「たまにダイエットを一生懸命に頑張るあまり摂食障害になってしまったなんて話を聞いたりする。でも、食いしん坊の自分からすると食べ過ぎてしまうのはわかるけど摂食障害に全く食べないっていう心理がわからんなあ。そもそもものが食べれない体になってしまうわけではないのよね、、、?」
んー、でもねえ、摂食障害ってなにも「モノを食べない」のに限らないのよな。
あと、物理的に食べれなくなっていなくても心理的な原因で食べれなくなったりというのは十分に起こりうるのよねえ。
例えば、失恋しても一次的に食べる気なくなったりするやん?
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回は以下のような方に向けておおくりします。
- 摂食障害について知りたい人
- 人の心理が食欲に与える影響について考えたい人
早速ですが、摂食障害って聞いたことあるでしょうか?
おそらく、「モノが食べたくなくなって食べなくなっちゃうやつでしょ?」くらいに思っている人が多いと思います。
そう、人によっては「そんな大したもんじゃないだろう」くらいに思っているんじゃないかと思うのです。
でも、実際には本当に命に関わる危険なものなのですね。
今回はそんな摂食障害について少々取り上げてみたいなと思います。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
摂食障害とは一体なんじゃ?
摂食障害とは文字通り「食行動に関する異常のこと」であり、摂食障害には大別して以下の2種類があります。
- 拒食症:食べるのを拒否する
- 過食症:食べ過ぎてしまう
多くの人は失恋や仕事のプレッシャー等で一時的に食欲がなくなったり、逆にストレス解消のために食べ過ぎたりってことは経験していると思います。
こういったものも食行動に関する一時的な異常ではあるのですが、「~症」と称されるとなると程度が段違いです。
具体的に言うなら、極端に体重減少しても拒食がやめられなくなったり過食した後に食べたものを全部はいたり利尿剤や下剤を使って体重増加を回避しようとするといった行動がみられるようになると、治療する必要性が高くなってくるといいます。
どうして摂食障害になってしまうんだろうか
摂食障害の原因は基本的には無理なダイエットだったり、職場や学校で受ける人間関係によるストレスやといわれています。
摂食障害の背景には例えば以下のような心理があるといいます。
- 「痩せたい、太りたくない」等の体重に対する極端な執着心
- 「太っていて醜い自分には価値がない」という思い込み(特に若い女性の場合「痩せていることが美しい」という社会一般に共有されていることが多いであろう価値観の影響も無視できない)
また、子供のころに両親の仲が悪かったり、両親や周囲の人から自分に体重や体型をみっともないといわれたなんて経験も摂食障害の原因になりうるともいうそうですな。
なお、傾向として10代には拒食症が多く20代には過食症が多いといいます。
そして、両方とも90%が女性であるとか。
しかし、最近では男性の摂食障害は増加しているとの話もあるそうですな。
なお、一見症状としては真逆に見える拒食と過食ではありますが、過食から拒食へ変化したり拒食から過食へと変化したりすることはよくあるとのことです。
摂食障害はなめたらあかん!
例えば、「食べたくないとか言っていても、どうせ腹減ったら食べるだろ」みたいに思って、拒食症についてあんまり危機感を持たない人もいるでしょう。
しかし、摂食障害はダイエットに失敗したとかそんな生易しいものではなく、放っておくと心身ともに疲弊して死に至ることもある重大なものです。
例えば、拒食症の場合は体重が標準体重の60%を下回ると以下のような合併症を起こしやすくなったりするといいます。
- 低栄養による腎不全や低血糖
- 電解質異常による不整脈
- 結核等の感染症
また、拒食症も過食症のどちらにおいてもアルコール等への依存や抑うつ、人格障害などの精神疾患を合併しやすいとも言いますねえ。
さらには、自傷行為や自殺を図る等の衝動的行動も増えるとか。
、、、ですから、全然「ふーん、摂食障害ねえ」みたいに簡単に済ませることはできないんですな。
ことは重大ですから。
ちなみに、摂食障害を起こしやすい人には以下のような性格の人がいるそうです。
- ストレスを上手く解消できない人
- 完璧主義の人
- 自分に自信がない人
参考
やはり、ストレスへの対処が摂食障害を防ぐ、重症化させないうえでは大事になるといっていいでしょうね。
他の疾患でもそうですが、摂食障害の治療には周囲の人々の手助けや理解が不可欠です。
仲がいい友人や自分の子供が摂食障害になっているのを見ていて心配になるのは当然ですが、怒ったり無理に食べさせようとしたり食べるのをやめさせようとするとかえって事態がややこしくなるかもしれません。
大事なのは本人の話をよく聞いてあげることや自分の子供に対してであれば経済支援をはじめとした環境の整備をしてあげることでしょう。
そして、できるだけ早期に病院にかかって治療をはじめるのがいいです。
「自分は摂食障害かも?」と思う方は以下のサイトにて摂食障害かどうかを少し自分で確認してその気があると思ったら病院に行ってくださいな。
自分の友人や子供が摂食障害かもしれないと思う方も参考にしてみてくださいな。
参考
なお、手前味噌ですが自分に自信がない人や完璧主義の人は以下の記事を参考にしてみてもいいと思います。
参考記事等
おわりに
この記事は「「摂食障害」食べ過ぎたり食べなさすぎは心の闇が原因?」と題しておおくりしました。
今回は意外と世間的に軽く見られがちだと思われる摂食障害について取り上げてみた次第。
どんな障害や病気についても言えることですが、やはり「周囲の人々の理解と配慮」というものは不可欠です。
色んな障害や病気について間違った偏見や思い込みが少なくなっていくと、より多くの人が過ごしやすい社会ができますよね。
ぜひとも、そうなってほしいものです。
では!
参考