制した結果なしうるのがいわゆる「幸せな恋愛」というものではないかとおもうんですね。
もし、「もう不幸な恋愛を卒業したい」と思うのであれば、本能の声に従う事を少しずつでもやめて理性の言い分を聞いてみましょう。
、、、、まあ、難しいけどね。
では、ゆるりとおおくりします。
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目次
恋愛はそもそも中毒性が高いもの
恋愛は生物学観点から言えば生殖行動の一種に過ぎません。
そして、それを心理的な側面から説明しようとするなら、「性欲と依存(の強度)」により説明できるでしょう。
そもそも恋愛感情とは
「生殖行動を行いやすくするために存在している」
んですな。
激しい恋愛に身を投じると周りが見えなくなってしまうことが非常に多いものですが、ああいった状態は「遺伝子を残すための戦略」なんです。
恋愛感情が高まってくると判断能力が低下して、「こういった行動をしたら後々どういった影響が起こるか?」等と言った判断ができなくなってきます。
相手の嫌な所もまさしく「あばたもえくぼ」と言った感じで、気にもならなくなるものですよ。
※恋愛感情の強化にはPEA(フェニルエチルアミン)というホルモンがかかわっており、これが不幸な恋愛の元凶となっているといっても言い過ぎではない。
一言でいうと、「人を好きになると人間はバカになる」んです。
バカにならないと、人間は子孫を残すための生殖行動なんてリスクを伴う行動を起こさない(特に女性は)というわけですよ。
そしてこの際に、一番大きな影響力を持つものが容姿の良し悪しです。
※なお、容姿の良し悪しに関しては進化生物学的には女性の方が重要視する可能性があるとのこと。一言でいうと女性の方が面食いという事である。というのも、男性と違い女性は妊娠するため遺伝子の選別には慎重になる必要がある。
恋愛感情は生物学的な文脈から言えば、「種の保存のための戦略」なのです。
我々の肉体は所詮は「遺伝子のキャリア」、要は単なる器や運び手でしかないとも言えますな。
全ては遺伝子を残す事に収束するともいえるかもしれません。
幸せな恋愛における幸せって何?
よくちまたで理想的とされる「幸せな恋愛」とは、基本的に結婚制度と同様に主に理性主導の概念と言っていいでしょう。
「本来の本能主導の恋愛」とは、あまり相性のいいものではないと言っていいです。
いわゆる「幸せな恋愛」における幸せとは、「本能的な恋愛」において感じる刺激的な快感情の事ではありません。
幸せな恋愛における幸せとは、大雑把に言えば「対等性や信頼性を基調とした理性的なもの」です。
性的な要素は排除できないもののその比率は幾分低くどちらかと言えば、「パートナー双方が冷静にお互いの利益のバランス調整をしていく」といった人間性
重視の概念かと思います。
対して、本能的な恋愛とは「自信の遺伝子キャリアとしての役目を果たす」事が主目的であるため、人間性と言った要素はあまり重視されません。
なので、われわれの多くは痛い目に遭っても凝りもせず「イケメンがいい」とか「美人がいい」と吠え散らかし続けて泥沼にはまるわけですな。
心理学的な観点から言えば、本能的恋愛で得られる感情は主に「刹那的快楽」でしかなく幸せとは到底呼べないものです。
しかもこの快楽は、しばしば自身の抱える不安や恐怖といったものから目を背けるための回避行動として利用されるので、結果「恋愛依存症、セックス依存症」等といわれる状態も発生してきます。
刺激的恋愛はもはや依存症
人間の脳では本能の方が理性よりも影響力が強いです。
なので、理性的に判断すれば「こいつはダメンズだ」とか「これは魔性の女性だ」等と分かっていたとしても、うっかりはまってしまうという事になります。
しかも、一度でもそういった異性にハマった経験があるとある種の中毒症状になっているため、つら狩ったであろうはずなのにまたそういった人とよりを戻そうとするとか同じようなDV気質のあるろくでもない人と一緒になるといった事を繰り返しがちです。
モラル的にはDVやモラルハラスメントは絶対に看過できないものですが、本能的な側面から見ると恋愛感情の増強に使えたりします。
あまり具体的に言うとあれですが、先ほどPEAについて少し触れましたが、この物質は快楽物質であるドーパミンや幸福物質のセロトニン、エンドルフィン等の感受性を飛躍的に向上させます。
