心の傷は想像以上に深刻だが傷を乗り越えた先には大いなる成長がある

「わたしの友達に小さい時に大地震を経験して以来地震がトラウマになってしまった子がいるんだよね。小さな地震が起こるたびに発作的にパニックを起こしてしまうのよな。本当に見ててすごく大変そうだし何とかしてあげたいと思うんだよなあ、、、、。本当に過去のつらかった経験って人の人生に大きな影響を及ぼすよねえ、、、。つらたん。」

んー、そうよねえ、、、辛かった経験は人生に大きな影響を及ぼすよなあ、、、良くも悪くも。

オニギリス!

脱マンネリストのオニギリです!

今回もよろしゅう!!

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むとやくにたつよ
  • PTSDについて知りたい人
  • 過去のトラウマ等が人間心理にどんな影響を及ぼすかを知りたい人

誰しも生きているとイヤーなことってあるもんだし、その都度落ち込んだりモヤモヤしたりするもんだと思います。

ただ、その嫌な事の衝撃が大きすぎると大きな心の傷となり、後々の人生で苦しむことになってしまうこともありますね。

心の傷は切り傷等とは違って目には見えませんけども、とってもこわいもんなんですねえ。

今回は心の傷が人の心理に与える影響について考えてみたい次第。

では、ゆるりとおおくりします。

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PTSDってなんぞ?

PTSDって結構耳にする言葉ですが、その詳細を知っている人は実はあんまりいないんじゃないかと思います。

PTSDとはPost Traumatic Stress Disorderの略であり、日本語訳すると「心的外傷後ストレス障害」のことです。

PTSDとは端的にいうと、「過去の怖かった経験によってできた心の傷(トラウマ)が様々な症状を引き起こすもの」ですね。

ここでいう恐怖体験には例えば以下のようなものがあります。

  • 自分でどうにもできない強い力に支配される(虐待、いじめ等)
  • いのちの危険を感じる(災害、事故等)

そして、PTSDによって生じる症状には以下のようなものがあるといいます。

  • 突如として、つらい記憶がよみがえってきて情緒不安定になる
  • 常に神経が張り詰めイライラしたり警戒心が強くなりすぎる
  • つらい記憶を呼び起こすような場面を避けようとするようになり、社会生活が困難になる
  • つらい記憶に苦しむことを回避するべく、自分の感情や感覚が麻痺して他人に対して心を許せなくなる

なお、上述のような経験をしたら誰もがPTSDになるわけではないです。

例えば、あの東北の震災にあってPTSDになった人もいれば、ならなかった人もいるでしょう。

さて、ここで誤解してほしくないことですが、PTSDになる人は「決して心の弱い人ではない」ということです。

実は、どんな人がPTSDになりやすいかについてはわかっていないんですね。

つまり、いうなれば「誰でもPTSDになる可能性はある」といっていいでしょう。

自分が心の傷をいつまでもひきずっていたとしても、それ自体を責める必要は全くないですね。

自分には思いやりをもって接したいものです。

参考記事等

PTSDを乗り越え先には成長がある?

PTSDは心の傷によって上述のような苦しみが生じることですが、PTSDになるようなつらい出来事を経験した後に精神的に強靭になるという場合もあります。

そのような現象をPTSG(Post traumatic growth)、心的外傷後成長というんですね。

このPTSGによって、つらい体験をする以前とは比較にならないほどの強い精神を獲得し、人間的に成長するんです。

PTSDによって変化する具体的なものには以下のようなものがあるといいます。

  • 自信やスキルの向上
  • 死への態度が変化する
  • 人間関係の重要性の認識
  • 生に対する感謝の念の向上
  • ライフスタイルの変化
  • 新しいもの事への関心

以上からわかるように、傷ついてそこから立ち直ったことで以前より人生に対してより肯定的、ないし前向きに取り組んでいこうという姿勢が増しているといえるでしょう。

ある意味で心は筋肉と似ていますねえ。

筋肉も筋トレして破壊されて(厳密に言うと破壊とは言えないかも)それが超回復、つまり以前より強くなるってことしてますからね。

そう考えると、「心も筋肉みたいに鍛えれば強くなる」のかもしれません。

なお、このPTSGの歴史上の事例としてはフランクルさんという医師が第二次世界大戦中に強制収容所を生き残ったというものがありますね。

この凄絶な体験は彼の著書「夜と霧」で知ることができるので、一読しておくことをおすすめします。

何か新しい人生における気づきや生きる意味を得るきっかけになるかもしれませんよ?

なお、彼により開発されたロゴセラピーもこの「生きる意味」に関わるものです。

少々長いですが、気になる方はこちらからどうぞ。

参考記事等

PTSDかもしれないな?と思ったら相談しよう

上述したPTSDの症状はつらい体験の直後には多くの人が経験するものですが、事故や事件から数か月程の間に自然治癒しない、むしろ悪化する傾向があるならPTSDの可能性を考えてPTSDに理解にある専門家に相談するのがいいですね。

なお、PTSDの治療に当たっては薬物療法の他に以下のようなものがあるといいます。

  • 持続的エクスポージャー法(トラウマになった場面をあえて想像する)
  • 眼球運動脱感作療法
  • 認知療法
  • グループ療法

おわりに

この記事は「心の傷は想像以上に深刻だが傷を乗り越えた先には大いなる成長がある」と題しておおくりしました。

心の傷がもとになって生活に支障が出る事はありますし、それは傷を受けた直後であれば普通のことです。

しかし、それが長期にわたって続くようであればPTSDかもしれません。

その場合には早めに専門家の元へ行って治療を受けることをおすすめします。

そして、心はある意味で筋肉と似ており傷つくことでより強くなっていく可能性がありますね。

あなたが人生で負った傷は汚点ではなく、それは紛れもなくあなたの人生の糧。

いや、むしろ糧にできるので傷を負ったら積極的にとらえてみてもいいのかもしれません。

すこし、むつかしいですが、、、。

最後に逆境に強い人の特徴についての記事置いておくので何かの参考にしてくださるとありがたい限りです。

では!

参考

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_ptsd.html#:~:text=PTSD%EF%BC%88Post%20Traumatic%20Stress%20Disorder,%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/saigai/2011sanrikuoki_eq/posttraumaticgrowth.html

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