「最近すごくよく聞くけど、マインドフルネスっていったい何なん?マインドがフルネス?、、、、、、マインドが満杯ですって感じ?、、、え?何で一杯になってんの??て感じだわ。マインドフルネスぅ、、、、いったいなんやねん!」
うむう、確かにようわからんよね、マインドフルネスって。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「マインドフルネスってなんなんじゃ?マインドフルネスで心は安定する。」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします
- マインドフルネスについて知りたい人
さてマインドフルネスといえば、昨今メンタル関連で注目されているものです。
ただ、その具体的な意味等についてはよくわかっていない人は多いんじゃないでしょうか?
まあ、「マインド」とついているのでなんとなく「心に関係ありそう」とは思うでしょうけども、「心に関する何か?」についてまではよくわからないかと思います。
今回はそんなマインドフルネスについて詳しく見てまいりましょう。
この記事は熊野宏照さん著「新世代の認知行動療法」を参考にしています。
では、ゆるりとおおくりしましす。
目次
マインドフルネスとは、、、?
マインドフルネスとは一言で言うなら、
「『今、ここ』に気付くこと」
です。
そして、「マインドフルネス」とはブッダが日常生活において使用していたとされるバーリ語の「サティ」という言葉を英訳したものなんですね。
なお日本語では「気付き」、漢語では「念」と訳されているといいます。
仏教者としての立場からマインドフルネスについて積極的に情報発信を行っている井上ウィマラさんによると、サティとは「sarati(思い出す)」という動詞の名詞形にあたるそうです。
マウィラさんはなぜこれが「気付き」につながるかについてある思考実験をを紹介しいます。
それが以下。
- 5年前の出来事を思い出してみて、思いだしながら感じていることも確認する
- 次に3年前、2年前、1年前のことを何か一つ思い出す
- 思い出す出来事が近くなるにつれ思い出すことや思い出す際の感情、思い出し方に何か変化があるかを確認
- さらに次に1週間前のことや昨日のこと、Ⅰ時間前のことを思い出す
- 最後に1分前、1秒前のことを思いだす
そして、この実験によりわかってくることについて、熊野宏照さん著の「新世代の認知行動療法」では以下のような記述があります。
この実験の結果わかってくるのは、何かを認識したり、考えたり、思い出したりするためには、ある程度の時間が必要であり、それよりさらに近い過去のことを思い出そうとすると、今ここで見えたり聞こえたり身体で感じている感覚体験の流れに触れるだけで時間が過ぎ去るようになるということである。
そして、この行為は、日常レベルでの思考の枠を超えて、感覚の中に直接触れる体験をもたらし、「“世界”の中で“私”が生きている」という時間・空間概念を媒介とした自我レベルでの認識の構図を消失させる。つまり、観察する主観と観察される対象との分離がなくなり、意識に触れるあらゆるものが、「これは○○だ」という認識が成立する前に、迅速に流れ去っていく。
引用
熊野宏照著「新世代の認知行動療法」P35より
かなり抽象的な言い方で難しいですねえ。
まあ一言で総括するなら、「今起こっていることをありのままに体験して、かつ直感的に知る」ということでしょうかね。
間違っていたらすいもはん。
マインドフルネスの効果
マインドフルネスとは『呼吸による癒し』である著者ローゼンバーグさんによると、思考が様々な問題を作り出してしまうのに対してマインドフルネスには、心の働きに由来する全ての問題を解消する力があるとの観点から考察を行っています。
そして、マインドフルネスの効果については例えば以下のようなものが報告されているそうです。
- 脳機能の改善(例:記憶を司る海馬の灰白質の密度が高まり恐れや不安を抱く扁桃体の密度が減少)
- ダイエット効果
- ストレス遺伝子が減少
参考
http://www.mindfulness-jp.com/14778978747028
そして、マインドフルネスに基づいた介入(MBI)はうつ病、不安障害、慢性疼痛などの治療や健康増進、ストレス緩和などに広く用いられているといいますが、実は反論も存在しているといいます。
しかし実は、マインドフルネスの効果については反論があるんですね。
例えば、以下の論文ではマインドフルネスの効果について懐疑的な意見が提示されています。
参考
http://cont.o.oo7.jp/46_1/p51-69.pdf
- 効果を裏付ける研究の質が低い
- マインドフルネス介入(MBI)の副作用、有害事象についての研究が極めて少ない
参考
http://cont.o.oo7.jp/46_1/p51-69.pdf
マインドフルネスの有効性についてはまだまだよくわからない点があるようですねえ。
これからもその進展を注視していきたいものです。
マインドフルネスの実践
マインドフルネスの根本経典である「呼吸による気付き」によると、ブッダの最期の言葉は
「気付きを怠るな」
であったといいます。
つまり、マインドフルネスは日々の生活の中で実践されるものであるってことですね。
マインドフルネスといえば瞑想が一般的ですが、瞑想はいささか敷居が高いと思う人も多いことでしょう。
なので、実生活マインドフルネスを生活の中に手軽に実践する方法について少し見てみるとしましょうか。
例えば、お茶を飲んだり食事をする際に以下のような感覚等に注意してみましょう。
- 口にゆっくり運ぶ
- それを口に運ぶ動作
- 口に入った時の感覚
- 喉を通る時の感覚
- お腹におさまった感覚
以上の感覚等を一つ一つ味わうようにしっかりと感じ取るようにします。
また、それと同時に食べたり飲んだりする事に関んして感じる様々な感情や思考(「これ美味しい」とか「食べ過ぎて太りはしないか?」等)に気付き、その後に静かに感覚に中を戻すようにしましょう。
そして、マインドフルネスは皿洗い等の中でも実践できます。
皿洗い自体を面倒だと感じる人は多いでしょうが、ここはあえて皿洗いに集中し、そこから気がそれて他のことを考えていることに気が付いたら静かに注意を戻すんですね。
こういった、「気づき」と注意を戻すという一連の行動によりマインドフルネスを実践してみてくださいな。
おわりに
この記事は「マインドフルネスってなんなんじゃ?マインドフルネスで心は安定する。」と題しておおくりしました。
マインドフルネスとは端的に言うと「『今、ここ』に気付くこと」でしたね。
そして、その効果には以下のようなものがありました。
- 脳機能の改善(例:記憶を司る海馬の灰白質の密度が高まり恐れや不安を抱く扁桃体の密度が減少)
- ダイエット効果
- ストレス遺伝子が減少
ただし、まだまだその効果にはよくわからない点も多く引き続き検証・研究が必要です。
ただ、マインドフルネスはやって損はないと思うので、生活の中で実践してみるといいでしょう。
※自我機能の弱い人や精神疾患の既往のある人は注意が必要
では!
参考
http://www.mindfulness-jp.com/14778978747028
http://cont.o.oo7.jp/46_1/p51-69.pdf
参考記事等