褒め言葉が全部嘘に聞こえる人には褒めるよりも期待を示そう

今回は以下の様な方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ

・褒め言葉が全部ウソにしか思えない人
・褒められてもお世辞にしか聞こえないといわれた経験から、褒め言葉を素直に受け取れない人にどう対応していいか困っている人
・褒められても素直に喜べない人
・話しのネタが欲しい人等
・褒められ慣れていない人

「褒め言葉がウソに聞こえる」という人は結構いるものです。

わたしもそういった人は沢山見てきましたがら、褒め言葉を受け取れない人への対応にはそこそこたけている自負があります。

そこで、今回は「褒め言葉を素直に受け取れない人にどう接したらいいのか」について提案してまいりたいと思う次第。

そして、あわせて「褒め言葉を素直に受け取れない人はどうしたら素直に受け取れるようになるのか」についても見てまいりたい。

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では、ゆるりとおおくりします。

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褒められても素直に喜べない人は自尊心が低い

褒められてもそれを素直に受け取れない人は、得てして「自尊心が低い」です。

自尊心が低いと、「すごいじゃん!」と褒められても「いや、こんな私がそんなに評価されるはずはない。きっと、下心から言っているんだ。何か裏があるんだ」等と思ってしまいます。

褒められても「自分はそんな評価に値しない」と思ってしまう訳ですね。

そして、よくある誤解に「客観的に見て能力が高い人は自尊心がみんな高いから褒められたらうれしいんだ」というものがあります。

自尊心とは、「ありのままの自分を受け入れる感覚」ですので、「褒められてそれを素直に受け取れるか」と「客観的に見て能力が高いか」は全く別です。

例えば、どんなに凄い才能をもつ天才的な学者であっても天才的なマーケッターであっても、自尊心が低いことは大いにありえます。

例えば、いくら才能があっても「こんなんじゃだめだ!もっともっと成長せねば!もっと成果をあげないと自分はダメなんだ!」というある種の自己否定を動機として努力しているとしたら、努力しているせいで自尊心が低下しているなんてこともあるかもしれません。

以前取り上げた「いつか自分の無能がばれてしまうのではないか」と思ってしまうというインポスターシンドロームもこれにあたるでしょう。

インポスターシンドロームについては以下参照。

素直に褒め言葉を受け取ってくれない人には、正直困ってしまいますよね。

「すごいなあ」といっても、「何?嫌味?」とか「は?バカにしてんの?」みたいな敵意を向けられることもしばしばあるため中々取り付く島がありません。

わたしもなれない頃は素直にほめてひんしゅくを買う事を結構経験してきましたから、そのめんどくささというものは痛い程分かるつもりです。

まあ、本当大変ですよねえ。

褒められてもそれを受け取れない人にはただ話を聞き期待をかけるのがいい

褒め言葉を素直に受け取ってくれない人への対応は、互いの信頼度合いと受け取る側の自己否定の強度によって変わってきます。

ただ基本的には「相手のいいところを具体的に指摘して迷わずに本心から褒めきる」という事になるでしょう。

変に「褒めようかどうしようか」みたいな態度を出すと、「やっぱり何か企んでいるな」と思われてしまいます。

ここで「しっかりと褒め切る」ためには、そもそも「本心からその人のいい部分を認める」という事が必要になるので好奇心を高めて相手のいいところをみれるようになっておく必要があります。

好奇心の高め方については以下参照。

しかしこの方法をもってしても、かなり自己否定の強い人には結構な確率で逆効果になってしまうでしょう。

あまりに自己否定が強い人に対しては、「今のいいところを褒める」のではなくて「今はそんなに明らかになっていないけど君は本当は凄いんだ」みたいな期待をかける言い方をするといいです。

例えば、自分のコミュニケーション能力に自信がない人がいたとしましょう。

ただ、その人は観察力が高かったとします。

すると例えば、褒める側としてはコミュニケーション自体を褒めるのではなく、「観察力の高さがどうコミュニケーションにおいてプラスになるか」に少し言及したうえで「絶対コミュニケーション上手くなるよなあ」って感じで期待をかけるという事になるでしょう。

