「よく大家族のドキュメンタリーとか見ているとどうにも納得いかない気持ちになる。あんなに子供が沢山いるなら相当な収入がないと不自由が多そうだし、なんだか親がとっても無責任な気がする。それに、子供を作ったら幸せになるってのも社会に都合がいいから無理やり作りだされて論理のような気がする。」
まあそうねえ、ある研究で子供を作ると幸福度が下がるっていうのがいわれているね-。
ただ、貧乏な大家族でも親が頭よくて、子ども達も頭いいなら大学まで奨学金で行けたりして問題なさそうだけどな。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「子供を作ると不幸になる!?子供を作る意味が分からない?」という話です。
- 子供がいると不幸なのか幸福なのか知りたい人
- 子供がいることで生じる問題を知りたい人
子供を作ることは一般にいいことだとされてます、、、が、個人にとってはむしろ「自分の幸福度を下げる行動」であるかもしれません。
子供を作ったはいいが自分が不幸せになるのだとしたら、正直な話「子供なんて産むだけ損」だって話になりますね。
いやあ、もしこれが本当だとしたらもう日本は少子化進行して当たり前だし、何なら世界の人口は減って当然ってことになるでしょうなあ。
だって、「作り損」なんだもん。
、、、、まあ、大事なのは「なんで子供を作ると不幸になるなんて話になるのか?」てことよな。
それを詳しく見てまいりたい。
ここで一瞬だけ宣伝?ですが、「悩みがあんよなー」て人も「ただ誰かに愚痴を言いたいねん!」て人も悩みが重症化する前に頭をクリアにしてみませんか?
おにぎりのカウンセリングについて詳しくは以下。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、子供がいた方が幸せは幻想?
あなたに不都合な真実をお伝えいたします。
はい、子供を作ると、、、「実際の人生満足度は低下します!!」
そうです、子供を作った方が幸せになれそうな気がしますね?
実際に幸せになったような気がしますね、、、。
残念ですが、実際にはなっておらず錯覚の可能性があるみたいです。
では、なぜこれまで「子供を作ると幸せになる」などといわれてきたのか?
まあ、こんなことは聡明なあなたのお察しの通りです。
子供が幸せを運んできてくれるという幻想が世の中に浸透せず、逆の思想が世の中に広がったら社会の連帯や国家の維持が難しくなるから、、、ですよ。
国家や社会がどうのとかいう考えがベースです。
個人単位で考えたら、おそらく結果は違っていたでしょう。
この辺のことはダニエル=ギルバートさんの著書「明日の幸せを科学する」にて詳しく書かれています。
また、ダニエル=ギルバートさんは子供を作ることにより幸せになると錯覚する遺伝子があるのではないか? とも言っています。
ま、子孫を残さないと人類は滅亡しますからねえ。
実際には不幸になるとしても、種の保存を考えたら「錯覚してもらわなきゃこまる」わけですね。
ただ一方で、反出生主義という思想的立場をとる人は「人類なんて緩やかに滅亡していったほうがいい」て言っていたりもします。
なお、反出生主義者たちは、「子供を産むという行為は子生れてくる子に苦しみを強制する倫理的に罪な行為だ」なんて言っている模様。
これについて詳しくは以下。
まあ、わたしは子供を作ること自体が悪いことであるとはおもいませんね。
ただ一つ言えるのは、、、相当な覚悟と対策なしには子供は作れないゾ、という事だけです。
ただ、漫然と「子供の多いにぎやかな家庭」という理想像をもとめて、結婚して子供をたくさん作ろうというのなら、まあ、無責任だし自から進んで不幸になりたがっているだ気って感じがしますよ。
単刀直入に自滅行為ですので、おススメしません。
まあ、両親と子供共にめっちゃ頭よくて教育に全然お金がかからないっていうなら、何にも問題なさそうですけどね。
こんな事例は一般的とは思えません。
まあ、子供が生まれると人生の満足度がなぜ下がるのかを知り、どんな対策を取るべきかを最低限知ってから実行に移した方が賢明ってもんです。
一度生まれた命はもうなかったことにはできませんからね。
子供がかわいいのならなおのこと「無責任」が許されないのはわかるでしょう。
責任重大なのです。
子供を作ることにより低下する人生満足度
