
- 男の日傘が気持ち悪いと思っている人は現代ではかなりの少数派
- 紫外線は光老化を促進するので周囲がどう思っても使った方が得
- 日傘は日焼け止めを塗るよりも効果的な紫外線対策である


男性でも、夏は暑いし紫外線で老けてブサイクになるのは嫌だしと言う事で日傘を使いたいなんて思ったりするもの。しかし、男性が日傘をさすと変な目で見られないか気になりますよね?
でも今の時代、男性の日傘利用に対して世の女性達は若年層を中心に全体的に肯定的です。なので、日傘を使いたいなら臆せずに使ってください。
今回は、男性の日傘利用に対する女性の声や、良質な日傘や最高の日焼け対策等についてみていきましょう。では、ゆるりとおおくりします。
目次
「男の日傘は気持ち悪い」という意見についてリサーチしてみた



現在、若年層の男女は男性の日傘使用に対して肯定的な可能性が高いです。
例えば、タメニー株式会社の20~39歳の未婚男女2,400人に対する「日傘」に関するアンケート調査の結果を見てみましょう。この調査の結果は以下の通り。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000654.000006313.html
この結果を見ると、男性が日傘をさすことについて約6割が肯定的であることが分かりますね。
対して、否定的なのはたった11.7%と少数です。
そして、だめ押しで2020年に行われたハフポストジャパンによるもう一つの調査結果も見てみましょう。

引用:https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f58279ac5b6b48507f8f3fe
調査実施期間 | 8月16日〜8月21日 |
有効回答数 | 1457件 |
回答者の性別 | 割合 |
男 | 58.1%(846人) |
女性 | 39.7%(578人) |
Xジェンダーやノンバイナリー | 0.8%(11人) |
未回答 | 1.5%(22人) |
年齢層 | 割合 |
20歳以下 | 2.81%(41人) |
20代 | 14.1%(206人) |
30代 | 15.4%(224人) |
40代 | 24.6%(358人) |
50代 | 21.5%(313人) |
60代 | 13.1%(191人) |
70歳以上 | 7.4%(108人) |
未回答 | 1.1%(16人) |
こちらの結果でも、男性の日傘使用について約8割が肯定的ないし気にしないとなっているのに対し、否定派の割合は約2割ほど。
以上、2つの結果から世論の全体を語るのは乱暴ではあれど、現代において男性の日傘使用についての理解が進んでいるのは間違いないでしょう。
もはや、「日傘=女性のもちもの」といった固定概念にとらわれる必要性は全くないと言う事です。日傘を使いたい男性諸氏には、心置きなく日傘を使うようにしてほしいものですな。

ただ、ごく少数「男の日傘反対派」の人間もいるようではあります。例えば、ネットを探してみると、以下のような意見がありました。
かっこいい生き方を追求して欲しいです。
引用:はてな匿名ダイアリー
他にもツイッター(現エックス)を見ていると「男の日傘は気持ち悪い」といった意見は確かに散見されます。確かに、「男がそんな細かい事を気にしているなんて女々しい」という意見もわからないではありません。理解はできます。
ただ結局ここは「本人が何を重視するのか」というだけの話。日傘をさす当人が「日焼けが嫌だ、熱中症を避けたい」と思うのなら、それを重視すればいい事です。見ず知らずの赤の他人に文句を言われる筋合いなんてありません。
それに日傘をさすことに周囲がいくら何を言っても紫外線対策を怠ったツケを払うのは「他ならぬあなた」です。別に紫外線対策を怠ったことでシミやたるみが後々ひどくなっても、日傘をさすことを非難した人たちは誰もレーザー代もリフト代も出してくれません。

それに日傘をさしている男性が気持ち悪いと思う人は、日傘をさしてでも日焼けや熱中症を避けたい男性とはそこまで関わり合いにならなければいいだけの事でもあります。お互いに関わらなければ幸せ。そう、すみわけです。
そこで「いや、そういうことしている奴が目に入るだけで不快」というのなら、それはもはや存在そのものの否定と言う事なので敵意を向けられた方としては戦う以外になくなるでしょう。しかし、なんでこんな些末な事で争う必要があるのか?とも思いますよね。バカバカしいです。
お互いに重視するものが違って「あなたはあなた、私は私」と割り切った方がどんなに生きやすいか、という話。それと「他人が文句言うから」と自分の意思を安易にひっこめる男性もそれはそれで私はダサいしカッコ悪いと思ったりします。

