「わたしには恋人がいる。寝ても覚めても恋人のことしか考えていない。パートナーは乱暴なこともある、でも見捨てられない。そう、今わたしはとっても幸せなんだ!、、、、でも、いつも不安。なぜかって?それはもちろんわたしだけを見ていてほしいからに決まっているよ。まあ、、、本当は何時自分が捨てられちゃうか心配だってのもあるけどね、、、、。」
んー、切ない、、、、が、本当にそれだけですむのだろうか、、、?
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回は結構繊細な話題を扱います!
- 共依存型恋愛 -
です。
はい?
なんで、恋愛に興味ないわたしがこんなネタで記事を書くかって?
そりゃあ、悩んでいる人が多いからに決まっているでしょう。
愚問!愚問!
それにこういう事は当事者より第三者の方が客観的に見れるんですよ。
これ、心理学的な事実ですってばね。
あなたは知らない間に共依存の泥沼にハマっているかもしれません。
今一度、ご確認を。
今回は以下の様な方に向けておおくりします。
- 恋人が理不尽だと感じるときもあるのになぜか別れられない人
- いわゆる「ダメな人」ばかり好きなってしまう人
- 恋人に振り回されてばかりいてうんざりしているのになぜか離れらない人
そして、幸せになるために歩き出してくださいな。
なお、この記事は伊藤明さん著「恋愛依存症」を主な参考として書いております。
より詳しく恋愛依存症に知りたい方は読んでみてくださいな。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
1、共依存型恋愛とは?
まず、共依存についてです。
共依存とは、、、、、
共依存(きょういそん、きょういぞん、英語: Co-dependency)、共嗜癖(きょうしへき、Co-addiction)とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係への嗜癖状態(アディクション)を指す[1][2][3]。すなわち「人を世話・介護することへの愛情=依存」「愛情という名の支配=自己満足」である[4]
引用元
はい、大体お分かりいただけかと思います。
共依存とは簡単に言うと、「依存してくる人を世話する自分に依存する状態」です。
早い話が、「特定の誰かに必要とされること」に過度に執着しているんです。
あなたが「ひたすらパートナーのために尽くす」恋愛スタイルをとっているなら、それは共依存型恋愛です。
ちなみに、共依存型恋愛に陥りやすい人に見られる共通の特徴を見てみましょう。
- 必要とされることを必要とする
- 救済者になりたがる
- 相手を放っておけない
- 常に自分は後回し
- 現実を見つめられない
健全な恋愛を楽しんでいる人い達からしたら、異常に感じるかもしれませんね。
ええ、そのくらい普通じゃありません。
もうね、自分が相手を好きであるかより「相手が自分を好きであるか」にばかりに力点が置かれているんですね。
共依存者は「あなたがわたしには必要なんだ」という言葉に弱いのです。
恋人にお金をたかられたりなぐられて辛い思いをしても、次の瞬間にくる「あなたが必要」、この一言にすぐ言いくるめられてしまうのです。
そして、挙句「わたしがいないとあの人はそうなるんだろう」とかいいだす、、、。
もう、普通じゃないです。
DVなんて犯罪です。
即警察へ連行してやった方がいいくらいです。
なのに、このあり様、、、もう、言葉もないですね。
2、共依存型恋愛をしやすい人達の心の闇
では、なぜ共依存者はこんないびつな恋愛をするようになってしまうのでしょうか?
