
「昔から恋は盲目っていうけど、個人的にはこれって妥当な気がするのよな。ガチで恋すると周りが見えなくなったりして、普通ならやらないような無謀な行動に出る気がして仕方がない。なんつーか、難しいけどあんまりガチで恋するのも問題だな。」
うむ、せやねえ。
確かにガチで恋すると、傍目から見て「ん?どうしてそんなことするん?」て思うくらい無謀気味な事をやったりするもんよな。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「恋は盲目」は真実なのか嘘なのか?少し考えてみよう。」と題しておおくりします。
今回の記事は以下のような方に向けておおくりする次第。
- 恋は盲目という言葉が正しいのか気になっている人
- 人を好きになると起こる心理について知りたい人
はい、むかーしから言い古されてきた名言?に「恋は盲目」というものがありますが、これって真実だと思いますか?
、、、まあ、結論から言うとこの名言は「まあ間違ってはない」のです。
ただ、「盲目」と一言に行っても「どういった意味合いの盲目なのか」は大事ですよね。
ということで、今回は「恋をするとどんな意味で盲目になるのか」、「恋における盲目とは一体どんな状態なのか?」について少し掘り下げてみましょうか。
なお、わたしの恋愛に対するとらえ方は世間で言うような美化したものではなく、どちらかというと美化のベールを引っぺがして本能等より現実に即して考えるもの(のつもり)です。
そこは注意。
恋愛に夢を見ていたい人は回れ右で。
もっとも、恋愛って多少あきらめるくらいの方がうまくいったりもするんですけどね。
では、ゆるりとおおくりします。
「恋は盲目」って正しいのか?
「恋は盲目」とはよくいったものですが、ここでいう「盲目」とはどういった状態なのでしょうか?
おそらく、このような状態は「好きな相手の事しか頭になくなってしまっている状態」といっていいでしょう。
相手のことしか頭にないとなると、客観的に物事を見る視点が失われてしまい、自分と相手以外の世界に関心がなくなり判断を誤ります。
これが盲目ということでしょう。
ただ、相手に好意を持つことで相手に対する観察力が増して、相手の心情を正しく見抜けるようになるなんて話もあります。
これはアメリカのテキサス大学の心理学者ウィリアム=イックスさんによる実験で示唆されていることです。
彼の実験の簡単な概要は以下。
- 初対面の男女38組のペアを作る
- 最初の6分間は会話をさせ、その後被験者おのおのに録画しておいた映像を振り返ってもらいながら場面ごとの相手の心情を読み解かせた
この実験の結果、魅力を感じた度合いや相手に対する好感度を測定し双方の答えを分析したところ、相手に強く惹かれていた人ほど相手の心情を正確に見抜いていたといいます。
んー、どうでしょう、、、、。
恋は盲目っていうのは正しいのか、それとも間違っているのか、、、?
これを解き明かすには「恋」における盲目が、「一体どんな状態なのか?」、さらに言えば「恋愛の本質的なものって何なのか?」に基づいて盲目を考えてみる必要がありそうです。
盲目の正体って、、、、
さて、ここからはわたしの考察になります。
わたしの個人的な経験と知っている知識から察するに以前の記事でも述べた通り、
「恋愛の本質は性欲と依存」
であると思います。
性欲だけならおそらく「盲目」になったりしないでしょう。
しかし、「依存」の度合いが増してくると盲目になると思います。
上述の研究でいう、初対面の相手に対する「魅力」や「好感度」だけで依存状態は形成されにくいと思うんですな(もちろん、例外はあるだろう)。
一概には言えませんが、相手に対する依存度合いが強くなってくると「いかに相手に好かれるか」とか「嫌われたくない」なんて意識が強くなってそれしか頭になくなってきます。
さらに言えば、そもそも何かに依存する状態になりやすい人は自尊心等が低かったりします。
自尊心が低い人は慢性的に精神的ストレスをかかえやすくなっていますから、判断力等も低下しやすいです。
そこに加えて、「この人がいないと生きていけない」なんて言いう過度の依存状態が重なったら、もう確実に「まともな判断ができない状態」になっているといっていいと思いますね。
まあ簡単にまとめると、恋における盲目状態とは
「相手への過度の依存状態に陥って客観性が著しく低下している状態」
といっていいでしょう。
これは上述の研究で検証された「好感度や魅力の高い相手への観察力が上がる」というものとは、根本的に違う状態であろうと思います。
参考記事等
盲目を解消する必要はあるのだろうか?
