納豆は健康に良い。納豆はうつにも効果がある?納豆菌の効果も検証!

「納豆ってよく体にいいとか免疫ガ―なんて言われるけどさ、実際の効果はいかほどのものなん?なんか、ただの誇大広告だったりしない?やたら、納豆ってメディアで持ち上げられすぎな感じがするわ。」

うんうん、まあわからんではない。

実際のところはどうなんだろうね。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「納豆には実際にはどんな効果があるのか?」という話です。

納豆といえば日本の代表的な伝統食の一つ。

そして、各メディアではその効果に関してやたらと賛美されている印象がありますね。

ここまで賛美の声が多いと「これは歪んだナショナリストどもの陰謀では?」なんて勘繰る人も出てきそう(笑)。

、、、まあ、冗談はおいといて今回は納豆の効果って実際にはどんなもんなのかについて考えていきたいんですね。

んで、調べてみた結果どうやら納豆にはメンタルを健全にする効果があるようです。

ぜひ、メンタルを健康にしたい人は納豆を日々の食事に取り入れてみてはどうでしょう。

では、ゆるりとおおくりします。

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そもそも納豆ってなんなん?

さて、納豆ってそもそもどんな食品だったのでしょうか?

「なんか、パックに入ったあのねばねばする生臭い豆?」

あのパックに入った状態を想像しているとそもそもどんな食品だったか無頓着になってしまいますね。

では、納豆について改めて確認!

納豆とは「大豆を発酵させて作られる食べもの」です。

納豆は納豆菌が大豆の中に含有される成分を栄養として増殖する際に、納豆菌がその成分を分解したり違うものに合成することで納豆特有の味や粘りが出て納豆となるそうですね。

なお、納豆のネバネバは納豆菌がタンパク質を分解した際に生じるグルタミン酸と糖の一種であるフラクタンから構成されているとのこと。

ちにみに、納豆という名前の由来には諸説あり以下のようなものがあるとか。

1.昔は、お坊さんがお寺の台所である納所(なっしょ)で納豆を作って食べていたので「納所豆」(なっしょまめ)と 呼ばれていた。これがつまって「納豆」となった。

2.昔、納所で作られた豆は、桶(おけ)や壷(つぼ)などの容器に入れて貯蔵(ちょぞう)されていたことから、「納(おさ)めた豆」が縮(ちぢ)んで「納豆」となった。

3.神棚(かみだな)に供(そな)えた煮豆(にまめ)にしめ縄(なわ)のはしっこが偶然(ぐうぜん)ふれて、稲(いな)わらに住みついていた納豆菌(きん)が繁殖(はんしょく)して豆が糸を引いた。 おいしい食べ物を授(さず)けてくれた神様に感謝(かんしゃ)し、神様に納めた豆という意味をこめて「納豆」と北国では呼んだ。

引用
http://www.takanofoods.co.jp/fun/study/natto.shtml

あと、「発酵とか言っているけど納豆って腐ってんじゃね?」という人もいるかと思いますが、腐るのも発酵も「微生物により食べ物が分解されるという」点では同じですが、その分解によりできた食べ物が人体に有害か否かで区別されるといいます。

