・コミュ力が高いってどういう事なのか気になる人
・自称コミュ力が高い人がコミュ力が低い場合その原因は何なのか気になる人
・話しのネタが欲しい人等
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「自称コミュ力高いが単なるコミュ障よりはるかに厄介で迷惑な件」という話です。
自称コミュ強の人に遭遇したことがある人は結構いるんじゃないでしょうか?
例えば、「私って凄くコミュ力高いんだよ~。だからすぐに誰とでもともだちになっちゃうんだあ~」とか言って鼻高々な人ですな。
わたしも友人ではなくそういった「知り合い」がいますが、まあ、、、一言で言って「ひどい」ですね。
何がひどいかっていうと、こういった自称コミュ強の人は相手の気持ちをガン無視で自分の話ばかりをするんですよ。
正直いって、わたしは、「一体、何を勘違いしたらそうなるんだい?みんなの笑顔が引きつっているのが見えないのかい?見えるのか見えないのか、おいどっちなんだい!?、、、みえない!」て言いたくなります。
なんか本人はとくとくと話しているんですが、聞かされる方としてはいい加減にうんざりしてしまいます。
まあ、困ったもんです。
自称コミュ力高い発言する人は、高確率でコミュ障でしょうねえ。
今回は、「そもそもコミュニケーションって何なの?」という点を確認した上で自称コミュ強の人達がどんだけ実際はコミュ障なのかについて確認してみたいと思います。
また、あわせて本当の意味でコミュ強になる方法についても提案したいと思う次第。
なお、コミュ力おばけになる方法についてはリンクからどうぞ。
そして、特に「女性と話せない」と悩んでいる男性はこちら。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
コミュニケーションとはそもそも何なのか?
まず、コミュニケーションとは、一体何かについて一旦確認しましょう。
コミュニケーションとは、基本的に辞書的には「人間同士が言葉を主な伝達手段に用いて行う意思疎通」という意味の言葉であるといいます。
なお、コミュニケーション(communication)は英語なわけですが、その語源は「分かち合う」を意味するラテン語の「communis」だそうです。
という事は、コミュニケーションとは
「相手と自分との間で言葉を主な手段として、自分たちの感情や気持ちをやり取りする事である」
と言えそうですな。
コミュニケーションにおいては「相手と自分との双方向性」が重要になるので、「お互いに対等」であることを強く意識する必要があります。
日本語で言えば「敬意」や「礼儀」といったものが櫃余であるといっていいでしょう。
なので、「自分だけが一方的に相手の意思を無視して何かを伝えようとする」みたいな事は、コミュニケーションの本質に反する行為であるといえるでしょう。
自称コミュ力高い、コミュ力おばけ、コミュ強は高確率でコミュ障!!
コミュ障については、以前の記事で取り上げたように以下の二通りがいます。
・一般に言われる話すのが下手なコミュ障(話せないコミュ障)
・得意満々で自分の話だけを一方的に相手に聞かせるタイプのコミュ障(よく話すコミュ障)
今回取り上げた自称コミュ力高い人というのは、「よく話すコミュ障」です。
よく話すコミュ障の人達は、「相手の気持ちは度外視して自分ばかりが話そうとする」のでコミュニケーションの本義から完全に外れています。
相手に対する対等の意識なんてあったものではありません。
敬意も礼儀もあったものではない。
それでいて本人は、「なんか俺は雄弁だなあ」とか思っているのですからまあ完全に失笑ものです。
完全に自分の世界にひたっている自己陶酔に終始していますねえ。
あと他には、なまじっか心理学を少しかじっているために、「君は~という性格傾向だから、きっとこの場合は~と思っているはずだ!」みたいに考えを押し付けてくる人もそうですかね。
相手の気持ちなどを無視して一方的に自分の意見を押し付けているので、これはコミュニケーションとしては不健全と言えそうです。
心理学を結構いろいろと勉強すると、分かってくることではありますが、所詮心理学の知識の多くは「一般的には~な人は~な傾向を持っている」という事を示唆するにとどまるんですよね。
あくまでも、「傾向」なんです。
それに究極的には全て仮説でしかありませんしねえ。
なので、「~と言う特徴を持っているから~は内向的な人だ」みたいに決めつてかかるのはちょっとねえ、、、て話ですね。
実際、両向型という外向型と内向型の中間みたいな人もいて、しかもその性格は実にバラエティーに富んでいるので、、、まあ簡単に決めつける事は出来ません。
おっと、少し話しが脱線してしまった。
