人生は新しい物事を学び続けることで幸せになるかもしれない

「幸せになるためには良好な人間関係が大事だってハーバードか何かの研究にあったけども、正直それ以外にも幸せになるために役立つことってないんかね?武器は沢山あった方がいいしな。」

ふむ、そりゃあそうだ。

武器は沢山あった方がいいに決まっておる。

オニギリス!

脱マンネリストで心理カウンセラーのぐれんの おにぎりです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「人生は新しい物事を学び続けることで幸せになるかもしれない」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ

人生幸せに生きるには何が必要か気になっている人

当ブログにてもうしつこいくらい言っていることですが、人生の幸福度を最も左右しているであろうものは「良好な人間関係」です。

しかし、良好な人間関係だけではなく他にも人生の幸福度を左右する要素というのはあります。

今回は人間関係以外に人生の幸福度を左右する可能性のある要素を紹介してみたいと思う次第。

幸せに生きていきたい人は参考にしてみておくんなすって。

では、ゆるりとおおくりします。

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学びで人生は幸せになる?

人がお金によって幸せになるには限界があるとの研究があることは、以前取り上げましたね。

具体的に言うなら年収にしておよそ720万円以上からの幸福度の伸びは、かなり穏やかになるというものでした。

その他にも年収のような報酬額で幸せになるには限界あるという事を示す研究は結構沢山ありますので、年収さえあげれば幸せかというとそうでもなさそうなんですよね。

そして興味深いことに、最近の研究に「報酬よりも学習の方が幸福度を左右するのではないか?」という示唆を与えてくれるものがあるようなんです。

参考
Momentary subjective well-being depends on learning and not reward

https://elifesciences.org/articles/57977

この研究はロンドン大学によるものでして、その概要は以下のとおり。

・被験者たちにカーレースに挑んでもらう。自分が勝つと予想する車にお金をかけてもらう(報酬額はゲームにより変化)
・被験者達に何度か賭けをくり返してもらう。その中で、どんな場面で幸福を感じたかを全員に尋ねる

※カーレースの報酬額はゲーム前に知らされている。しかし、どの車が勝ちやすいかはゲームを繰り返さないとわからないような設定になっていたそうである。
 
この結果が以下だそうな。

・報酬額の多寡は、被験者達の幸福レベルにそこまでの違いをもたらさなかった
・「どの車が勝ちやすいか」を判別できたときに、被験者達の幸福レベルが上がった
・どの車が勝ちやすいかがわからない状況においては、多くの人も幸福度が低下した

  
 ふむ、脳科学で言うところの「アハ体験」のような「あ!分かった!!」といった感覚が、どうも人が幸福になるには重要かもしれないって事ですねえ。

まあ、断定はできないものの、個人的には「納得しかない」と思います。

物事を普通とは違った角度から考察していて、「あ!こういった見方もできる!」と思ったり、モヤモヤしていて判然としなかった出来事の理由がわかったりしたときの感動と言ったらすごいものがありますからね。

頭を使って色々考えてそれを実行して検証してみて、何かを発見するっていうのはかなり楽しいものです。

どんどん好奇心を高めて新しいことにトライしよう!

実は、学習以外にも幸福度を向上させるのに寄与する可能性があるものがあるといわれております。

それが「定期的に旅行に行く」という事と「日常生活の多様性を増やす」ということ。

まず、「定期的に旅行に行くと幸福度が増える」という事についてですが、その根拠はワシントン州立大学などのチームによる500人の台湾人にアンケートを行った調査です。

参考
Would You Be More Satisfied with Your Life If You Travel More Frequently?

https://www.ingentaconnect.com/content/cog/ta/2021/00000026/00000001/art00006;jsessionid=19iia61aip9w3.x-ic-live-03

この調査によると、「定期的に自宅から少なくとも120km以上離れた土地へ旅行する人は、ほとんど旅行しない人に比して幸福度が約7%度高い傾向があった」といいます。

 で、次に「日常生活の多様性を増やすと幸福度が増える」ということについてですが、これの根拠はニューヨーク大学などによる調査です。

参考
Association between real-world experiential diversity and positive affect relates to hippocampal–striatal functional connectivity

https://www.nature.com/articles/s41593-020-0636-4

この研究によると、

「1日に様々な場所に出かけいろんな体験をする人ほど、幸福感や興奮、自信、リラックス、気配りなどといったポジティブ感情をより強く感じていた」

のだそうな。

また、同時に MRIスキャンにより、

「多様な経験によってポジティブ感情が生まれやすい人は、脳の一部である海馬と線条体の活動が大きかった」

事も示唆されています。

 ※海馬と線条体はどちらも、「新しいもの」や「報酬」の処理に関わってる脳の領域。

ふむ、こういった事を踏まえると、「好奇心を高めることで人生の幸福度が上がるかもしれない」とやや飛躍かもしれませんが、思ってしまいますねえ。

ちなみに、好奇心が向上すると人間関係上の問題への対応力が上がる案て話もあるので、好奇心は上げて損しないと思います。

好奇心を高める方法についてはリンク先の記事からどうぞ。

幸せになりたいなら、自分の大事にしたいものを見つけるのもあり

人生を幸福度高くいきたいのであれば、以前の記事にていったように「自分の大事にしたい価値を見つけてそれにのっとって生きる」というのも大事ではないかと思います。

自分の人生で何を大事にしたいかを知り、その大事にしたいものと日々の自分の活動を結び付けて考えることで結果的に人生に対する満足度があがり悔いの少ない人生を送ることができると考えられるんですね。

以下の記事に「自分の大事にしたい価値の見つけ方」についてはまとめてありますんで、この際参考にして大事にしたいものを見つけてみてもそれに沿って人生を生きてみるのもいいかもしれません。

おわりに


この記事は「人生は新しい物事を学び続けることで幸せになるかもしれない」と題しておおくりしました。

人生の幸福度には良好な人間関係が大きくかかわっているのは間違いないですが、それ以外にも学習を通じて「わかった!」という感覚を経験したり、好奇心を高めて日常に多様性を持たせるなんて言うのも幸福度の工場には効果的な可能性があります。

まあ、せっかくの一度きりの人生ですから、おもっいきり楽しんで幸せに生きてやりたいものです。

では!

参考記事等

句読点が多すぎるおじさん構文的な文章を書く人は志賀直哉の文章に学ぶといいかも

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