「記憶っていうと短期記憶とか長期記憶が有名だけど、どうやら記憶には他にも沢山いろんな記憶があるみたいだね。一体、記憶って何種類くらいあるんだろう、、、、。もう、分かんないわあ、、、。」
うん、確かに色んな記憶があるよなあ、、、。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「記憶の種類って何があるの?記憶について少し詳しく突っ込んでみた」という話です!
今回は以下の様な方に向けておおくりします。
記憶の種類について詳しく知りたい人
はい、多くの人は短期記憶と長期記憶については聞いたことがあると思います。
しかし、記憶には他にもいろんな記憶が種類が存在しているんですね。
今回は記憶について少し詳しく見てみましょう。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、記憶にはどんな分類があるんだろうか?
記憶といえば、短期記憶や長期記憶が有名ではありますが、実は記憶には種類が沢山あるんですね。
そして、まず触れておかねばならないのは記憶の分類の仕方や分類された記憶に対する呼称や定義は「研究分野によって違っている」ということです。
なので、今回の記事では記憶を「心理学における分類」に絞っておおくりします。
そして、心理学における記憶の分類は以下の観点から分類できるんですね。
- 保持時間(どれ位の期間持つのか?)
- 内容( どんな内容に関する記憶なのか?)
※内容について分類が存在するのは長期記憶についてのみ。
次の章からは以下2つの観点から具体的な分類を見ていきましょう。
2、保持時間での分類
記憶を保持時間が長い順に分類してみると以下の通り。
- 感覚記憶
- 短期記憶
- 長期記憶
そして、各記憶の簡単な説明が以下になります。
・感覚記憶
感覚記憶とは最も保持期間が身近い記憶です。
各感覚器官(耳や鼻、目等)に特有に存在しており、瞬間的に保持されるだけで意識はされません。
外界から入力された刺激情報はまず感覚記憶として保持されて、その入力されたン刺激情報のうち注意を向けられた情報のみが短期記憶として保持されるといいます。
なお、感覚記憶の具体例には視覚情報を保存する「アイコニックメモリ(映像的記憶)や聴覚情報を保存する「エコイックメモリ」が存在しています。
※
エコーイックメモリの方がアイコニックメモリよりも少々ながく数秒間は持続する。
・短期記憶
保持期間が数十秒程度の記憶です。
保持時間に限界があるだけでなく、一度に保持される情報の容量にも限界がありのが特徴といえます。
ちなみによくいわれる作動記憶(ワーキングメモリー)というのはこの短期記憶を包括する概念です。
能動的な情報操作を強調する際には、作動記憶を短期記憶と区別して使います。
ワーキングメモリについて詳しくは以下の記事からどうぞ。
・長期記憶
短期記憶に含まれる情報の多くは忘却されてしまい、その一部が長期記憶として保持されます。
そして、この保持された情報が長期記憶として安定化する過程のことは「記憶の固定化」と呼ばれるんですすね
長期記憶は数分から一生にわたって保持される記憶ですから、その保持時間が長くいです。
また、長期記憶は短期記憶とは異なり、容量の大きさに制限はないのが特徴といえます。
3、長期記憶の内容での分類
さてさて、今度は長期記憶の分類について見ていきましょうかね。
長期記憶はまず以下の2つに大別されます。
- 陳述記憶(イメージや言語として意識上に内容を想起できてその内容を陳述できる記憶。宣言的記憶とも)
- 非陳述記憶(意識上に内容を想起できない記憶であり言語などを介してその内容を陳述できない記憶。非宣言的記憶とも)
次にこのそれぞれがまたいろいろと分類されていきます。
では、くどいようですが上記の陳述記憶と非陳述記憶のそれぞれに関して、それぞれの分類を見てみましょう。
・陳述記憶
・エピソード記憶
エピソード記憶は個人が経験した出来事に関する記憶です(例:昨日の夕食を誰と食べたか等)。
エピソード記憶にはその出来事そのものと、それを経験した際の時間や空間的文脈、その時の自己の心理的・身体的状態等といった様々な付随情報の両方が記憶されています。
・意味記憶
意味記憶とは知識に相当します。
そして、知識記憶は言語やその意味(概念)、近く対象の意味、対象同士の関係、社会的約束等々、世の中に関して組織化された記憶であるといいます。