とにかく会話をしていく中で、相手の性格などについてこれまでの経験等から複数の仮説を持つのは別にいいですが、決めてかかっては相手の本当の性格が見えてこなくなるのは確かでしょう。
まあ、これは確証バイアスのせいで正確な相手の性格が見えなくなるって話ですね。
こういった人たちは、致命的に「メタ認知」、ようは「物事を客観的に見る能力」が欠如していると思うんです。
なんせ、自分の事ばかりに意識が集中して相手の事に意識が言っていないのですから。
さらに言えば、「相手の立場に立って考える(他者視点取得)」事ができないという事ですな。
まあ、困ったもんです。
まだ、積極性のないコミュ障の方がかなり無害って感じがしますよね。
話さないだけだったらまだましってことです。
コミュニケーション力が高い人になるためにできる事
では、ここからはコミュニケーション能力を高めるために何をしたらいいかを考えてみましょう。
コミュニケーション能力を高めるために有効な対策は以下の通り。
・好奇心を向上させる
・メタ認知を鍛える
・傾聴(けいちょう)スキルを会得する
・とにかく場数をふんで仮説検証を繰り返す
以下順次簡単に補足です。
・好奇心を向上させる
コミュニケーション能力を向上させたいならば、好奇心を向上させるといいです。
好奇心が高くなれば、相手にも自然と好奇心を持るようになっていきます。
すると、「この人は~何だろう」みたいな先入観が減って、その人の性格をより正確に把握することが可能になってきますね。
実際、好奇心が高まると、仕事も人間関係も上手くいくという研究もあります。
好奇心は高めて損はないですね。
好奇心の高め方として簡単なものは「いつもと違った事を意識的にやってみる」て事でしょう。
例えば、通勤する際にいつも同じ道を通っているならわざとルートを変えてみるとかそんなことからで十分です。
好奇心の高め方についてより詳しくはリンク先の記事参照。
・メタ認知を鍛える
自分の事を客観的にとらえられなくなると、会話が実に独りよがりになりますし自分と相手の気持ちの変化にもうとくなってしまいます。
その為、コミュニケーション能力の向上を目指すのならメタ認知を向上させることが欠かせません。
メタ認知を鍛えたいのなら、断然瞑想がおすすめです。
あとは、脱フュージョンなんかもいいですねえ。
瞑想について詳しくはリンクからどうぞ。
・傾聴(けいちょう)スキルを会得する
人の話をシッカリと聞くスキルの事を、傾聴と言ったりします。
傾聴は、単に聞き上手になるというレベルのものではないんですな。
そのキモは「相手の感情の言語化」と「間」です。
おそらくここが一番才能の有無が問われるとことかなって気がします。
上達すれば、かなり相手の心の深部にまで迫っていけるスキルです。
ちなみに、本当の意味でのコミュニケーションの達人というのは、聞き上手ではなく「話させ上手」なんですね。
つまり、相手が「あれ?ここまで言う気はなかったんだけどもついつい話してしまった、、、」みたいに思うような状況をいとも簡単に作り出してしまう人です。
人は自分の話を聞いてもらうことに非常に快感を感じる生き物ですから、話させ上手になると「この人といると楽しい」と思ってもらえます。
まあ、ちょっとゲスい言い方をすると、「人たらしになるには必須のスキル」と言えるでしょうねえ。
傾聴について詳しくはリンクからどうぞ。
・とにかく場数をふんで仮説検証を繰り返す
コミュニケーション能力を高めるために、いくら好奇心を高め傾聴の概略を理解してメタ認知を鍛えても、「実際に会話をしないと全く血肉にならない」です。
頭でわかっているだけの知識には、何らの価値もないと言っていいでしょう。
実際に、会話に役立てられないのなら、単なるノウハウコレクターでしかありません。
最低限の知識を得たら、実際に人と会話を繰り返して仮説検証を繰り返してどんどんと相手の感情を察する感度をあげていかないといけないでしょう。
とにもかくにも実践あるのみ!!
おわりに
この記事は「自称コミュ力高いが単なるコミュ障よりはるかに厄介で迷惑な件」と題しておおくりしました。
コミュニケーション能力の向上のためには、以下を対策するといいという話でしたね。
・好奇心を向上させる
・メタ認知を鍛える
・とにかく場数をふんで仮説検証を繰り返す
自称コミュ力高い人は高確率で、コミュ障であると思います。
コミュニケーションの本義に照らして、「自分だけが一方的に話す」とか「相手の気持ちを正確に読み取ろうとせず一方的に決めつける」というのは間違っている気がしますのでね。
これは自分にだけしか意識が向かず、相手の心の動きに全く意識が言っていない状態と言えます。
あくまでも、コミュニケーションは双方向的なものであるという事を忘れてはいけませんよねえ。
コミュニケーション能力が高まると、良好な人間関係を構築できる可能性が高まりますのでお互いに精進したいところですなあ。
では!
参考記事等