「なんか相変わらず日本て先進国の中で屈指の自殺大国みたいだな。まあ、こんだけブラック企業があふれてりゃ無理もないのか?、、、、いや、それは言い過ぎとしてもなんとか自殺って防止したいもんよな。ところで、いのちの電話って自殺の防止には役に立っているの?」
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです!
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「いのちの電話は自殺防止に本当に役立つのか?少しだけ調べてみた。」という話です!
今回は以下のような方に向けておおくりします。
- いのちの電話ってなんだか知りたい人
- いのちの電話の自殺抑止効果について考えてみたい人
はい、今回の話題はすこーしヘビーであります。
あなたも「いのちの電話」というワードを聞いたことくらいはあるかもしれません。
いのちの電話とは簡単に言うと自殺予防のためのサービスです。
いってみれば、自殺予防のためのライフラインといえるでしょう。
今回はこの「いのちの電話」の実際がどうなっているのか少し調査してみようかと思う次第。
ちなみに、「「生まれてこなければよかった」を「生まれてきてよかった」に変える」思考方法についてはリンクからどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
いのちの電話ってなんぞ?
いのちの電話とは一般社団法人「日本いのちの電話連盟」による自殺予防のためのサービスです。
いのちの電話の起源は1953年の英国ロンドンで始まった自殺予防のための電話相談にあるといいます。
日本においては1971年10月に初めてボランティア相談員による電話相談が東京にて開始されたとそうです。
そして、1977年当時「いのちの電話」は全国わずか5つの拠点をもつ程度の規模の組織でしたが、その活動を全国展開していくためにはその中心的役割を担う組織が必要でした。
そこで発足したのが「いのちの電話連盟」であったといいます。
そして、2019年現在、いのちの電話連盟に加盟するセンターの数は50センターにのぼり約6100名のボランティアを擁するまでに発展しているとのこと。
ちなみに、いのちの電話の相談員をしている方は原則的にその活動している事実を明かしてはいけないとか。
なお、本当に個人的な意見ですけどいのちの電話は絶対にボランティアではなくて「謝礼を払う」ようにしたほうがいいと思うんですな。
なんとなく、こんな精神的に負担の多いことを人の善意にたかるような方法でやるなよって思ったりします。
ま、独り言でした。
2020年7月現在、毎日16時~21時まで、いのちの電話ではフリーダイヤル0120‐783‐556にて「自殺予防いのちの電話」と実施しています。
また、インターネットでのメール相談も受け付けているそうです。
もし、自殺が頭を少しでもよぎる人がいたらこのサービスを使ってみるのもいいでしょう。
いのちの電話は役に立たない?
いのちの電話は個人的に素晴らしい取り組みであると思っています。
メンタルのライフラインを構築したいなんて大言壮語しているわたしですので、その活動の必要性と尊さについては異論をさしはさむ余地がありません。
ただ、どんなに素晴らしい理念をかかげ優れた業績を上げる事業にもかならず「影」はあります。
つまり、どんなに素晴らしいサービスにも、何かしらの問題点や不満点というのはいつの時もあるということです。
これはいのちの電話についても同様です。
ネットを探索してみるといのちの電話についていわれる代表的なものに「電話してもつながらない」なんてものがありますね。
そして、それ以外にも以下のような意見がある模様。
これらの意見を集約すると「相談したのに突き放すようなことを言われた」と言う感じでしょうか。
そのため、「いのちの電話にかけない方がいい」という意見も結構な数存在しているといいます。
ただ、電話してよかった言う声もネット上には確かに存在しているそうですから、役に立たないなんてことはないかと思いますね。
ネットはどうしてもネガティブな意見が拡散されやすい側面があると思うので、きっと全体で考えたら救われた人もいるのだと思います。
ただ、中には「ただ話を聞いたもらう程度では何にもならない」なんて見解もある模様。
例えば、以下のブログでは運営者の方のいのちの電話に対する切実な思いがつづられています。
参考
このブログには以下のような切実な思いが吐露されています。
電話をかけて、話を聞いてもらったとしても現実は何も解決しない。
解決できるような方策があるならば、いのちの電話にかける以前にその方策を実行しているし、債務整理なり家庭問題なりに対する有効な相談窓口は他に存在していることなんか検索すればいくらでも見つけることが出来る。