伊藤明さん著の「恋愛依存症」によると、共依存者の多くが親からの愛情を十分に受けていないことが原因だとのこと。
一般的な家庭出身の子供達は親から正しく愛される経験を経て人格が形成されます。
しかし、共依存者は親から愛されない、ないし「親からの支配的教育(過保護など)」を受けて育ってきています。
そして、過去によって本来受けるはずだった「失われた愛情」を、大人になって何とかして取り戻そうとするのです。
そうです、その「何とかして取り戻そうとする」行動が、上記の5つの特徴へと繋がるのです。
彼ら彼女らにとって恋人は、対等な関係である「通常の人が考える恋人」ではないのです。
そう、「恋人=象徴的親」なのです。
だから、彼彼女らは必死で恋人にしがみついて「愛情を求める」んですね。
もし嫌われてしまったなら、また過去のトラウマを追体験することになってしまいます。
だから、わかれようにも別れられないというジレンマに陥るんですね。
んー、複雑、、、。
3、共依存者に群がるハイエナ達の特徴
さて、共依存者の恋人となりやすい人が存在しています。
それが「回避依存者」です。
回避依存者とは、以下のような特徴を持つ人達です。
- 関係性が密になってくると関係を解消する
- 社交的な性格だと関係解消後すぐ他の人と交際を始める
正直、病気というわけではないので「あー、こういう性格のやつなのね-」と思うしかないような人達です。
実は、回避依存者も恋愛依存症になりやすいのです。
ちなみに、回避依存症は男性に多いと言います。
では、ここで回避依存者の特徴を見てみましょう。
- 常に相手を支配したがる独裁者
- 相手の罪悪感に訴えて利用しようとする搾取者
- 自分の理想を押し付けるナルシスト
- 愛が深くなるほどに別れたくなる脱走者
んー、冷静に考えて普通じゃないですね。
とてもじゃないけど、普通の人は遠慮しておきたいような人達ですね-。
どことなく、サイコパスが頭にちらつく、、、、まあ、別物ですけどね。
実は、回避依存者も親との関係で悩んできてのこの状態であることが多いのです。
なので、「なんてふざけたやつだ!」と一方的に攻撃するのも違う気がしてきます。
そうです、いってみれば共依存者も回避依存者、双方が犠牲者です。
とはいえ、なぜ共依存者は回避依存者に惹かれるんでしょうか?
共依存者の父親には「冷たく厳しい父」ないし、「全くかまってくれない父」が多いと言います。
これは回避依存者の特徴そのものですね。
そして、回避依存者の母には「自分の言う事は何でも聞いてくれる母」が多いと言います。
、、そう、これも共依存者の女性そのもの。
つまり、お互いはであった時から「他人であって他人じゃない」のです。
恐ろしい結末がまっているのに、そこに「ゆがんだノスタルジー」を見い出して彼女は言うのです。
「この人とは今あったばかりな気がしない、、、。何処かで会ったような気がする、、、。これは運命なのかもしれない。今度の恋愛は上手くいきそう、、、!」
そうです、先に待つのは暗澹たる惨劇です。
闇を光と勘違いしているんです。
そして、彼女は繰り返すのです。
何度も何度も再演するのです、「運命の恋愛に偽装した地獄の惨劇」を、、、。
なんていうか、もう言葉もありません。
誰も悪くないのかもしれません。
やりきれないとはこのことです。
なお、回避依存の人の心理の根底には幸せ恐怖症があったりすることもあります。
幸せ恐怖症について気になる方はこちらからどうぞ。
4、共依存型恋愛に決着をつける方法
さて、いよいよ共依存型恋愛との決戦です。
地獄の惨劇の幕、下ろしてしましましょう。
そして、人生の新しい幕をあけましょう!!
その前に健全な人関係というものについて確認しておきましょうか。
突然ですが、心理療法に「交流分析」というものがあります。
この交流分析では、ベストな人間関係の状態を「わたしもあなたもオーケー」と言ったりします。
つまり、相手も自分もお互いが尊重し合い、認め合う状態と言えます。
つまり、「お互いが対等である」ということ。
あなたがおちいっている「共依存型恋愛」はこの理想的な状態からは程遠いのがよくお分かりになるかと思います。
そして、自分と相手の間にきちんと境界線を引くことが大事です。
具体的に言うなら、助ける時は助け見守るべき時には見守るということ。
ええ、過保護は健全な関係ではなく支配被支配の関係です。
これは論外ですね。
他に健全な人間関係の条件としては以下の要素が考えられます。
- 柔軟な関係である
- 親密さを恐れない
- お互いにありのままを受け入れている
- お互いが成長を目指し努力できる
- 現実と幻想のバランスが取れる
- 与えることと与えられることのバランスが取れている
・自分に有害な関係であるとわかったら、あとくされなく退出できる関係であること(嫌な時は嫌、我慢できないなら我慢できないなどの意思表明ができる事が前提)
では、共依存を斬って参る!!
・心の声を聞く
自分の本心をしっかり自分で理解しましょう。
「自分はなんだかんだで幸せだ」
「つらいこともあるけど結局パートナーはいつも優しくフォローしてくれるから、、、」
もう、やめい!