意味記憶は通常の場合、同じような経験を繰り返すことで形成されて、その情報をいつどこで得たのかといった付随情報が消失し内容だけが記憶されたものと考えられるんですね。
例:「みかん」が意味する者に関する記憶(みかんに関する大きさや色、味、形等の知識)
・非陳述記憶
・手続き記憶
手続き記憶は自転車に乗る方法や楽器の弾き方等のように、同じ経験を反復することで形成されます。
一般的に、記憶がいったん形成されると自動的に機能し、かつ長時間保持されるとのこと。
例:運動技能、知覚技能、認知技能等
・プライミング
プライミングとは以前の経験によって、後に経験する対象が同一のものである認識するのを促進、ないし抑制する現象のことです。
プライミングについて詳しくはいかからどうぞ。
・古典的条件付け
古典的条件付け(レスポンデント条件付け)とは、経験の繰り返しや訓練によって本来は無関連だった刺激に対して新しい反応、つまり行動が形成される現象のことをいいます。
例:梅干しを見ると唾液が出る
・非連合学習
非連合学習とは一種類の刺激に関する学習であって、同じ刺激の反復によって反応が減弱する馴化(じゅんか)と増強する感作の2つがあります。
参考
・日常記憶
記憶の研究対象に関しては「日常記憶(日常に関する記憶)」というものがあります。
そして、日常記憶には以下のようなものがあります。
・展望記憶
展望的記憶とは将来に向かっての記憶のこと。
例:買い物で買うべきもの、友人と会う約束
・自伝的記憶
自伝的記憶とはエピソード記憶の一種です。
自伝的記憶は自分の生活の中で経験した色んな出来事に対する記憶の総体であって、特に重要な意味を持つ記憶なんですね。
なお、自伝的記憶としては自身が10~20代のころの記憶が、多く想起される傾向があるといいます。
この現象はレミニセンスパンプ(記憶のこぶ)なんて呼ばれている模様。
記憶の仕組みについても見てみよう
さて、ここまで記憶の種類について色々見てきましたが、せっかくなので記憶の仕組みについても見ておきましょう。
記憶は「経験による行動の変化の保持のこと」であり、そのプロセスには以下の3段階があるといいます。
- 1、記銘(きめい)
- 2、保持
- 3、想起
以下順次解説していきます。
・記銘(きめい)
記銘は「経験したことが記憶として取り込まれること」であり、外部刺激が持つ情報を人間の内部の記憶に取り込める形に変換するものです。
記銘の過程は以下の通り。
1、感覚記憶から選択的注意が向けられて情報は符号化(記銘されること)されて、短期記憶へ移行
短期記憶において「リハーサル」を受けた情報は長期貯蔵庫へ転送。
その後、長期記憶として永続的に貯蔵される。
※リハーサルは短期記憶の忘却防止、長期記憶へ転送したりするため情報を復唱する処理のこと。「維持型リハーサル」と「精緻型リハーサル」の2つがある。
↓
2、保持
保持とは記銘された内容が記憶として保持されること。
そして、この長期記憶の情報保持に関しては再活動仮説なるものがあります。
※再活動仮説は「記銘時に活動した複数の脳皮質領域が想起時に再活動し、その背景には内側側頭葉の機能が重要な役割を果たしている」というもの。
↓
・3、想起
想起とは保持されていた記憶が外に現れることであり、想起には以下の3つがあります。
再生:
以前の経験を言葉や絵で再現すること。再認:
「以前経験したこと」を再度経験した場合に「経験した」と確認できること。再構成:
以前経験したことを、その要素を組み合わせて再現すること。
引用
https://psychologist.x0.com/terms/116.html
おわりに
この記事は「記憶の種類って何があるの?記憶について少し詳しく突っ込んでみた」と題しておおくりします。
はい、記憶の種類には実にたくさんありましたね。
ただ、こうやって記憶について概観してみると、記憶の種類にはかなりすごい数があってびっくりです。
人間の心理に関する研究って色々進んでいますね。
これからも色々人間心理について探っていきますかね。
では!
参考
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%81%AE%E5%88%86%E9%A1%9E
https://psychologist.x0.com/terms/116.html
参考記事等