「カクテルパーティー効果」声は大きくなってないのに騒がしくても聞こえる不思議。
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「なんかさ、居酒屋とか少し騒がしいところで合コンやっているときに感じるんだけど、自分の話をされているときって、周りが結構騒がしいのに結構聞き取れたりするよね。なのに、他のことはあんまり聞き取れないことがよくある。あれって不思議だよなあ。」

うん、それはカクテルパーティー効果やろね。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「「カクテルパーティー効果」声は大きくなってないのに騒がしくても聞こえる不思議」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • 選択的注意について知識を深めたい方
  • 変わった心理現象に興味のある方

今回も面白い人の心理現象をご紹介します。

今回わたしが紹介いたしますのは、「カクテルパーティー効果」というものです。

パーティー会場等のようなうるさい空間にいても、;不思議と自分の名前が呼ばれるとそれに気がついたりしませんか?

別にそんなに大声で名前を呼ばれているわけでもないにもかかわらず。

はい、まさにあれこそがカクテルパーティー効果何です。

カクテルパーティー効果について詳しく見てまいりましょうか。

では、ゆるりとおおくりします。

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カクテルパーティー効果とは?

カクテルパーティー効果とは冒頭で説明した通り、

「パーティー等のざわついている場所において、自分の名前や興味のある相手との会話が聞き取れる」

というものであり、選択的注意の代表例です。

選択的注意は「複数の情報があふれている場面で、その中からどれに注意を向けるべきか選択的に注意を向けること」であり、人間が日ごろから情報に優先順位を付けながら生活しているということの証左といえるでしょう。

このように情報に優先順位を付けないと人間の頭は大量の情報でパンクしてしまうので、選択的注意は必要不可欠な処理なんですよね。

ただ、このカクテルパーティー効果、つまり選択的注意がどのような仕組みで起こるのかについては、未だはっきりしていないといいます。

ちなみに、人間の知覚は今ホットな研究分野でもあるんですね。

両耳分離聴パラダイムでわかる人間の知覚の特性

上述の選択的注意を確認した有名な初期の研究には、チェリー,E.C.さんによる両耳分離聴実験があります。

この両耳分離聴の実験の概要は以下の通り。

  • 被験者たちはヘッドホンを装着し、左右の耳から別々のメッセージを聴かされ一方の耳から流れるメッセージのみを追唱するよう求められる
  • その後、もう一方の耳から流れるメッセージの内容を思い出すよう求められる

この結果、被験者たちは「もう一方の耳から流れるメッセージの内容をほとんど繰り返せなかった」といいます。

そして、それをうけてブロードベントさんが両耳分離聴というパラダイムを用いた実験により、注意が情報処理の初期段階(知覚段階)で作用するという初期選択説(early selection theory)(または注意のフィルター説)を提唱するにいたります。


研究成果を理解したり解釈するために用いる典型的な理論体系のことで,モデルや概念あるいは理論などをさす場合と,研究で用いられる典型的な実験手続きや技法をさす場合の2つがある。

引用

https://www.komazawa-u.ac.jp/~karube/tani/terms.html

つまり、彼は「注意を向けない情報に関しては入力の早期段階においてフィルターにかけられて失われてしまう」と考えたんですね。

もっと、具体的に言うと物理的特徴の処理などの低次の情報処理は全ての情報に対してなされるものの、意味的処理などの高次の情報処理はそのフィルターを通過した情報のみに対して行われることになります。

そして、最終的に短期記憶や長期記憶として貯蔵されるということです。

まあ、注意が向いていないと「なんか、聞こえたけど意味までは分かんないし、よう覚えてない」って状態になるってことですな。

雑ですんまそん(笑)。

参考

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/57370/1/eda046_183.pdf

3、結局、選択的注意の原理は闇の中、、、、

さて、上述のようにブロードベントさんが早期選択説を唱えたことで、選択的注意の原理は解明されてめでたしめでたし、、、となったと思ったらそうもいきませんでした。

実は、この理論では説明のつかない現象が確認され始めたからです。

そこで、減衰説と後期選択説、負荷理論等が登場することになります。

では、順に簡単にざっとみてみましょう。

減衰説

トリーズマンさんが実験で、「注意を向けていない方の耳から聞こえてくる情報は完全に失われるのではなく、意識しないままに意味が処理されている」事を確認しました。

これは「注意を向けていない耳から聞こえる情報は減衰(弱められている)」といえることから、注意の減衰モデルと呼ばれます。

まあ、雑な言い方をするとあんまり仲良くもないオタクな知人がなんかうんちく語っていたのを思い出して、「うーん、なんかいってたよな、ガンダムのコスプレしたプリキュア?だっけか?、、、(例えば意味不明ですんません)」となんとなーく、覚えているみたいな状態ですかね。

我ながら例えへたくそ(笑)。

後期選択説

トリーズマンさんの実験以降も、「実験の参加者達が注意を向けていない耳から聞こえてきた自分の名前を認識することがある」ことが確認されます。

そこで、ドイチェさんらは「注意における情報選択が既有の知識に依存しており、すべての情報は意味処理まで分析が行われた後で意識される情報が選択されている」という後期選択説を提唱するに至るんですね。

つまり、「なんかあいつ言っていたな?」とおぼろげながらに思い出す情報に関しても、「意味まで理解している」ということになりますな。

早期選択説だと、「意味は分かっていない」のでかなりの違いといえますね。

なお、理解を深めるために言っておくと先ほど述べた早期選択説は「情報が入る前にフィルターにかけられる」としていたのに対して、後期選択説では「情報が入った後でフィルターにかけられている」んです。

負荷理論

上記3つの理論とはまた別の視点から選択的注意を解釈しようとする人もいました。

それがラヴィさんです。

ラヴィさんはボトムアップ処理とトップダウン処理の両方とも重要であると考えて、実験から知覚レベルでの情報処理の負荷により、注意の働きが変わるとする負荷理論を提案しました。

※ボトムアップ処理とトップダウン処理とはノーマンという人により提唱された人間の「能動的な情報処理」の仕組み。

詳しくは以下からどうぞ。

※工事中

そして具体的に言うと、入力される情報量が少ない低負荷条件下では注意を向けてない情報に対しても意味処理が行われる一方、後から必要な情報を選択する際にそれらに妨害されるといいます。

そして、対照的に情報量が多い高負荷条件下では注意を向けている情報だけが処理されることが実験によって示唆されているとのことです。

参考

https://kagaku-jiten.com/cognitive-psychology/perception/selective-attention.html

なお、大事なことですが、今現在も「完全に選択的注意の原理について解明されてはいません」。

まあ、今後に期待ですな。

おわりに

この記事は「「カクテルパーティー効果」声は大きくなってないのに騒がしくても聞こえる不思議」と題しておおくりしました。

人間の知覚能力ってすごく複雑な仕組みで作動しているのがよくわかっていただけたかと思います。

そして、その仕組みの詳細についてはいまだ未解明な部分が非常に多いといえますね。

でも、だからこそ人の知覚って面白いんです。

これからも面白い心理現象について紹介してまいりますんで、お付き合いのほどよろしゅう!

では!

参考記事等

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