今回は以下の様な方に向けておおくりします。
・「生理的に無理な顔」の知り合いがいて対応に困っている人
・「生理的に無理な顔の人」がいることに罪悪感を覚えてしんどい人
・「生理的に無理な顔」にありがちな特徴について知りたい人
・「生理的に無理な顔」が存在する理由について気になる人
・話しのネタが欲しい人等
今回の話題は「「生理的に無理な顔」の特徴となぜ「生理的に無理」と思うのか」という話です。
「生理的に無理な顔」ときいて、「なぜ生理的に無理な顔が存在しているのか?」と思っている人は多いはず。
その原因は、主に以下の二つ。
- 過去の経験からの学習
- 本能レベルでの危機感
これだけでは、まだ具体的に分かりまえんよね?
今回は生理的に無理な顔が存在する理由についてより詳しく見ていきたいと思う次第。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
「生理的に無理な顔」とはどんな顔か?
まずは、「生理的に無理な顔」とは一般的にどいういう意味でつかわれるのかについて確認してみましょう。
辞書によると「生理的」という語は「理屈ではなく本能的であるさま」を意味するとの事。
よって、「生理的に無理」とは、「本能的に好きになれない、本当的に嫌いである」と解釈できます。
んー、なかなか対面で言われるときつい言葉ですよねえ。世間一般的な風潮として、「生理的に無理な顔の人がいる」等というと「とんだ、差別主義者だ!」といったそしりと受けがちです。
しかし、「生理的に無理」という直感は非常に重要なので、わたしはその「理由がよくわからない嫌悪感」をそれなりに大事にすべきだと思います。
あなたが「生理的に無理」と感じるのは、あなたの体が発する「この人物と深くかかわりあうとよくない」というメッセージを受け取っているからに他なりません。
「顔が受け付けないから相手の人格を全否定する」というのはさすがになしとしても、体からのメッセージには耳を傾けるべきです。「生理的に無理な顔の人がいる」がために強い罪悪感を覚えている人は、そこまで悩まなくていいのですよ。
その嫌悪感は「あなたなりの生存戦略の一環」なのかもしれません。
「生理的に無理な顔」はなぜ存在するのか?
さて、「生理的に無理」という言葉の意味を確認したところで、次に「なぜ人によっては生理的に無理な顔」が存在するのかについて考えてみたいと思います。
生理的に無理とは、基本的に「本能レベルでの好き嫌いの話」と言えるでしょう。
そのため、「なぜ生理的に無理な顔が存在するのか?」という問いは、「なぜ人には顔に対する好き嫌いが存在するのか?」という問いへと置き換えられるといえます。
「なぜ顔に対する好き嫌いが存在するのか」については、例えば以下のような仮説があげられますね。
・過去の経験からの学習
人の顔に対する好き嫌いには、「過去の経験から生じる」ものがあります。
人は良くも悪くも過去の経験から学習する存在です。これは人の顔に関しても同様。
例えば、過去に「面長で目と目が離れ気味で眉間のしわが目立つ人にひどい嫌がらせを受けてきた」といった場合、同じような面長の人を見ると「きっとあの人も意地悪な人なんだろう」等とおもうようになるかもしれません。
過去の経験をもとに、人はリスクを回避するように学習を重ねていくのです。
学習が進むと、相手の顔を見た瞬間に「なんかこの人は危なそうだな」とか「この人はなんか気持ちが悪い」といった感覚を覚えるようになってきます。
- 扁桃体は、0.02秒で安全か危険かを判断しているという。
事実、わたし自身にも「顔に~の特徴をもち~の時に~な行動をする人は信用できない」等といった経験則の様なものはあります。
・本能レベルでの危機感
人には、過去の経験などに基づかなくとも、もともと回避したくなるものが存在しています。
その代表的なものが「不衛生さを感じさせるもの」でしょう。不潔なものを回避するのは、生存戦略上「疫病にならないようにする」という点から重要です。
つまり、少し表現が不適切になりそうですが、顔から不健康そうな印象を放つ人からは「身の危険を感じ避けようとする」のが通常と言えるわけですな。
以上の事から、人の好き嫌いというのは「人が生き残るための生存戦略の一環である」と言えるのです。
「生理的に無理な顔」にありがちな特徴と対策
さて、ではここからは、生理的に無理な顔にありがちな特徴と素の特徴への対策について考えていきたいと思います。
嗅覚心理学の第一人者であるブラウン大学のレイチェル=ハーツ教授によると、生理的無理という感覚には以下の3種類があるとしている模様。
- 身体的嫌悪感
- 獣的・性的嫌悪感
- 道徳的嫌悪
以下順次簡単に補足です。
身体的嫌悪感
身体的嫌悪感とは、汚いものに対して抱く嫌悪感の事。身体的嫌悪感は、主に以下のような物に対して嫌悪感を示すものとされている模様。
- 匂い
- 唾
- 汗
- 目やに
- 服装
ふむ、どれもこれも「あー、納得!」といった感じでしょう。この身体的嫌悪感に対する対策としては、「実際に清潔にするのに加えて清潔感のある格好をする」のが有効でしょう。
- 清潔であることと清潔感があることは別物である。詳しくはリンクから。
男性であれば雰囲気イケメン、女性なら雰囲気美人を目指すのがいいでしょう。特に、今の時代男性はヒゲがあると不潔感がすごいと感じられる傾向にあるので脱毛できるならした方がいいです。
