復讐心の強い人に足りないものは、○○の活動だった

今回は以下の様な方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ

・復讐心が強い自分が嫌になっている人
・なぜ復讐心の強い人は復讐心が強いのか気になっている人
・話しのネタが欲しい人等

オニギリス!

脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「復讐心の強い人に足りないものは、○○の活動だった」という話です。

いわゆる大人な人たちは「復讐は何も生まない」としたり顔で言います。

これは全く持ってその通りです。

しかし、その一方で「いやいや、どうせ大して悔しい事経験したことのないヤツの抜かすきれいごとだろう」なんて思う人もいるはずです。

何を隠そう、昔の時分がそうでして「やられたら相応の代償は払わせる。刺し違えてでもやり返す」て感じでしたからね。

まあ、こんな事してなんになるよてくらいバカげているのですが、そんくらいあらぶった心情だった時期もありました。

単純に自暴自棄になっていただけのような気もしますけどね。

今回は復讐心の強さは何に起因するのか、またそれをどうしたら制御できるのかについて考えてみましょう。

復讐心なんかに自分の人生に狂わされない様にしたい人は必見です。

では、ゆるりとおおくりします。

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復讐心てそもそも何だったかな?

まずは、復讐心の意味について改めて確認してみましょう。

〘名〙 あだをかえそうとする気持。

引用

コトバンク

あだをかえそう、つまりは「仕返しをする」という気持ちですね。

一般に復讐心の根源にある感情には、「怒り」や「恨み」といったものが想定されます。

ただし、怒りという感情は何らかの感情が元となって発生している感情ですので、その深奥には「悲しみ」や「やるせなさ」といったまた別の感情が隠されていることが考えられます。

怒りについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

復讐心が強い人は○○の活動が足りない

復讐心が強い人は、脳の「背外側前頭前野」という部分の活動が弱い可能性を示唆する研究があります。

これはジュネーブ大学の研究者達によるものであり、この研究では25名の被験者たちに「怒りを生じさせる不平等な経済ゲーム」に参加してもらっている模様。

参考

Distinct Brain Areas involved in Anger versus Punishment during Social Interactions

この経済ゲームの簡単な概要は以下の通り。

  • 被験者一人と用意された参加者2人の計3人によって行われる
  • 用意された2名の参加者の行動は、「一方が相互利益を目的として交流するメッセージを送る、一方でもう一方が自身の利益だけを追求するよう行動する」と事前に決められていた

この実験の大まかな結果は以下。

  • ほとんどの被験者達は、初めのうちは2人の参加者に対して平等に利益を分配していた
  • 2人のうちの一方の参加者が挑発行動をとると、被験者の中に怒って挑発行動をとる参加者への分配を少なくする行動(復讐行動)に出る者も出てきた
  • 挑発されら被験者らの脳をMRIで撮影すると、復讐行動をとった被験者は背外側前頭前野」の活動が活発であったが、「復讐行動を行った」被験者は活動が少なかった

※被験者が怒りを感じている際、脳の「側頭葉上部」や「扁桃体」が活発とになっていたという。なお、

この結果から、復讐心を行動に移すかどうかと背外側前頭前野の機能との間に関連性がある可能性があると考えられます。

背外側前頭前野は、記憶や意思決定、注意、実行などといった思考や行動の中心となる色んな機能をつかさどり脳の司令塔などとも言われているんですね。

そして、ここで重要なのは、背外側前頭前野が「不安や悲しみ、自己嫌悪などといった感情を司っている扁桃体の活動を制御している」という点です。

復讐心を持つ事はあっても、実際にそれを行動に移すかどうかは人によってまちまちです。

復讐心が強く行動としてあらわれやすい人は、背外側前頭前野の活動が弱い可能性があるというわけですな。

復讐心を抑えるためにマインドフルネス!!!

さて、先ほど、復讐心を実行に移すかどうかは背外側前頭前野の働きにかかっているといいました。

もし、この仮説が正しいのならば、「背外側前頭前野の働きを活発にすれば復讐心を制御できる」可能性があるという事になります。

復讐心を持つこと自体は、人が人である限り仕方のない事です。

しかし、その一時の感情に流されて実際に復讐をしてしまえば、かならずしもいい事ばかりではありません。

報復行動には、「相手の権利侵害などに対しけん制をかけ自己利益を保全するメリットがある」と言えますが、行き過ぎた報復行動は社会における自身の立場を危うくしかねない暴挙につながります。

そのため、報復するにしても手段や限度をわきまえて行うことが望ましいといえますね。

幸いな事に、「背外側前頭前野の機能はマインドフルネスにより活性化する」という報告があるそうですので、復讐心が強くつい行き過ぎたやり返しをしてしまうという人は瞑想を習慣化するといいでしょう。

事実、もともとわたしも割と復讐心は強い方でしたが、一日20分程度の瞑想が習慣になったここ2~3年くらいで格段に怒りの制御が上手くなった気がします。

具体的に言うと、怒り自体は感じてやり返してやろうかと一瞬考えるのですが、直ぐにその感情を認知して自動的にブレーキがかかって気持ちが穏やかになっていく感じです。

怒り沸点があまりに低く復讐心にとらわれやすく、すぐにとんでもない行動をとるといった人に関しては正直どこまで効果があるかは未知数ですが、普通はかなり改善すると思います。

ぜひ、瞑想を習慣化してみて下さいな。

参考

おわりに

この記事は「復讐心の強い人に足りないものは、○○の活動だった」と題しておおくりしました。

復讐心が強い人は、脳の背外側前頭前野という部分の活動が弱い傾向にあります。

復讐心が生じる事自体は、誰も責められませんが、それにとらわれ過激な行動に出る事は避けたいものです。

背外側前頭前野の機能は、マインドフルネスにより活発化するとの報告があるので瞑想を習慣化して対処しましょう。

怒りに飲まれて人生棒に振らないようにしたいものです。

では!

参考

http://mindfulness.jp/noukagaku/zentou/0707-1277-233-zentou.htm

参考記事等

正統的周辺参加についてわかりやすく解説してみたいと思うぞ

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