そんな建設的な解決策を提示してくれるところに電話をかけてもどうしようもない問題で、だけど死にたいほど悩んでいて、誰にも助けを求めることが出来ず、ただ電話をかけ話を聞いてもらうのも申し訳なく、電話を掛けた後もむなしさと罪悪感がのこる。
それならいっそ話を聞いて救われる人間の為に回線を開けてやるのが余程いいだろうと思うので、私はおそらくいのちの電話の類には二度と電話をしないだろう。
引用
なおこのブログの運営者の方は、幸いにもかなり親身になってくれるいい相談員の方に電話がつながったようです。
そして、彼(それとも彼女?)自身は「自殺を考えるような人にとっていのちの電話はあまり有効手段ではないのではないか?」としつつも、その活動について決して否定的な立場ではなく「自殺を考える人にとって救いの一端になっているのではないか」とも言っています。
まあ、確かにいろいろと課題はあるのかもしれません。
しかし、わたしとしてもいのちの電話という活動はとても社会的に意義のあることであると思います。
それに自殺したいとの思いを受け止めるなんて、並の人間にはできませんな。
相談員の方々も日々葛藤の中電話を取っているんじゃないかと思う次第。
対応が少し説教臭くなってしまうっていうのもその過大なストレスが故の結果だったりするのかもしれません。
もしかしたら、相談員の方ににも手厚いメンタルケアが現状では必要だったりするのかもしれませんね。
少なくとも、わたしは相談員の方の中にひどい対応をする方がいるというのは事実であろうとは思いつつも、それをもってそのような方々を糾弾したいって気にはなりません。
相談員の方々が「どんな心理状態で電話を取ったのだろうか?」ということが一番気になります。
いのちの電話に意味はある
私見ではありますが、確かに自殺を食い止めるために「ただ話を聞いてあげるだけでは少し足らない」と思います。
話を聞いてあげるだけでは現実の問題は何も解決しません。
心の問題を解決することも難しいでしょう。
しかし、「人の話をきく」というのは一見簡単な行為ですが、心理学的見地から見て心の癒しになるのは間違いないです。
確かに電話して来た人が「その電話をきっかけに自殺する気がなくなったか」はわかりませんし、電話にどれほどの効果があったかもわかりません。
しかし、それでも「やらないよりずっといい」とおもいます。
何せ「まだ自分は社会から見放されていない」という実感を得られるとも思うんで。
現実だと、自殺を考えているなんて軽々に人に話したりはできませんから、自殺したいなんて考える人達は孤独感を抱きがちかと思います。
それに相談しようものなら、「親不孝」とか「お前よりつらい状況でも頑張っている奴はいる。甘えるな」とか殺意以外わかないような説教をしだすヤカラも多いことでしょう。
自殺を防止するために説教するなんて言語道断というほかないのです。
なので、個人的にですがあの自殺の名所とされる富士の樹海の自殺防止の看板に説教臭いものがあると知って、「こんなの自殺が加速するだろうがクソ馬鹿め」と思ったりしています。
例えばこれ。
引用
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1338647373
これをみて不快になる方は一定数いるのではないでしょうか?
自殺を考えるほどに心の余裕のない人に綺麗事の道徳論をかましてくるというある種「非人道的」とすらいえる文言です。
「命は親からいただいた大切なもの、、、」
人によってはここで大激怒でしょう。
「誰が生んでくれって言ったんだ!」
「生まれてこなければそもそもこんなつらい思いしなかったろうに!」
、、、様々でしょう。
それにこの文章全体が家族仲がいいことを前提にしている表現にも取れます。
これを親子仲が壊滅している人が見たら、余計に死を決意するのではないかって気がしますな。
心が弱っている人に道徳なんてといてはいけないんです。
道徳なんて無意味ですな。
おっと、余談でした。
参考記事等
おわりに
この記事は「いのちの電話は自殺防止に本当に役立つのか?少しだけ調べてみた。」と題しておおくりしました。
いのちの電話は一般社団法人「日本いのちの電話連盟」による自殺予防のためのサービスです。
これはとても社会的に意義のある活動であるといえるでしょう。
ただ、このサービスには不満の声が一定数あるのも事実です。
その不満の内容は実にさまざま。
しかしそれでもなおきっと、このいのちの電話に救われている人はいるであろうと思います。
事実、そのような言葉をネットには存在しているといいますから。
いのちの電話はとうてえ、とうてえよ、てことで今日はここまで。
では!
参考