口が悪い人ほど正直者!だが、優しいいいやつとは限らない

「口が悪い人ほど優しいとか正直者だなんて言われたりすることあるけど、絶対うそだろ!!そんなこと信じられんわ。うちの職場の上司とか口が悪いことで有名だが、普通に嫌な奴だぞ!」

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • 口が悪い人は正直なのか気になる人
  • 口が悪い人ほど優しいというのは本当なのか気になる人

オニギリス!

脱マンネリストで心理カウンセラーのぐれんの おにぎりです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「口が悪い人ほど正直者!だが、優しいいいやつとは限らない」という話です。

世間には「口が悪い人ほど優しい」みたいな言説があるようです。

これって本当なんでしょうか?

結論から言うと、「んなこたぁない」です。

ただ、「口が悪い人ほど正直者」というのは割と当たっている可能性がありますね。

今回は口の悪さと性格について少し考えてまいりたい所存。

ちなみに、毒舌キャラの心理についてはリンクからどうぞ。

では、ゆるりとおおくりします。

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口が悪い人は正直者である

口が悪い、つまり「歯に衣着せぬ話方をする人」はウソをついたりする確率が低い可能性があるといいます。

これはケンブリッジ大学に所属する研究チームによるもので、その研究の概要は以下のようなものだそうです。

・被験者は276名
・自分が好きなスラングや普段もっともよく使うスラングなどをその理由とともに質問する
・質問後、各被験者達をウソ発見器にかける(質問に対へ回答が真実であるかの裏付けを得るため)
・次に、被験者の母数を7万5,000人まで増やしてFacebookを通じて同様の手法の基づいて実験した

※スラングとはいわゆる俗語のこと。一般にあまり品が良いとはされていない言葉である。例えば、日本人にもなじみ深いf〇〇kは「Fワード」という品性を疑われるようなスラングの一種である。

この結果、日常生活において使用するスラングの単語数やその使用頻度を少なく申告していた被験者達の方が、実際に質問にウソの回答をしていたことが判明したんだそうです。

日本人はアメリカの人に対して、「周りからの評価なんてお構いなしに自分の言いたいことを正面切って言う人々」との印象を持ちがちでしょう。

たしかに、アメリカ人の方が日本人よりは自己主張が強いでしょうが、それでも社会との関係を度外視した発言や行動をしているわけではないんですね。

アメリカ人はアメリカ人で空気を読んでいるんです。

例えば、肌の色や人種に関する差別的な意味合いのスラングを使ったり、人の容姿に関してからかうような発言をするなんてことはアメリカでは非常にはばかられるといいます。

アメリカ人もそういった事には神経をとがらせており、相手の容姿について言及する人を白い目で見たり「お里が知れるやつ」のように蔑視する風潮があるんです。

スラングのような一般に品が良いとされない言葉を沢山使っていると白状するのは、「わたしは品のない人間です」と言っているのとそう変わらないことになります。

やはり、社会における自分の体裁を考えたら、おいそれとスラングを多用しているとか言いたくないでしょう。

それでもあえて、堂々と使うスラングの数やその使用頻度をいうということは、「普通のアメリカ人以上に体裁を気にしない」てことなんだと思います。

ということは、普通の人が気を使っていいにくいと思う事柄も相手に気兼ねすることなく、聞いたり助言できるということになりましょう。

相手に対して言いにくいこともはっきりと言い切れるという意味では、もしかしたら口が悪い人たちは「正直者なのかもしれない」ですね。

ま、デリカシーがないとか空気が読めないともいえるわけですけども。

口が悪いヤツが優しいと思ったら大間違いである

口が悪い人は

「社会における体裁などにとらわれず言いたいことをしっかりといえる人である可能性がある」

でしょう。

これはある意味では正直です。

しかし、だからと言って、「口が悪い人が優しい人だ」なんてことは到底言えません。

それにそもそも「いつ何時でも正直ならそれでいい」ということも言えませんしね。

例えば、人から悩みを相談される人なら心当たりのある葛藤?に、

「今この問題点について指摘すべきかどうか?」

というものがあると思うんです。

もし、相談された時点でその相談してきた当人について

この問題点に本人は気ついていないし、それと向き合うだけの精神的体力もないな

等と判断できたとしたら、その時点ではあえて「優しいウソ」でごまかして、ある程度精神的に余力が出てきてから同問題点を指摘しようとするのが最善だと思います。

これはわたしがカウンセリングをしている中でたびたび直面する事態です。

例えば指摘しようと思えば、沢山直すべき思考の癖というものがあったとしても、それを一気に指摘したらかえって本人が強い自己嫌悪になるなんて場合でしょうか。

そんな時は「なるべく本人が改善を実感しやすく治すハードルの低いものからな指摘する」のがいいわけです。

いきなり、治すのに手のかかるところから指摘して「あれがダメこれもダメ」なんて言い出したら、本人が混乱するだけですね。

何を言うかは、「相手が受け止められるだけの余力があるか、相手のしょりょ能力を超えないか」を慎重に判断してなされるべきです。

口が悪い人の中にはもちろんこういった場面で適切に対処する人もいるでしょうが、口の悪い人の全員が全員こんなことしないでしょう。

それに口が悪いのは単に「自分の悪意を隠し立てしない、その必要を感じもしない感性である」というだけの場合もあるんじゃないでしょうか?

そうなってくると、ただ単に「自分の感情に正直なだけ」なので、「人が傷つこうが知ったこっちゃない。傷つく雑魚メンタル野郎が悪いんだ」て感じになりそうです。

こういった著しく配慮の欠如した人を優しい人と呼ぶのは無理がある気がします。

受取り手次第ではありますから、こういった口の悪い人が優しい人と解釈される場合もあるとは思いますけどね。

ただ、それはあくまで例外であって「一般的ではない」と思う次第。

「基本的には口が悪いけども、状況によっては他人に配慮ができる人」は、比較的優しい人である可能性が高いといえるのかもしれません。

ま、知らんけど。

まあ、とりあえず、「口が悪い人=優しい」みたいな過度の一般化はやめようねってことですね。

みなさん気が付いてるとは思うけど、念のため言っときマウス。

ちなみに、「お前の為をおもって、、、」みたいに言ってくる人はおよそ相手の行動をコントロールしたいだけなのでそこは抜かりなく。

こういった人が言いにくいそうな感じのことをずけずけといってきても、基本的には真に受けないほうがいいですよ。

多分、相手の事なんて考えていませんから。

こういったいい人ぶった厄介者をカバートアグレッションとか言ったりするので、注意してくださいな。

カバートアグレッションについてはこちら。

おわりに


この記事は「口が悪い人ほど正直者!だが、優しいいいやつとは限らない」と題しておおくりしました。

口が悪い人は良くも悪くも自分の意見を周りに気兼ねすることなくはっきりという傾向がある可能性があります。

しかし、だからと言って「口が悪い人が優しいとは限らない」ということには注意が必要です。

何でもかんでも正直ならいいってことじゃないですしねえ。

まあ、口の悪さを嘘つきかどうかを、見破る指標の一つくらいに考えてみるのならOKかもしれません。

では!

参考
https://wired.jp/2017/01/29/between-swearing-and-honesty/

https://www.cam.ac.uk/research/news/frankly-do-we-give-a-damn-study-finds-links-between-swearing-and-honesty

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