自分を誤魔化してもいいことなんてないんですね。
自分が苦しい状況に甘んじているのは、自分にも責任があるのです。
しっかりとその責任と対峙しましょう。
責任としっかり対峙する事で、あなたの人生の主導権は自分の手に戻ってくるんです。
もう、、、自分を誤魔化さなくていいのです。
自分の気持ちに素直になりましょう。
・他の人に助けを求める
共依存型恋愛が悪化して恋愛依存症となっているのなら、もう自分一人でどうにかしようとするのではなく専門家に見てもらうのがいいでしょう。
後は自助グループに参加することもいいですね。
もちろん、自分の無力を認めることにつながるので嫌でしょう。
しかし、依存症から抜け出すためにはまず「自分の無力さ」を受け入れることから始めねばいけないと言います。
これは依存症からの回復に有効とされる「12ステッププログラム」において指摘されている事です。
・自分の行動パターンを良く知る
「次の恋愛はきっとうまくいく」
そうかい?
それの繰り返しでさんざ苦しんできたんじゃないかい?
また、繰り返すの、あの悲劇を?
あなたは相手にとって自分は救世主だったというけど、、、さて、それが本当の意味で相手のためになっていたのかな?
相手に尽くし尽くし尽くしに尽くし、、、相手はどうなったのかな?
あなたは相手に尽くした結果、心から感謝され愛を深めていったのかい?
違ったからこそ今まで苦しんできたんじゃないの?
今までのお決まり自分の行動パターンをしっかりと認識し、自分にとって有害な事をしっかりと理解する必要があります。
なるべく自分の行動パターンを詳細に分析しましょう。
その一助として、他人に聞いてみるのもいいです。
自分のことなど普通の人は10%弱ほどしか分からないという話もあります。
他人にも聞いてみましょう。
また、自分でルールをつくるのもいいです。
これを心理学では「プリコミットメント」といったりします。
将来的に訪れるであろう事態を見越して、自分に対して決めごとを課すのです。
具体的に言うなら、、、
・パートナーが一度でも浮気をしたら分かれる
・パートナーが自分に一度でも暴力を振るったらわかれる
などなど。
ぜひ、ご活用くださいな。
・自分を愛する
よくいわれる言葉、「自分を愛せないものに他人が愛せるものか」、その通りなんです。
健全な愛情のあり方とは、自分を尊重するからこそ相手も尊重できるというもの。
自分が相手に尽くすのを「無償の愛」、「献心の愛」といくら美辞麗句をならべたてて、美しく華麗に飾ってみたところでそれはまがいものです。
偽物ほど華美で豪奢です。
本物ほど質素で、かつ人の心を打ちます。
あなたは「必要とされたいという欲求」を満たすために、他人を利用しているのかもしれないんです」。
本当のやさしさって自分も他人も大事にするもんです。
他人に身をささげる行為は、時に他人を自分の承認欲求を充たすための道具として使っている事と同義なのです。
そう、誰も大事にしてません。
そこで、自分をまずは大事にしましょう。
共依存型の恋愛に陥っているのなら、一旦恋愛から距離を置いて、もっと自分のために新しい事をやってみるのかいいでしょう。
趣味を始めるでも美味しそうなグルメを探して見るなど、、、、何か恋愛意外のことを始めましょう。
あと、あなたは根拠もなく「わたしは自分はダメな人間だ」なんておもっていませんかね?
そんな根拠のない自己否定はいりません。
心理療法である論理療法ではそんな非合理的な考え方をイラショナルビリーフといいます。
例えば、あなたが仕事で何かミスをした時、
「ああ、こんなこともできないとは、、、わたしはなんてできがわるいんだ、、」
そんな自己否定が頭の中に鳴り響いたら、反論してやりましょう。
「人間だもの、ミスの一つや二つやらかすわ。人間なんて不完全な生き物だもんなあ」
てな感じにね。
その他、自分をいたわる方法については以下からどうぞ。
・過去としっかり向き合う
端的に言うなら、過去が現在の自分に与えた影響についてしっかり考えるという事です。
そう、過去の父親との確執が、母親の過保護が、、、、そんな過去が現在のあなたにどんな影響を与えたのかを考えてください。
その際には、実際に書きだして視覚化するのがいいですね。
・自分の押さえこんだ欲求に気付く
あなたはいろんなドロドロとした願望によって、共依存から足を洗おうとは思えないかもしれません。
そう、例えば他人から必要とされたいという強い欲求とかですね。
でもですね、本当にそれが自分の欲求の本体なんでしょうか?
実はもっと別のものが本当の欲求だという事はないでしょうか?
今、あなたが共依存によって満たそうとしている欲求は、言ってみれば本当の欲求を満たせないから変わりとしてつかっている代替物かもしれませんよ?
