「アニメのエヴァンゲリオンは名作だってちまたでしきりに言われているから、見てみたんだがどうにもよくわからない、、、、。なんだかなあ、、、、結局、これって主人公のシンジの心の葛藤の物語なん??なんか、その割には最後までシンジが成長したのかしないのかよくわかんない、、、、。」
んー、確かにこの作品は名作なんだろうけど、絶対人を選ぶ作品だよなあ、、、。
まあ、アニメに造詣深くないから何ともコメントしがたいが、一通り見てもよくわからんかった、、、。
なんか、使徒の攻撃力半端ねえな!
、、、、実に頭の悪い感想しか残らなかった(笑)。
オニギリス!
脱マンネリストのオニギリです。
今回の話題は「エヴァンゲリオンの主人公「碇シンジ」の性格をビッグファイブで分析してみた」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
エヴァンゲリオンの主人公である碇シンジの性格を考察してみたい人
「エヴァンゲリオン」といえばアニメ界屈指の名作。
アニメに対して詳しくない人たちの間でも、その存在を知られているくらいの作品だと思います。
で、恥ずかしながら、わたしはほとんどまともにこの作品を見たことがなかったんですね。
しかし、最近エヴァンゲリオンの映画がやるだのなんだのと話題になっていたのを知って、ふと「ちょっと、じっくりと見てみようかな」と思ってエヴァンゲリオンをしっかりと最初から最後まで見てみました。
で、その感想は「、、、、シンジくん、、、悩みすぎ!!!!」
正直、主人公の碇シンジの悩みが深すぎてそればっかり印象に残る作品でした。
そこで今回、「シンジの性格分析したろ」て何となく思ったんですわ。
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では、ゆるりとおおくりします。
目次
新世紀エヴァンゲリオンってどんなアニメなん?
まずは、新世紀エヴァンゲリオンという作品の概要から確認してみたいと思います。
正直、ガチのアニオタの方々からしたら、わたしはアマチュアのアニオタですらない単なるド素人なので、多少のご解釈は勘弁してもらいたい所存。
新世紀エヴァンゲリオンとは、日本のアニメ制作会社GAINAX制作によるオリジナルテレビアニメ作品。
舞台は2015年の大災害「セカンドインパクト」が起きた世界。
汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を駆るパイロットとなった14歳の少年少女達と、謎の敵である「使徒」との戦いの物語です。
同作品はテレビアニメと漫画のメディアミックス作品であって、テレビ放送に先立つ1994年12月(1995年2月号)から角川書店の少年エースで漫画の連載が開始されたといいます。
そして、漫画は連載開始から18年後の2013年6月(2013年7月号)に連載終了し、その一年後の2014年11月20日に最後の単行本(第14巻)が発売されたのをもって完結している模様。
で、アニメの方ですが、1995年10月4日~1996年3月27日の期間で全26話がテレビ東京系列で夕方の時間帯で放送されました。
しかし、放送時の視聴率は低くその斬新なストーリーが物議をかもしてしまいます。
わたしが今回みたのもこの視聴率が低かったバージョンです。
正直、視聴率が低いのが分かるような気がしてしまいましたわ。
ところどころ一般にはグロいと思われそうな描写もあるし、なんか普通のアニメ作品と違って「人の心理の奥」を描くことに重きを置いてそうな作品でした。
「主人公が敵をぶっ潰してめでたしめでたし」みたいなわかりやすいストーリじゃないですね。
しかも、最終回は「!!?」て感じでした。
最終回では、これでもかとシンジ君の内面の葛藤を詰め込んできますし、登場人物同士の関係がクソ悪くなってくるので何とも言えない気分になります。
「おいおい、なんでこんなに悲壮感つめこんでくるん?」て感じ。
で、最後は現実なのかそれともシンジ君の夢だったのかよくわかんないままに、亡くなってしまった仲間を含めたシンジ君の仲間達に祝福されて?感動っぽい雰囲気で終わりました。
、、、、、うん、正直、「!?」て感じですわ。
何を祝福してるんや、、、、頭真っ白。
「え、結局、世界は平和になったん??」、、、、いろんなことがよくわかんないまんま終了しました。
ものすごく「モヤモヤする」最終回でしたよ、はい。
「一体何がおめでたいんだろうか、、、、???」
しかも、最後の画面が黒い背景にデカデカと白い文字で「ありがとう」ってさ、、、。
「前衛的すぎやろ!!!フランス映画か!」
シンジ君は生まれ変わったんか?
