「友人に身につけるものは何が何でもブランド品以外は嫌だっていうこだわりが強い人がいる。ただ、友人がブランド品にこだわり始めたのはメンタルを病んでからなんだよねえ。ブランド品に固執するのとメタルには何らかの関係があるのかなあ。」
うん、あるかもしれない!
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「虚しい気持ちが強い人ほどブランド品に固執する」という話です。
実はある研究によって、虚しい気持ち、つまり無力感を持っている人ほどブランド品に固執しやすいうえ浪費をしやすいことが示唆されています。
さて、どういうことなのか?
詳しく見ていきましょう。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
ブランド品に走りやすい人は無力感を抱えてる
虚しい気持ちが強い、つまり無力感が強い人は自分に自信がないので、その自信のなさを埋め合わせるためにどこからか自信を持ってこないと心のバランスが保てません。
そこで、ブランド品のような「世の中の大概の人がすごいと思いがちなわかりやすい権威」にすがりたがります。
もうね、まんま虎の威を借る狐といった感じです。
なお、無力感を強く感じる人ほどブランド品を好み、浪費をし食べ過ぎで体型が崩れやすい傾向があるといわれています。
これはノースウェスタン大学の実験で示唆されたことです。
実験の概要としては61名の学生を対象として、ぞの全員をハイパワーグループとローパワーグループの2つのグループに2分し、そのうえで全員にオークションサイトで値付をしてもらいました。
なお、ハイパワーグループとローパワーグレープとは
以下のようなものです。
- ハイパワーグループ:自分が他者に影響を与えた、ないし何かに成功した経験を紙に書きだして思い出したグループのこと
- ローパワーグループ:自分が過去に無力感を感じた経験を紙に書きだしてもらったグループのこと
そして、この実験の結果としてローパワーグループは高級品(ブランド品のバッグや高級なペン等)を買いたいという傾向が大きく増えたといいます。
その一方で、日用品への購買意欲は低下したとのこと。
また、ローパワーグループの多くの人達が注目の商品であるといわれればいわれるほど高額商品であっても買おうとする傾向があることも示唆されました。
総括すると、無力感を感じている人は自尊心の低下のために力を持つものにすがることで安心しようとしているといえますね。
なお、無力感が強くなっている人ほどブランドのロゴがよく見える商品を好むともいわれています。
ということは、わかりやすくシャネルのマークが主張したバッグや、中にはグッチの紙袋をわざわざ使っている人達はメンタルが結構やばいのかもしれないですね。
まあ、あくまで「かもね」ですけど。
自己否定が諸悪の根源
以上から、人は無力感を感じるほどにブランド品に走りがちである可能性があると分かったはず。
そして、無力感を感じるとさらに悪いことに大食いになり肥満になるなんて話もあります。
上記のように学生74名を対象にして全員を2グループに分けて、被験者たちの目の前にサイズが大小まちまちである以外は同じピザ、そして甘い飲み物を並べ、好きなものを選んでもらったところある結果が出ました。
その結果というのが、、、、
「ローパワーグループの人達のほうが大きいサイズを選びがちであった」
ということです。
これはある種の見栄のせいといえます。
大きいサイズを選ぶことを自分の地位の高さ等と関連づけている可能性があるってことです。
ここまでの流れを踏まえると、自分が力を失ったところを想像しただけでネガティブな効果が表れていることがわかりますね。
そう、現実の自分の能力や社会的地位なんてものは一切不変であるにもかかわらず。
なので、自己卑下はやめてくださいね。
ただ、ネガティブになることが絶対にだめだというわけでもありません。
大事なのは感情の使い方です。
詳しくはこちら。
ブランド品で友人ができなくなる??
ブランド品にはもう一つ負の側面があるといいます。
それが「友人ができにくくなる」というもの。
一見、「?」となりますね。
これはミシガン大学の研究により示唆されたことです。
この実験では被験者たちを以下の2グループに分けてうえで、第三者にどちらと友人になりたいかと尋ねたものです。
- 高級シャツを着たグループ
- 平凡なシャツを着たグループ
結果は、被験者たちの76%が高級シャツを着ているほうが友人になりたいと思われるだろうと考えていたのに対して、第三者の64%もの人達が平凡なシャツを着ている人達のほうが友人にしたいとおもったということでした。
この結果から示唆されることは、良い友人を獲得するのに権威や社会的地位といったものをアピールするのは愚策であるということでしょうね。
いわゆる成功者でも本当に大きな資産を持っている人は意外と質素な生活をし質素な身なりをしていたりします。
結局、「稼いでるアピール」をすると、そのお金にあやかろうとする言い方は悪いですが、ハイエナのような感じの人が群がってくるんですね。
彼ら彼女らが魅力を感じているのは、「稼いでる人の権威や財」であって、「その人自身ではない」のです。
これは芥川龍之介の短編小説「杜子春」を読むとよくわかるとおもいますね。
お金が無くなったとたん、ハイエナたちは蜘蛛の子を散らすように主人公のもとを去っていきます。
こんなのが友人なわけないでしょう。
だから、賢い成功者ほど金持ちアピールはしませんしむしろ普通を装いますね。
ブランド品が一切ダメというわけではありませんが、大事なのは、出来うる限り自分らしくいられる時間をつくって、その状態で付き合える友達をつくっていくことです。
そうやって自分の社会的な魅力を実感し自信を持てるようになることです。
見栄なんてはらなくていいんだよ
はい、ここまで「ブランド品は害悪だ」と言わんばかりの論調だったかと思いますが、別にブランド品が害悪なわけではないんですね。
「なんでそれを選んだか?」がとっても大事というだけの話です。
「見栄を張るため」とか「稼いでいるアピールをするため」、「すごい人だと思われたい」、、、こんな動機が主であるなら危険信号ですよ。
純粋に「材質がいいから好き」とか「このデザインはほかのメーカーにはない」とか「一番もっていてしっくりくる」みたいに「自尊心をの外注化」みたいな動機でなければいいんです。
最後にすこし無力感を解消するための方法を少しだけ紹介しますね。
以下の三つを意識してみてください。
- 日常生活の中に意味を見つける(無意味感に支配されないように!)
- 幸せを追求せず、日常の中の小さな幸せを見つける努力をする
- 日常の中に目的や目標を設定する
あとは以下の記事を参考にしてみてくださいな。
おわりに
この記事では「虚しい気持ちが強い人ほどブランド品に固執する」と述べました。
ブランド品に固執してしまう原因は自尊心の低下にありましたね。
自分自身に価値を見出せなくなると、自分の外部に存在する大きな権力や権威というものにすがることで安心しようとします。
これがブランド品に固執する原因といえます。
自尊心が低いと幸福感を感じることはこんなですから、日ごろから自己ひげをしたりする癖がある人は要注意です。
自分のことを認めてなんぼです。
では!