それに、別に男性は「すべての女性に好かれるために生きているわけじゃない」んですよね。実際、好きになってくれる人なんて10人いたら2人くらいはパレートの法則から言ったらいるので、会う人と重点的につるんでいたらいいんです。
自分の正義を認めてくれる人は意外といます。合わない意見を気にしても仕方がありません。なので、「男の日傘反対派」の意見なんてどこ吹く顔で「で?何が悪い?」と日傘を使いたいなら堂々と何食わぬ顔で日傘を使いましょう。
別に大して周りに迷惑もかけているわけじゃないんですしね。気にする事は何もありません。というか、ぶっちゃけ、私の本音を言えば「男の日傘は気持ち悪い?じゃかあしい!黙ってろ!」、、、て感じ。ええ、忖度してやる気なんてはなっからないです。
男が日傘を指すことについて否定的なのは現代では少数派。
日傘をさすことによるメリット



次に、日傘の使用によるメリットについて少し具体的に確認してみましょう。
日傘をさすことで以下のようなメリットが得られます。
日焼け対策ができる
熱中症対策ができる
自他への不快感対策ができる
以下順次補足です。
・日焼け対策ができる
太陽光は精神の安定のために重要なものです。ただ、太陽光に含まれる紫外線は、肌の老化(光老化)を促進してしまう美容の天敵でもあります。
少なくとも、顔に関しては紫外線を浴び愛用に全力を尽くすべきでしょう。
紫外線には具体的には、以下のような害があるとされています。
皮膚の真皮層が破壊されてシワやたるみの増加(光老化)を促進する(UV-Aによる)
シミ、そばかすが増加する(UV-Bによる)
こういってはあれですが、日焼け対策を怠っている人の肌は年が行くとひどい劣化具合です。
実際、日焼け対策を全くせずに生きてきた人の顔は職種等にもよるものの、顔全体が深いしわやひどいたるみ、シミでおおわれてぞっとするありさまであることも珍しくありません。
紫外線は、いわゆる顔の劣化を強く推し進める元凶なのです。対策しない手はありません。日傘は、日焼け止めを塗るよりもかなり有効な日焼け対策なのでやらない手はないです。
・熱中症対策ができる
日傘の利用は、非常に効果的な熱中症対策の一つです。
実際、日傘の利用による体感気温の低下に関しては以下のようなことが言われております。
木陰や人工日よけにより、直射日光を下げることで3から7℃、体感温度が下がる⁽¹⁾
日傘はクールビズとの併用で暑熱ストレス(汗の量)を約20%減らす事が出来る⁽²⁾
日傘の使用により頭部の体感温度が4~9℃、全身の体感温度が1~2℃低下する⁽³⁾
夏は日差しが強いため、ついつい日差しを避けようと日陰のある場所を選んで歩こうとしてしまいますよね。
でも日傘があれば、日差しを物理的に遮断できるので体感気温を大幅に下げられるので、非常に便利です。熱中症の危険は、男女問わずあるので男性も積極的に日傘を利用するべきですね。
・自他への不快感対策ができる
先ほど述べたように、日傘には体感気温を低下させたりクールビズとの併用で暑熱ストレス(汗の量)を減少させる効果があることが確認されています。
日傘の利用によって、汗の量が減るのであれば発汗に伴って発生する他人や自分に対する不快感を減らすことができるので非常に便利です。
特に、発汗に伴うにおいの発生に関しては、最近においによるハラスメントとして「スメハラ」が注目されていることからも非常に重要でしょう。

例えば、日本トレンドリサーチ社の「夏に一番気になる他人のにおい」についての調査結果は以下のようになっています。

なんと、夏に一番気になる他人のニオイは、女性63.0%、男性50.7%とその半数以上が「汗のニオイ」であると回答しています。
汗のにおい対策の一環として、日傘を活用するのは賢明な判断でしょう。少なくとも、恋愛の局面ではにおい対策はかなり力を入れるべき課題ですよね。
日傘を使うと、「日焼け対策」と「熱中症対策」、「自他への不快感対策が」の3つができる。
最高の日焼け対策は物理的遮断



