子供は遊びを通して心が軽くなったり癒される?「遊戯療法」
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「この間、保育士やっている友人から面白いこと聞いたんよね。なんか、遊びの中で子供たちの心を癒していく方法があるとかってきいたわ。確か、遊戯療法?とかいったかな、、、。まさか遊びを介して心のケアを行うっていうんだもんね、びっくりしたわ。そんなこともできるんだねえ。」

そうね、面白いもんよね。

遊びを通して子供たちの心をケアするって発想は結構意外なものかもしれない。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「子供は遊びを通して心が軽くなったり癒される?「遊戯療法」」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ

遊戯療法について知りたい人

変わったメンタルケアの方法に興味がある人

育児中の人

、、、等

現代はストレスが非常に多く心を病みがちな世の中な気がしますが、これは大人に限ったことではないでしょう。

子供にだってストレスはそれ相応にあるもので、メンタルケアが必要な場合も当然あります。

しかし、子供のメンタルケアなんて話になると大人と全く同じという風にはいかないものです。

年齢が低く言語能力が発達の途上にあるとなれば大人と同じようなアプローチではいけないんですね。

今回取り上げた遊戯療法は子供のメンタルケアを遊びの中で行うという方法です。

育児中の人は子供と接する際の参考になるかもしれませんし、遊戯療法における原則は子供に限らず大人同士との対人関係においても大きな示唆を与えてくれるものではないかと思います。

では、ゆるりとおおくりします。

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遊戯療法ってどんなもん?

遊戯療法(プレイセラピーとも)とは子供に対して適用される心理療法です。

遊戯療法を簡潔に一言で言うなら、

「子供を対象として言葉の代わりに遊びを介して子どもありのままの自己表現や自己成長を促すもの」

といった感じでしょうかね。

遊戯療法開発の背景には、子供は自己表現能力や自己理解があまり進んでいないので言語を介した心理療法では十分な治療効果が望めないとの考えがありました。

そのような考えから、あの精神分析で有名なフロイトさんや児童分析の専門家であるメラニークラインさんによって開発されました。

そして、遊戯療法はフロイトさんの弟子であるアクスラインさんによりさらに進展させられたんですね。

現在、遊戯療法にはさまざまな理論的立場によるものが存在しています(例:箱庭療法等)。

ただ、そこに共通する機能には以下のようなものがあるといいます。

  • 遊びという行為を通じて不安や緊張の原因を減少させる
  • 重要と共感による信頼感構築
  • 自己理解の促進
  • その状況にふさわしく好ましい対人関係をはぐくむ

ちなみに、子供が幼児期の場合にはその親に対しても援助をすることが必要だといいます。

それは親が幼児期の子供に多大な影響を与えているからです。

親の援助を合わせて行うことで、親子関係が安定して結果として子供の問題を改善することにつながることが多いとか。

なので、遊戯療法を適用する際にはしばしば親子並行面接が行われるそうですね。

 ※遊戯療法では子供と親とで別々のセラピストが担当する。

遊戯療法の8原則

次に、アクスラインさんが提唱した遊戯療法における治療者の基本的態度を紹介してみましょう。

その基本的態度には以下の8つがあります。

  • 子供との間に信頼関係を構築する
  • 子供のあるがままを受容する
  • 遊びの中で何かを選んだり変化することは子供の責任としてゆだねる
  • 子供が治療者との関係においてありのままの自分を表現できる雰囲気を作る
  • 子供に気付きを与えるため、子供が遊びの中で示している感情等を分かりやすく言い換える
  • 遊びでは子供の主体性を尊重して治療者はそれに合わせる
  • 治療者は子供のペースに合わせて進行を焦ったりしない
  • 治療者は遊ぶ時間や遊戯室を定めたり、子供の攻撃や破壊等必要な制限を最低限加える

※制限には子供に関係性や責任を意識させたり現実を意識させる役割がある。

なお、本格的な遊戯療法は専門のカウンセラーが行うものですが、この8つの遊戯療法の基本原則は子供と接する機会の多い人たちにとっては大いに資するものであると思いますね。

特に現在育児中の人や保育士、教員の方には役に立つものではないかと思います。

遊戯療法の考え方は対人関係で役に立つ

遊戯療法の治療場面では、「子供と大人」という構図ですがこれは「子供対大人」という対人関係以外にも応用できるものです。

そもそも、上述の遊戯療法における8原則はアクスラインさんが来談者中心療法の先駆者であるカール=ロジャースさんに支持した経験を活かして作成したものなので、子供対大人以外の場面でも活かせるのは当然といえるかもしれません。

この文脈で言うところの、「大人」とは単に「成人しているか」という意味ではなく、「精神的に成熟している」という人格的な意味合いも含まれています。

子供に安心感を持ってもらうにはこの「精神的な成熟」が非常に重要なんですね。

精神的な成熟は大人同士の関係でも相手に安心感を与えるためには重要です。

幾度か当ブログでも触れていますが、基本的には誰か一人くらいは心の安全基地ともいえる自分が心おきなく本心をさらけ出せる人を持った方でいいんですね。

上述の8つの基本原則を基調として相手とコミュニケーションをとるようにすると、相手にとっては心地よい距離感になるかと思います。

例えば、上司と部下のような関係であれば「遊び」というものを「仕事」に置き換えてとらえなおしてみてもいいでしょう。

あとは傾聴のスキルを身に着けるとなおいいでしょうね。

傾聴については以下。

おわりに

この記事は「子供は遊びを通して心が軽くなったり癒される?「遊戯療法」」と題しておおくりしました。

遊戯療法は子供を対象としたものではありますが、そこで治療者がとるべきとされる基本的態度は子供だけでない対人関係一般に応用できるものです。

様々な知識を上手に活用して対人関係を上手く構築していきたいものですね。

では!

参考

https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/4161/1/jinbunkagakukiyo_56_209.pdf

https://psychoterm.jp/clinical/therapy/play-therapy

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