なかなか消えないしつこい罪悪感を消す方法。罪悪感よ、さようなら!
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「私はいつも自分の感情を上手くコントロールすることができないな。おかげで謝るべきところで謝れなかったり、つい人の悪口を言ったりもしてしまう。それに中々謝れない。そして、いつか親孝行をしなくちゃと思って今まで生きてきたけど、去年の春、私が親孝行をしないうちに両親が亡くなっちゃた、、、。私ってなんてダメなやつなんだろう!!」

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は罪悪感、それもなかなか消えない罪悪感です。

もう、謝るべき相手が近くにいない場合、罪悪感はずっとくすぶって消えません。

では、そんな苦しい罪悪感にあなたはどう立ち向かっていけばいいのか?

今回は中々消えない罪悪感への対処法を知り、人生を快適にしていきましょう!

では、ゆるりとおおくりします。

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1、罪悪感の根源

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あなたは罪悪感が好きですか?

まあ、嫌いですよね、好きな人なんていないはずです。

さて、罪悪感っていうと「悪いことしてしまったな」と言うあの不快な気分な訳ですが、そもそも何でこんな不快な気持が生まれるんでしょう?

それはあなたの心の中に規範意識、つまり「正しいとされるルール」が存在しているからです。

わたし達は、自分の中にある規範意識から逸脱した行動をとると、「自分は間違った事をしているなあ、、、」といった自分を責めるような意識を持つわけですな。

これが罪悪感の正体です。

要は、「自分は罪を犯しているのだ」といった気持なわけですな。

わたし達の多くにとってなじみ深い善悪の判断は良心や共感性といったものによって行われることが多いので、私達に罪悪感があるのは「共感性をもっているから」と言ってもいいでしょう。

ですから、サイコパスや自己愛性パーそなりてぃ障害者のように他者に対する共感性が無いとしたら、罪悪感は基本的にないという話になります。

※厳密には、サイコパス等良心のないものにとっても「何らかの本人なりの規範」と言うものがあることは想定できる。そのため、健常者とは違った形で罪悪感は感じるかもしれない。とはいえ、一般的な文脈ではあまり問題とならないだろう。

でも、納得ではないでしょうか?

サイコパスのように人の痛みを全く感じることができない人が、誰かに迷惑をかけて本心から

「申し訳ないことをした…」

なんて思うところ想像できます?

まあ、あり得ないですね。

「心を痛めたふり」は出来ても、心からの項かいなんてあろうはずがありません。

あなたが罪悪感を感じるのは、「共感性」があるからなんです。

罪悪感があること自体は、なにも悪いことではなく普通の事なんですな。

罪悪感のメリットとデメリット

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罪悪感は上述したように、それ自体が悪い訳ではないんです。

罪悪感の使い方やその程度が問題であるというだけに過ぎません。

では、罪悪感のメリットとデメリットについてみていきましょう!

・罪悪感のメリット

ある心理学の研究によると、罪悪感を感じる人ほど世誠実性と協調性が高いと言います。

また、2002年の日本の研究によると罪悪感の機能としては以下が挙げられています。

  • 自分の間違いを修復するため
  • 間違いを今後繰り返さないという気持ちを持続させるため

・自省や抑制ができるようになる

もし、あなたが

「ああ、自分のせいで悪いことしちゃったなあ」

と罪悪感を感じたとしたら、もう同じ間違いを繰り返さないようにしようと思い、また相手に謝罪もするでしょう。

一方で、罪悪感が無かったとしたら

「あら、そう。私はそんな事しらない。」

となるでしょう。

一向に反省をする事はないし、謝罪も形ばかり…きっと、同じ過ちはずっと繰り返されるでしょう。

ずっと迷惑をかけられっぱなしでは溜まったもんではないですよね。

すると、当然人間関係が悪化の一途をたどることになりますよね。

適度な罪悪感には人間関係を良好に保つという効果があるんです。

・罪悪感のデメリット

罪悪感が適度にある状態は良好な人間関係を構築するために、とても役立ちました。

しかし、度が過ぎた罪悪感はとても心身に有害です。

以下研究で明らかになっている罪悪感のデメリットを列挙してみます。

  • 抑ウツへの影響
  • 孤立につながる

以下順次見ていきましょう。

・抑ウツへの影響

多分、あなたは気づいているでしょう、ある事実に。

そう、罪悪感の感じ方は人によって違うという事です。

仕事で同じ様なミスをして同じように周りに迷惑をかけても

「、、、なんてことしてしまったんだろう。申し訳なくて消えたい」

と感じる人がいるかと思えば、

「あー、失敗しちった!ま、誰でもあるさ。なんとかなるべ」

という人もいます。

同じような物事であっても人によって感じ方は千差万別です。

罪悪感を長期間に渡って強く感じると以下のような悪影響が起こってきます。

  • 強い抑ウツ状態になる
  • 何度もその状況を思い出す(反芻はんすう思考)

その状況を回避しようとする

抑ウツ状態が継続すると食欲や睡眠にも問題が出てきます。

ちなみに、罪悪感の中には災害などで自分が生き残った際に「自分だけが生き残ってしまって申し訳ない」等と感じる「サバイバーズギルト」というものも存在していますね。

何とも、理不尽な感じのする罪悪感ではありますがねえ。

だって、災害なんて誰のせいで起こるわけでもないのに。

サバイバーズギルトについては以下参照。

・孤立につながる

罪悪感を強く感じすぎて抑ウツ症状が強くなってくると孤立してしまう恐れがあります。

さて、どういうことか?