最高の日焼け対策は、物理的遮断です!!
一般に、日焼け対策としては日焼け止めが一番メジャーですが、もっとも効果が高いのは「屋内にいてそもそも日光を極力浴びない」と言うものになります。
そして次点が日傘、その次に帽子、最後にやっと日焼け止めです。この日焼け対策の有効度の順番に関しては、長年の観察と経験から明示してくれている美容外科医の方がいます。
わたしもこのポストを見た時に、これまでの自身の経験や観察などからすると完全に同意見でした。
そう、日焼け対策の有効度は「屋内>日傘>帽子>日焼け止め」の順番なんですよ。結局、何を塗るとかそんな事ではなくて、物理的に光を遮断するのが一番効果的なんです!!
なお、「目から日焼けする」と言う事がたまに言われますので、神経質な人はサングラスをするようにしてもいいと思います。

2003年に当時大阪市立大学教授であった井上正康氏の研究チームによって発表された論文、『Ultraviolet B Irradiation of the Eye Activates a Nitric Oxide-dependent Hypothalamopituitary Proopiomelanocortin Pathway and Modulates Functions of α-Melanocyte-stimulating Hormone-responsive Cells⁽⁴⁾』。
この論文の中で発表されたマウスでの実験結果より、目から入った紫外線により皮膚のメラニン細胞が刺激を受けて活性化されることが示唆された。
また、2006年にも井上氏たちは、論文『脳免疫統合系による生存の包括的管理機構⁽⁵⁾』において、「眼に紫外線を当てても皮膚が黒くなる」という現象をマウスで確認したと報告している。
日焼け対策の有効度は「屋内>日傘>帽子>日焼け止め」の順。
個人的にお勧めの日傘とその他日焼け対策グッズ



最後に、老化して汚い見た目になったら自殺するしかない位に思っている、わたしが日焼け対策に有効と思う日傘やその他日焼け対策商品と紹介したいと思います。
わたしが、現在使用している日焼け対策用品はざっと以下の通り。
- 日傘: サンバリア100
- 帽子: ユニクロのバケットハット
- 日焼け止め: 長時間(20分以上の外出)の場合は、資生堂(SHISEIDO) アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N、短時間(20分未満)の外出は、 紫外線予報 メイクを守るUVスプレー※日焼け止めのSPFはいずれも50⁺。
- サングラス:レイバン メテオール
はい、ざっとこんな感じですね。順次、なぜ私がこの商品をチョイスしたのかについて少しだけ補足しておこうかと思います。
日傘

世の中には、色んな日傘がありますが日傘の大多数は日傘の表面に紫外線を反射する塗料が塗ってあるだけなので、およそ三年ほどで効果がなくなってしまいます。
一方、サンバリア100製の日傘は、日傘に張ってある生地が非常に分厚く遮光率100%であり、破れない限り紫外線から利用者を守ってくれるため、わたしはサンバリア100製の日傘を使っている次第。
ちなみに、わたしは持ち運びのしやすさを重視して折りたたみ式を使っています。

ただ、サンバリア100製の日傘は「価格が高い」と「生地が分厚いのでしまうときに難儀する」という2つのデメリットがあります。
特に、生地の分厚さに関しては一般的な日傘の比ではないので、最初はびっくりするかと思いますね。とはいえ、使っているうちになれるので心配はいりません。

そして価格に関しては、大切に使えば3年どころか10年でも使い続けられるでしょうから、十分元は取れます。事実、サンバリア100製の日傘は、長く使う事を想定して実に丁寧に作られている模様。
サンバリア100製の日傘は日の光を見事に通さないので、夏の炎天下でも体感温度が大分低く感じられて快適です。買って損はないですね。
帽子

実は、これまで私は帽子はそんなに好きではないので、かぶってこなかったのですが、最近になって友人の影響で何となくかぶってみよと言う事でかぶり始めました。
そのため、わたしは帽子に対してそこまでこだわりがありません。そこで、「困ったときのとりあえずのユニクロ」です。実際、ユニクロの商品は安くて良質なので重宝します。

しかも今、私が使っているユニクロ製のバケットハットは、UVカット素材でできているので日焼け対策の面では最高です。ただ、このバケットハットにも難点はあります。
それはこの商品の頭囲が55㎝~59㎝に設定されている事。頭が小さめの人は、気を付けないと風などで飛ばされてしまう可能性があります。
実は2023年の7月頃の風が少し強い日に、わたしはユニクロのバケットハットをかぶって所用で外出したのですが、その時見事にバケハが三回ほど飛ばされていますからね。

