「わたしこの間さ、やっばいもの見ちゃった、ん?何をって?あのね、たまたま通勤中にタクシーの乗客とドライバーとのいざこざを見てしまったんだよね。乗客のほうは「悪いと思ってんなら謝れ!」とすごい剣幕でどなっていた。それで思い出したけど、私接客業なのよ、客の中には質の悪いのがいてさ、すぐあやまれって言ってくるのがいるのよ。うん、いわゆるモンスターカスタマーってやつかね。すぐ謝罪を要求してくる人って頭おかしくない?て最近思うんだわ、、、、。」
まあ、頭おかしいかどうかはわからないけどさ、迷惑だったりするのは確かだね。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「すぐに謝れと言ってくる人の頭の中はどうなっているのか」という話です。
まあ、社会に出ると理不尽に謝罪を要求されたり怒られたりってありますよねえ。
あなたがもしサイコパスであれば人を小石くらいにしか思っていないので、正直謝ってすむなら形式的に頭下げて終わりだし、怒られてもノイズくらいにしか思わず気楽なもんです。
正直、サイコパスであれば「生きている人」は自分だけなので楽です。
しかし、普通の人には良心がありそれによる罪悪感というものがあるんで、そうはいきません。
ずっと、「謝れ」と連呼されていると自分に非がなくとも自分を責め始めたりすることすらあります。
なので、なんか知らんけどやたら謝罪を要求してくるヤカラって良心的な人からすると厄介すぎる存在なんです。
今回はそんな厄介な人たちの心理を考察してみたいと思います。
良心的な人たちは安心してくださいね、きっと悪いのは「謝れと執拗に言ってくる相手のほう」です。
あなたは罪の意識を持たなくてよろしい!!
ここで一瞬だけ宣伝?ですが、「悩みがあんよなー」て人も「ただ誰かに愚痴を言いたいねん!」て人も悩みが重症化する前に頭をクリアにしてみませんか?
おにぎりのカウンセリングについて詳しくは以下。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
そもそも謝罪は強制されるものではない
社会通念としてどうかはひとまず置いておいて、人に謝るということは強制されることではないです。
自分が「悪いことした」と思うから謝るんですよ。
それが本来の謝罪の在り方であり、それでいいはずです。
逆に「何も私は悪くないが、ことが荒立つとめんどくさいからあやまっておこう」という思考による手段としての謝罪には本来の謝罪としての意味がありません。
ちなみに、よく聞く「不快にさせてしまってすみません」という謝罪とかは、実際には謝ってないともいえるんですねえ。
なぜなら、「あなたの考え方によれば不快なんですね。私たちはそんな意図はなかったんだけどね。とはいえ、謝ってほしいみたいなので謝っておきますよ」て感じにも取れるからです。
謝り方ってむつかしいです。
効果的な謝罪法を知りたい方はこちらをどうぞ。
あと、自分が悪いなと思ったら原則として謝ったほうがいいです。
謝ることで自分の罪悪感を浄化することができますからね。
くわしくはこちら。
もう一度、いいますが謝罪は本来「悪いと思っているからするもの」であり、強制されるものではないです。
だから、あなたは自分が悪いと思わないのであれば「謝らなくていい」のです。
もし、理不尽に謝罪を要求されたら「わたしはわるくない。今から少し演劇の練習をしようかな、気分転換に」等と考えて、申し訳なさそうな顔と声で渾身の演技「すみませんでした!」と頭を下げる運動をすればいいのですよ。
悪いと思っていないなら、謝らないで「頭を下げる運動」をしたらいいんです。
ま、そんなもんです。
罪悪感とか一切いらないですからね。
謝罪を要求する人にもいろんな人がいる
当たり前ではありますが、謝罪を要求してくる人にもいろんな人がいます。
例えば、以下のような人たちでしょうか。
- 正当な理由があって謝罪を求めている人
- 言いがかり的に謝罪を要求してくる人
- 勘違いで謝罪を要求してくる人
正当な理由がある場合は、無視は当然できません。
しっかりと向き合う必要があるといえますね。
勘違いしている場合には、誠心誠意対応して誤解を解く以外にないでしょう。
その際にはとにかく反論はせず、相手の怒りをすべて発散させてしまうことです。
怒りを発散しきって、もう言うことがないくらいになってからこちらの意見を言うとわかってもらいやすいですね。
とにかく怒っている相手には冷静になってもらわないと、こちらの言い分なんて聞いてもらえないですから。
で、問題は「言いがかり的に謝罪を要求してくる人」です。
正直な話、その動機にはいろんなものが考えられるでしょうが、往々にしてあなた側に何らかの便宜を図らせようとするある種の脅しとして謝罪要求をしてきている場合もありますね。
例えば、これが飲食店の場合なら「代金を踏み倒すため」であったり「慰謝料をぶんどるため」だったりするかもしれません。
具体的に「悪いと思ってんならいくら出せ」と言ったら恐喝になると知っているから、「謝罪を出しに使って金銭をせびっている」と考えられますね。