2003年のこと。
子供作ることと人生満足度の関係性を調べた研究が発表されました。
この研究は過去97件の研究をまとめて結論を導出したものです。
参考
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1741-3737.2003.00574.x
このように過去の研究成果をまとめる分析手法を「メタ分析」と言い、この手法を用いた研究結果には非常に高い信憑性があります。
さて、この研究で明らかとなったのは以下の事実でした。
- 子供がいる人はいない人に比して結婚に対する満足度が低い
- 上記の満足度の低下は男性より女性の方が大きい
男性より女性の方が満足度が低下するなんて、以外ですね。
女性の方が子供をありがたがっている印象なのに、、、、。
実際には、女性の方が子供を作ることで被るデメリットが大きいんですねー、意外です。
さらに、子供の数が多ければ多いほど結婚に対する満足度は低下するとのこと。
まあ、統計的に極端に下がっているとまでは言えないものの、下がっている事自体は厳然たる事実のようです。
心理学的視点から見ると、大家族ドキュメンタリーは「大不幸ドキュメンタリー」を見ているのと大差ないって話になるんですな。
ハハ、、、痛烈なブラックジョークですわ。
実は子供ができることにより幸福度が上がるとする研究もあるものの、全体としては子供を作ることで幸福度が下がるという論調のようです。
例えば、行動科学者のポー=ドーランさんの研究では独身女性の方が既婚女性より幸福度が高いとする研究を発表しています。
参考
他にも、子育てが親のメンタルを害するなんて研究もあります。
子育ては想像を絶するほどに大変です。
わたしも知り合いの壮絶な子育ての話をきいていて、
「ああ、もうこれは私には絶対関われないし関わりたくないくらいの自己犠牲だ。ヘルパーでも雇って全部面倒見てもらうとかでない限り嫌だ」
なんて薄情ながら思ってしまいましたよ。
ま、私個人としては「自分で子育てするのは絶対いやだ」て感想です、今のところね。
それにパートナーにもそんな労力は一切強いたくないですわ。
もうこれ、住み込みの家政婦さんに全部やってもらうとかいう状況にしないと無理だな。
まあ、だからこそ独身が快適なんですよな、わたしは。
別に今の時代独身でも困ることは何もないので、結婚したくない人は独身でもいいと思います。
後余談ですが、そのうち独身者が楽しく暮らせるためのコミュニティでも作ろうかななんて考えてますよ、わたし(笑)。
まあ、子供をつくりたいと思うのなら、今の二人の関係がいいから大丈夫と楽観視するのではなく、できてからも良好な関係を保つために話し合いや決めごとをしてしっかり対策するのは必須ですね。
さもないと、「子はかすがい」ならぬ「子は疫病神」なんて事態になるかもしれません。
そんなことになったら、なにより生まれてきた子供が不憫でしかたないです。
子供は生まれてきたくて生まれてきたんですかね?
少なくとも、科学では前世なんて意味のわからない考え方を採用していません。
子供達は選べないんですよ、どんな親の所に生まれてくるかなんて。
親の責任は重大なんですよ。
3、人生満足度の低下の原因はお金と役割
さて、ここからは子供を作ることで幸福度が下がる原因についてみていきます。
子供ができる事で幸福度が下がってしまう原因としては、以下が考えられます。
- 男女間の役割
- 変化お金
では順次くわしく見ていきましょう。
男女間の役割変化
男女の役割の変化は夫婦間でのストレスになりえます。
具体的に言うなら、比較的女性が子育てをすることがおおくなったり、男性が子供優先になってしまうことなどです。
これは日本では顕著な傾向であろうと思われます。
事前に話し合いやシミュレーションをして役割分担を決めておくのがよいでしょう。
実際問題として、子供の存在により夫婦間の性生活や異性同士として必要な交流が阻害されることは十分ありえます。
親になったら「子供のために自分の人生をあきらめる」なんてふざけた価値観は昔のものです。
みんな、親である以前に1人の人間なのですから、親の人生は子供の為にあるわけではないのです。
「子供のために尽くすだけの人生」で楽しいわけないんですよ、よっぽどの子供好きで自己犠牲が好きな人でなければね。