なので発酵は人体によく、腐る、つまり腐敗は人体に悪いということになりますね。

他に発酵食品といえばみそやチーズ、ヨーグルトなんかがありますな。

参考記事等

2、納豆に含まれる栄養素

さて、次に納豆に含まれている栄養素について見ていきましょう。

納豆100g(一般的な発砲スチロール容器2パック分)に含まれている栄養素には以下になっているそうです。

 
成分名説     明含有量
エネルギー 200kcal 
タンパク質全身細胞の原料です。糸引き納豆16.5g
引き割り納豆16.6g
脂質 10.0g 
食物繊維
(水溶性)
 糸引き納豆2.3g
引き割り納豆2.0g
食物繊維
(不溶性)
 糸引き納豆4.4g
引き割り納豆3.9g
ビタミンA  なし 
ビタミンB1 糸引き納豆0.07mg
引き割り納豆0.14mg
ビタミンB2 細胞の再生や成長を促進するはたらきのあるビタミンで、健康な
皮膚、髪、爪をつくります。そのほか、脂質の代謝を促進し、糖質
の代謝にも関係しています。
 不足すると、脂質の代謝がスムーズにいかず、エネルギーに
なりにくくなります。
 また、粘膜を保護するはたらきもあるので、不足すると口内炎、
口角炎、目の充血、角膜炎などを起こします。
 人間が糖などを栄養として摂取して、エネルギーを得るための化
学反応として酵素が必要ですが、酵素には補酵素が必要な場合
があり、その役目をビタミンB2が行うため、上記の働きをします。
 納豆を一日1パック食べれば ほぼ必要量をとることができます。
 ビタミンB2は、摂りすぎても尿となって出てしまうだけなので、
食べ過ぎても特に問題はありません。
糸引き納豆0.56mg
引き割り納豆0.36mg
ビタミンC なし 
ビタミンE 血流を良くし、細胞に新鮮な酸素や栄養を運び、老廃物をだす
働きを助けます。
糸引き納豆1.2mg
引き割り納豆1.9mg
ビタミンK ビタミンKは、Koagulation(血液凝固)に由来し、血を凝固させる
作用があります。また、ビタミンK(特にK2)は、カルシウムが
骨になるのを助ける「骨たんぱく質(オステオカルシン)」の働き
を高めます。ヒトの腸内細菌でも、一日の必要量の一部は作ら
れるので、納豆を一日1パック食べていれば 十分な摂取量に
なります。ビタミンK2を多く含む食品は納豆だけです。
糸引き納豆870μg
引き割り納豆1300μg
カルシウム 糸引き納豆90mg
引き割り納豆59mg
マグネシウム 糸引き納豆100mg
引き割り納豆88mg
 糸引き納豆3.3mg
引き割り納豆2.6mg
亜鉛 糸引き納豆1.9mg
引き割り納豆1.3mg
カリウム 体内のナトリウムを排出するので、降圧作用や細胞の再生に
効果があります。
糸引き納豆660mg
引き割り納豆700mg
リノール酸 俗に言う悪玉コレステロール値を下げ、動脈硬化や心臓病を防ぎ
ます。
 大豆に、飽和脂肪酸を多く含む植物性脂質が約18%含まれてい
ます。
 しかし大豆に含まれる脂肪分は約85%がリノール酸・リノレン
酸といった身体に良い不飽和脂肪酸(コレステロールは0)です。
 これらは必須脂肪酸とも呼ばれ、特にリノール酸が50~60%
も占めているのが特徴です。
53.0mg
イソフラボン 女性ホルモンに似たはたらきをもつため、骨がもろくなる骨粗鬆
症を防ぎます。
 最近わかった成分で、女性の乳ガンや男性の前立腺ガンの予防効
果でも脚光を浴びています。
106000μg
レシチン 大豆換算100g中 0.9g
セレン抗がん作用があるといわれています。がん患者の血液にセレンが
少ないことから、セレンの抗がん作用が研究されるようになりました
が、その仕組みについては、まだ解明されていません。アメリカでは
セレンが既に抗がん剤としてがん患者に投与されています。
 
サポニン血管をしなやかにして、動脈硬化や高血圧などを防ぎます。 
ナットウキナーゼ
    酵素類
 納豆菌がつくりだす酵素には、たんぱく質をアミノ酸に分解する
「プロテアーゼ」、デンプン質をブドウ糖に変える「アミラーゼ」、
中性脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解する「リパーゼ」、繊維質を
糖質に分解する「セルラーゼ」、その他に「ウレアーゼ」「パーオ
キシダーゼ」「カタラーゼ」「ペクチナーゼ」等々です。 さらに有名な
『ナットウキナーゼ』は、心筋梗塞や脳硬塞の起因となる
血栓を溶かす酵素として非常に注目されています。これは従来、
心筋梗塞の発作時に投与されていた血栓溶解剤「ウロキナーゼ」が
30分程度の効果しかなく、一回の投与で20~30万円もかかっ
ていたのに対し、ナットウキナーゼなら納豆100gに含まれるも
のだけでよく、更に8時間も効果が持続するからです。
 血栓を防ぐためには1日100~200gの納豆食で良いとされ
ています。先にあげた「プロテアーゼ」がたんぱく質を分解する時
に生成する物質が、血圧を上げる「アンジオテンシン変換酵素」の
働きを強く抑える事などもあわせて、納豆食が血管・心臓・血流の
健康に非常に良い効果を発揮します。
 
ジピコリン酸 納豆のネバネバした糸の中に含まれ、納豆菌が増殖する際に作り
出されます。抗菌作用があり、O-157やコレラ、赤痢、チフス
などに対して強い働きをしめします。
 
