「私最近はお風呂に入る気力もない…」
「ああ、毎日がストレスフルで頭おかしくなりそう!」
「いつも、自己否定ばっかりしていて自信がない」
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
最近、どうやらHSPの人で自分を「ウツなんじゃないか?」と思うひとが増えているそうです。
初めに言っておきますがHSPとウツはまったくちがいます!!
今回はその違いについてはっきりさせていこうかなあ、と思っている次第です。
くれぐれもウツだと早合点しないようにお願いしますよ。
HSPの人は、総じて自尊心が低い傾向にありますので、ここに自尊心の高め方についての記事を置いておきますので参考にしてみて下さい。
では、ゆるりとお送りします。
目次
1、ウツとHSPの共通点と違い
HSPの人はとても繊細で感受性が豊かです。
そのため、非HSPの人が感じることのないさまざまなものを日々感じ取っています。
そして、感受性の強さゆえか倫理観も強いです。
しかし、その強い倫理観は自分自身の非難に使われてしまうことが多いと言えます。
「私のせいでこんなことになったんだ…」
なんて思うことが多いのではないでしょうか?
このように自分を責めることが多いために自己肯定感がなかなか育ちません。
※当記事では自尊心と自己肯定感を同義としてお話しします。
一方で、ウツ病でも自己肯定感は低くなります。
実際のところ、ウツ病とHSPには結構共通点が見受けられます。
そのために、HSPなのにウツ病だと誤診されたりするケースもあるそうです。
「じゃあ、どうやってみわけたらいいねん!」
はい、共通点が多いということは逆の発想をすればいいのです。
両者の違いは何か? と言う視点ですね。
では、両者を見分けるポイントはというと…
- 自殺願望があるのか?
- 症状はいつからでているのか?
この2点になります。
HSPは病気ではなく性格の特性なので生まれつきです。
症状もなにもあったものではないのです、そういう感性なのですから。
いうなれば「昔から」です。
そして、ウツ病とちがって「自殺したい」とはおもいません。
たまに「もう、わたしなにやってんだろう。消えたい…」と思うことがあっても「強い自殺願望」はありません。
大概そう思った後に「いや、でもそんなことしたら家族が悲しむ」なんて人の心配をしだしたりしませんか?
そう、HSPの人は自分より他人の心配をしがちですからね。
あ、ちなみに「あー、マジだるい。死にてー」とかの場合はただ「めんどくさいからやりたくない」と言う意志表明ですから気にしなくていいですよ(笑)。
2、HSPは病気ではない
さきほど、「HSPは病気ではない」といいました。
しかし、診断する必要性はあります。
そもそもHSPが病気ではないのはなぜかというと、HSPと言う概念は医学用語ではなく心理学用語なのです。
ですから、医者が「えー、あなたはHSPですね。治療が…」と言う話にはなりません!
そのため、医者にもHSPを知らない人はいますし、まず診断をしてくれる病院自体がそんなに多くはない現状があります。
それに生まれ持っての特性なのです。
もう、わかりましたね?
