「フロイトって高校の倫理で習ったけど、あの人といったら無意識がうんたらかんたらってことしかわかんないわ。あとフロイトの教科書に載っていた写真ってヒゲ凄いよなあ、、、もうモサモサやん。フロイト仙人やん。」
おいおい、注目すんのはそっちかいな。
まあ、正直、、、分かるんだよなあ。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「フロイトっていったい心理学にどんな影響を与えたん?少し調べてみた。」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
- フロイトがどんなことをした人が知りたい人
- 心理学におけるフロイトの功績を確認したい人
- フロイトって誰?て人
さて、フロイトさんといえば高校の倫理で習って知っている人も結構多いんじゃないかと思います。
そのため、中には「心理学といえばフロイト」という印象を持っている人もいることでしょう。
でも、フロイトさんが一体心理学にどんな影響を与えたかについては知らない人もいるかと思います。
フロイトさんは心理学の発展において非常に重要な功績を残されている偉人なのです。
今回はそんなフロイトさんの心理学における功績について見ていこうと思う次第。
本記事では後半でフロイトさんの残した名言について少し扱っていますが、フロイトさん以外の人達による名言を知りたい人はリンクからどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
フロイトってどんな人?
フロイトさんのフルネームは「ジグムント=フロイト」。
彼はオーストリア出身の神経科医です。
彼は神経症研究、自由連想法、無意識研究をおこない精神分析学を創始しました。
なお、フロイトさんには沢山の弟子がいましたが、その中にはアドラーさんやユングさんといった有名人もいますね。
ただ、後にアドラーさんやユングさんとフロイトさんはたもとをわkっているんですな。
ちなみに、彼の理論を継承し発展させていった方々には、フロイトさんの末娘のアンナ=フロイトさんや児童分析で有名なメラニー=クラインさん、鏡像段階論を唱えたことで著名なジャック=ラカンさん等がいます。
フロイトの心理学における功績
フロイトさんの提唱した理論に対する批判は、彼の生前から沢山ありました。
そして彼の死後も批判は沢山存在しており、彼の業績をどの程度評価すべきかについては今なお議論がある模様。
とはいえ、フロイトさんの心理学における功績の最たるものはなんといっても、精神分析学を確立したことでしょう。
フロイトさんの生きていた時代の医学では精神病理に関する研究はほとんど進んでいなかったそうです。
フロイトさんは医学部を卒業後に、しばらく神経科医として生理学の研究やコカインの研究をする神経科医をしていました。
その後、フロイトさんは催眠を学ぶためにフランスに渡航し、当時流行していたヒステリーの治療にあたるようになりました。
また彼は帰国後、経済的な事情によって大学をやめて医者として開業し、そこでヒステリー患者に対して催眠療法をおこなっていたそうです。
なので、ちまたでは「フロイトは精神科医」という認識の人が多いと思われますが、実際には彼は精神科医ではなく「神経科医」だということですな。
ただ、フロイトさんは催眠でなかなか成果を上げることができなかったとのこと。
そんな中、フロイトさんの先輩医師である当時の催眠のエキスパ-トであったブロイヤーさんという方があるヒステリー患者を治療していました。
その患者の名はアンナ・O.