なんか、ルソーの第二の誕生を想起してまうわ、、、。
んー、謎(笑)。
そして、このエヴァンゲリオンの世界観を理解するために重要なキーワードが「人類補完計画」というもの。
凄く雑にいうと「不完全な人類を完全な生命体にするための計画」なんですが、、、まあ分かりやすく解説してくれている動画があったんでそれを参考にしてみてくださいな.
なお、劇場版に関しては2021年に映画版第4弾「シン・エヴァンゲリオン」が公開予定であり、この第4弾の公開をもって同シリーズの制作は終了する模様。
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碇シンジとは何者か?
さて、碇シンジとは何者なのか?
まずは、彼のプロフィールから見てみましょう。
- 年齢:2001年6月6日生まれの14歳
- 性別:男
- 身長:157㎝
- 両親:碇ゲンドウ(父)、碇ユイ(母)
- 学校:第3新東京市立第壱中学校
- NERVでの立場:エヴァ初号機の専属パイロット
上記の通り、碇シンジはエヴァ初号機の専属パイロットの14歳の少年であり、彼の父はNERV(ネルフ)総司令官の碇ゲンドウ、母は研究者の碇ユイです。
※NERVとは人類の敵である使徒の調査や研究、殲滅を主要任務とする架空の国連直属の超法規的武装組織。
父のゲンドウからは幼少期に事実上捨てられるような形で親戚に預けられずっと離れて暮らしており、母とはすでに死別している模様。
この劣悪な家庭環境が彼の自尊心をかなり低下させる元凶となっています。
なお、どうやら設定上彼は女顔の美少年のようです。
顔は父のゲンドウではなく母のユイに似たのかもしれませんな(まあ、成人したらどうなるのかわからんけど)。
碇シンジの性格はやや内省的で繊細であり、自分の存在意義に悩んでいて過酷な状況下ではそのストレスのため極めて情緒不安定になるとのこと。
劇中では情緒不安定で後ろ向きな描写が多かったように見受けられるものの、平均的な中学生よりも社交性がある模様。
そして監督の庵野秀明さんによると、シンジ君の性格は「自分の決めたことは絶対に曲げない」というものだそうです。
碇シンジの性格をビッグファイブで分析してみよう
では、ここからはいよいよ碇シンジの性格を分析してまいりましょう。
なお、性格分析に関してはビッグファイブの観点から考察を加えていきますね。
ビッグファイブについて詳しくは以下からどうぞ。
ビッグファイブでは以下の5項目で性格を分析します。
- 外向性
- 開放性(好奇心の高さ)
- 誠実性
- 協調性
- 神経症的傾向(不安の感じやすさ)
そして、上記5項目のそれぞれについて以下の基準で採点してみたいと思います。
- 高い
- やや高い
- 普通
- やや低い
- 低い
ただ、碇シンジの性格は漫画版や劇場版で多少の変更点があるようなので、ここでは主にテレビアニメ版に限定して考えていこうと思います。
さて、ではそれぞれの項目について見ていきましょう!