そう、「治療?冗談じゃない!もとからこの性格なんだよ!」てことです。
性格にいいも悪いもないのです。
HSPは個性です。
例え、病院に行って診断されたにせよ、治療はできないし治療は不要なんです。
HSPの人はその個性の使い方を学んでいくしかないのです。
では、診断をする事が不要か? というとそういうことでもありません。
疑惑があるならハッキリさせる、己が何者であるかを知るべきなんです。
それでこそ本当の意味で自分の特性の活かし方がわかります。
例えば、全く関係ないですが発達障害の方が診断を受けるのも自分自身の特性を知りそれを受け入れるためともいえます。
孫子もいっていますね、「敵を知り己を知れば百戦あやうからず」と。
ここまで読んできて、自分の繊細さを自覚するにいたり「もしかして…」と思った方がいたらこちらから自己診断してみましょう。
個人的にはHSP診断は自分でやるだけで今のところは十分ではないかと思っています。
それでも医療機関からお墨付きをもらいたい方は病院を探してみてもいいかもしれません。
3、自尊心を高めることが結局大事
「また、この手の結論かよ…」
と思った人は多いでしょう。
しかし、それが実際です。
自尊心を高める以外に効果的な対策はないと言えるでしょう。
実は、私の妹もHSPです。
私は真逆の鈍感というより、「察知はできても全てをスル―できる性格」です。
そんな私ですが、昔から妹の悩みを聞いたり、いろいろな相談をうけてきました。
話を聞けば、聞くほどにその根底にあるのは自尊心の低さでした。
しかし、そんな彼女も今は強く生きています。
それは彼女なりに努力を続けると同時に「生きる上で人生をかけてもいいというもの」がある程度見定めらたからです。
HSPの人に必要なのは「信頼できる人達からの愛情」、「自尊心」と「自分の情熱を目一杯注ぐことのできる仕事や目標」といっても過言ではありません。
そこで自尊心を高めたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
そして、情熱を注げる目標についてはこちら。
あと、書籍では高田明和さん著の『HSPとうつ自己肯定感を取り戻す方法』を読んでみるのも手だと思います。
いずれにせよ、自己否定はしないで下さい。
個性にいいも悪いもなく、必要なのは活かし方なのですから。
HSPのその繊細さは大いなる強みです。
4、子供がHSPだったらどうするか?
2005年には発表された論文
「Sensory processing sensitivity and its relation to parental bonding, anxiety, and depression」
から以下のようなことが明らかになっています。
・HSPの人は非HSPの人に比べウツ傾向が高くなりやすい
・うつ傾向の抑制に関しては感受性よりも親との関係性の方がより重要
・うつ傾向を抑制するには親からの十分な愛情を感じるのが重要
・親からの愛情が大きすぎて過保護になると、HSPであるかいなかを問わずうつ傾向が増長される
「ああ、やっぱり」と思った方も多いかと思います。
注目してほしいのは2点目の「親との関係性が重要」と言うところです。
「うちの子もしかしてHSPじゃないかしら?」
と心当たりあるママさんにはぜひ気をつけておいてほしい事があるのです。
もうお分かりでしょうが、それは4点目にあるように「過保護にそだてないようにすること」です。
HSPの子供達は過保護に育てられる傾向があります。
しかし、それでは自立できない、つまり、「自尊心が低いまま大人になる」のです。
もう、お分かりですよね?
大人になってから「ウツになる可能性が高まる」ということなんです!
ですから、親としては子供の自尊心を高め、それとともにきちんと子供に伝わるように愛情を注いで育てていくことが大事なんですね。
もちろん、HSPの人が愛情を感じるのが大事なのは大人も子供も同じです。
HSPの人には人一倍健全な人間関係が大事です。
友人を作る上で大事なのが会話です。
会話力の強化が必要だと思うのであれば以下の記事を参考にして見てください。
また、友人は大事ですが人付き合いに疲れてしまって、「えいやー!どうにでもなれー!」と人間関係を全部リセットしたいときもあると思います。
そんな方は以下の記事を参考にされるといいかなあと思います。
おわりに
この記事では主にHSPとウツとの違いについて述べました。
HSPとウツには共通点は多いですが、以下の二点は決定的な違いでした。
・HSPには自殺願望はない
・HSPは生まれつきである
そうHSPは個性です。
個人的に、無理な話ですが世界がHSPの人だけになったら戦争が無くなるんじゃないかと思っています。
これは土台無理な話ではあります。
しかし、HSPの人達の根っからのやさしさを考えると期待して見たい気がしてしまいます。
きっと、あなた方の素晴らしさを理解し評価してくれる人は社会にいます。
まちがいなく!
皆さん一人一人が「今の社会がおかしいのだ!」位の強い気持ちをもって自分の人生をしっかりと強く生きていけば社会は今までよりはるかによくなる気がします。
あなた達のような人間性の高い存在が「自己否定」?
いやあ、何ともおかしな冗談ですね(笑)。
むしろ、もっと積極的に自分の価値を認めていきましょう!
HSPに栄光あれ!