だから、子供と自分達夫婦のバランスというものを考えたライフスタイルを設計していく必要があると言えます。
例えば、家事を減らすために家事代行サービスを頼むとか、ルンバや食洗機を導入するとか、、、。
まあ、コストはかかりますね。
はい、お金がないなら稼ぐしかないでしょう。
そして、お金がないなら知恵を出すしかないのですね。
お金
結局、これがものすごいネックとなります。
事実、研究の中には「子供ができることで不幸となるのは経済的な理由が最大の原因だ」とするものもあります。
子どもは成長するにつれ高校、大学とお金のかかるイベントが増えていきます。
よほど知能が高くて独学が普通にできる子なら、学費は奨学金等々を活用すればほとんどかからないでしょうけどねえ。
普通はきついですわな。
こういった子供を持つことによって見舞われる不幸のことを「親ペナルティ」と言ったりする模様。
まあ、政府からの補助金とかが充実していれば、この親ペナルティの影響を減らせそうですが、現実は中々難しいですよなあ。
事前にこういったことを見越したうえで、しっかりと計画的に子供を作る必要があると言えそうです。
子供を作るなら計画的に
繰り返しになりますが、子供を作るなら計画的に行うのが大事です。
子供に夫婦生活が犠牲にされず、夫婦生活が子供を犠牲しない状態が望ましいと言えます。
夫婦生活の充実を考えるのなら、週に何日かベビーシッターを雇ってみるのもいいでしょう。
ベビーシッターに子供の面倒を見てもらっている間は、夫婦水いらずで新婚時代さながらデートなどをするのもいいんじゃないでしょうか。
夫婦関係が険悪になって一番打撃を受けるのは子供です。
実は親が子供にしてあげられることなんてあんまりありません。
一番してあげられることと言えば「よい環境をととのえてあげること」ぐらいです。
具体的にいえば、「良好な友人関係の築ける環境に子供をいれてあげること」です。
子供の性格は通常6~8%程度しか親の影響を受けないと言います。
対して、友人関係は50%ほど。
場合によっては、海外の寄宿舎のある良好な人間関係が築けそうな学校に子供を入学させるというのもありかもしれません。
親が子供の罪悪感を刺激するような形でいう事を聞かせようとしたりする毒親でない限りは、子供の性格には大した影響はないですからね。
むしろ、いい友人と過ごせる環境を提供してあげた方が子供の性格形成にはいいとも言えそうです。
なんにせよ、無策で子供作ったら子供も自分たち夫婦も不幸へまっしぐらになる可能性はあるってことです。
子供をつくるのなら気をつけたいものです。
そして、夫婦関係の事を考えるなら、そもそも結婚相手をえらぶところから全ては始まっています。
ですので、結婚相手の決め方についても参考になればということで、記事おいときます。
おわりに
この記事では「子供を作ると幸福度自体は下がる」という事実をふまえて事前に対策することが大事であると述べました。
具体的には幸福度を下げる要因としては以下のようなものがありました。
- 男女間の役割変化
- お金
男女間の役割の変化については子供を作る前に事前に話し合ってきちんと分担を決めておきましょう。
また、お金の問題に関して言えば、収入を増やすか出世してから子供を作った方がいいでしょう、
政府がもっと子供を育てやすい社会作りをすべきだとか、助成金が必要だとか色々議論の余地はありますね、実際のところ。
そりゃもう、わたしもその通りだと思います。
もちろん。
とはいえ、個人的には「政治のせいにするようになったら人間おしまいだ」とも思います。
まあ、これは極論かもですが。
でも、何と言うか自分以外のもののせいにしたら楽ですが、何も変わらないし変えられないんですわな。
ま、子供をつくるなら計画的に。
子供はかわいい、だからこそ、その笑顔守りましょ。
なお、日々の生活で心に癒しが欲しいという人はペットロボット等を購入してみるのもいいかもしれません。
ペットの場合、ペットロスやアレルギー、そしてペットのご飯代やワクチン代等で費用がかさむ、、、等の様々な問題がありますがペットロボットだとその点は心配いりませんからね。
ペットロボットだと感情表現豊かなラボットが一番よさそうな気はします。
ま、気になったら自宅に迎えてあげてくださいな。
では!
参考
https://president.jp/articles/-/29605
参考記事等