心理学を学んでも人の心はわかるようにならないなって思った「経験談」

「わたし昔から全然人の気持ちがよくわからない。そのせいで、いっつも仲間外れにされてきたんだよな。だから、学校ではいつもボッチを貫いてきた。でも、社会に出たら集団でうまくやっていく必要が増してくるよな、、、ああ、不安だ。人の心理を知るために心理学を勉強してみよう。きっと、人の心が理解できるようになるはず。」

んー、どうかなあ。

心理学を勉強すれば人の心が分かるようになるって?

いやあ、無理だと思うなあ。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです。

今回の話題は「心理学を学んでも人の心はわかるようにならないなって思った「経験談」」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • 心理学を勉強すれば人の気持ちが分かるようになるのか気になっている人

人の気持ちが理解したいから心理学を学びたいと思っている人

心理学を勉強したいと思う人は世の中にそれなりにいるでしょう。

さて、一体何で学びたいのか?

おそらく、「人の気持ちが分かるようになりたいから」ではないかと思います。

しかし、率直に言って「心理学なんていくら勉強しても人の気持ちなんてわからない」です。

わたしは日頃からいろんな人の悩みを聞いたり、同性異性問わずコミュニケーションしたりしてますが、まあ相手の考えてることなんて「よくわかんねええ!」て感じですよ、はい。

おそらくこの先わたしが勉強を続けていっても完全にわかる日はこないでしょう、、、、。

これはほぼ間違いないです。

ま、わたしの才が足りないだけって可能性は決して否定しませんが。

心理学の知識なんてどこまで行っても「確からしい仮説」の域を出ませんし、大筋で会っていても個人差があってそのまま適応できることってそうそうありません。

心理学の知識はあくまで参考にしておくのがいいです。

「知っていれば、人の心を見通せる」なんてそんな大層なもんじゃないですね。

ここで一瞬だけ宣伝?ですが、「悩みがあんよなー」て人も「ただ誰かに愚痴を言いたいねん!」て人も悩みが重症化する前に頭をクリアにしてみませんか?

おにぎりのカウンセリングについて詳しくは以下。

では、ゆるりとおおくりします。

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心理学を学んでも人の気持ちはわからない

心理学を学んでも人の気持ちなんてわかるようになりません。

確かに、心理学を学ぶ以前よりは人の話を聞いていて「あー、この人は開放性高めそうだから協調性は低いかもなあ~」とか「外向的ってことは多分人と一緒にいない時期が続くと元気なくなるんだろなあ~」みたいな大雑把な傾向はわかるようになりました。

ただ、「今何を考えているのか?」とかそんなことはぜーんぜんわかりませんし、「おっと、この表情でこの仕草ってことは今~と思っているな」なんて全くわかりません。

おおよその予測が立つようになっただけで、何を考えているかなど具体的なことはわかるようになってませんね。

なお、行動から心理を読み解くとされる行動心理学の知識ってあまり当てにならないって言われていますし、わたしの経験上もそうです。

ある時、友人が会話中に腕を組んでいるから「おっと、コイツはまだ心を開いてないのかな?」みたいなことを思っていたら、実は無意識にやってしまう単なる癖だと後で判明したことがありましたね。

昔からそうだったようです。

なんでも、「話しているときに手をどこにおいていいか困るから組んでる」のだそう。

事実、その友人と話していても別に構えるところも何もなくて、普通に仲良く過ごせたので何も問題はなかったはず。

まあ、この無意識ってワードから「潜在意識では~」みたいな理屈を展開する人もいるでしょうが、わたしはあんまり精神分析学的なアプローチはエビデンスが乏しい気がしているんで好きじゃないです。

※もっとも、精神分析学については不勉強であることも一因ではあるだろう。

なので、個人的には行動心理学の知識はほとんど頼りにしてません。

ま、心理学の勉強とは別に「相手の外見的特徴や声の感じ、話し方、何が好きか、、、」等の様々な要素は意識的に収集していたりしますが、むしろこっちの方が役に立っている気すらします。

心理学の知識でできるのは「こういった性格タイプの人はおそらく~な考え方をするような傾向があるだろう」という推測ができるだけです。

しかも、それが毎回当たるかと言ったら、そんなことないですね。

結果的に、相手に「え!?なんでそんなことが分かったの?」みたいに言われることがあっても、それはわかっていたのではなくて「相手から自然に聞きだした」にすぎないです。

まあ、占い師がよく使うコールドリーディングってやつですね。

ただ、わたしからしたら「当初の想定から違っていた」ことに変わりはないんですねえ。

わたしの見る目がまだまだってこともあるんでしょうけど、百発百中でその人の性格や行動の傾向があてられるなんてことは不可能です。

むしろ、そんなの分かるようになれるならなりたい(切実)。

もし、性格傾向から相手の性格を推測したいのであれば、科学的に一番現在妥当だといわれているビッグファイブについて知るのがいいでしょう。

以下に参考になる記事と書籍のリンク置いとくんで、気が向いたらどうぞ。

本当、人の気持ちって、、、わからねえ、、、。

心理学を学んだ事でこじらせる人もいる

あくまで、わたしの意見にすぎないのですが、友人知人たちを観察している限りにおいて、心理学を学ぼうとする人には2タイプいる気がしています。

その2タイプというのが以下。

  • コミュ力が低くくメンタルが弱いのを心理学で解決しようとしているタイプ
  • そもそもメンタルもコミュ力も並以上にあったが、より一層の向上を目指して心理学を学びだしたタイプ

