今回は以下のような方に向けておおくりします。
・物持ちがいい人は人を大事にするという言葉の真偽について気になる人
・物持ちの良さは恋愛や結婚の相手を探すうえでの手掛かりとなるかについて気になる人
・話しのネタが欲しい人等
・物持ちと人の性格の関係について少し考えてみたい人
なんかばっちゃが物持ちがいい人は人を大事にする人だから結婚するならそういう人としろって言っていた。
でも、じっちゃに聞いたらそんなの個人の感想だべ、本当のとこは分かんねえって言っていた
どっちが本当なん?
ふむ、個人的にはじっちゃが正解っぽい。
てか、「人を大事にする」という言葉の意味が明確に定義できない時点では「物持ちがいい人が人を大事にする」とかいう言葉に意味はないねん。
今回の話題は「物持ちがいい人が、必ずしも人を大事にする人であるとは限らない。」という話です。
世間では、「物持ちがいい人は人を大事にする」なんて意見が一定数あるようです。
この意見は一見何となく正しい気がしますよね。
しかし、色々考えてみると「そもそも人を大事にするって何?」とか「人とモノを同列に語れるものなのか?」等と様々な疑問がわいてきます。
なんか、物のもちの良さと人を大事にするのを同列に語るのは無理がある気がしてきますね。
という事で、今回は少し物持ちの良さと人を大事にすることの関係性について考察してみたいと思う次第。
なお、本記事以外にも「男性が結婚したら不幸になる女性の特徴」と「女性が結婚したら不幸になる男性の特徴」についての記事も読んでおくと参考になるでしょう。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
物持ちがいいとは一体どういう事?
まずは、「物持ち」という言葉の意味を確認してみましょう。
物持ちとは辞書によると、以下の通り。
1 財産を多く持っている人。財産家。「町一番の―」
2 物を大切にしていつまでも持っていること。「彼の―のいいのには感心する」
引用
goo辞書
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%89%A9%E6%8C%81/
ふむ、「ものを大切にする」ってまんまですな。
なので物持ちがいいというのは多くの人の想像通り、「ものを大切にして長く使っている人」という意味であると解釈してよさそうですな。
ただ、ここで「大切にする」という言葉が出てきたせいで今度は「大切にするとは何か?」て話が問題になってきます。
大切にするとは「丁寧に扱って大事にする事」ですが、例えば「何十年も買った財布をぼろきれ同然になってまで使い続ける」の果たして大切にしているといえるのでしょうか?
ちょっとここらへんの線引きが難しいと思うんですよ。
あくまでここからは、わたしなりの「ものを大切にする」の解釈である事は断っておきます。
節約特化のブログの方でも言及したことですが、わたしは「モノにはそのモノに何の機能や果たすべき役割があるか」をかなり明確にさせてから買うことにしてる次第。
わたしにとって「モノを大切にする」とは、「そのモノの持つ機能や役割を存分に発揮しきらせること」に他なりません。
間違っても、「ボロボロになって役割を果たせなくなってももったいないから使い続ける」のようなケチな行為ではないんですな。
なので、わたしは何となくほしいからでモノを買うことはまずないですし、自分がいいと思って買ったからにはそのモノの持つ特性をきちんと発揮させたいと思います。
ただ、役割が果たせなくなったならその時はまあ心の中でお礼の一つでも言いながら、手放す感じです。
「今までありがとよ。おかげで生活が豊かになったぞ」て感じで。
しかし、これはあくまでも「モノに関してはそうである」というだけで、人に関しても同じかと言うとそれは違うんですね。
そもそも人に「役割や機能を期待する」というのはある程度は誰しもあるにせよ、モノのようにはいきません。
人とは変化する存在ですから、付き合っているうちに相手も変化するし自分も相手の影響を受けて少しづつ変化するもの。
そもそも人に対して「特定の何かを期待しすぎる」という事に無理があるんです。
なので、人の場合にはものとは違って、「お互いを尊重する」等の人間関係における健全性のようなものを重視した関係を築いていく事が人を大切にすることと言えるでしょう。
人を大事にするのとモノを大事にするのは似ているようで別の事だと思うんですよね。
物持ちがいい人ってどんな性格なのか?
では、ここからは物持ちがいい人の性格について少々考察していきたいと思います。
物持ちがいい人の性格については、色々と考えられるもののおそらく一番その核心に迫る要素には「ものに感情移入しすぎる」というものがあるように思います。
ものに感情移入する人というのは、単に「まだ使えるから」といった動機からモノをボロボロになっても使っているような貧乏性やケチな性分とはまた違います。
言ってみれば、「思い入れがあるから捨てられない」のようにモノを擬人化して考える傾向があるということですな。
モノは所詮はモノでありそこに人格など宿ろうはずもありませんし、そのように考えることは本来非常に不合理です。
しかし、物持ちがいい人というのは時間と共にモノに人格があるかのように錯覚して「なんか捨てられない」と考える傾向があるように思われます。
一見これはいい傾向のように思われますが、度が過ぎると物が捨てられないため家がゴミ屋敷のようになってしまう可能性もあるので注意が必要かもしれません。
もの持ちがいい人は果たして人を大事にするのか?
