「心の理論」相手が心を持っているかどうかは誤信念課題に正当できるかでわかる?
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「わたしは無類のネコ好きだ。飼い猫はロシアンブルーとソマリの女の子。なんか、最近彼女たち、わたしの言葉がわかるようになってきている感じがするんだけど、気のせいかな?猫語翻訳機とかあったらいいのになあ、、、。猫とおしゃべりしたい。」

うん、気持ちはめっちゃ分かる!!

ただ、本当に猫は言葉が分かっているんだろうか、、、、人間と同じような心を持つ存在なのだろうか、、、?

そこは議論の余地がありそう、、、。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「「心の理論」相手が心を持っているかどうかは誤信念課題に正当できるかでわかる?」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • アフォーダンス理論について知りたい人
  • 少し違った角度から物事を見てみたい人

心ってんなんでしょうかねえ、、、、。

はい、かなり哲学的な問いですな。

人間には心があると、わたしたちは一般に信じていますが、動物についてはどうでしょうか?

彼彼女らには心があるのか気になるものです。

特に、自分の飼っているペットには飼い主としては心があってほしいと思うのが自然でしょう。

今回であなたはよくちまたで言われる「相手の立場に立つ」ということがどれだけ難しいことかが分かるかもしれません、、、。

では、ゆるりとおおくりします。

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心の理論ってなんじゃい?

心の理論とは「他人の心を推測して理解する能力のこと」です。

日本語でいう「思いやり」に少し似た感じのする能力ですな。

ただ、注意しておきたいのは「心の理論があるから心がある」とか「心の理論が欠如しているから心がない」とかそんな話にはならないってこと。

むしろ、「心の理論を持っているから自分以外の人間にも心があると感じられるし、他人の心の動きに応じた行動ができる」といった感じです。

ですから、「心の理論の有無=心の存在の有無」ではないってことには気を付けておきたいところですね。

心の理論の契機となったのは霊長類研究者であるデイヴィッド=プレマックさんとガイ=ウッドルフさんの研究でした。

二人はチンパンジーに人間の行動を予測させる課題を解かせることで、チンパンジーは自分以外の同種の個体や人間の行動を相手側の心の状態に基づいて予測する能力を持っていると論じました。

これ以後、心の理論の研究が認知諸科学の領域で進んでいくことになります。

誤信念課題ってなんじゃ?

誤信念課題とは心の理論を有しているかを調べるための課題です。

誤信念課題登場の契機には、上述のプレマックさんとウッドルフさんの研究結果に対して数名の哲学者たちからの提案があります。

彼らは

「他者の心の状態を理解しているには他者が間違った信念を持っているのを理解するのが必要だ」

と指摘し、それを検証すべきだと提案したんですな。

それを受けて、ヴィマ ー さんとパー ナ ーさんが幼児に対して誤信念課題を用いた実験を行い4歳前後からこの問題に正答する確率が高くなることを示します。

その課題というのが以下のようなものでした。

  • 少年 はリビングの 引 き出 しに チ ョコ レー トをしまって外へ遊 び にいった。
  • しかし、彼があそびにいっている間に母 親 はチ ョコレー トを 台所 の 食 器 棚 に 移 す。
  • 少年は外 か ら帰ってきてチョコレーを食べようと思ったら、どこ を探 す か?

もちろん、答えは「リビングの引き出し」ですよね。

だって、少年は台所にあることを知りませんから。

この誤信念課題に正当できると「心の理論がある」と判断されるのです。

そして、現在、誤信念課題には非常に多くのがバリエーションがありますが、一般によく使われるのが標準誤信念課題(一次的誤信念課題とも)というもの。

この標準語信念課題は主に3から6歳前後の子供に与えられるものであり、一般に4歳半~5歳ごろの子供は通過できるものの3歳ごろの子供は自分の気が付いた事実に基づいて話してしまうので通過できないといいます。

そして、この標準誤信念課題には主に以下の二種類があるといいます。

  • 位置移動課題
  • 内容変化課題

以下それどれ代表例とともに簡単に解説してみマウス。

・位置移動課題

位置移動課題の代表例には「サリー アン課題」というものがあります。

なお、この課題は紙芝居形式で行われることが多いといいますが、子供たちの目の前で実験者が登場人物を演じることもあるとか。

で、その内容というのが以下。

  • 登場人物は二人(特にサリーとアンという名前でないといけないわけではない。文化圏によって変更されたりもする。)
  • 状況設定:ある部屋の中にバスケットと箱(もしくは、色の異なった箱や色や形状の異なった家具、入れ物)が置かれている
  • サリーとアンは同じ部屋にいる
  • 部屋にはサリーバスケットとアンの箱が置かれていおり、サリーはバスケットへビー玉を入れ部屋を出る
  • アンがビー玉を自分の箱へ移動。
  • 戻ってきたサリーはビー玉を取り出そうとする。
  • 一連の状況説明等が終わったのち、子供に「サリーはどこを探すと思うか?(信念質問)」、「ビー玉は今そこにあるのか?(現実質問)」、「最初にビー玉はどこにあったのか?」と聞く。

