「なんか、世の中で若者の~離れとか言ってんけど、それってただの思い込みじゃね?マジで言いがかりにもほどがあるよねえ。うざい。さすがに笑えないわ。ひどすぎて草も生えないわ。あたり一面焼け野原、不毛の大地だわ。てか、試される大地?」
うーん、確かに新聞とか雑誌の見出しとかで「若者の~離れ」とかってタイトルよく見るよねえ。
あれって本当にクソだよね。
マジでクソだわ。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「若者の~離れとか単なる思い込みじゃね?」という話です。
はい、よく聞きますね、「若者の~離れ」。
正直、多くの若年層、ないし冷静な人からしたら「あ?だから何だよ?」ていうのが正直な感想ではないでしょうか?
いちいち「若者の」て枕詞なんていらないよね?って話。
今回はこんな「若者の~離れ」なんていちいち表現する側の心理をえぐってみようかって思います。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
若者の~離れは真実か?
世の中を見回すと至るところで「若者の~離れ」という文言に出会います。
しかし、これって本当なんでしょうか?
このような言葉を真に受けるなら、あまりにも世の中に「若者が離れてしまったものが多すぎやしないか」と思いますよね。
試しに、世の中に流布している「若者の~離れ」の例をエアトリが行った「平成の○○離れランキングを参考に挙げてみると以下みたいなものがありますね。
※エアトリの調査では10代~70代の男女700人を対象としてアンケートを実施。
- 1位:タバコ
- 2位:新聞
- 3位:ギャンブル
- 4位:ゴルフ
- 5位:恋愛
- 6位:車
- 7位:ゲーム
- 8位:結婚
- 9位:カラオケ
- 10位:お酒
- 11位:テレビ
- 12位:梅
- 13位:読書
- 14位:年賀状
- 15位:音楽
参考
https://www.airtrip-intl.com/news/2019/2396/
ふう、若者の離れているものってめっちゃ多いね(笑)。
でも、どうなんだろうね、、、。
これって本当なんだろうか?
実は、このような「若者の~離れ」について鋭いツッコミを加えている方がいます。
その方というは『データサイエンス「超」入門 嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい』著者の松本健太郎さんです。
松本さんによると「若者の~はなれ」に関しては以下のような可能性があるとのこと。
- 「若者の~離れ」はすでに50年前から言われている
- 海外旅行離れをしているのはむしろおじさん、おばさんである
- おじさん、おばさんも新聞離れがひどい
- 若者だけでなく男性全体が酒、たばこから離れている
そして、彼によると「若者の~離れ」は往々にして以下の2つのどちらかに収れんするのではないかとのこと。
・若者だけでなく他の年代でも減っている
・人口が減っているだけで割合は変わっていない
参考
https://note.com/jyaga0716/n/nf2bf4e261dd8
うん、実に理にかなっているかと。
何事もデータのような客観的な指標に基づいて考えていきたいもんです。
そうでないと、デマに惑わされちゃうよね。
離れる?いや、初めから近づいてもねえよ
上述したように、世の中の多くの「若者の~離れ」は言いがかりに等しいレッテル張りである可能性が高いです。
中には、「は?車なんて欲しいと思ったこと一度もねえよ。あんな維持費ばっかりかかる粗大ゴミみたいな無駄なものいらねえよ」て人もいるかもしれません。
実際、ミニマリスト思考の強いわたしからすると、無駄な維持費のかかるものや単に他人からの承認欲求を満たすだけのものなんて必要がないと思っています。
車がどうしても必要となれば、それこそ最近注目されているサブスクリプションサービスを利用する方が無駄がなくて車を購入するより賢いです。
また、タバコや酒はそもそも体に害であることが科学的に立証されているため不要です。
ギャンブルもなくていいですね。
正直、わたしの感覚からすると世の中の「ほとんどが無駄なものだ」て感じがします。
どうせ、いずれ人は死ぬのに下らないことに執心してるなって感じですよ。
これはミニマリスト的思考の人ならわかってくれるんじゃないでしょうかね?
