今回は以下の様な方に向けておおくりします。
- ・自己開示の仕方を学びたい人
- ・友達を作りたい人
- ・話しのネタが欲しい人等
「私はコミュ障だ。自信はまだない。仲良くなりたいのに、誰とも仲良くなれないんだ。いつもうわべだけの会話ばかり。恋愛なんていつになればできる事やら。好きな人はいるのに、まったく声すら掛けられない。人と仲良くなるには何を意識して話したらいいんだろう、、、教えて、お星様」
星に願いをか、、、いいじゃねえか!
ロマンティックだ!!、、、
と、そんな事言っている場合じゃありんせんね。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は主観的類似、つまり同じ考え方をしていることと自己開示を効果的に活用すれば人と仲良くなりやすいよ、て話です。
人と仲良くなるコミュニケションが分からないというあなた、そこのあなた!
少しは参考になるとありがたい。
では、ゆるりとおおくりしまっする。
目次
友達の根底にあるのは「一緒にいて気分がいいか」
私達人間ってやつぁ、一緒にいて気分を良くしてくれる人といたいもんなんです。
ですから、当然一緒にいて気分が悪くなる人とは距離を置いて近づきたくないものですよね。
これを前提とした心理モデルを「強化-感情モデル」といいます。
このモデルに基づくなら、以下の場合に私達は親密になろうとします。
- 自分の意見に同意してくれる相手と話した時
- 外見が魅力的な相手を見た時
私達は自分の意見に同意してくれる人に対して、「同じグループに属しているという感覚」を持ちます。
少し小難しく言うなら、類似と帰属です。
これが信頼に繋がっていくんですね。
あなたが気分がよくなることがあったとき、偶然に近くにいた人を好きなったりする場合も、このモデルによれば説明できます。
まあ、その理由は外見の話は明白として、もう一つは認知的不協和の解消ってやつですね。
おっと、めんどくさい言葉を説明もなく使ってしまった!!
これは失礼!
認知的不協和とは、自分が正しいと思っている事や自分自身の持つ価値観なんかと矛盾する出来事が起こった時に感じる不快感のことです。
この認知的不協和が解消されるというのは、上記の場合ではどういうことでしょうか?
上記の場合はいいことがあったから気分がよかったんですね。
なのに、気分がいい時に近くに誰かいたので、「この人がいるから私の気分がいいのかな?」と勘違いしてるってことです。
「気分がいいという」認知が先に存在しているので、あとで与えられた条件である「近くにいる人」の認知の間に矛盾が起こっているのです。
だから、脳が無理やり「この人のおかげで気分がいいんだ!」と認知の矛盾を解消させようと錯覚させてるんですなあ。
実に厄介な話です。
ま、分かりにくかったら私の説明のへたくそさのせいなんで飛ばして下さいな。
類似には2種類ある
さて、さきほど「人は自分の考えに同意してくれる人」と一緒にいて気分がいいもんだと言いました。
そう、同じグループに属しているという感覚、つまり類似と帰属でしたね。
人間が自分と似たものに対して親しみを持つのは事実です。
だって、敵じゃないと思えますからね。
つまり、類似は仲良くなるのには欠かせない要素という事です。
さて、そんな類似ですが、類似には2種類あります。
それが以下。
- 主観的類似
- 客観的類似
はい、順次説明つかまつる!
・主観的類似
主観的類似とは自分と同じ考え方だと思う事ですね。
・客観的類似
客観的類似とは趣味や自分と出身地が同じであるとかそんなやつです。
因み客観的類似に関しては、完全に同じでないと効果がありません。
効果的な類似ランキング
「類似は仲良くなるのに必須! なのはわかった。でも、類似といってもいろいろあるよね。価値観、趣味、見た目に、性格、、、どの類似が効果的なんだい?」
ふむふむ、ですね!
いぱーいあって迷ってしまう!
わかりますよ、そのきもち。
という事で、効果的な類似ランキングをオリコンじゃないけど公開します!