本当の欲求に気付くことができれば、もっと健全な形で欲求を満たせ人生の満足度も向上するはずです。
・過去を癒そう
過去を癒すとは端的に言うと、心の傷を受けた過去を再構成することです。
具体的に言うと具体的にいうなら、過去の心の傷を受けた場面に現在の自分を登場させて、その過去の場面を作り直す事をいいます。
さて、では具体的に手順を見ていきましょうか。
おっと、その前に注意が一つ。
以下の方法は途中で苦しくなったりしたらやめてくださいね。
過去の傷はあなたが思うより強力なネガティブパワーを持っています。
急激にどうこうするのは無謀というもの。
ですから、自分のペースでゆっくりと進めていけばいいのです。
・ステップ1
まず、一人で落ち着く場所や時間を選び、目を閉じ深呼吸してリラックスします。
気分が落ちついてきたなら、あなたの心の傷となっている過去の場面を想起します。
その場面が今現実に、目の前にあるかのようにイメージします。
その際、過去に感じた感情がよく伝わってくるようにイメージします(不安、怒り、など)。
・ステップ2
ステップ1で想起した場面に「今のあなた」を登場させます。
初めは、遠くからその場面をただ見ているイメージでもいいです。
・ステップ3
過去の自分へゆっくりと近づいて行きます。
そして、過去の自分を優しく抱きしめましょう。
さながら母が傷ついてしまった子供に対してするように。
その後、過去の自分を励まします。
「あなたの辛さはよくわかるよ」
「もう、心配しなくていいよ。ここにあなたの味方はいるから」
などと声をかけながら。
・ステップ4
次に、「今のあなた」は「過去のあなた」にかわって、その場にいる人達(父親や母親など)に対して、その時に過去の自分が言いたかったであろう事を言ってやりましょう。
・ステップ5
過去の自分に充分に優しくしてあげられた、過去の自分がいいたかったことを存分に代弁してあげられたと思ったら目をあけましょう。
今一度、いいます。
過去の負の記憶の持つ力は強大です。
無理はせずに苦しいならすぐにやめてくださいね。
・執着を捨てる
あなたは「~べき」、「~しなければいけない」、「~したら人生は終わりだ」なんて極端な思考をしていませんか?
共依存に限らず、恋愛依存症は偏った形で恋愛やパートナーにしがみつく、つまり執着することです。
だから、執着を捨てる。
もっと、適切な言い方をするなら、もっと考え方を柔軟にすることが必要です。
「恋愛でしかわたしの承認欲求は満たせない」
↓
「恋愛以外にも自分の承認欲求を満たすものは沢山ある。恋愛はその沢山あるもののなかの一つでしたない」
こんな風に時間はかかるかもしれないですが、自分の思考を柔軟にしていくことが大事です。
まあ、心理カウンセラーとかに頼るのもいいでしょう。
・後戻りはしない
きっと、共依存型恋愛に限らず恋愛依存から脱却するにつれ、心理や行動も回復するはずです。
いままで、魅力的だったパートナーもただのわがままな阿呆にしか見えなくなってきたりします。
これこそ正しい認識!
しかし、そんな時負の強大な引力があなたを泥沼へ引き戻そうとします。
ええ、リバウンドです。
リバウンドは回復の証です。
断じて悪化ではありません。
このリバウンドを感じたらもうゴールは間近という事。
決して後ろを振り向かず、進んでいきましょう。
- 光の差す方に -
・自分を信じる
自分を信じてください。
自分自身に変われる力があると信じてください!
今までの経緯はどうあれ、運命の引力は決してあなたを引き止められないと信じてください!!
人間実際のところ、変わろうとすれば変われるんですよ。
自分を客観視するために友人に意見を仰いだり、日記をつけたりしながら少しずつ前に進んでいけばいいのです。
明日のあなたの笑顔は今日のあなたの笑顔よりきっと素直で幸せなはず、、、、。
おわりに
この記事では共依存型恋愛からの脱却方法について述べました。
どうせ、恋愛をするのなら健全な自尊心を持って健全な人間関係に基づく恋愛をしましょう。
そして、共依存から抜け出すための方法は以下の10個でした。
- 心の声を聞く
- 他の人に助けを求める
- 自分の行動パターンを良く知る
- 自分を愛する
- 過去としっかり向き合う
- 自分の押さえこんだ欲求に気付く
- 過去を癒そう
- 執着を捨てる
- 後戻りはしない
- 自分を信じる
自分から不幸になる道を歩まなくっていいんですよ。
自分を大切にして、自分を大切にして素敵な恋愛を、自生を送ってくださいな。
来るべき輝かしいあなたの人生に、心からのエールを。
では!