以下の一連の流れを見てください。

罪悪感を強く感じる

自分は罰を受けるべきであると感じる

自分が楽しんだりすることは許されないと感じる

趣味や余暇などの行動が制限されてしまう

社会から孤立する

はい、どうでしょう?

もしかして、当てはまっている人いました?

罪悪感を感じていると何をしていても楽しくないものです。

自分には人生を楽しむ権利なんてないなんて思ってしまうこともあるでしょう。

人を罰するのは法律ではなく、罪悪感こそが真に人を罰するって感じですね―。

まさしく、十字架を背負って生きていくって感じです。

罪悪感の解消法

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さてさて、ここから罪悪感を解消する方法を見ていきます。

どうすれば罪悪感を解消できるのか?

罪悪感の解消には以下のような方法があります。

  • 物事にはいろんな側面があることに気付く
  • 謝罪で解消する

以下順次みていきましょう。

・物事にはいろんな側面があることに気付く

罪悪感にさいなまれている人の多くは、自尊心が低い傾向にあります。

例えば、自尊心が低いと普段から自分をダメなやつ認定することが多くなります。

そんな人が仕事で失敗などしようものなら、「私がダメなやつだから失敗したんだ」と過剰な罪悪感を抱くことになります。

何かで失敗したとしても、本当にあなたのせいなんでしょうか?

罪悪感を持ちやすい人は時に「全て私のせいだ」なんて言ってしまいます。

でも、ちょっと待ってください。

本当に「すべて」があなたのせいですか?

それは決めつけではありませんか?

冷静になると、あなたの力ではいかんともしがたい原因が見えてくるはずです。

心理学では同じ出来事に対して、多様な見方をできる人の方がメンタルは安定するとされています。

どんなものにも2つ以上の見方があるものです。

冷静になって、いろんな角度から可能性を模索しましょう。

大丈夫です!

「全部あなたのせい」なんてことはありません!

いつだって、「一部」です!

・謝罪で解消する

罪悪感解消の基本は謝罪することです。

罪悪感をため込みやすい人というのは謝罪が得手ではないという特徴を持っています。

謝るのが苦手に感じる人は心しておいてほしいのですが、謝罪は自分と相手双方のためになるという事です。

謝罪することで人間関係の修復がはかれます。

良好な人間関係は人生を幸せに生きるための要です。

謝罪は人間関係を維持するためには必須ですよ。

ただ、謝罪下手な人はどうやって謝ったらいいか分からないと思うので以下少しだけポイントを列挙します。

  • タイミングと場所を考える
  • 誠実かつ素直に謝る
  • 相手に言い分にしっかりと耳を傾ける
  • 最後は感謝の気持ちを伝えて終わる

これらに注意してみてください。

より謝罪方法について詳しく知りたい方はこちら。

消えない罪悪感は昇華してしまえ!

上述したように、謝罪が罪悪感解消の基本でした。

では、あなたが謝罪すべき相手に謝罪ができない場合はどうすればいいのでしょうか?

謝罪できない場合というのは、具体的には以下のような場合です。

  • 両親がすでに他界してしまった
  • 友人が遠くへ行ってしまった

上記のような場合には謝罪しようにもできないです。

特に両親との死別に関してはもうどう仕様もありません。

このように謝るべき相手が「もう近くにいない、もしくは死別していない」場合には、あなたは罪悪感と共に生きていくしかありません。

ええ、つらいことです、分かっているつもりです。

でも、謝罪のしようが無いのですから仕方ないですよね。

このように解消できない罪悪感は、心に残ったままになるので、あなたは罪悪感への向きあい方や解釈を変えて前向きに人生を生きていく必要があります。

罪悪感のような負の感情を活かしてプラスの感情に転化することを「昇華」といいます。

昇華の例としては以下のようなものがありますね。

例1:母親に親孝行する前に、母親が無くなってしまった。

父親に親孝行するか、母と同年くらいの人に親切に接するようにする。

例2:友人とケンカ別れして、行方がわからず会えなくなってしまった。

友人とのケンカの原因や自分がすべきだとおもったことをふまえて、今とこれからの友人関係を良好にするための糧にする。

こんな感じですね。

負の感情である罪悪感をポジティブな行動に変えていくことがとても大事です。

もう少しここにアクセプタンス&コミットメントセラピーの文脈から踏み込んで言うと、このように「失敗を糧にしていく」というのは「自分の人生において大事にしたい価値に気づくこと」であるとも言えます。

過去の人間関係における失敗を経たからこそ、改めて「自分にとって人とのつながりは重要だったんだ」と思えるはずです。

失敗したからこそ、自分が何をすべきだったかが明確になってくるものですよ。

これは新たな気付きと言えます。

この気づきを人生の流れの中に入れ込んで、今後はその価値に沿って生きていくようにすれば悔いも後悔も少なくできるでしょう。

罪悪感を上手く昇華すれば、幸せに生きる道筋も見えてくるというものです。

人生における価値の概念の導入やそれに沿って行く方法については以下参照。

もし、自分ではどうしようもないという場合は、専門機関やカウンセラーに頼ることを視野に入れてみてもいいと思います。

おわりに

この記事ではなかなか消えない罪悪感を消すにはどうしたらいいかという事について述べました。

罪悪感を解消する方法は以下がありました。

  • 物事にはいろんな側面があることに気付く
  • 謝罪で解消する

上記2つの方法だけでは解決しにくいのが謝罪すべき相手にもう会えない場合でした。

この場合は「負の感情である罪悪感をプラスへと転化する昇華」が効果的でした。

ぜひ、罪悪感に苦しむことが多い人達は参考にして見てくださいな。

一度きりの人生、罪悪感なんかにとらわれず楽しんでいきましょう!!

では!

参考記事等

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