この例はあまり適切でないかもしれませんけど、大体こんな感じです。

そしてもう一つ重要な事は、一度褒めて

「いや、絶対そんなことはない」等と言われたら、

「どうしてそう思うのかちょっと気になるなあ。なんでそう思うのか少し聞かせてくれん?」

みたいにいって具体的に何があってそう思ったのかを聞いてみるといいですね。

相手の心理的背景がきちんと理解でき相手との間に一定の信頼関係が築ければ、その信頼関係の力によってかなり褒め言葉が相手の心に通り安くなります。

いままで、心の表面をなぞるだけだった褒め言葉が心の奥深くへとしみこむようになるってわけです。

どうしても、褒め言葉を受け取ってくれない人には、信頼関係を築いて褒め言葉の心への浸透度をあげていくしかありません。

その為には、人の話をシッカリと聞く傾聴(けいちょう)のスキルが不可欠なので、以下の記事を参考に傾聴スキルと身に着けてみてくださいませ。

自分が自分を褒めてあげられるといいのよね

褒められてもそれを素直に受け取れない人の心の奥底には、「自分は褒められるに値する人間じゃないんだ」といった強い自己否定の気持ちがくすぶっています。

この気持ちの根源は、実にさまざまで一概に「その原因は~です」等と断言することはできません。

しかし、「自分の人生における最大にして最強の味方は自分以外にない」という事だけは断言できます。

それは今後も変わりません。

どんなに周りの人が見放そうとも、「自分だけは自分を見放してはいけない」んです。

自分が自分の一番の見方であり協力者でありよき理解者なのですね。

自分が自分を否定してしまったら、困るんです。

ただ誤解してほしくないのは、これは「自分の内に閉じこもれ」とか「他人より自分を信用しろ」といった人間不信を加速させようという事を言っているわけではありません。

自分の足りないところも自分のいいところも含めて自分というものを受け入れる事ができるようになって初めて、「他人からの言葉や他人のありのままの姿を受け入れられるようになってくる」という事が言いたいのです。

例えば、「優柔不断な自分が嫌だ」と思っている人がいたとしましょう。

このような心理だと、得てして「優柔不断な他人を見ているとまるで自分の嫌な所をまざまざと見せつけられているような気分」になって攻撃したくなる事があります。

心理学でいうところの投影というやつです。

自分の嫌な所を他人の中に見つけると、どうも否定したい気持ちに駆られるってことですな。

自分の嫌な部分を許せないようだと、他人の嫌な所も許せないってことになりがちだってことです。

しかも、自分の嫌な部分を素直に受け入れられない人は、「自分のいい部分についても受け入れられない傾向が高い」と言えます。

自分に寛大になれないと、他人にも寛大になれなず「他人から褒められても素直にその言葉を受け入れられない」事は多いといえるでしょう。

人からの褒め言葉を素直に受け入れられない人は、「自分のいいところを自分でも受け入れられない人」です。

なので、自分の嫌な部分もいい部分も含めて受け入れられる感覚である自尊心を高めていくといきましょう。

自尊心を高めるためには、以下の記事を参考にしてみて下さいな。

まずは、自分への思いやりである「セルフコンパッションを高める」ようにしていきましょう。

おわりに

この記事は「褒め言葉が全部嘘に聞こえる人には褒めるよりも期待を示そう」と題しておおくりしました。

褒め言葉が全部嘘に聞こえてしまう人は、自尊心が低い場合が非常に多いです。

褒め言葉を受け取りにくい人には、単に褒めるだけでなく「相手の長所を示したうえで期待を示す事」や「信頼度を高める事」を意識していくといいでしょう。

なかなか、自尊心が低い人への対応は難しいところがありますが、頑張っていきたいものです。

では!

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