今回は以下のような方に向けておおくりします。
・シンデレラコンプレックス(シンデレラ症候群)について知りたい人
・話のネタが欲しい人等
・シンデレラコンプレックスから脱して恋愛等を上手くいかせたい人
「いつか白馬の王子さまがあらわれて自分を幸せにしてくれるんだ、、なんて事を何も努力しないくせしてマジで信じている女性っているのな。自分から何か努力してるならともかく、何もせずにそんなこと言っているとしたら正直あきれるほかないよな。」
ふむ、まあね。
どうにも都合よすぎな気はするっちゃするな。
オニギリス!
脱マンネリストで心理カウンセラーのおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「シンデレラコンプレックス(シンデレラ症候群)」理想には自分から近づこう」という話です。
割と女性の中に「いつかどこからか白馬の王子様があらわれて自分を幸せにしてくれるのだ」みたいに、随分とご都合主義的な考えに浸っている人たちがいるようです。
よくいえばロマンチックだけど、悪く言えば非常に他力本願な考え方ですね。
この考え方をしていると、恋愛にせよ人生全体にせよあんまりうまくいく気がしませんねえ。
やはり自分から動いて自分の手でつかみ取るのを基本にしないと何も状況は変わらないと思いますな。
なお、コンプレックスの本当の意味も含めコンプレックスを概観してみたい人はリンクからどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
目次
シンデレラコンプレックス(シンデレラ症候群)とは何なのか?
シンデレラコンプレックス(シンデレラ症候群、シンデレラシンドロームとも)とは、アメリカの女性作家コレット=ダウリングさんによって1981年に提唱された概念です。
その言葉の意味するところを、ダウリングさんは自著において
「「他人に面倒を見てもらいたい」という潜在的願望によって、女性が「精神と創造性」とを十分に発揮できずにいる状態」
と表現しているといいます。
んー、ちょいと分かりにくい!
ということで、シンデレラコンプレックスとは凄く単純化して言うと、
「童話『シンデレラ物語』の主人公シンデレラのように苦労をしていてもいつかは素敵な王子様が登場するだろうと思い自分の人生を王子にまかせて守られたい」
等と思っている心理的状態のことです。
まあすごく俗っぽい言い方をすると、「イケメン高スペック男子に養ってほしい」という感じでしょうか。
うん、いわゆる「勘違い婚活女」といわれる女性たちのイメージですなあ。
こんな他力本願な考えでは例え運よくイケメン高スペック男性と結婚できても関係が長続きしそうにありません。
事実、相手に幸せにしてほしいと思って結婚すると破局する確率が高くなるという調査が存在している模様。
ダウリングさんによるとシンデレラコンプレックスに陥っている女性は、幼い頃から女性の幸せは男性により決定されると考えシンデレラのように理想を追い求めるも、主婦をやっているうちに自主性を見失って結果的に夫に依存し自由と自立を捨ててしまうといいます。
「白馬の王子があらわれて自分を救ってくれる」という心理は女性の自立を阻む要因の一つとなってしまっているというわけです。
シンデレラコンプレックスに陥る原因について断言することはできませんが、親の育てられ方が影響している可能性があるといえるでしょう。
ちなみに女子学生の場合、多様な人生の展望があることもあって、その時点ではシンデレラコンプレックスも独立と依存の二重性を持つことが明らかになっているそうです。
そして裕福な家庭で育てられた女性や高学歴の女性に、このような無意識の依存欲求は多く見られるとされる模様。
つまり有能で仕事ができて社会的に自立している反面、他人に依存したいという潜在的な欲求が強いということになりますね。
参考
The Cinderella Complex: Women's Hidden Fear of Independence. Simon & Schuster
シンデレラコンプレックス(シンデレラ症候群)の治し方について考える
シンデレラコンプレックスの原因について、「原因はこれとこれとこれだ!」なんて断言はできません。
なので「こうすればシンデレラコンプレックスから脱せられる」等と断言することは到底できませんね。
そのため、シンデレラコンプレックスに陥ったまま一生を終える人だっているかもしれません。
しかし、ほぼ確実に状況が好転するであろう発想の転換は提案できるでしょう。
それは「自分が何をしてもらえるか」を重視する思考から「自分が相手に何をしてあげられるか」を重視する思考に転換するという事です。
シンデレラコンプレックスに陥ると、依存心が肥大化して自立できなくなります。
相手に依存しすぎるという事は、「自分が相手に何ができるかを考えず、何をしてもらうかばかりを期待する」という事です。
健全な人間関係を築きたいのであれば、「お互いに与え与えれのバランスをとる」のが大事となりますから、「自分が与えてもらう事」ばかり考えていると早晩関係は破綻してしまうでしょう。
心理学的には、「親切にしてほしかったら自分から親切にする」のが妥当です。
なのでシンデレラコンプレックスに陥っている人は自分自身が「何をしてもらえるか」ではなく、「自分が相手のためにいったい何をしてあげられるのか」といったことを重視するようにしていくといいといえます。
当ブログにて何度も言っているように、よく与えるものはよく与えれるって感じですわね。
ただ「自分の負担にならない範囲で」という事も忘れずに。
ここを誤ると、自己犠牲を強いられただ搾取されるなんて結末が待っていますのでね。
最後に、一応参考までに良好な人間関係を築くのに資すると思われる記事をおいておきます。
おわりに
この記事は「「シンデレラコンプレックス(シンデレラ症候群)」理想には自分から近づこう」と題しておおくりしました。
シンデレラコンプレックスとは非常に簡単に言うと、
「童話『シンデレラ物語』の主人公シンデレラのよう
に苦労をしていてもいつかは素敵な王子様が登場するだろうと思い自分の人生を王子にまかせて守られたい」
等と思っている心理的状態です。
このように「相手が何をしてくれるか?」ばかりにフォーカスしたのでは、健全な人間関係を構築することは著しく困難でしょう。
「これをすればシンデレラコンプレックスから脱せられる」とは断言できないものの、「自分が相手のためにしてあげられるか」といった事を重視するようになることで状況はかなり好転すると思いますよ。
それは間違いないでしょう。
ただ無理はなさらず。
では!
参考