「友達がHSPなんだけども、凄く太りやすいらしい。そして、その友達の友達のHSPの子もすごく太りやすいらしい、、、。なんか気のせいかもしれないけど、これってHSPの人は太りやすいってことの証拠じゃないか?」
それは早合点が過ぎる!!
ただ、HSPで太りやすいって言っている人はまあソコソコいる気はするよな。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのぐれんの おにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「HSPは太りやすい説」は本当なのか?hspと摂食障害の関係性は?」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
- HSPは太りやすい説が本当なのか考察してみたい人等
なにやら、今ネット上には「HSP 太りやすい」で検索している人たちがいるようですね。
HSPだと太りやすいなんて言うことが、あり得るんでしょうか?
正直、わたしが知る限り「HSPだと太りやすい」なんて事実を裏付ける証拠はとんと知らないので、この説は「単なる勝手な思い込み」だって気がします。
ただ、「HSPは太りやすい説は何の根拠もないです!」で終わらせたら、全く面白くもないのでHSPの人が太りやすいのかどうかについて考察はしてみたいと思う次第。
ここで一瞬だけ宣伝?ですが、「悩みがあんよなー」て人も「ただ誰かに愚痴を言いたいねん!」て人も悩みが重症化する前に頭をクリアにしてみませんか?
おにぎりのカウンセリングについて詳しくは以下。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
HSPは果たして太りやすいのだろうか?
初めにはっきり言っておきますが、「HSPの人が太りやすい」なんてことを直接的に裏付ける科学的根拠をわたしは知りません。
確かに、個人的にHSPを自称する人たちを見るに、太りやすいと言っている人に遭遇する率が高いような気もしています。
ただ、「これは気がする」程度の話ですので、断言はできません。
とはいえ、HSPの人が非HSPの人に比べて「多少は太りやすい『可能性があるかもしれない』」くらいのことは思いますかね。
通常、「太りやすい」のは体質よりも、過食のせいだと考えられます。
たまに「わたしは水しか飲んでいないのに太る」なんて言っている人がいますが、わたしは少なくともそういっている人で「食べ過ぎてなかった人を知りません」。
そう、「太りやすい」と言っている人の多くは、そもそも過食気味なのではないかと思うんですね。
人間の体は永久機関ではないので、食べないのに太るなんて馬鹿な話はあり得ないですから。
なので、「HSPの人が太りやすい説」は「HSPの人は過食気味になる人が多い説」と読み替えてもいいかなって思います。
では、どんな人が過食気味になりやすいのでしょうか?
実は、これに関してはある程度確かなことがあります。
以前の記事でも述べたのですが、
「愛着スタイルが不安型の人はストレスによって過食になりやすい傾向がある」
とする研究があるんですね。
※愛着スタイルとは「人が対人関係を形成する場面で見られる心理傾向」のこと。主に母子関係から論じられることが多い。
※愛着スタイルにおける不安型とは、大雑把に言うといつも人に嫌われやしないかと人の顔色をうかがってばかりの人を言う。
愛着スタイル等について詳しくは以下。
ただ、実際には「パークサイド日比谷クリニック」の院長コラムの「摂食障害」の記事によると、過食には「母子関係に起因しないものも非常に沢山ある」とのこと。
当該記事では摂食障害に陥りやすい人の特徴として、「自分に厳しい人」を上げたうえで、過食症を以下の3つに分類しています。
- 幼少期の母子関係が影響しているタイプ
- カタルシス、癒し、嗜癖化(しこうか)しているタイプ
- 強迫症状として固定化したタイプ
参考
https://www.parkside-hibiya.com/column/sessyoku.html
この3分類の詳細については当該コラムを読んでほしいのですが、HSPの人はこの3分類でいうなら2つ目の「カタルシス、癒し、嗜癖化(しこうか)しているタイプ」に該当しやすい気はします。
なんせ、HSP気質の人は人によって何に対して敏感かは様々なれど、外界からの刺激に敏感で日々強いストレスを感じていることが非常に多いでしょう。
食べるのに没頭していればその間は何も考えなくて済むため、食べることをストレス解消の一つの手段にしている可能性はあるかなって思いますね。
という事で、断言はできないものの
「HSP気質の人は非HSP気質の人よりも過食に陥りやすい可能性はある」
んじゃないかと思います。
なんか、凄く当たり前のことをくどくどと話てしまった感がハンパない、、、ま、いっか。
HSPの人はメンタル管理を徹底しないといけない
HSPの人は「メンタルの管理を人一倍気にかけないといけません」。
、、、もう、何回いったかわからないけど、本当に大事ですよ、メンタルの管理って。
HSPの人には、自尊心やセルフコンパッションを高めるとかまあいろんなものが必要にはなってきますが、まずは「外界から不要な刺激が入ってこないようにする」のが先決です。
そして、その上で自分に合ったストレスを解消する方法を探していくことが大事ですね。
一応、参考までに外的刺激対策とストレス解消方法についての記事を以下に置いときます。
そうしてストレスをある程度コントロールできるようになってきてから、並行してメンタル強化や自尊心等の向上に取り組んだらいいと思いますね。
痩せるのは大事かもしれないが「痩せよう」とし過ぎるとまずい
太ってきたら痩せたいと思うのが普通の感覚でしょう。
はい、確かに健康の事や見た目のことを考えるなら、痩せたほうがいいに決まっています。
それは間違いないです。
しかし、痩せるのは大事だけど
「痩せようと思うことでメンタルの状態が悪化したり逆に太ったりする可能性がある」
んですね。
確かに、太っているのは一般的な感覚からするといいものではないですが、一旦それを「自分の個性」としてとらえなおしましょう。
2013年のフロリダ州立大学の4000人の大人を対象とした研究によると、自身の体重や体型に対し強いネガティブイメージを持つ人は、4年後に肥満になる確率が2.5倍も高かったなんて話があります。
また、ある研究では、自分の体型を受け入れられている人はそうでない人よりもポジティブな生活ができるなんて言われているんですね。
自分の体型を受け入れたうえで、結果的に痩せる方向で行動したほうが仕事もダイエットもうまくいく可能性が高いといえましょう。
ですから、痩せること自体を目的としてダイエットするのではなく、「健康のために運動習慣をつけよう」とか「健康のために野菜中心の食生活に使用」等と言った意識をもって「結果として痩せる状況」を作っていくといいです。
痩せようとして逆に太るとかメンタル病むなんて本末転倒ですからねえ。
おわりに
この記事は「「HSPは太りやすい説」は本当なのか?hspと摂食障害の関係性は?」と題しておおくりしました。
最後にもう一度大事なことなので言っておきますが、「HSPの人が太りやすいという事を直接的に裏付ける証拠はありません」。
しかし、そうはいってもHSPの人の外界への刺激への反応性の高さとそれからくる日々のストレスを加味して考えると、HSPの人がストレス解消の手段として食べることを選択し結果過食気味になる可能性はあるでしょう。
HSPの人は、まず何をおいても「外的刺激から身を守ること」と「ストレス解消」を念頭に置いて生活しましょう。
その上で、自分への思いやりであるセルフコンパッションや自尊心の向上を図るとよりよいかもしれません。
では!
参考
https://www.parkside-hibiya.com/column/sessyoku.html
file:///C:/Users/arcan/Downloads/jcrc-n16P071-081.pdf
参考記事等