後者はもともとそれなりに人間関係を構築していくだけのスキルがあって、そこに心理学的な知見を取り入れてもっとスキルを磨こうという人たちです。

このような人達は心理学を学ぶと結構すぐ効果が出てくるような気がしています。

なんというか、心の距離感をつかむのが上手くなっている感じがしますね。

一方、前者の人たちはあんまりすぐには効果が出てこない気がします。

まあ、それはそうですよね。

だって、そもそものコミュ力がそれほどでもなかったのですから、まずは土台を固めないとって話になります。

心理学の知見が自分のコミュニケーション等に足りない部分を気づかせてくれれば、それを取り入れて試行錯誤していけばコミュ力が上がっていくといえましょう。

ただ、もともとコミュニケーションが苦手だった人がまま陥るものとして、「心理学の知識や理屈をそのまま現実に当てはめそれで無理に納得しようとする」というものがあります。

具体的に言うなら、他の人の気持ちを「心理学の知識や理屈によると~なるはずだから、この人はこう思っているんだ」と決めつけるってことです。

もっとこじらせると、自分が如何に人の心が分かっているかを誇示するために、他人に自分の知識等を駆使して自分なりの心理分析を展開して見せたりしますね。

これは完全にこじらせてしまってます。

こんなことしたら、ものすごくうんざりされてしまいますよ、間違いなく。

コミュ障を脱するために心理学を勉強したはずなのに、ますますコミュ障が悪化している例といえます。

もともとコミュ力等があった人は現実の対人関係をよく知っているため、心理学で言われる理屈が必ずしも妥当しない場合があるということを結構体感で分かっていたりします。

なので、心理学を盲信することなく現実のコミュニケーションとのすり合わせができますね。

心理学の知識や理屈はある程度の傾向や仮説なので、「現実そのもの」を表してはいません。

ですから、「心理学の知識や理屈に現実を無理やりはめ込もう」という考え方が間違っているのは火を見るより明らかです。

言ってみれば、理想と現実を混同している状態ですね。

ただ、こういった人達は単に「この人は~だ」等と思い込んでいる場合よりも、なまじっか心理学を勉強しているだけにたちが悪いです。

心理「学」の知識には権威性があるし労力を払って勉強したとなると、何がなんでも「わたしの分析は当たっている!」等と言いたくなる可能性があるかもしれませんねえ。

せっかく、苦労して心理学を勉強したのに、それが役に立っていないなんて意地でも認めたくないっていう人もいるでしょうから。

心理学知識とのうまい付き合い方と、相手を知るもっともいい方法

では、最後に心理学的知識の活用方法と相手を知るための最善の方法について考えてみましょう。

まずは心理学的知識の活用方法から見ていきます。

おそらく心理学の知識や理屈を現実に活用したいと思う人は、対人関係に応用したいという人がほとんどだと思う次第。

もし、対人関係に心理学知識を応用するのであれば、あくまで「知識を仮説」として捉えて、現実と照らし合わせて検証する」のがいいです。

そして、検証する理屈や知識はなるべく少ないほうがいいですね。

色々な知識を同時並行で検証しようとすると結果がどうなったかなんて判断できないでしょう。

とにかく、「使って検証する」のが大事かと思います。

で、次に相手を理解するもっともよい方法ですが、これは「相手に沢山話したいと思わせて傾聴する事」です。

もう、これに尽きると思いますね。

相手のことを知りたいのなら、相手に「相手自身のことを話してもらえばいい」んです。

そのためには、ちゃんと話を聞いてくれる人だという信頼感を持ってもらう必要があります。

基本的には外見をある程度整え適度に自己開示もしつつ、相手を否定することなく相手の価値観に共感を示す等して対応するといいかもしれません(もちろん、相手によって多少なりとも変わる)。

そして、自分が話をするよりも相手に話をしたと思わせて話してもらいましょう。

傾聴のスキルがあるとこれが非常にスムーズです。

なので、自己開示と傾聴に関して少し詳しくなっておくと相手との距離を縮められるかと思います。

もちろん、知ったらすぐに実践してみましょう。

以下に参考になりそうな記事置いときますね。

おわりに

この記事は「心理学を学んでも人の心はわかるようにならないなって思った「経験談」」と題しておおくりしました。

「相手の心理を読みたい」みたいな動機から心理学を勉強する人って多いと思います。

でも、はっきりいって「いくら心理学を勉強しても相手の心理を読める」ようになんてなりません。

ま、わたしの勉強不足のせいもあるのかもしれませんけどね。

心理学の知識を現実に役立てていきたいのなら、「心理学の知識や理屈はあくまでも参考であり仮説だ」という気持ちでいたほうがいいです。

そして、その知識と現実を照らし合わせて検証して、その中でどんどん自分が使える知識を増やしていけるといいですねえ。

ま、心理学って楽しいよね。

では!

参考

https://www.excite.co.jp/news/article/E1504002647013/

https://diamond.jp/articles/-/139496?page=3

参考記事等

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