さて、ではいよいよ「物持ちがいい人は人を大事にする人なのか」という問題について見ていきたいと思います。
断言はあえて避けますが、わたしは「物持ちがいいからと言って必ずしも人を大事にはしない」と思いますね。
先ほど、言ったように物持ちがいい人は「モノに感情移入しすぎる人」です。
これはよく言えば、「感受性豊か」とか「情動感染という意味での共感性が高いので人の痛みを自分の痛みとして感じる」という事になるでしょう。
※情動感染とは、他者の感情を自分のものとして写し取るという意味での共感の事。
このような傾向は世間一般には、「優しい人」とか「思いやりがある人」等とポジティブに評価されがちですが、いざお互いに居心地の良い関係を築こうとした場合には害悪となる場合も多々あるので手放しでほめられるものではありません。
人間関係、特に恋愛や結婚に関して言えばメンタルが安定していることが非常に重要になりますが、情動感染が強すぎる人の場合は中々メンタルが安定しない傾向にあるでしょうから、この性質は長期的に良好な関係を築いていく上でマイナスといえます。
過剰に感情移入するという事は、言い方を変えれば「割り切りが悪い」とか「未練がましい」とも言えるでしょう。
例えば男性で情動伝染が強すぎる場合、今までわたしがそこそこ色んな人を見てきた経験から言うと、およそ過保護や束縛気味になったりする気がします。
ただ女性の場合は、あまり未練がましくならない気がしますね。
わたしの感覚でいうと、物持ちがいい男性の方が物持ちがいい女性よりもよほど未練がましい気がします。
過保護も束縛も健全な関係とは程遠いので、物持ちがいい人が人を大事にできるとは限らないといえるでしょうね。
人はモノとは違って自由意思をもっていますから、その意思を尊重し自分の気持ちを一方的に押し付けないようにする必要があります。
人間関係を健全に保つには、「今のお互いの関係はどんな状況なのか」を客観的に分析する必要があるんです。
情動感染は相手を気遣う動機にはなりえても、状況の冷静な分析にはあまり役に立つものではありません。
状況の冷静な分析に役立つのは、主に「相手の立場に立つ」ために必要な「他者視点取得」の方です。
物持ちがいい人が情動感染しやすいとした場合、これは人間関係におけるトラブルの素になる可能性も大いにはらんでいるといえます。
情動感染しやすい人は、そうでない人よりもより一層自分の感情に引きづられないようにしないといけないという事です。
もっとも当たり前ですが、情動感染がほとんど起こらない人の方がいいという事ではないですよ。
情動感染とは無縁となると、今度はいわゆる「思いやりがない状態」になりやすいですから、相手からひたすら搾取する主従関係を構築しようとする可能性もあるでしょう。
まあ、感情移入は少なすぎても多すぎても不健全な元凶ってことですな。
物持ちがいいからとか、物持ちが悪いからとかそんなことが大事なわけではない
ここまでの流れを総括すると、「物持ちがいいから人を大事にするとは限らない」という事が言えます。
物持ちがいい人が人の感情を自分に写し取りやすいとした場合、物持ちがいい人は人一倍客観的に人間関係を見るようにと努めないと愛情表現等が独りよがりになって不愉快に思われるでしょう。
愛情表現は多ければ多い程いいわけではなく、いい塩梅というものがありますから相手の反応をシッカリとみて行う必要があるんですな。
いずれにせよ、「独りよがりな愛情の押し付け」は人間関係の破綻を招きます。
お腹いっぱいの人に食べ物をあげるほど迷惑な事はないってことです。
付き合う相手を選ぶにあたって、物持ちがいいかなどを選定基準にすべきとは言えないでしょう。
付き合う相手選びに関しては以下の記事等が参考になるかもしれませんので、よかったらご一読のほどを。
参考
上手くいくカップルの特徴は問題解決スキルにあり!「アサーションの重要性」
健全な恋愛なんて本当に存在する?恋愛における健全性ってなあに?
男性が結婚したら不幸になる女性の特徴5選「こんな女性はやめておけ」
女性が結婚すると不幸になる男性の特徴6選「こんな男は結婚に向いてない」
おわりに
この記事は「物持ちがいい人が、必ずしも人を大事にする人であるとは限らない。」と題しておおくりしました。
物持ちがい人が必ずしも人を大事にするとは限りません。
物持ちがいい人が他者の感情を写し取りやすい人であるとした場合、一方的な愛情表現を行ってきて関係を害する恐れもあります。
長期的な関係において大事なのは何をおいても、「メンタルが安定して揺らぎが少ないか」です。
日々のメンタルケアを徹底してメンタルを安定させたいもの。
パートナーを探そうという人に、わたしは物持ちの良し悪しを基準にするのはおすすめしません。
そんな事より、メンタルの安定と相手への配慮のバランスに着目したほうがいいですな。
なお、独身の方はメンタルの安定させたいなら、ペットや家族型ロボットのラボットを身近に置くのも効果的ですぞ。
では!