今回は以下の様な方に向けておおくりします
・ 初対面や関係の浅いうちから重い話を自分からしてくる人の心理について気になる人
・話しのネタが欲しい人等
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「初対面でかなり重い話をしてくる人の心理について」という話です。
たまに知り合って間もないのに唐突に、「わたしの親って毒親で虐待されててさ、、、」みたいな激重な話をしてくる人がいます。
正直、わたしは心理カウンセラーという因果な商売をしているので、この手の重い話には慣れっこですが、普通は激重な話をされたら「うわ、マジかよ、、、」と返答に困ってしまうでしょう。
ただ、こういった人が「なぜいきなり重い話をぶち込んでくるのか?」については、なかなかよくわからない人も多いんじゃないかと思います。
そこで今回は「知り合って間もないのに重すぎる話をしてくる人の心理」について少し考察してみたいと思う次第。
本記事を人を見極める際の参考にしてみてください。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
初対面や関係が浅いうちに重すぎる話をする人はなぜ嫌われるのか?
初対面や関係がまだ浅いうちから重すぎる話をする人は、たいてい嫌われるものです。
それというのも、重い話を受け止めるには通常かなりの精神力を使うからなんですよね。
重い話をされた側は、相手の重い話の内容に影響を受けてネガティブな気持ちになります。
これはいわゆる受動ストレスの一種ともいえるでしょう。
重い話をするには相手に心の準備をさせる時間を与えることが必要なわけです。
その準備が、「関係性の構築」なんですよね。
ある程度仲良くなってきてからであれば、相手に対して興味もある程度あるし好意も持っているので少し重い話をされても、「そうかあ、君にもいろいろあったんだなあ」みたいに受けとめられます。
これがわたしのような心理カウンセリングを生業としているものであれば、初めから「人の悩みを聞くのだ」という心構えがあるので、そこまで動揺もしないって感じですよね。
とはいえ、これは「仕事としての姿勢」であって、「プライベートもずっといつ何時も重い話ばかり聞いていて平気」ということではありません。
まあ、やっぱ人間なんでそこはねって感じで。
初対面や関係が浅いうちに重すぎる話をする人の心理
さて次に、初対面で重すぎる話をしてくる人が、なぜ初対面で重い話をしてくるのかについて考えてみたいと思います。
まず、「初対面で重い話をする人」の心理の大前提として「相手との距離感を何らかの理由で測り間違っている」というのがありますね。
その前提を踏まえたうえで、初対面で重い話をする人の心理には大別して以下の3つがあると考えられます。
- 何か意味のある話題を提示しようという義務感から衝動的になっている
- 相手が自分を受け入れてくれる人物なのかを確認したいと思っている
- あえて自分から「他者から拒絶される自分」を確認しようとしている
以下順次補足です。
・何か意味のある話題を提示しようという義務感から衝動的になっている
初対面でいきなり重い話をしてくる人の中には、「人と会話する際には何か特別で意味のある事を話さないといけない」といった強迫観念に取りつかれている人がいます。
「何か特別な事を話さないといけない」という思いが強いと、知らず知らずのうちに自分の非常にプライベートな部分を自己開示してしまうというわけです。
・相手が自分を受け入れてくれる人物なのかを確認したいと思っている
人から拒絶されることに敏感な人は、目の前の人物が自分を相手に受け入れてくれるのかを見極めるために、あえて普通の人が引くような自分の非常にプライベートな部分を自己開示してきます。
このような人は見捨てられ不安が強い依存心が強い人といえるでしょう。
このような人の重い話に対して「あー、そうなんだ」くらいのスルーをかますのなら、特に何も起きませんが、下手に共感や理解を示すと中々大変な展開に発展しやすいです。
具体的に言いますと、いきなり重い話をしてくるような人に深い共感や理解を示すと、まだ何もお互いにわかってもいないくせに「あなたは私の真の理解者だ!」といったノリで接してきます。
そして、束縛しようとしてきたりもしますね。
しかしそれでいて、相手が自分のニーズに十分にこたえてくれないとなると、一転して激怒し今度はあることない事含めひどいいいようで罵倒してきたりする事もままあります。
・あえて自分から「他者から拒絶される自分」を確認しようとしている
重い話をいきなりしてくる人の中には、「あえて人から拒絶されることを目的としている人」がいます。
昔から両親等から不適切な扱いを受け続けたり周囲の人間関係に恵まれずに育ってきた人の中には、「自分はだれからも愛されない人間である」という強い思い込みを形成している人がいるものです。
こうした人は、自身の「自分は愛されない人間である」という思い込みを自ら証明するため、知り合って間もない他者に対し「自分史の最も暗い部分」をわざと提示するという行動に出がちです。
それで案の定嫌われれば、「ほらね、やっぱりそうだ」とますます確信を強めるというわけですね。
この「自分史の最も暗い部分」こそが、本人にとっては「現在の嫌われる自分を形成した原因」であることが往々にしてあります。
行為者当人は「自分はこの過去のせいでこうなってしまったんだ。自分は孤独な存在なのだ」という認知を持っていることを、自己正当化するために重い話をしているということなんですね。
ひょっとしたら、愛着スタイルの回避型の一類系なのかもしれませんね、まあ断言はできませんが。
ただ、この手の人はあまり体感では多い気がしません。
お互いの距離を短期間で縮める話術としては「重い話」をさせるのが正解
さて、ここまで「初対面で重い話をするのは嫌われる原因だ」という話をしてきましたが、実はこれを逆手に取ると一気に相手との心の距離を縮めることができるのです。
ここから話すことは、狙ってやるには少し訓練が必要ですが、短期間で友人を増やすためには役に立つので押さえておいてもいいかもしれません。
普通の感覚であれば、「ある程度の関係性ができてから深い話をするものだ」という認識ですので、逆を言えば「自分が深い話をするのは相手をそれだけ信頼しているからだ」と読み替えることができます。
これは心理学的に言うなら、「認知的不協和の解消」が起こっている状態です。
つまり、相手に「この人本当になんでもはなせるなあ~」と思わせて、相手から自然と非常にプライベートな部分を離させると相手は「あれ?こんなことまで言っているってことは自分はこの人の事信頼できると思っているのかな?」と思わせることができるんですね。
そうすると、結構その後の関係性の進展が速くなっていきます。
このようなコミュニケーションをとるためには、しっかりと相手の話を聞く傾聴のスキルが必須になりますね。
傾聴がしっかりとできるようになってくると、割と簡単に相手のプライベートな部分の自己開示を引き出せます。
ただし、この方法は「メンタルが安定していそうな人」にしか積極的に使用しない方がいいです。
あんまり多用すると、依存されていろいろと厄介なことに巻き込まれたりしますから。
特に、男女間でのいざこざとなると、、、まあ目も当てられませんよね。
おわりに
この記事は「初対面でかなり重い話をしてくる人の心理について」と題しておおくりしました。
初対面からいきなり非常に重い話をしてくる人の心理には以下の三つかある可能性があります。
- 何か意味のある話題を提示しようという義務感から衝動的になっている
- 相手が自分を受け入れてくれる人物なのかを確認したいと思っている
- あえて自分から「他者から拒絶される自分」を確認しようとしている
もちろん、これだけしかないとは断定できませんが、可能性としてはこの3つが考えられるかなって話です。
いずれにせよ、いきなり重い話をしてくる人には、少しだけ気をつけた方がいいかなって感じですね。
少なくとも、あまり深い共感や理解を示したりするのはよした方がいいです。
では!
参考記事等