さて上記のように盲目状態を解した場合、盲目状態は「是非とも回避したい状態」と言えるでしょう。
特に片思いのように片方が過度に好きなっている場合は、要注意かと。
まあ、相思相愛であったとしてもあまりに二人の世界に入りこみすぎて客観性が失われてしまっては、社会生活に支障が出るかもしれませんね(あくまで可能性の話)。
あと、あまり日ごろからイチャ付きすぎてると恋が冷めやすいなんて話もあったはず。
そこで、個人的には恋愛するにあたっては「あまり入れ込み過ぎないことが肝要なのではないか」と思います。
具体的に言うならもっと今よりも自尊心を高めて、誰かから認めてもらいたいという気持ちをできる限り低減させるということでしょうか。
自尊心が低い状態で恋愛にのめりこんでいくと、恋愛依存症等に陥ってしまう可能性もあるでしょう。
結婚は別として恋愛に関しては、あまり気持ちのいい言い方ではありませんが、「この人がわたしの元から去っても他に変わりの人はいる」くらいのドライな気持ちを心のどこかにもって臨んだほうがいいです。
それに恋愛の熱は3年ほどしか続かないといいます。
3年もしたら相手の嫌なところが嫌でも見えてきて、相手にいい幻想を見ることはなくなってくるんです。
これは本能的なもの。
熱い恋の炎は長くは続かないんですね。
そのことも踏まえて、恋愛では「あまり相手に入れ込まない工夫」をすることが必要でしょう。
まあ、世間一般で言われている考え方とは逆でしょうが、これくらいドライな方が失敗はしないと思います。
ガチで恋するとモテない?
盲目的に誰かを好きになってしまうと、相手が言ったことを無批判に受け入れてしまったり、過度に相手の顔色をうかがうようになってしまいます。
端的に言うなら、「相手に振り回されてしまう状態」といえるでしょう。
このような状態は相思相愛であるならば別として、片方が一方的にすきになっている場合は正直「負けている状態」であり、悪く言えば「相手から容易に操作される恐れがある状態」です。
こんなこと言うのも野暮ですが、やはり冷静さもどこかに残しておきたいですね。
そうでないと、恋する中で思わぬ失敗に泣かされるかもしれないですから。
あと余談ですが、「尽くしたい」と思った時点でモテなくなります。
あくまでスタンスとしては、「別にいてもいなくても変わんねえよ」くらいの方が圧倒的にモテるということですな。
実際、自分が何もしなくても無条件で好いてくれる相手に興味を持つ人ってそう多くありません。
「容易に手に入るものには価値は感じない」ともいえるでしょう。
まあ早い話、モテる人の正体って「依存させるのが上手い人」ですからな。
まあ、ここでいう内容は別に「モテる必要なんてないわ!」という人には余計なお世話かもしれませんが、、、。
ま、そういうことですな。
参考記事等
おわりに
今回は「「恋は盲目」は真実なのか嘘なのか?少し考えてみよう。」と題しておおくりします。
人は相手に好意や魅力を感じると観察力が上がる傾向があることは過去の研究が示唆しています。
しかし、これをもって「恋は盲目は間違いである」のようなことは言えない気しますね。
事実、恋に恋をして著しく客観性を失ってしまう状態があるのも事実ですから。
そのような「客観性を失った盲目」とは、相手に過度に入れ込んだ状態です。
結婚は別として、恋愛では心の片隅に「別にこの人以外にも変わりはいる」みたいなドライな気持ちを頭の片隅に持っておくことをおすすめします。
ま、野暮だしお節介ですけどね。
その方がモテるし恋愛での失敗も少ないと思います。
では!
参考
https://www.excite.co.jp/news/article/Editeur_44235/
参考記事等