「知りあいにSNSでものすごくイキっているけど、実生活はかなりみじめな人がいる。なんか見てて痛々しいし、どうにも本人はいきtネット上での自分と現実との自分のギャップに悩んでいるようにも見える。やっぱり、空威張りっていうか見栄なんて張るもんじゃないなあ。」
ふむ、その通りやね。
ええかっこしいばっかりしているメンタルの状態が悪化してしまうかもしれん。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「見栄張りはメンタル悪化させるから正直に生きよ「SNSとの付き合い方」」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
・SNSはメンタルを病む原因になると思っている人
・SNSをよく使うようになってからメンタルが不調になっている気がする人
・話しのネタが欲しい人等
古今東西問わず、見栄っ張りが嫌われるのは周知の事実ですが、そもそも見栄をはると自分のメンタルにも悪影響だという事はご存じでしょうか?
見栄をはりたくなる気持ちは誰しも少しくらいはあるものですが、あまりその気持ちに流されて見栄をはらない方がよさそうです。
どうも、見栄をはってもろくなことはなさそうですから、なるべく等身大の自分で生きるようにした方がよさそうですね。
ここで一瞬だけ宣伝?ですが、「悩みがあんよなー」て人も「ただ誰かに愚痴を言いたいねん!」て人も悩みが重症化する前に頭をクリアにしてみませんか?
おにぎりのカウンセリングについて詳しくは以下。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
見栄をはると悲劇がおこる?
見栄をはる、つまり「本来の自分を偽って大きく見せる」のはいろいろな意味で有害である可能性があります。
例えば、自分を偽ると以下の様な弊害があるといいます。
- 自分を偽る癖がある人ほど自律神経バランスが崩してしまう傾向がある
- 交渉能力が低下する
以下順次簡単に補足です。
・自分を偽る癖がある人ほど自律神経バランスが崩してしまう傾向がある
自律神経のバランスが崩れると聞くと、「何だそんな事よく聞くじゃん」と適当に済ませたくなりますけど油断はできません。
なんせ、自律神経のバランスが崩れると様々な不調が起こる可能性があるんです。
例えば、一例をあげますと自律神経の乱れは「過敏性腸症候群」や「神経性胃炎」の原因にもなります。
しかも、自律神経が乱れると風邪をひきやすくなる、代謝が低下してそれまでと同じ食事量でもふとってしまうなんて話もありますね。
自律神経と太りやすさの関係については以下参照。
まあ、いずれにしても自律神経が崩れるのは見過ごせない問題なんですよ。
それは確かです。
各自、メンタルケアなどを頑張りたいところです。
メンタルケアに際しては以下の記事等が役に立つかもしれません。
・交渉能力が低下する
ある研究では、「自分を偽ると交渉能力が低下するのではないか」という示唆がなされているといいます。
その研究における実験では、起業家達を以下の2グループに分けてそれぞれどれだけの出資が得られたかを調査したそう。
- 自分の素の性格を出すのではなく投資家の性格に合わせ交渉するように依頼したグループ
- 投資家の性格を気にしないで自分の素の性格を正直に出して交渉してもらうよう依頼したグループ
その結果、「投資家の性格を気にしないで自分の素の性格を正直に出したグループ」の方が出資金を多く集められたといいます。
自分の性格を偽って相手に合わせようとしてもどうやら無理があるようですな。
実は、交渉ではなく人間関係全般についても素を偽るとよくない可能性があります。
相手に対して気兼ねして自分の素を出さない八方美人的な態度をとるよりもある程度自分の素を出していった方が他者と信頼関係を構築しやすいという話もあるんですね。
なので、社交辞令一辺倒なうわべだけの付き合いをしよとするのではなく、もっと自分の本心を出していった方が人間関係に恵まれて幸せになれる可能性があるといえるでしょう。
自分には正直でいたいものです。
ただ、相手への配慮は欠かせないのでそれは注意!
相手に配慮しつつも自分の言いたいことを言うスキルをアサーションと言ったりしますが、興味がある人は以下の書籍を読んでアサーションについての学びを深めるといいでしょう。
参考
SNSは実はものすごく有害だった!
「「見栄をはると精神には有害だ」という話を聞いて、「おっと、じゃあツイッターやインスタグラムと言ったSNSはかなり有害なんじゃね?」と思ったそこのあなた、、、、ものすごく鋭い!!