この問題では「サリーはどこを探すと思うか?」という質問に3歳児の多くは箱と答えるのに対して、4~5歳児はバスケットと答えるといいます。

これは、自分が見知った「今、ビー玉はアンの箱の中にあるという現実」と、「ビー玉はバスケットの中に入れた」というサリーにとっての現実、つまりサリーの信念が食い違っていることを理解するのが難しいために起こるとされているのです。

上述のヴィマ ー さんとパー ナ ーさんの課題もこれと同種の課題といえます。

これは動画で見てみると理解がより進むでしょうね。

参考動画

・内容変化課題

内容変化課題の代表例には「スマーティ課題」というものがあります。

※スマーティとはカナダやイギリス、その他欧州諸国で普及しているカラフルな糖衣でコーティングされているチョコレートのこと。日本でいうならマーブルチョコレートが類似品。

この課題では子供にとって中身が何か明らかにわかっている箱(ここではスマーティを仮定)を見せて以下のような事をします。

  • 1:箱の中身が何か聞き、その箱からチョコレート以外のもの(例えば、鉛筆)を取り出して見せる
  • 2:箱を閉じる
  • 3:この箱の中をまだ見ていない人は中に何が入っていると答えるかを聞く

心の理論を持っている子供の場合は、最後の質問に「スマーティ」と答えます。

この標準誤信念課題以外のものには主に動物を対象とした非言語誤信念課題やアイスクリーム課題、社会的失言検出課題など多様なものが存在しています。

なお、標準誤信念課題の通過年齢はさまざまな文化圏で共通であるとのことですが、日本の子どもの場合はその通過年齢が遅いと指摘されいたりしますね。

ただ、非言語誤信念課題を用いた場合には日本の子供の心の理論獲得年齢は特段遅くなかったといいます。

これは言語による質問に正しく答えられているかが問題になっているからではないかと考えられているそうです。

個人的な見解をいっときますと、多分日本語が諸外国の言語より修得が難しい言語だからではないかって気がしていますな。

ま、言語のむつかしさって何で測るか知らんけど。

心の理論の欠如は何を引き起こすのか?

心の理論が欠如すると間違いなく、「社会性が低下」します。

雑な言い方をすると、「相手の行動の意図が分からない」場面に遭遇することが圧倒的に増えるので意図せぬ対人トラブルを招きがちです。

まあ、言い方にとげはありますが「相手の立場に立ってものを考えられない、ないし考えるのが苦手」なので衝突しやすくなってしまうってことなんですね。

これを聞いてもしかしたら自閉症気味の人、要はアスペルガーの人を想像した人もいるかもしれません。

確かに、自閉症気味の人は相手の立場を理解するのが困難な場合は多い傾向にあるといえます。

とはいえ、程度さがありますし上述のような誤信念課題だけで心の理論を持っているかを判断するのは少しむつかしかったりします。

ちなにみ、現在ではアスペルが症候群や高機能自閉症の子供でも上述の標準誤信念課題や二次的誤信念課題を通過できることが示されているといいます。

※二次的誤信念課題とは子供に人形劇や紙芝居、ストーリーを聞かせる等して、登場人物の入れ子構造の「AはBがx(物)がy(場所)にあると思っていると、思っている」という誤信念を子どもが理解しているか調べるもの。5歳後半ないし6歳~9歳の間で正答するようになるという。

ただし、二次的誤信念課題を通過できた子供でも嘘(相手を傷つけないためのものを含む)やジョーク、皮肉といったものの理解に失敗することが多かったそうです。

こう考えると、「相手の立場になってものを考える」というのがいかに高度で難しいことなのかが分かる気がしますね。

個人的には自閉症であるなしを問わず、非常に困難なことだと思うんですよねえ。

おわりに

この記事は「「心の理論」心を持っているかどうかは誤信念課題に正当できるかでわかる?」と題しておおくりしました。

心の理論とは「他人の心を推測して理解する能力のこと」。

この心の理論があるからこそ「相手の立場に立ってものを考えられるし、相手にも心があるのだとわかる」ということでした。

猫さんや犬さんにもこういった心の理論はあるんでしょうか、、、、?

結構、地味に気になるところです。

ただ、霊長類(チンパンジーや猿、類人猿等を含む200種)に関する非言語的誤信念課題しかないので、猫用とか犬用の誤信念課題ができたらいいかなってあほな考えからも知れないですが、少し思いますねえ。

そして、今回言いたい一番のことは、、、、、

「人の立場に立ってものを考えるのはとっても高度で難しいことだ」

ってことです。

では!

参考

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpssj1968/35/2/35_2_83/_pdf

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96

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