心理カウンセラーのオニギリの中の人、ぐれんです
今回の話題は「いいカップルや夫婦で居るにはどうするか?その条件や特徴」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
パートナーと仲良くいるために何を気をつけたらいいか知りたい人等
付き合い始めは仲が良くても、付き合う期間がながくなるにつれて次第に険悪なムードになっていくなんてことはよくありますねえ。
これは結婚に関しても同じです。
やはり、関係を長続きさせるにはそれ相応に頭をひねらないといけません。
そこで今回はカップルや夫婦が仲良く居続けられるにあたって、やったほうがいいことをまとめて紹介してみようかと思います。
実践できそうなものはすぐにでも実践してみてくださいな。
では、まいる。
目次
具体的な方法を語るようにする
すぐ別れてしまうカップルほど「ずっと一緒に居よう」とか「一生一緒に居よう」みたいに言異がちだったりします。
言葉でただ願いを口にしているだけでは、何にもなりません。
付き合い始めは恋愛感情があるので、相手の嫌なところが気にならないため関係がうまくいきますが、時間がたつと恋愛感情が覚めて相手の嫌なところが次第に見えてきてしまいます。
テキサス大学の研究に、結婚したばかりの186組のカップルを対象に13年間にわたり追跡した観察研究があります。
その研究によると、恋愛初期や新婚の時期にただイチャついているだけのカップルは、わずか7年で離婚してしまう確率が高かったそうです。
対して、、初期の頃から落ち着いていたカップルは、7年以上経っても関係が続いている確率が高く、幸福度も高かったといいます。
恋愛初期の時期などにこそ「具体的にこれからどうしたらいい関係を築いていけるか」を考えるべきということです。
恋愛感情が高まっているカップルは自分たちの感情の高まりがずっと続くものだと思ってしまっているから、後になって「こんなはずではなかった」と思うわけですね。
なので、はやいうちにお互いにきちんと話し合って今後上手くやっていくための具体策を考えるといいでしょう。
してあげられることを考える
健全な人間関係とは、「与えるものと与えられることのバランスが取れたものである」といえます。
そして、親切にされたければ自分から親切にしたほうがいいという研究があるので、「自分が相手に何をしてあげられるか」を考えて行動するのがいいでしょう。
自分が相手に「~してほしい」なんて要求するのではなく、自分が何を相手にしてあげられるかを考えるのです。
事実、「相手が幸せにしてくれると考える人は離婚しやすくなる」という研究結果が多数存在している模様。
さらに言えば、「幸せになろうとするとかえって不幸になる」ので、「わたしを幸せにしてくれ!」と相手に要求するのは得策ではないのです。
人は幸せには残念ながら慣れてしまうもの。
幸せになろうとしてもキリがないんですね。
幸せになろうと思ったら、「自分の身近な幸せに気が付くようにする」のが一番といえましょう。
恋愛初期には気まずい話をする
恋愛初期ほど気まずい話や最悪の状況を想定した話をしたほうがいいでしょう。
恋愛感情が健全なうちに、お互いに自分にとっていいにくいことや気まずい事、都合の悪いことなどをしっかりと全部話し合っておくのがいいです。
恋愛感情はどんなに長くても3年しかもたないので、なるべく早いうちに、相手に受け入れてもらいにくいであろう自分にとって都合の悪いことは話しておきましょう。
同棲はしないで近くに住むようにする
以前の記事でも述べましたが、結婚前に同棲するのは正直やめたほうがいいです。
結婚前に同棲したカップルは同棲しなかったカップルに比べ、5年以内の破局率が高い傾向にあるといいます。
また、同棲から結婚に移行したカップルの結婚後の満足度も低い傾向があるそうです。
結婚前に同棲するのはおすすめできません。
なので、同棲するくらいなら、お互いに近所に住むようにしたほうがいいでしょう。
刺激を共有する
「お互いに趣味が同じだとずっと仲良くいられるだろう」という発想は割と、多くの人がするものであり、実際理にかなっている面もあります。
体験の共有は確かに関係性を深めるためには重要です。
ただ、それだけでは心配なんですねえ。
実は、「安心感を享受するカップルは破局しやすい」なんていわれているからです。
一聴すると、「安心できる関係」は理想的なカップルにおける関係性のように見えますが、これは同時に「マンネリ化」へと繋がってしまう可能性もはらんでいます。
なので、趣味を共有するよりも、むしろ一緒に「今までにしたことがないことや刺激が少し不安を感じるようなこと」に挑戦してみる方が良いでしょう。
安心できる場所にいるという感覚よりも、「2人で刺激や危険や怖いものも共に乗り越えていけるという感覚や、乗り越えてきた経験」の方が大事になります。
ちなみに、好きなものが同じよりも「嫌いな物や怖いものが同じ、かつ強みが同じ」だといい関係が長く続くなんて話もありますねえ。
どうやら、いわゆる共通の敵がいると結束するっていう心理が働いているような気がします。
日々のコミュニケーションを大事にする
当たり前ではありますが、長く間気を続けるためには、日々のコミュニケーションの取り方にも気を付ける必要があります。
コミュニケーションの取り方が悪いと、それがもとですれ違いが起こったり家庭内に紛争が起こったりしてしまいますね。
特に「自分の気持ちを相手に配慮しながら伝える」スキルであるアサーションは身に着ける必要があるといえるでしょう。
アサーションを身に着けるにあたっては、以下の書籍を参考にしてみるといいと思います。
参考
また、日頃の感謝をきちんと伝えるようにするのが望ましいです。
人は親しい関係になってくると、「感謝の気持ちは言わなくても伝わっているだろう」みたいに思いがちですが、これが積もり積もって仲たがいの原因になったりするものなんですね。
しっかりと、感謝の気持ちは日頃から伝えるようにすべきです。
おわりに
この記事は「いいカップルや夫婦で居るにはどうするか?その条件や特徴」と題しておおくりしました。
カップルが仲良く居続けるためには以下のことに気を付けるといいです。
・具体的な方法を語るようにする
・してあげられることを考える
・恋愛初期には気まずい話をする
・同棲はしないで近くに住むようにする
・刺激を共有する
・日々のコミュニケーションを大事にする
恋愛初期は恋愛感情の高まりのせいで、相手の嫌なところが気にならないものですが、この恋愛感情が覚めるにつれて相手の嫌なとこもを徐々に目に付くようになってきます。
なので、恋愛は「スタートダッシュが大事」です。
最初期のうちに「今後関係を継続してくために具体的に何をすべきか」や「言いにくいことは話しておく」のが大事でしょう。
まあ、恋愛の最初期ほどいちゃついている場合じゃないってことですなあ。
、、、むつかしいけどねえ。
では!
参考記事等