外向性
碇シンジは基本的に愛想がよくそれなりに社交性が高いようですが、やはり人と接することにストレスを感じているようにも見えるため内向的であると思います。
しかも、色々と日ごろから内省してますね。
よって、碇シンジの外向性は「低い」と結論できそうです。
開放性(好奇心の高さ)
碇シンジの特技は料理とチェロ。
そして後に、劇場版Qにてピアノを弾き始めるもすぐに上達するなど、彼は非常に器用な模様。
で、わたしの主観ではありますが、碇シンジの好奇心の高さはまあ「普通かな」て感じです。
正直、劇中の行動を見ているだけでは決め手に欠けるのですが、彼は協調性が高い性格だと思われるため好奇心が高いことはあまりないかなって思いました。
好奇心の高い人ほど協調性が低い傾向にあるって話があるのでね。
ということで、碇シンジの開放性は「ふつう」と結論したいと思います。
誠実性
碇シンジは学校の成績が良い秀才(事実、劇中で優等生と言われていた)であって、チェロやピアノといった楽器を弾くのもうまいです。
勉強は一朝一夕でできるようにはなりませんし、楽器の演奏にしてもそうですね。
こつこつとやり抜くことができなければ物にはなりません。
このことから、彼の誠実性はおそらく「高い」と思う次第。
協調性
碇シンジは非常に思いやり深い性格をしています。
周囲の人たちに非常に配慮をしていますな。
彼は学校では協調性がない人物として扱われてはいるものの、それは主におそらく幼少期からの家族関係等に起因する自尊心の低下によるものかと思います。
あと、人見知りだし。
そう、彼の心根は思いやりの深い協調性の高い性格だと思いますね。
よって、碇シンジの協調性は「高い」といっていいと思います。
神経症的傾向(不安の感じやすさ)
碇シンジは劇中の描写を見る限り、おそらく最近話題のHSPではないかと思います。
彼は感受性が高く人の感情の変化に敏感であり、やや潔癖気味な感じもしますね。
この性格傾向はほぼHSPのそれといえるんじゃないかと思います。
事実、彼は劇中で、かなり精神的に追い詰められて自暴自棄になったりもしてますね(とはいえ、普通の中学生があんな状況に放り込まれたら情緒不安定になっても仕方ないが)。
もうこの時点で、神経症的傾向は非常に高いのだろうなて感じがしてきます。
そして、彼のこのような精神的な打たれよわさの原因には、幼少期から劣悪な家族関係も大いに影響しているものといえましょう。
最近では人の性格形成において、家庭の影響は数%であるという話がなされますが、それは「正常な家族関係であった場合」のこと。
彼の場合には明らかに「劣悪な家庭環境」のもとで育っているため、例外といえます。
なので、家族関係が原因で自尊心が低くなってしまっており、それが生来の感受性の高さと相まって不安の感じやすさをさらにブーストしているといえるかと思うんです(事実、劇中で彼は自分を無価値と思ったり、父ゲンドウから少し褒められただけで舞い上がったりして愛に飢えている)。
ただ、後述しますが、彼はそのような精神的な弱さをもちつつも非常に行動的で信念を貫く一面も持っています。
碇シンジの神経症的傾向は「高い」と結論していいでしょう。
シンジは強い!
上述したように、碇シンジはおそらくHSPだし打たれ弱い性格をしていると思われます。
ただ、その一方で絶対に自分で決めたことを譲らないという一面も持っていますね。
この様な一面は主に彼の倫理観の高さによるものではないかと個人的には思っています。
例えば、暴走状態の参号機に殺されかける状況下にあって、「人を殺すくらいなら殺される方がいい」と人の殺害を拒否するほどに倫理観が高い模様。
彼は確かに精神的に打たれ弱い特性を持っている反面、逆境に強い特性も持っています。
それが倫理観の高さであったり、彼の「逃げちゃダメだ」のセリフからうかがい知れるように恐怖から目を背けないという特徴です。
そして、彼はさまざまな苦境に直面しつつもそれを乗り越えつつ進んでいます。
確かなことは言えませんが、最終的に物語が完結するころには、PTSDを乗り越えたPTSG(急性ストレス障害後成長)の境地に至る可能性もあるんじゃないかなって思いますねえ。
PTSGの境地に至ると、ちょっとやそっとでは動じない強靭な精神力の持ち主になります。
まあ、彼の自尊心の低さが今後どうなるのかってことも非常に重要でしょうが、、、。
まあ、碇シンジのことを一概に「精神的に弱い」とは言えませんね。
逆境に強くなる習慣や逆境に強い人の特徴について詳しくは以下。
おわりに
この記事は「エヴァンゲリオンの主人公「碇シンジ」の性格をビッグファイブで分析してみた」と題してお送りしました。
碇のシンジの性格はビッグファイブによると以下のようになると思われます。
- 外向性:低い
- 開放性(好奇心の高さ):普通
- 誠実性:高い
- 協調性:高い
- 神経症的傾向(不安の感じやすさ):高い
※多分HSPでもある
シンジ君は確かに不安を感じやすい性格であり、うたれ弱い性格であるといえるでしょう。
しかし、彼は強いです。
彼の追い込まれてもなお現実から逃げず、不安から目を背けず倫理的な指針を保ち続ける姿勢は彼に逆境に打ち勝つ力を与えているといえましょう。
碇シンジの性格は典型的な主人公像とは真逆に見えますが、彼の悩みながらも前に進もうとする姿はおそらく全ての主人公に共通するものなのではないかなって思いますね。
では!
参考
https://dic.pixiv.net/a/%E7%A2%87%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B8
参考記事等