※エンドルフィンには、モルヒネの数倍の鎮痛効果があり気分が高揚したり幸福感が得られるという。
このPEAという物質は、不安を感じたり自暴自棄になったりすると分泌されやすくなります。
こういった状態において、快感を経験するとあたかも覚せい剤を打たれたかのような状態になってしまうんです。
DV気質のクズ野郎が彼女に殴るけるなどの暴行を働いた後に、急に一転して人が変わったかのように優しくして彼女が側がつい許してしまうなんて場面がありますが、あそこではまさにこう言った事が起こっています。
以前の記事でいったように、恋愛上手というかモテる人というのは相手を依存状態にするのが上手い人達なのです。
ひどい表現をするなら、相手を不幸のどん底に叩き込んでたっぷりと絶望させてから手を差し伸べて上に引っ張り上げ主従関係を構築し自分主導にもっていくという感じなんですな。
もう言ってみれば一種の洗脳です。
恋愛で「相手に追わせてなんぼ。自分が相手よりも好きになってはいけない」みたいに言われるのは、こういった背景があるからですな。
夢中になった瞬間に相手に振り回されて不安になって、主導権を奪われるからです。
恋愛でうまく立ち回ろうと思うと、理想論とは逆に「お前の代わりなんていつでもいるから」と言った突き放したマインドが必要になります。
モテる人とは常に相手との関係でパワーバランスが上の立場を確保するってことですな。
だから、ダメンズ好きや魔性の女性にハマって貢ぐ男性女性達が後を絶たないわけです。
みんな不幸と幸福を行ったり来たりさせられて、脳内麻薬に当てられて中毒になっているんですな。
で、一度その快楽を知ってしまった脳は、また同じようなロクでもない様な異性を探すように仕向けさせるというわけです。
幸せな恋愛とはクッソ地味でなものではないか?
いわゆる幸せな恋愛とは、上述したように理性主導の概念であるため本能的な恋愛とはかなり性質が違います。
その基盤には「相互の対等性や信頼性」といったものがありますから、間違っても主従関係や振り回す振り回されるといったものとは相いれません。
なので、幸せな恋愛とは本能的恋愛の様な刺激はないし気分の上がり下がりも少なく言ってみれば「非常につまらない」ものです。
強い快感情はないが穏やかで落ち着いていて居心地がいい、、、って感じですかねえ。
幸せな恋愛では刺激はないので短期的な満足度は低そうですが長期的な視点で見た場合、総じて幸福度は大きくなるといえるかと思います。
心理学が重視するのはこういった信頼に基づく人間関係です。
ただマンネリは問題ですので、時に二人で新しい体験をしたりするとか節度をもってエンターテイメントとして少し不安を感じさせてみるといった事は必要かもしれませんな。
人間は理想通りに生きられるものではなく、本能を全無視すると上手くはいかないものですからね。
基本は「信頼と対等」に据えつつも、そこにスパイスとしての不安や新しい体験を足していく努力をするという感じでしょうか、、、。
ここに関しては詳しくは以下の記事参照。
あと出来るだけ見た目にこだわりすぎないことも大事ですわな。
見た目より内面を重視するようにそれなりに強く意識していく必要がありますな。
なお、理にかなった容姿に関しての相手選びの基準は「自分の見た目よりやや下か同じくらい」です。
もし自分以上に容姿の整った相手と付き合いたいなら、自分もそれ相応の見た目になる努力が欠かせません。
なので現実的に考えるなら、自分の容姿の限界が来たら、その水準で潔く諦める覚悟というか気持ちも必要になるでしょうな。
でないと、一向に付き合えないし結婚もできないってことになりかねないでしょう。
おわりに
この記事は「幸せな恋愛をしたいなら理性の声をよく聞いた方がいいという話」と題しておおくりしました。
恋愛とはそもそも本能的なものですが、その本能につき動かされたまま突き進むとまあ結構ロクな事にはなりません。
短期的な快に執着するよりも長期的な視点から物事を見る様にしたいものです。
もしかしたら、そもそも幸せというもの自体が「かなり地味で素朴なもの」なのかもしれませんねえ。
知らんけど。
では!
参考記事等
「恋愛に相性なんてない?」恋愛に失敗するのが怖いなら○○を高めよ!