ゲシュタルト崩壊っていったい何が崩壊するん?『ゲシュタルト心理学』
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「そういえば、ゲシュタルト崩壊ってなんだっけ?言葉の響きがやたら印象的でそればかりに気が言って、肝心の意味とか全然気にしたことなかったわ。てか、そもそもゲシュタルトって何?なんか、~タルトなんてついてると食べ物みたいな気がしてくる。」

食い意地張ってんねー。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「ゲシュタルト崩壊っていったい何が崩壊するん?『ゲシュタルト心理学』」という話です。

今回は以下の様な方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • ゲシュタルト崩壊について知りたい人
  • 面白い心理現象について知りたい人

さて、ゲシュタルト崩壊ってよく聞く言葉だと思います。

でも、いったい何のことだか知っていますか?

おそらく、多くの人はあんまりよくわかんないけどよく聞く程度の認識なんじゃないかと思います。

ただね、このゲシュタルト崩壊ってかなり面白い心理現象なんですね。

今回はゲシュタルト崩壊について少し詳しく見ていきましょう。

では、ゆるりとおおくりします。

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ゲシュタルトって何のこと?

ゲシュタルトとはドイツ語の「gestalt」が語源となっています。

そして、「gestalt」とは日本語訳で「形、形態」という意味です。

ただ、日本語で「ゲシュタルト」とカタカナ表記される際には、心理学用語として用いられることが一般となっていますね。

では、ゲシュタルトとは心理学でどのような意味なのでしょうか?

ゲシュタルト心理学において、ゲシュタルトとは「全体的なまとまりの構造」を意味しています。

ゲシュタルト崩壊とはどんな現象?

さて、では早速ゲシュタルト崩壊について見ていきましょう。

ゲシュタルトは上述の通り、「全体的なまとまりの構造」を意味していたのでゲシュタルト崩壊とは

「全体的なまとまりが崩壊すること」

といえますね。

ちなみに、ゲシュタルト崩壊は視覚的なもののだけでなく聴覚に対しても生じます。

、、、、て、言っても抽象的すぎて意味が分からないですよね?

なので、具体例を挙げてみます。

例えば、有名な例としては「漢字のゲシュタルト崩壊」があります。

「漢字のゲシュタルト崩壊」は、一つの漢字や連続して並べた漢字を長いこと見続けていると、漢字の形態が崩れてしまい「各部分がバラバラになって見えてしまう」というものです。

この現象を聞くと「単なる疲労じゃね?」みたいに思うかと思います。

しかし、違うんですね。

例えば、ゲシュタルト崩壊の実例については以下の動画を見てみてくださいな。

どうやら、これは部分を統合し全体の形態として把握するパターン認知の機能が低下したことが原因だと考えられている模様。

ちなみに、人間の視覚や知覚に関する法則には「ゲシュタルトの法則(プレグナンツの法則)」なるものが存在しています。

それが以下の7つ。

  • ・近接:距離が近いもの同士を同じグループだと考える
  • ・類同:同じ色や形、同じ向きのもの同士が同じグループだと認識されやすい
  • ・連続:図形はつながった形になりやすい
  • ・閉合:閉じた形をしているものは1つの同じグループだと認識されやすい
  • ・共通運命:同じ方向に動くものや同じ周期で点滅するもの等は同じグループだと認識されやすい
  • ・面積:重なっている2つの図形では面積の小さいほうが手前にあるように見える
  • ・対称性:左右対称な図形ほど認識されやすい

ゲシュタルト崩壊はこれら7つのゲシュタルトの法則がうまく作用しなくなってしまった結果、生じるものであるといいます。

なお、ゲシュタルトの法則は現在ではデザインやグラフ作成の分野において、視覚効果を調整する目的で用いられているそうです。

参考

https://ferret-plus.com/8022

ゲシュタルト心理学についてものぞいてみよう

さて、ここまでゲシュタルト崩壊について述べてきましたが、そもそもその背後にあるゲシュタルト心理学について少し確認してみましょう。

さて、ゲシュタルト心理学とは、、マックス=ヴェルトハイマーさんとヴォルフガング=ケーラーさん、クルト=コフカさんらドイツ人の心理学者により、20世紀初頭に創始された心理学の一派です。

1912年に共同研究の著書『運動視の実験的研究』によりゲシュタルト心理学は発表されました。

そしてその後1935年に、コフカさんが『ゲシュタルト心理学の原理』にてゲシュタルト理論の体系化を行っています。

ゲシュタルト心理学の原理は「部分の総和は総体とは異なる」というものです。

つまり、人間の知覚は個別の感覚の総合から構成されているのではなく、全体的な枠組みであるゲシュタルトのもとに成立していると考えることになります。

人間の精神や心理を部分で捉えるのではなく、統一的な全体構造に重点を置いて捉えていく考え方がゲシュタルト心理学の根本といえるんですね。

ゲシュタルト心理学がこのような立場をとるのは、ゲシュタルト心理学が過去の理論の原子論的アプローチに対する反発として公式化されたものだからです。

ゲシュタルト心理学では、全体は部分より大きいことを強調します。

そして、いかなるものであっても全体の属性は部分の個別的な分析から導出できはしないとしているんですね。

このゲシュタルト心理学の考え方は知覚心理学や認知心理学、社会心理学などへと受け継がれ、現代の心理学にも影響を与えています。

具体例を挙げるなら、心理療法であるフォーカシング、アートセラピー、そしてアクセプタンスアンドコミットメントセラピー等へも影響を及ぼしていますね。

参考記事等

ゲシュタルト療法というものもある

「人間は世界を意味ある全体性として知覚する」というゲシュタルト心理学の視点を取り入れた心理療法に、ゲシュタルト療法という心理療法があります。

このゲシュタルト療法は、ベルリンに生まれたユダヤ人の精神科医フレデリック=パールズさんにより創始された心理療法。

なお、パールズさんは訪日した際に座禅を体験をするなどしており、東洋思想にも通じていたといいます。

そのため、ゲシュタルト療法には瞑想や東洋思想の影響も盛り込まれているそうです。

そして、ゲシュタルト療法は言葉等の解釈によるセラピーではなく、経験的なものだといいます。

そして、ゲシュタルト療法の目的は「今ここでの気づきを得る」ことであり、その中核的な考え方をパールズさんは「ゲシュタルトの祈り」と言う詩で表現しているんですね。

それが以下。

私は私のことをする、あなたはあなたのことをする。
私はあなたのために生きているわけではないし、
あなたも私のために生きているわけではない。
あなたはあなた、私は私。
もしも、お互い出会うことができたら、それはすばらしいこと。
もし出会えなくても、それはしかたのないこと。

引用

おわりに

この記事は「ゲシュタルト崩壊っていったい何が崩壊するん?『ゲシュタルト心理学』」と題しておおくりしました。

ゲシュタルト崩壊とは「全体的なまとまりが崩壊すること」です。

具体例としては同じ漢字の羅列をずっとながめておくと、漢字の書く部分がバラバラになって見えてしまうということがあります。

人間の認知って実に不思議なものです。

これからも興味深い心理現象について紹介しますんでよろしゅう。

では!

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