なのでユニクロのバケットハットに限らず、帽子をかぶる予定のある人は帽子のサイズには十分に気を付けて下さい!!
てか、ニューエラのバケットハットの方が対応できるサイズの範囲が大きいのでユニクロの物よりいいかもしれません。
日焼け止め

当たり前ですが、日焼け対策と言えば日焼け止めはマストです!
わたしは日焼け止めは、以下の主に3点から選んでいます。
汗や摩擦での落ちにくさ
SPF50⁺以上
香料が弱いか否か
本当は、肌への負担の少なさも重視したいんですが、日焼け止め自体に負担の少なさを求めてもちょっと無理があるといった感があるため、塗って肌の状態が悪くならないならよしとしています。
で、わたしは以下の二つの商品を必要に応じて使い分けている次第。
長時間(20分以上の外出):資生堂(SHISEIDO) アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N
短時間(20分未満)の外出: 紫外線予報 メイクを守るUVスプレー※日焼け止めのSPFはいずれも50⁺。
アネッサを採用した理由は実に単純で、たまたま友人に勧められて使ってみたら使い心地がよかったというだけです。
紫外線予報に関しては、アネッサのようなテクスチャー式の日焼け止めを塗るのが面倒になって少しうんざりしていたタイミングで、たまたまドラッグストアで見つけて使い始めました。
スプレー式は、本当に驚くほどに塗るのが楽ですし、何より肌を摩擦しなくて済むのがいいですね。塗り直しも一瞬。めちゃくちゃ楽です。
ただ、この紫外線予報のようなスプレー式の日焼け止めは、テクスチャー式と比べてかなり落ちやすいという難点があるのに注意。
実際、ドラッグストアの店員の方に短時間(20分程度)の外出はスプレー式でもいいが、長時間(20分以上)の外出はテクスチャー式を使った方がいい等とアドバイスされましたしね。
だから、わたしはスプレー式とテクスチャー式をわざわざ使い分けているんです。まあ、使い分けなんてしなくても、アネッサ単体で全く問題はないですけどね。
とりあえず、アネッサはいいですよ。おすすめです。
サングラス
わたしは、昔からサングラスが結構好きだったので、定期的に買い替えています。買い替える基準は、日焼け対策の意味では「フレームが大きくてレンズが濃すぎないサングラス」です。
そこで最近、白羽の矢を立てたのがレイバンのメテオール。
まあ、、、わたしは赤とかオレンジとかそういった派手な色や奇抜で独自性の強いデザインが好きなのでこういったチョイスになりました(笑)。
このメテオールはレディースではありますが、カッコよかったのでそこは無視して買いました。

正味、あまりこのデザインは万人に進められるものではないと思うので、サングラスをこれから買う予定のある人は各自自分に合ったものを探すといいでしょう。
男の日傘は全く気持ち悪くない!気にせず日傘をさそう!!

この記事は「男の日傘は気持ち悪い?その真相に迫る!「男の日焼け対策」」と題しておおくりしました。
紫外線は、シミやシワ、たるみ等を促進する光老化の元凶です。そのため、外出する際に日焼け対策は欠かせません。特に、紫外線対策としては物理的遮断が一番効果的です。
いまや世論の趨勢も男性の日傘を歓迎しているので、日傘をさしたいのであれば、あなたも迷わず日傘を使いましょう!!
それにね、「男の日傘は~」等と言っている人達は、あなたの顔の光老化での劣化促進や熱中症リスクの増大等に対して何の責任も取ってくれません。
そんな無責任な連中の声なんてフル無視して、あなたは自分の利益を守るために傘をさすべきですよ。
では!
(2) 環境省報道発表資料(平成23年7月19日)「ヒートアイランド現象に対する適応策の効果の試算結果について」
(3) 渡邊慎一ほか:日傘による体感温度低減効果の実証的研究,2015
(4) Ultraviolet B irradiation of the eye activates a nitric oxide-dependent hypothalamopituitary proopiomelanocortin pathway and modulates functions of alpha-melanocyte-stimulating hormone-responsive cells(5) 脳免疫統合系による生存の包括的管理機構( 5 )https://maison.kose.co.jp/article/g/gskincare-20200417/