- 1、態度や信念:政治的思想、弱者に対する態度、ボランティア精神、人生に対する捉え方など
- 2、論理的か感情的か、応援するタイプなのか前に立つタイプなのかといったコミュニケーションに対する姿勢
- 3、パーソナリィ:内向的か外交的か、新しいものが好きかどうか、こつこつやるタイプなのか飽き性なのか、メンタルの強弱、協調性のあるなし
- 4、休日の過ごし方などの趣味
- 5、社会的地位、人種、家族構成、出身地などの生活背景
- 6、容姿、髪型、服装などの見た目
はい、どうでしょうか?
この結果から、人生に対する考え方と話し方が似ていていれば似ているほどいいことが分かります。
共通点アピールの秘策!
さて、どんな類似が効果的か分かった所で、それをどう使っていくかという話に移りましょう。
知識だけあってつかえないんじゃねえ、、、無駄の極み!
はい、ですからここでは以下の2つの方法を提示致します。
- アンビバレンスとコントラスト効果の利用
- ストリーテリング
以下順次解説です。
・アンビバレンスとコントラスト効果の利用
さて、まずはアンビバレンスの意味から。
端的にいえば、アンビバレンスとは
「同じ対象に相反する感情(愛と憎しみなど)を同時に持つこと」
です。
そして、コントラスト効果とはコトバンクさんによると以下のように説明されています。
対比効果*ともいう.空間的または時間的に接近して二つの刺激が与えられた結果,同一感覚様式において受ける二つの刺激間の違いに生じる強化作用をいう.酸味のものの直後に甘いものを摂取するなど,刺激が反対の性質であれば,この違いは大きく現れやすい.引用
少し例をだすと、ミスドのドーナッツを食べた後にうめぼしを食べたり、うめぼしを食べたあとにケーキを食べると実際のあまさやすっぱさより強い印象を受けるんですね。
そう、すっぱいものはよりすっぱく、あまいものはよりあまく感じるって話。
今回はこれらの心理を応用します。
はい、具体的に何をするかというと説明しますね。
まず、完全に論理的な人間も完全に感情的な人間もいません(アンビバレンス)。
あなたのコミュニケーションに対する姿勢が感情的であり、一方で相手が論理的であった場合、あなたは自分の姿勢の反対の論理的な面を出していけばいいのです。
そうすれば、かえってその反対の論理的な面が強調されることになります(コントラスト効果)。
これを実現するための具体的なテクニックとしては、二択で考えるというものがあります。
二択で考えるとは、以下のような比較で考えるという事。
- 趣味が大事なのか、仕事が大事なのか
- 分析するか感情的なのか
- 群れるのか一人でいるのか
などなど、、、
例えば、以下のように使います。
「へー、そうですか。あなたは仕事か趣味かって言ったら趣味の方が大事なんですか。まあ、わたしはどっちかというと仕事だとおもってきましたよ。だって、人生を自由に生きるにはお金が無きゃ始まらないですもん。仕事頑張ってお金稼いで人生を自由に楽しめるようにするって大事です、、、。でも、人生楽しもうってスタンスをとるなら趣味を大事にするっていうのは外せない要素ですよね。仕事のために生きているっていうより楽しむために生きたいので結局趣味が一番大事だって今は感じていますねー」
ちょっと強引だけど、こんな感じですかね?
これ実はかなり有効な共通点の出し方なんですね。
私も気が付いたら初対面の人に対して無意識に使ってます。
自分で言うのもなんだけど、結構初対面で仲良くなるのは得意なんですが、この方法は役に立っている気がしています。
・ストーリーテリング
ストーリーテリングとは「物語をかたること」です。
あなたと相手の共通点だと思われる考えを偉人などの考え方にたとえながら、いい話っぽくまとめる方法です。
これまた、私がよく無意識的につかっているらしい方法ですね。
はい、例えば
「なるほど、、、。常識を疑う姿勢を常に持つ、、、。柔軟な思考って大事ですよね。しかし、感服ですね、その姿勢をしっかり持っておられるとは。確か、臨済宗の格言にも悟りを得るため、つまり、真実を知るためには柔軟な思考が欠かせないという意味合いの言葉がありましたね。ええ、確か「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し、親眷(しんけん)に逢うては親眷を殺し、初めて解脱(げだつ)を得ん。」といった言葉です。この格言では「殺す」などと強い言葉が使われていますが、これは実際に殺すことを意味していません。ここでいう「殺す」とは「疑う」という意味です。なんでも、臨済宗の開祖である臨済は、、、」
などというのはどうでしょう?