こんなふざけた連中のいいようにするとよろしくないので、ちゃんとボイスレコーダー等に録音して置いて後日被害届を出すとかが必要かもしれません。
間違っても、便宜は図ってやってはいけませんね。
こういうモンスターカスタマ―を図に乗らせてはいけないです。
そして、これは何も顧客対自分という構図にかぎらず職場などでも起こることですよね。
理不尽な上司が何も大した間違いをしていないにもかかわらず、やたらと謝罪を要求してくるなんてこともあるでしょう。
こういった場合は、「相手の罪悪感を刺激して自分の支配下に置こうとしている」可能性は結構高いです。
こういった相手の罪悪感を積極的に活用して支配しようとする連中は、カバートアグレッションと言います。
基本的には関わらないのが最善策ですが、避けられないなら要求を受け入れず断固とした対応をとる必要がありますね。
カバートアグレッションへの対策について詳しくはこちら。
自尊心の低い人は被害者意識が強い
すべてがすべてではありませんが、言いがかり的にクレームを入れてくるような人の中に「やたらと被害者意識の強い人」というのもいます。
被害者意識の強い人にはいくつか特徴があります。
例えば、それが以下。
- 自尊心が低い
- 思い込みが強い
自尊心が低い人というのはいつも絶え間なく自己否定をしていますので、承認欲求に飢えています。
相手に謝罪を要求するという行為は、自分が尊重されているということの確認行動ともとらえられると思います。
形式的にでも謝罪されることで自分の存在が尊重されていると思いたいというわけです。
もはや、承認欲求により正しい判断ができなくなっている状態ともいえそうですねえ。
例えば、いわゆる「プライドの高い人」もここに分類できます。
こういった人たちは「俺のメンツが立たないじゃないか」とか「悪いと思ってんのか?どうしてくれるんだ?」なんて言ってくると思いますが、まず「世間体とかメンツとかを気にして謝罪要求してくる時点で自尊心が低い」です。
もっとも、立場によっては「形式的に謝罪を要求せざるを得ない」こともあるので、メンツを気にしている人はすべて自尊心が低いメンタル弱者であると結論付けるのは暴論ですけどね。
ただ、原則としてプライドが高い、つまり自分に誇りを持つというのはいいことではありません。
プライドというものは「自分と他者を比較することで生じる」ので、自分自身の欠点も含めてこれでよいと認める自尊心とは全く違います。
プライドが高い人というのは自己否定の感情も強いので幸福感が少ないといえます。
少なくとも、幸せになりたいのならプライドを持つのは正解ではないですね。
そして、これが恋愛関係であれば、「自分が愛されていないのでは?」との恐怖から、ちょっとしたことですぐ「ねえ、謝ってよ」なんていうことになりますね。
いずれにせよ、自尊心の低さからくる強い承認欲求には害が多いものです。
心当たりのある人は対策をしておかないと良好な人間関係を築くことができないでしょう。
あと、思い込みの強い人はどんな物事にも複数の見方があるのだということを意識していく必要がありますね。
日ごろからさまざまな事柄について、いろんな観点から思考実験をしてみる癖をつけるのもいいでしょうね。
「真実はいつも一つ!」なんてことはないですからね、実際には。
参考
謝罪を悪用するやからもいる
謝罪要求の中には上述の通り、金銭を要求するための手段、つまり暗に恐喝目的であるものがありました。
ただそれ以外にも、とても底意地の悪いと思われるものがいます。
端的に言えば、いちゃもんを付けて相手がうろたえているのを見るのを楽しんでいるというやつです。
相手にわざと謝罪を要求して困らせて遊んでいるという話ですね。
ん?
そんな嫌な奴さすがにいないだろって??
いやあ、、、いるでしょう、、きっと。
事実、他人の苦痛が自分の快楽となるサディスト的な性格をしている人が存在しているわけですからね。
重度のサディストであれば、場合によっては謝罪を要求することで困らせようとしてくるかもしれません。
これがサイコパスで、かつサディストだった場合は最悪ですね。
もう、ありえないレベルのいちゃもんの付け方をしてくるでしょう、、、、。
一応、サイコパス等への対策記事を置いときますねえ。
おわりに
この記事では「すぐに謝れと言ってくる人の頭の中はどうなっているのか」について述べました。
すぐに謝れと言ってくる人にはおよそ以下のような人がいると思われます。
- 自尊心が低く被害者意識の強い人
- 自尊心が低くプライドばかりが肥大化した人
- 相手のうろたえているのを見るのを楽しんでいる人
正直な話、こういった人たちに誠意を持つのは無理でしょう。
あなたがもしこんな人に謝罪を要求されてもそもそも謝る必要はないし、もし謝るにしても「この謝罪は演技だ。私は何も悪くない。」と言い聞かせて申し訳なさそうな演技をしましょう。
少なくとも「あなたが罪悪感を持つ必要は一切ない」。
これだけは覚えておいてくださいな。
では!
参考記事等