ま、大半の人にはわかってもらえない気もしますが、、、。
そもそも、いまさら「若者の~離れ」なんて言っているけど、そもそも「なくなっていいもの」も一杯あると思うんですよねえ、、、。
はい、そんな感じです。
「若者の~離れ」なんてどうでもいいよね。
便利だったらどんどん新しいものにとってかわられて、古いものなんてなくなっていっていいのよねえ。
だって、「需要ないから普及してないんじゃん、それ。潮時だよ」。
結論、「便利で手間が減ればそれでいい」。
あ、別に異論は認めます。
人間って偏見にまみれたしょうもねえ存在だよね
人間ってわたし自身も含めて普段から「凄い思い込みにとらわれている存在です」。
そして、「若者の~離れ」という言葉を聞いて、「最近の若者は意識が低い(これは謎な意見だが存在する模様)」なんていう人は確証バイアスに毒されている可能性が高いといえます。
確証バイアスとは
「自分の考えが正しいか否かを検証する際、自分の考えを証明する証拠ばかりを探し反証情報に注目しない傾向のこと」
です。
つまり、「若者の~離れ」が最初から正しいと思い込んでいたら、それを再検証しようとか一旦疑ってみるという意識すらわかないってことになります。
ま、「人は自分の信じたいものを信じようとする」てことね。
偏見に対しては偏見に対しての知識を深めたり、バイアスを解除する方法を知っておくと対処できますね。
是非とも、偏見にとらわれない柔軟な思考になっていきたいもの。
以下に偏見に対する知識とバイアス解除についての記事を置いておきます。
そして、おそらく「若者は~」なんて言いたがる人達の心理って結局は「自分の過去を美化したい、正当化したい」みたいなショーもないものなんだとおもんですね。
確かに、自分の過去を美化するのは人間の心理としては仕方がないのですが、過去に浸ってばかりというのもあんまりいいもんじゃないです。
過去にとらわれるのではなく、「過去を推進力として進んでいく」ことをおすすめします。
過去を美化する心理とその心理の有効活用については以下からどうぞ。
キャッチフレーズとしては優秀な「若者の~離れ」
「若者の~離れ」というフレーズは客観的に考えたら「いやいや違くね?」といいたくなることもたくさんあるものの、非常によく使われるフレーズ。
確かに、この「若者の~離れ」というフレーズは人目を引く錘文句としては非常に優秀なんですよね。
良くも悪くも老若男女の耳目を刺激しますから。
若者目線でいえば、「なんだよ、またこの手のクソタイトルかよ」みたいにネガティブ情報として気になるし、年配層からしたら「本当に最近の若者は、、、」みたいに自分たちの承認欲求が満たされる気持ちになります。
そう考えれば、あおり文句としてはとっても優秀!
でも、この手の煽りタイトルって真に受けるの危険なんですよね。
それに何でもかんでも「若者の~離れ」なんてレッテルを張って済まそうとするのもどうかなって気がしますねえ、、、。
めっちゃ、安易だし不快。
これは「これだから老害は、、、」なんて逆の言い回しでも同様。
若いものとか老人とか「大事なのそこじゃねえよ!」ていう気分になってくるんです。
まあ、今後もこの手の煽りタイトルは無くならないでしょうが、できればやめてほしいなって思ったりしますな。
おわりに
この記事は「若者の~離れとか単なる思い込みじゃね?」と題しておおくりしました。
世間に流布している「若者の~離れ」というフレーズですが、よくよくデータ等を客観的に見ていくと「真実とはいいがたい」という現実に直面します。
本当に思い込みって怖いものです。
実際はどうなっているのかデータ等から冷静に見る癖をつけていきたいもんですよね。
柔軟な思考であってこそ人生は快適です。
ま、これは他人事ではないので自戒すると致しましょう。
では!