少しはいい話っぽくきこえなあい?かなあ、、、。
いや、くどいかwww
まあ、例のできの方はおいといてストリーテリングが得意になるには沢山の偉人の逸話を知っておく必要があります。
私が何でストーリーテリングを無意識にやっているかというと、それは今まで結構本を読んできたからってだけです。
本当、たったそれだけです。
ですから、あなたも偉人の逸話について詳しくなりたかったら、偉人の伝記とかを読むといいんですね。
ただ手っ取り早くエッセンスだけを抽出するのなら、D=カーネギーの「道は開ける」なんかおススメですかね。
この本の各ストーリーを自分の言葉で要約し(ここ大事!)ノートに書いて覚えましょう。
スラスラ出てくるようになるまでネ。
これをやればかなり早くストーリーのレパートリーは増えるでしょうね。
あとは、自分の興味のある分野の第一人者がどんな明言をのこしたのか、その発言の背景はなにかをググってみるのもおススメです。
最近、私はウォルトディズニーさんの名言に結構はまっていますね。
では、いくつか紹介してみますかね?
例えば、これは結構好きです。
「笑い声は時代を超え、想像力は年を取らない。そして、夢は永遠のものだ。」
「正直に自分の無知を認めることが大切だ。そうすれば、必ず熱心に教えてくれる人が現れる。」
引用
はい、どちらも私が実感している気がする事です。
そして、エンターテイメントが好きな自分からしたらディズニーさんは偉大な存在です。
共感したあなた、私と仲良くなれそうですね(笑)。
とくに、2つ目。
よく、わたしは思っています。
ディズニーランドにいって熱心にミッキーマウスに
「やあ!君の中の人は誰なんだい?恥ずかしがらずに教えておくれよ?ハハッ!」
と語りかけたら、きっとミッキーマウスが中の人の正体を教えてくれるはずだ、、、、とね。
自己開示はあなたからしよう!
はい、最後に自己開示についてです。
自己開示とは「自分に関するプライベートな情報を相手に話すこと」をいいますね。
人は相手に自己開示するほど相手のことを信頼します。
相手に自己開示してもらいたいなら自分からしましょう。
そこで、質問を相手に投げかける必要があるんですね。
質問上手は相手のプライベートの情報を聞き出すのが上手いです。
では、自己開示に効果的なテーマを一覧にてお示ししますので参考にしてみて下さいな!
- 1、お金や生活に関する心配事
- 2、自分の正義感からくるイライラ
- 3、自分が絶対に許せないこと
- 4、自分にとっての幸せ
- 5、自分が改善したいこと
- 6、自分の夢や目標、野望など
- 7、自分の弱点やマイナス面
- 8、趣味(始めたきっかけなど)
- 9、自分の恥ずかしい体験談
- 10、控えめな性的な話
自分の弱さを打ち明けた方が特にいいとされています。
心理学的には自分の弱さを話せる人は強い人だと思われるとされています。
そして、自分の夢や目標などを表現すると、将来の可能性のある人と考えられ、魅力的にみえるのです。
あなたが男性なら、女性の友達を作る時に重宝する方法と言えますね。
おわりに
この記事では主観的類似と自己開示を使って相手との距離を縮めて仲良くなる方法について述べました。
相手と仲良くなるには信頼感が大事であり、信頼感を形成するには「一緒にいて気分がいいか」が大事でした。
そして、「一緒にいて気分がいい」という感情は「類似」と「帰属」によってつくられます
また、自己開示をするほど人は相手と親密になることができました。
自己開示はあなたからするのが原則です。
さて、今回記事では沢山の要素をちりばめすぎた感があるので最後にまとめましょう!
戦略としては自己開示の際に、「相手と同じ考えかたをしていること」を強調しましょう。
強調する際の方法としては以下がありましたね。
- アンビバレンスとコントラスト効果の利用
- スト―リーテリング
自己開示は自分の弱みや欠点をさらけ出していくことでさらに効果的でしたね。
まずは、以上に気をつけてやってみましょう。
ぜひ、今回の記事の内容を参考にいい人間関係を作ってくださいな。
では!
参考記事等