ムチン質 ネバネバのことです。
 オクラ・山芋の粘りと同じもので、正式な学名は「グルタミン酸
ポリペプチド」といいます。肌をうるおす効果があるため、若々し
い肌をつくります。
 また、タンパク質の吸収を助ける作用があり、胃壁を保護して、
胃かいようや胃炎を防止してくれます。
  

引用

http://www.nattou.com/data/kihon.html

こうしてみると随分といろんな栄養素が含まれていますねえ。

しかも、サポニンやナットウキナーゼ酵素類、ジピコリン酸等とかなり有用な成分が含まれているのがわかります。

イソフラボンやムチン質なんかはかなり美容にもよさそうですしね。

成分を見る限り、納豆にはかなりの健康効果が期待できそうです。

3、納豆はウツ予防になる?

納豆にはいろんな効果があるといわれていますが、なんと「ウツ予防の効果がある可能性がある」なんて話もあるといいます。

神戸大学大学院医学研究科の古屋敷智之教授、北岡志保講師の研究グループがキリンホールディングス株式会社の阿野泰久研究員らとの共同研究によってLHジペプチドがミクログリアの活性化を抑制することで、うつ様行動を改善することを発見したといいます。

この研究では様々な発酵食品に含まれているLHジペプチドが、脳内炎症の抑制を通じて抑うつ状態の改善に繋がるという可能性を示唆しているんですね。

つまり、LHジペプチドの活用によって日常生活における予防方法の開発ができる可能性が示唆されたことになるってこと。

ただ、注意すべきこととしてこの結果は「マウスによって確かめられた」という点。

まだ、人に対する臨床実験で確かめられたわけではないので、人に対してもマウスの場合と同様の効果が見込めるかは不明なんですね。

参考

https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2019_09_09_01.html

https://www.mdpi.com/2072-6643/11/9/2161

事実、古屋敷智之教授達は今後ヒトでの効果を検証していきたいとしています。

なお、LHジペプチドは納豆のほかにはブルーチーズや酒かすといった特定の発酵食品に含まれていることが確認されているとのことです。

んー、人のウツ予防に確実に有効かはまだ確定事項ではないものの、なんとくなく納豆食べているとメンタルが落ち着いている気もするのでおそらく気のせいじゃないんじゃないかなって気がしますねえ。

もっと、納豆を食べるようにしたいもんですわ。

あ、ちなみにみそ汁もメンタルにいいですよ!

みそ汁と納豆は日々の食卓には必須だねえ、、、。

こういう時は、「日本人でよかったわ」と思ったりしますな(笑)。

参考記事等

4、納豆の健康に対する効果

では納豆の持つ健康化効果について、上述したウツ予防以外の効果をものをみていきましょうか。

納豆にはあまりにいろんな効果があるとさけばれすぎているので、「どれが本当なのかわからん!」という事態が起こっているので、ここでは実際にヒトに対しての検証がなされたものだけ取り上げたいと思います。

その効果というのが以下になります。

、、、、、、、、、

『よくわかりません!!!!!!!』

、、、、、

、、、、うん、言いたいことはわかりますよ。

『馬鹿にすんな!』、、、でしょ?

でも仕方ないんです。

わたしの論文リサーチ能力のひくさもあるんでしょうけど、本当「納豆の効果はよくわかんない」んです。

まあ、「発酵性大豆食品の摂取量が多いと死亡リスクが低くなる可能性がある」という研究はあるようですけど、これはあくまで可能性ですしねえ。

参考

https://www.bmj.com/content/368/bmj.m34

そりゃあね、納豆に含まれている各成分に関しては上述したようないろんな作用が確認されているんですけど、「納豆としての効果はよくわかんない」のですよ。

これは青汁の効果についての記事でも書いたことなんですけど、成分として有効であっても「その食品としてとった時に有効であるかはまた別問題だ」っていうのがあるんです。

実際、成分同士の相互作用とかも考えられますしねえ、、、。

事実、青魚に含まれているDHAってありますが、どうもこのDHAはサプリでとっても意味がないなんて話がありますしね、、、悲しすぎるけど。

参考

https://www.gohongi-clinic.com/k_blog/1257/

それによく聞く「納豆食べると血液サラサラ、納豆で血栓予防」なんて話に関しても全然エビデンスらしきものがないとかいうし、「納豆食べると免疫力上がる」ていうもかなり胡散臭い模様。

てか、そもそも免疫力とかって言い方がうさん臭いのよね。

免疫って実はとっても複雑なシステムでして、細胞性免疫がどうとか体液性免疫がどうとか、、いや高校の時に勉強した受験生物程度ではとても語れない程深いですな(笑)。

ただ一つ言えるのは、「『納豆はコロナに効く』はデマだ!!」てことかな?