彼女こそフロイトさんが精神分析を確立するキーパーソンです。
ブロイヤーさんは彼女の治療の中で当初は催眠を用いていましたが、後に「頭に思い浮かんだイメージをはなしてもらい、自分はそれを聞く」という路線に変更していきます。
これが精神分析における自由連想法の基礎となったとか。
ただ、その後アンナさんはブロイヤーさんにひどく依存するようになり、ブロイヤーさん自身も彼女に恋愛感情を持ち始めていることを自覚しセラピーをやめることを決意します。
フロイトさんはこの一連の出来事の中に「転移」を発見し、ヒステリーの原因は性的衝動であることを突き止めたそうですね。
転移について詳しくは以下。
※工事中
そして、さらに後フロイトさんはブロイヤーさんと共著で1895年に「ヒステリー研究」という本を出版します。
また、1900年にフロイトさんは「夢解釈」という本を出版し、「精神分析」という名称もこれ以後ひんぱんに使われるようになっていきました。
そして、彼の治療法も催眠ではなくカウチ(椅子と思ってくれればいい)に患者をねかせて自由に話をしてもらうスタイルへと変化していきます。
この時期に、精神分析の方法は完成を見ることとなり現在に至るまで大きな変更を加えられることなく存続しているそうです。
ただし、今もなお彼の理論には批判が絶えません。
中にはフロイトさんは業績を捏造していた、さらに言うなら精神分析の契機となった最初の症例であるアンナ・Oの症例ですら捏造であるとする意見もあります。
そのような批判があるのを前提としても、当時の医学界における精神病理に対する研究の乏しさを考えると、彼はその発展に偉大な一石を投じた先駆者であるといえますね。
なので、彼が心理学の世界に与えた影響はエビデンスが云々という議論を抜きにしても、非常に大きな意味のあったことだといえるでしょう。
なお、精神分析成立の過程をより深く知りたいなら、以下の書籍を読んでみるのも一興でしょう。
参考
最初の精神分析は失敗したのか 岡元・馬場訳
フロイトの名言
さて、最後にフロイトさんが残した名言で個人的に「あ、これよくね?」て思ったものをいくつか紹介してみようかと思います。
1:「道徳のある人間は、悪人が現実世界で行ってしまう物事を夢の中だけに留めておける」
この名言はふとした瞬間に自己嫌悪になりがちな人には響く言葉かもしれません。
夢を心に置き換えてみれば、「悪いことを考えるだけで実際にはやらない」ということです。
人は誰しも心の中で時に悪いことを考えてしまうもの。
いつ何時でも聖人君子でいられるような人なんていませんからね。
自分を許すときにはこの言葉を自分にかけるといいと思います。
2:「ほとんどの人間は実のところ自由など求めていない。なぜなら自由には責任が伴うからである。みんな責任を負うことを恐れているのだ」
これはなかなかに鋭い指摘だよなって感じの言葉ですね。
自由であることは「決して気楽なものではない」んです。
ちなみに、あのファシズムの台頭もこの人々が自由を恐れるがゆえの産物といえるかも、、、。
あ、余談でしたね。
サーセン。
参考
3:「秘密を守り通せる人間はいない。口を堅く閉じれば、今度は指先がしゃべり出す。全身の毛穴から裏切りがにじみ出るのだ」
これは個人的に凄く納得できるものです。
人に「これは内緒だけど、、、」なんて前置きをして、秘密をばらしても絶対といっていいほどに「ほかの人にしゃべるもの」です。
むしろ、人に広めてほしいならわざとおしゃべりなことが分かっている知り合い等に「これは内緒なんだけど、、、」なんて前置きして話すと、勝手に一生懸命に広めてくれますな。
4:「愛情をケチってはいけない。元手は使うことによって取りもどせるものだ」
これはかなり個人的に好きな言葉。
これをもっと俗っぽい言い方にすると、自分から親切にするともっと大きなプラスになってかえってくるということになるでしょう。
心理学でいう返報性の法則を言い表しているとも言えます。
また、他人に親切にするのはメンタルに非常にいいのです。
詳しくは以下からどうぞ。
5:「生きる意味や価値を考え始めると、我々は、気がおかしくなってしまう。生きる意味など、存在しないのだから」
この言葉も何気に好きです。
「生きる意味なんてないんだ。わたしたちはただ生きているから生きているだけだ」みたいに考えると、まあ、気楽になることもあります。
自分の人生に迷っているときに聞くと、「まあ、そっか。今できることをやるしかないか」みたいに開き直れるかもしれません。
おわりに
この記事は「フロイトっていったい心理学にどんな影響を与えたん?少し調べてみた。」と題しておおくりしました。
フロイトさんはオーストリア出身の「神経科医」です。
そして、彼の心理学における業績の最たるものは精神分析学を確立したことでしょう。
彼の理論に対する批判は今なおやむことはありませんが、彼がその当時の医学界において現代へと連なる精神病理研究の流れの源流ともいえる契機を与えてくれたことは事実です。
彼の業績があってこそ今の心理学の発展があり、精神医学の発展があるといえるんですな。
いやあ、フロイトさんは偉大!!
では!
参考記事等
倫理観バグっている人達に決定的に欠けているもの。倫理の根源に迫る!
参考
https://s-office-k.com/technique/psychoanalysis
https://kokoronotanken.jp/anna-o-seishinbunsekigakuno-hajimari/