脱毛にあたっては、医療脱毛が最善ですが手軽にコスパ良く脱毛するなら家庭用脱毛器のトリアが便利ですね。私もトリアで絶賛脱毛中ですがかなり効果を感じている模様。
獣的・性的嫌悪感
獣的・性的嫌悪感とは、性行為などのような動物的なものに対する嫌悪感の事。
獣的・性的嫌悪感を感じる要素としては、具体的に以下のようなものがあるといいます。
- いやらしい目線・言動
- 顔つき
- 体格
- 話し方
- 笑い方
おそらく、日本で多用される「生理的に無理」という表現はこの獣的・性的嫌悪感に基づいたものがほとんどかと思います。
例えば、「いつも変ににやけている人」や「言葉使いに品がなさすぎて下ネタばかり言っている」なんていう人は、一般的に見ても気味の悪い人ですよね。
ちなみに最近では、いわゆる「いかにも非モテっぽい格好の男性」は、以前にもまして世間の女性(特に若年層)からヘイトの対象とされる傾向がある気がします。
もはや、「非モテっぽい男性はその存在自体が有害だ」と言わんばかりのあり様です。
これは、女性側からすると、「非モテっぽい雰囲気(おもに外見)→異性に飢えている→いつ性犯罪を起こすかわからない危険因子」といった認識があるからではないかと思う次第。
そのため、現代では「見た目より中身」なんて綺麗事は通用しないと思った方がいい状況です。
※見た目より中身が重要なのは当然なのだが、それだけでは生きにくい世となっているのである。
現代を生きる男性にとって、「自衛のために雰囲気イケメン以上になるのはもはや必須」とすら言えるでしょう。
獣的・性的嫌悪感に対する対策としては、具体的に以下のようなものが考えられるでしょう。
- 品や礼儀正しさを身に着ける
- 笑顔の作り方の研究
- コミュニケーションを駆使した思いやりの適切な形での発揮
- 男性の場合、「非モテコミットからの脱却」
- 道徳的嫌悪
道徳的嫌悪とは、宗教や政治にまつわる信条や倫理観などに対する嫌悪感です。
ここ日本でいうなら、道徳的嫌悪は主に「言動や行動から感じ取れる人間性」の部分かもしれません。
なお、一般にも雑談の席などで「好きな野球の球団や政治はしない方がいい」とされていますが、これも道徳嫌悪感に関する知恵といっていいでしょう。
あなたが相手の道徳嫌悪感を喚起させないようにしたいのなら、「宗教や政治のイデオロギーの話は基本的にしない(いわゆるスピリチュアルも含む」とか「日ごろから他人に親切にする」、「できる限り礼儀正しくする」といった事に気をつけるといいと思います。
誰しも「生理的に無理な顔の人」と深く付き合う必要はない
生理的嫌悪感は、人の生存戦略の一環でありそれ自体は進化の文脈から非常に理にかなったものです。
そのため、あなたが「この人の顔は生理的に受け付けない」と思ったのなら、きっとあなたの体は相手の顔から何らかの危険を感じているのでしょう。このような直観は大事にした方がいいです。
よく多くの人は、「すべての選択は自由意志の産物であり必ずそこには明確な理由があるのだ」と言いますが、これは間違いなんですね。
どんなにもっともらしい理由をつけようと、その選択の根拠を「なぜ?なぜ?」としつこく迫っていくと、最終的に「なんとなく」に行き着いてしまうもの。実は、人の選択はすべて直観や本能に根ざしたものなのです。事実、「自由意思なんてものはない」という話も心理学の世界にはあります。
わたしは「人は本能主体で生きるのが一番いいのだ!」と言いたいわけではありませんが、それだけ本能は生きる上で重要な役割を担っているとはいえるでしょう。
なので、「生理的に無理な顔の人とはそんなに無理して付き合う必要はない」といえます。
職場の人間関係なら、最低限社会人として及第点の礼儀正しい対応さえしておけばオッケーでしょう。特に、恋愛となれば、「顔が生理的に無理ならもう最初から付き合う事なんて考えなくいていい」です。もちろん例外もあります。
しかし、顔が生理的に無理なのに相手を好きになろうとしても、かなりつらいのでやめた方がいいですね。これはわたしの経験からも断言できる事です。
とはいえ、生理的に無理な顔をしていても内面が素晴らしいなんてことは十分ありうるので、「相手の内面を理解する努力はするべき」ですよね。
もっとも、相手の内面を理解する努力をしても、好きになれないならもうその時点で割り切っていくしかありません。
おわりに
この記事は「「生理的に無理な顔」の特徴となぜ「生理的に無理」と思うのか」と題しておおくりしました。
「生理的に無理」という言い回しは、実際に対面で言われるとかなりきついものですが、「思ってしまうこと自体はどうしようもない事」です。
「生理的に無理な顔をしているな、、」と思う相手とは、あまり積極的にかかわらなくていいのかもしれません。その違和感は、ひょっとしたらあなたの体からの無言の危険信号かもしれません、、、。
とはいえ、その直感だけで決めつけるのも乱暴ですから、「相手の内面をきちんと理解する姿勢」は常に持ち続けたいものです。まあ、人を見極める目を持ちたいものですなあ。んー、観相師になりてえ!
では!
参考記事等
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