あと、一言で「免疫あがる」とか言っているけど、そもそも「~食べたら免疫上がる」なんてことそうそう簡単に起こったら逆にこまるんですよね。

身体には一定の状態を保とうとする恒常性って機能もあるんで、何かを食べたからと言って体内環境がそんなにコロコロ激変してたら、生きていけへんやろ、処理できひんって!!

、、、はい、そんなこんなで納豆に含まれている成分には有用なものが多くありますが、「納豆としての効果はわからない」です。

うーん、毎回この手の話は歯切れが悪いなあ、、、。

すんません。

5、納豆菌最強説??

まあ、納豆の効果はよく分かりませんが、多分「納豆菌は増殖力が強い菌である」というのはそれなりにただしいようです。

ただ、ちまたで聞かれる「納豆菌は宇宙でも生きている最強の菌」とかいう話は「納豆菌を宇宙にもっていって増殖を確認したことはない」ので厳密には違う模様。

でも、周囲の環境に左右されずに生き延びられる菌は納豆菌くらいだといいますね。

そういう意味では「最強に近い菌」といえるかもしれません。

ちなみに、納豆菌とは正式には「枯草菌(こそうきん)」と呼ばれる微生物の仲間だそうです。

枯草菌はその名の通り、枯れ草や稲わらなどにくっついている菌。

また、枯草菌は枯れ草などだけでなく土の中にも生息しており、その枯草菌の中で工業的に納豆を製造するときに使われる枯草菌の一部のことを便宜的に通称「納豆菌」と呼んでいるとか

んー、実にややこしい(笑)。

そして、納豆菌はとても繁殖力が高いことでも有名なんですね。

例えば、日本酒の醸造においては発酵のために麹菌を繁殖させるという大事な工程があるといいますが、この際にほんのわずかでも納豆菌が発酵室に入り込むと麹菌の繁殖が妨げられてしまうといいます。

そう、納豆菌の繁殖スピードは麹菌の繁殖スピードを遥かに凌駕しているということです(より具体的には栄養細胞の繁殖スピード)。

さらに、「圧倒的スピード!」で繁殖した納豆菌は他の菌の繁殖する場所を占領してしまうし、一たび繁殖を完了して胞子に変化しようものなら発酵室の乾燥にも耐えてそのまま酒蔵の壁に定着してしまうとか、、、、。

もはや、酒蔵でなく納豆菌蔵になってしまうわけね(笑)。

こうなってはもうお酒作れませんな。

だから、酒蔵の出入りに関しては納豆菌を持ち込まないように神経をとがらせている模様。

なんと、朝納豆食べたというだけで出禁なっとうたべたを食らう場合もあるとかないとか、、、、いやあ、、シビア。

なんか、すごい生命力だわ。

んで、納豆菌が我々の身体に与える影響には「腸内細菌に間接に働きかけることで、腸内バランスを整える」というものが考えられるそうです。

具体的には納豆菌は腸に生きたまま届いた後、腸内にいる乳酸菌やビフィズス菌といった様々な善玉菌、微生物のエサとなるそうです。

また、納豆菌が腸内にある酸素を吸うことにより酸素を好まない乳酸菌などが生きやすい環境をつくる手助けもするといいます。

納豆菌はいろんな形でわたしたちの体をサポートしてくれているってことですねえ。

「ビバ納豆菌!」

参考

おわりに

この記事は「納豆には実際にはどんな効果があるのか?」と題しておおくりしました。

はい、納豆自体の効果はよくわかりませんでした。

残念だけど(笑)。

でも、体にいいのは「間違いないとみていい」のではないでしょうか?

個人的に毎日とは言わないまでも高頻度で納豆を食べるわたしとしては、それなり心身の健康に納豆が大いに寄与しているものと感じています。

メディアではやや納豆に関して過剰ともいえる誇大広告がなされている感はありますが、それを差し引いても納豆には日々食べるだけの十分な健康効果があるといえると思います。

積極的に日々の食事に納豆を取り入れ心身ともに健康になっていきましょう。

では!

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参考記事等

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