実は、SNSはメンタルの状況を悪化させる可能性が多分にあるといいます。
例えば、ミシガン大学の研究にフェイスブックを使うほど気分が沈んだり生活への満足度や主観的幸福度が低下するというものがありますね。
これは主に「他人と自分を比較してしまう事」に原因があるとされているようです。
いわゆる「リア充爆発しろ」というネットスラングではないですが、「充実していて楽しそうな他人」と「うだつが上がらない自分」を比較することですごくみじめな気持ちになるって感じですね。
いわゆる「キラキラ投稿」なんてすごく有害なんですよ。
そんな投稿を目にした日には「自分はなんて不幸なんだ」とか「本当に妬ましい!」みたいなネガティブ感情にさいなまれることになります。
また、最近ではあのインスタグラムに関しても同様の指摘がなされております。
どうやら、2019年と2020年にフェイスブック内部の調査部門が実施したInstagramに関する調査資料や、若いInstagramユーザー数人のインタビュー等によると以下のようなことが明らかになったとそうです。
- 調査対象となった10代女性の32%はInstagramを見て自分の体型について気分が落ち込むと回答
- アメリカの10代男性の14%がInstagramを見て自分自身について気分が落ち込んだと回答
また2020年3月のフェイスブックの調査資料によると、Instagramの特徴とされる「最高の瞬間だけを共有する傾向や中毒性」が若者を摂食障害やうつ病に向かわせる可能性があるといいます。
SNSの発展によって、気軽にどこにいても世界中の人と繋がれるようになったのはいいことですが、その一方でSNSに振り回されて自分の身近な人間関係をおろそかにしたり他者との比較で精神を病んだりするという有害性についてはしっかりと認識しておく必要がありますねえ。
特に、わたしは個人的にインスタグラムはすこぶる有害だと思っています。
実は、最近になってわたしは本格的にインスタグラムの運用を始めたのですが、インスタグラムはツイッターとは比較にならないほどの見栄張り投稿の嵐です。
あと、自撮りを投稿する人が非常に多いですね。
なんというか、「綺麗、かわいいっていってほしい!」とか「イケメンと言ってほしい」という自己顕示欲が駄々もれの修羅場と化しています。
あとツイッターなどと比べると、圧倒的に「自分リア充だぞ!」という主張が激しいのもインスタグラムの特徴です。
試しに、ツイッターとインスタグラムの両方でそれぞれネガティブなワード、そうですね、、、「非モテ」とかって調べてみて下さいな。
すると両SNSの違いが一目瞭然だとおっもいます。
ツイッターで非モテと検索すると、愚痴や自分の境遇の嘆きみたいななんか頭痛くなるような陰鬱なつぶやきが多数出てきてうんざりしますよ。
その一方、インスタグラムで非モテと検索すると基本的に出てくるのは恋愛コンサル的な業者の投稿がメインでそこに自分磨きを頑張っている前向きな人たちの投稿がちらほら混じるって感じになっています。
比較してみると、なんだかすごい差だなって思いますよ。
これは推測に過ぎませんが、ツイッターではみんな愚痴や本音と言ったものを吐き出しやすい風潮があるのに対して、インスタは「いかにキラキラしてる自分を見せるか」みたいな見栄張り競争が盛んなんだと思うんです。
そう考えると、わたしはインスタグラムの方がツイッターよりも表面上明るく取り繕っている分だけより闇が深いと思ってしまいます。
一概に比較はできないですが、個人的にはツイッターよりもインスタグラムの方がメンタルに悪影響な気がしてなりません。
SNSとはうまく付き合っていこう
SNSがいくらメンタルに有害であるといっても、一旦SNSの利便性を知ってしまった現代人はSNSから完全に離れることはできないでしょう。
実際、わたしの様にブログを書いているような人間からしたらSNSはなくてはならない重要な拡散ツールですからやめるという選択肢はありませんよね。
となると現実的には、「SNSとうまく付き合っていく以外に方法はない」んですよね。
では具体的にどうすればいいかという事ですが、基本的には「なるべく自分をとりつくろわず正直な投稿を心がける」という事です。
10560人のフェイスブックユーザーを対象としたある実験では、「自分の事を正直に投稿している人たちほど人生に対する満足度が高かった」と言います。
またこの研究では逆に「一定期間正直な投稿を心がけることで日常生活に対する満足度が上がる」という事もわかっているそうです。
※男女90人に協力してもらい最初の一週間は SNS に本当のことだけを投稿してもらい次の一週間で理想の自分の姿を投稿してもらった。すると、本当の投稿していた場合の方が有意に主観的幸福度が高かったという。
この研究に基づくなら、やっぱりインスタグラムは闇が深いよねって話になりそうです。
別にインスタグラムをやめるべきだなんて思いませんけども、使うならなるべく正直な投稿を心がけたいものですな。
また「意識して自分と人を比べないようにする」必要もありますね。
それにインスタグラムが見栄張り文化の温床だとすれば、イキったリア充投稿をしている人達も往々にして「キラキラしていると思われたい」という承認欲求をこじらせているわけでして投稿が真実かは結構わからないものです。
ま、これはインスタグラムに限りませんけどね。
お互いあまり投稿をうのみにしないようにしてきましょうね。
この情報化社会、何が真実かなんてよくわかんないですからねえ。
何事も一歩引いて見ていきたいものです。
最後にメンタルケアに役立ちそうな記事等を置いておきます。
おわりに
この記事は「見栄張りはメンタル悪化させるから正直に生きよ「SNSとの付き合い方」」と題しておおくりしました。
見栄をはりたい気持ちは誰にでも少しはあるものですが、出来るだけ自分に正直に生きていった方が幸福度は高い可能性が高いです。
見栄をはる事によって交渉能力や主観的幸福度が低下したりする可能性が示唆されていますからね。
あと、SNSとはうまく付き合っていきたいものですなあ。
では!
参考記事等
非モテをこじらせるとミソジニーになる気がするので気をつけた方がいい
「柔軟な思考と固定観念」柔軟な考え方のメリットデメリットについて
参考
Authentic self-expression on social media is associated with greater subjective well-being
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33024115/